六面世界に転生!?   作:アイシャ大好き

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不死魔族…?

 誕生日の翌日。

 

 俺は買って貰った魔術教本を使い、

 いくつかの魔術を覚えた。

 

 これで初級魔術は、全て無詠唱で使えるようになった。

 

 次は中級を覚えたいが家の中では使えない為、

 冬が明けるまではお預けだ。

 

 そして最近知ったんだが、オースティンは剣神流と北神流が上級の、剣術の天才らしい。

 

 俺にも才能あったらいいな。

 

ー

 

 7歳になった。

 

 最近は村の中を歩くようになったが、田舎すぎて何もない。

 あるのは少しの民家と畑だけだ。

 

 そのせいで同年代の子供がいなく、友達が存在しない。

 

 この村の人口は50人ほどで、

 8割型が老人だ。

 

 その為、若いオースティンが魔物を倒したり、雪かきをしている。

 

 もちろん、俺も手伝う事が増えた。

 

 この辺の魔獣はD級相当。

 群れない限りは俺でも簡単に倒せる。

 

 魔術だが、魔術教本のおかげで攻撃魔術は全て上級になった。

 治癒と解毒も中級まで使えるようになった。

 

 最近はオースティンに剣術を教えて貰っている。

 

「もっと、右手に力をいれて振れ!」

 と、いつもより厳しいが、教えるのは上手い。

 

 そのおかげで剣神流と北神流が下級になった。

 

 だが魔眼に眼帯を付けてる為、立体的に敵を見ることができず、そこで遅れをとる。

 

 そういえば、オースティンは何歳なんだろうか?

 

 俺の産まれた時から、見た目が10代から変わっていなんだよな。

 

 俺は剣術の休憩時間に聞いてみることにした。

 

「父さんって今何歳なんですか?」

「俺の年齢か、今年で大体70歳ぐらいだ」

 

 ん…?

 70歳……だと?

 

「本当に70歳ですか?」

「そうだぞ、言っていなかったか?俺の曽祖父が不死魔族だからな」

 え…そうなの?

 

「僕にも入っているんですか?」

「そりゃそうだろ」

 だから怪我が治るのが早いのか。

 

「でも、慢心するなよ。人族の血が濃いから、いつかは寿命も来るし死ぬからな」

 

 いつかは死ぬのか…。

 

ー

 

 9歳になった。

 

 努力の結果ついに重力魔術を使えるようになった。

 

 重力魔術は只々楽しい。

 物を浮かせたり、自分を浮かせたり。

 

 そして雪かきが楽になった。

 

 雪を上に持ち上げて、

 そこに火球弾を撃ち込むだけで雪を溶かす事が出来るようになった。

 

 魔力総量はまだまだ増えるようだ。

 上級程度であれば100発程撃っても魔力が空になる気がしなかった。

 

 また剣術も剣神流が上級、北神流が中級になった。

 

 俺は闘気が纏えるようで安心した。

 

 闘気は思った以上に凄かった。

 通常の人間じゃ出来ないような動きが簡単に出来るようになる。

 

 そして最近、魔眼を完璧に扱えるようになった。

 

 眼帯が無くてもしっかりと過ごせるし、戦闘も出来るようになった。

 

 これで魔眼のせいで、遅れをとる事は無くなった。

 

ー

 

 10歳の誕生日になった。

 

「『誕生日おめでとう』な!」

 

 五年前と同じように祝われた。

 

 そういえば、今回はまだ何がプレゼントで貰えるか聞いていないな。

 

 プレゼント貰えるよな…?

 

「オーディン、プレゼントだ」

 オースティンからプレゼントを渡された。

 

 中身は剣だった。

 

「父さん、剣をありがとう!」

「喜んでもらえてよかった。この前、町に行った時に買った剣だ」

 

 その後はディアンの作った料理を楽しく食べた。

 

 そういえば一つ聞きたい事があったんだ。

 

「父さんと、母さん」

「何だ。オーディン」

「どうしたの?オーディン」

 俺は一つ質問を投げかける事にした。

 

「父さんと母さんはどうして結婚したんですか?」

 ここまで種族の違う2人が結婚した理由が気になっていたのだ。

 

「何だそんな事か、あれは確かディアンが、30歳の時だから……30年ぐらい前か」

「そうね、そのぐらいだったわね」

 

 そんな昔まで遡るのか。

 

 いや、2人とも長寿の種族だしそんなもんか。

 

「あれはフィットア領転移事件の時ね。私は魔大陸に飛ばされたのよ」

 転移事件に巻き込まれたのか可哀想に。

 

「そこを俺が助けてな。そのままディアンが猛アタックしてきたんだよ」

「そうだったわね」

 ディアンの方から好きになったのか。

 

「それで俺は折れて結婚したんだよ」

 思ったより美しい恋愛で意外だった。

 

「へぇそうだったんですか。意外でした。」

 そんな事を話して誕生日は終わった。

 

ー

  

「時にオーディン」

「何ですか?父さん」

 ある日の夕飯の時オースティンから呼ばれた。

 

「あのな、お前これからどうしたい?」

「これからとは…?」

 

「贔屓目無しでも、お前の魔術は凄い。魔法大学にでもいくべきじゃないかとな」

 学校にか、行く気が起きないな。

 

「僕はこのまんま、この村に居たいです」

「そうか、変な事を聞いたなオーディン」

 この村にまだ俺は居たい。

 

 寿命も長いし、まだ焦るべきでもないだろう。

 

 そんな俺だが、魔術をついに水王級まで使えるようになった。

 

 魔術教本に載ってはいなかったが、前世で詠唱を覚えていたおかげで習得出来た。

 

 また同時に『電撃』も使えるようになった。

 

 剣術も北神流が上級になった。

 

 最近はオースティンにも剣術だけで戦っても勝率が五分五分ぐらいになってきた。

 

 魔術も使えば負ける気はない。

 

ー

 

 時が流れるのは早く俺は13歳になった。

 

 最近は1人で魔物の狩に出ている。

 

 だが最近はCやB級の魔物が出るようになってきた。

 もちろん負けはしないが、倒すのに時間がかかるようになってきた。

 

 今日も今日とて、森に魔物の狩に行っている

 

「今日も多いな…」

 俺はそんな事を呟きながら、魔物を倒していた。

 

「あれは…?」

 森の奥にラスターグリズリー群れが見えた。

 

 そしてその群れに囲まれている人影が見えた。

 

 俺は急いでラスターグリズリーの所に向かった。

 

 近づいてみた所、数は20匹ほど居た。

 その真ん中に人と犬のようなものが居た。

 

 俺はグリズリーの下に泥沼をつくり、ストーンキャノンを出した。

 

 スートンキャノンは半分ほどのグリズリーに命中した。

 

 だが半分のグリズリーはかすっただけで生き残っている。

 

 電撃を使いたい所だが、直ぐそこには人がいる。

 

 ちょっとでもミスったら、当たってしまう。

 

 あれを使うか…。

 

 俺は重力魔術で真ん中に居た、人と犬を持ち上げた。

 

「えっ…!」

 助けた人の声が聞こえた。

 

 俺はそのまんま俺の所まで持ってきて、人を抱き抱え。

 片手で犬を重力魔術で浮き上げ走って逃げた。

 

 人は体が小さく、片手で持てたのが助かった。

 

 俺は安全な所で止まり、人と犬を降ろした。

 

「ありがと…」

 助けた人の声が聞こえた。

 

 どんな人だろうか…?

 フードを被っていてよく顔が見えない。

 

 声的に女性ではありそうだが…

 

 俺はフードを被っている、人の顔を覗き込んだ。

 

 その人は、髪が青く、童顔で、原作で何度も見たことある顔だった…。

 

「ロキシー……!?」

 俺はその名前を叫んだ。




オーディン

 北方大地の村ガルンに甲龍暦435年に産まれた。
 今時点の見た目は、身長155センチほどの美少年。
 目は赤く、髪は茶髪。
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