クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
そしてアンジュやヒルダの扱いも酷すぎます!!
特に、性格も考え方も真っ直ぐでよどみも無いミスティ・ローゼンブルムは愛されるキャラなのに、残念で仕方がありません。
そこで、原作以前よりオリジナルストーリーを加筆・創作して、主人公で日本人のリデル・田中はミスティ・ローゼンブルムらと共に、ノーマの解放、そして世界を救う戦いを描きます。
「マナを扱えることが普通の人間の絶対条件」とされている世界は、実は「ドラゴンをころし、中のドラグニウムをアウラに与える」ことで動く原始と同然の社会だった!!
そして、そのマナには人間を洗脳して愚民化、痴呆化する機能なども持ち合わせていた!!
経済や社会の破綻を立て直すために、最先端とみられた情報や金品の送信技術である「マナ」を導入した世界の一部の国や地域では、急速に社会の混乱から立ち直っていたかに見えた。
「マナ」を導入した一部の国や地域では貨幣経済は補助的なもの、遅れたものと見做される一方、個人一人一人の意思の疎通や誤解がなくなったとして平和になると、宣伝されていた。
しかし、それは、70年余りで破綻・崩壊した旧ソビエト連邦のように、只の偽り、幻想そのものだったのだ!!
マナを導入した国や地域では、マナを使用出来ない人間が出るので、それらを「ノーマ」として社会から排除する「民族純化」「民族浄化」とも言える、人種差別的で組織的な排撃や迫害を行い始めた。
特にミスルギ皇国、ガリア帝国、エンデラント連合では、ノーマの逃走やノーマを庇う者には容赦なく、発砲や射殺すら容認されていた。
これは、後にマナを導入した国家や社会の崩壊を招いた種を、自ら撒いたことになったのだ。
一方、マナを使用しない世界の大部分の国家や地域では、連邦化した日本を中心にまとまり、新型エネルギーである核融合や反物質、プラズマ、重力制御等の先端技術を駆使した、マナを上回る全く別の情報や金品の送信技術「Jモード」を開発、マナのエネルギー機能の全やその原理なども解析して、マナの危険性や非人道性を啓蒙し始めた。
更に、宇宙開発にも積極的に乗り出し、世界や宇宙の生命の多様性を証明する意味もあり、多くの異星人とのコンタクトや各国首脳との会談も実現させ、地球にも「パラレルワールド」の存在の証明やサラなどのドラゴン族との交流すら開始していた。
都合の良いことに、「Jモード」は「マナ」よりも遙かに効率的で、かつ安定性も高く、携帯電話やスマートフォン、PCを扱うような感覚で使用出来ることや、水素エンジンや常温核融合、公共の電力などとの互換性にも優れているものだ。
また、「マナ」の世界を操る「円鰤夫(エンブリヲ)」が作り出したような「ドラゴンをころし、中のドラグニウムをアウラに与える」こともなく、危険なドラグウムを使用することもないので、「マナ」や「円鰤夫(エンブリヲ)」の画像転送会話システムですら、妨害・阻止できるものだ。
このような世界の情勢の中、当然のことながら、マナを使用しない世界の大部分の国家は連邦化した日本を中心に、マナを使用している国や地域によるノーマの迫害を厳しく非難し、かつて南アフリカ共和国で行った「アパルトヘイト(人種隔離政策)」の再来への戦いとして、古の民やノーマ逃亡者の受け入れ、亡命政権の樹立、アルゼナルの支援にも乗り出した。
その成果の一つとして、日本は「ローゼンブルム王国」を「日本連邦」の一部にすることに成功した。
これは、現在のフランスに囲まれたモナコ公国、イタリアに囲まれたバチカン市国やサンマリノ共和国のように「事実上の自治領」にすることに成功したとも言える快挙で、王権を事実上、権限を剥奪・棚上げした上で国王や国民は日本に忠誠と帰属を誓うことになった。
「ローゼンブルム王国」が「日本連邦」の一部になった年、主人公で日本人の田中とミスティ・ローゼンブルムは誕生し、ノーマの解放、そして世界を救う戦いの物語は始まることになる。
物語の導入部は、『マナを採用する国や地域 VS 日本をはじめとする世界の大部分の国家』という対立構造を浮き彫りにしました。
原作に描かれているマナの社会は、どうしても「クレジットカードやビットコイン」の電子社会に、「金融資本主義的な価値観」と「情報統制」がセットになったような社会に、筆者は見えます。
原作は、敢えてそのような世界観を示すことで、作品を作られた方々の「将来を真剣に考えて欲しい」との訴えを感じずにはいられず、筆者は僭越ながら、このような2次小説を書かせて頂こうと決心しました。
普段はお堅い内容の文書を書いていますので、重苦しい面や乱文などがあろうかと存じますが、ご意見やご感想を頂ければと存じます。
次回は、主人公で日本人のリデル・田中とミスティ・ローゼンブルムについての内容を中心に、ストーリー上の演出を交えながら書かせて頂きます。