クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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今年のアニメは、「ラブライブ!」から派生したスクールアイドル第2弾、「ラブライブ!サンシャイン!!」にて、Aqoursの活躍を描くアニメが夏から放送される予定です。
「クロスアンジュ」は、2期や映画化、新DVD化もうダメですかねえ。
筆者としては、何でも良いので作って頂きたいのですが。
同人誌ですら、「クロスアンジュ」はほとんど制作されない悲しい現実がありますから。


大統領に就任した主人公達の活躍は続きます!!
今回は、宇宙からの異変への対処で変革を迫られる中、様々な視点や分野で地球社会の矛盾が噴き出すことを描きます。



第100話 大いなる宇宙からの変革に地球社会の矛盾が噴き出す

2130年2月17日、午前5時。

場所は東京、大統領府の大統領官邸の寝室。

昨日の大動乱の一件から一夜明けた。

 

目が覚めて、ふと、考えた。

私が大統領に就任してから1ヶ月も経過していないのに、どうしてこうなるのだろうか??

私の過去世の実績が良くなかったから、今世がこのようになっているのか??

反省しなければならないことは反省しなければ。

何をおいても、因果応報。

善因善果、悪因悪果だ。

 

 

まずはともかく、宇宙からの異変への対処で変革を迫られていることは間違いない。

やれる事を進めなければ。

 

 

午前10時。

閣議の後、昨日の宇宙からの攻撃、特に「異次元アメーバー怪獣集団」に脅迫されたり操られたりして、我が方と交戦した「ドラク族の異次元種の種族」との交渉の方針や進捗について討議した。

アジア太平洋連邦や欧州連邦の大統領は勿論、ドラゴン世界の軍代表やサラ、ドイツのリィザ首相など、関係者が集まった。

 

私としては、基本的に双方ともに賠償の話は全く無し、として今後の協力関係や友好関係の形成に着手する方針を討議で明らかにした。

「ドラク族の異次元種の種族との一件は、既に周辺の銀河を含めて多くの宇宙地域を巻き込んでおります。

大宇宙の根本仏のご意志もあります。

ですから、繰り返しますが、本職としては基本的に双方ともに賠償の話は全く無し、とした上での交渉の方針で良い、と考えます。」

 

冨樫優国防総省大臣が発言した。

「軍としては、それで宜しいかと。

また、今回の戦訓を生かして、今後の訓練や装備、戦闘法などの改善を進めます。」

 

植村仁志外務大臣が、「ドラク族の異次元種の種族」との交渉の進捗について発言した。

「まずは先方の問題や今回の戦闘に関しての事情を伺っていますが、どうもかなり貧しい社会を形成していたようで、異次元の世界でも苦労を重ねていたようです。

そのために、今回の事件の主犯である、異次元アメーバー怪獣集団に対抗出来なかったと申しております。」

 

「どのような支援を求めているのですか??」

ケマル・縁部理桜(えんぶりお)財務大臣が質問した。

 

「やはり、財政・経済援助と技術支援、そして、異次元管理に関する支援が最優先です。

ある程度、他のドラク族と対等になった時点で、外交や防衛の面で更なる貢献をしたい、と先方は要望しております。」

植村仁志外務大臣が答えた。

 

「リィザ首相、サラマンディーネ様。

彼らに支援して大丈夫ですか??

ドラゴンの世界のように、きちんとコミュニケーションが取れる相手なのですか??」

アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領が尋ねた。

 

「彼らは、きちんとコミュニケーションが取れる相手です。

暴走されるよりは、支援してコンタクトを取り続けた方が宜しいかと存じます。

彼らは孤立する傾向にありましたから。」

リィザ首相は、そのように答えて支援に賛成する意向を示した。

 

「私もリィザ首相と同じ意見です。

支援するべきかと存じます。」

サラは、その名の通り、軽くサラッと答えた。

 

「では、今後とも植村仁志外務大臣の報告通り、彼らに支援をしましょう。

細部の交渉は、引き続き植村仁志外務大臣にお任せします。

支援金額は、これまでの平行世界であるドラゴンの世界への支援金や投資金額を参考にして頂いて結構です。」

私は、このように結論を出し、植村仁志外務大臣に指示した。

大規模な投資や支援が必要になる。

 

 

「今後とも、昨日のような出来事が発生すると見て宜しいのでしょうか??」

欧州連邦のアルベルト大統領が尋ねた。

アルベルトは危機感を強く感じる顔をしている。

隣に座っているヒルダも同じ顔をしている。

もっとも、私の隣に座っているミスティも同じような顔をしているが。

 

「あり得るでしょうね。

特に今回は、私達が住む大宇宙とは全く別の大宇宙からの襲来でした。」

宇宙連合の緊急展開部隊の司令官、雪直道・ドゴール氏は語った。

 

「時々、地球のカレンダー的に表現すれば年に数十回程度ですが、今回のような危険な事態は発生します。

完全な自然現象、例えば空間や時間の歪みや、ワープジャンプの誤差が重なることでも発生しますので、注意して下さい。

このような事態は近年増加傾向にあるので、今後も警戒や防衛体制の強化は念入りにお願いします。

 

地球は、それでも短期間の間に、平行宇宙や異星との交流を強化しつつ、急速に宇宙軍の増強などの強化を進められている方です。

正に銀河系の模範とも言える星です。

 

大宇宙を人に喩えれば、この地球は右目に当たるとか。

それだけ、大宇宙の根本仏から期待されているのでしょう。

ですから、今後とも皆様や地球の発展繁栄、成長が続くならば、本職としては基本的には心配していません。」

雪直道・ドゴール氏の暖かい励ましの言葉であった。

 

 

会議の最後に、異能力方面からの報告があった。

衛宮士郎と凛の夫婦での報告が、またまた厳しいものがあった。

 

「昨日の戦闘で、大宇宙の根本仏のご加護とご支援により撃破した「召霊魔法陣」ですが、その後の宇宙軍などの解析により、その大きさが10万光年を超える、正に銀河規模の大きさであったことが判明しました。

 

そして、そのエネルギー制御は、確かに異次元アメーバー怪獣集団が主に行っていましたが、サブコントロールは地球のある地域からされていました。

それは、スペイン、ポーランド、シリア、ウガンダ、北米東部、メキシコ、ボリビア、アルゼンチン、朝鮮半島南部、シンガポール、の10箇所です。」

衛宮士郎と凛の夫婦での報告により、参加者は、やっぱり、という顔をした。

ここは、「神がいない地域」なのだ。

つまり、「あの世」から指導する神がいない地域、つまり「ブラックエリア」であるので、そうなったのだ。

 

「早めに、何とかしないといけませんね。」

ドイツのアーセナル・シュワルツネッガー大統領が発言した。

 

「連中が結束して行動した場合、どうなる??」

アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領が尋ねた。

 

「連中は、軍事力や政治力でも私達などに対抗出来ないので、ついに大宇宙にも逆らって今回の破滅的な行動を行ったと理解するのだが。」

 

「あり得る事です。」

私は賛同した。

 

「ただ、私達が言えるのは、どのような戦いにも勝たなければならない、ということです。

公然、非公然の諜報戦や戦いも必要になってきます。

衛宮士郎と凛夫妻にお尋ねしますが、それらに対する有効な手段とは??」

 

「聖杯攻撃、宇宙規模の攻撃など、かなり霊的には規模の大きな攻撃が必要になります。

あと、裏系統の魔術系統の正当化処理なども必要でしょう。」

衛宮士郎が答えた。

 

「今までの戦闘や戦乱で登場した人造人間や巨大怪獣などの敵の中には、明らかに魔術的なものも混在していました。

竜牙兵などの幻想種や骸骨種、龍神兵などの風水種などです。

宇宙規模の大魔法陣のサブコントロール地域にも、その手のタイプが潜んでいるでしょう。」

凛が答えた。

 

「ふふふふ。

シロウに凛。

心配は無用です。

そのような輩など、宇宙規模で、私の剣で殲滅しましょう!!

人員が足りなければ、他の英霊クラスの人材、例えばイリヤやランサーなどを加えれば良いのです!!」

セイバーが不敵な笑みを浮かべながら過激な発言をした。

セイバーは、頼りになるのだが、言動が・・・・。(別の意味で怖い!!)

 

 

「この度の戦闘を受けた対応の結論は出た、と認識しておりますが。」

佐藤大助副大統領が発言した。

 

「副大統領の言われる通りですね。」

私は、この会議をその一言で丸く収めた。

 

「それでは、サブコントロールのスペイン、ポーランド、シリア、ウガンダ、北米東部、メキシコ、ボリビア、アルゼンチン、朝鮮半島南部、シンガポール、の10箇所の排除について、排除の交渉は、植村仁志外務大臣にお任せします。

 

聖杯攻撃、宇宙規模の攻撃、裏系統の魔術系統の正当化処理は、非凡な才能を持つ衛宮士郎と凛夫妻を中心に、異能集団を予備役や人脈を駆使して行って下さい。

 

その他の省庁や軍部隊などは、偵察や情報収集などを行い、しかるべき時に備えて下さい。

情報の公表については、タイミングを見計らいながら公開します。」

私は、このように判断した。

 

 

 

それから、地球の中での外交、宇宙との外交の駆け引きが開始された。

サブコントロールのスペイン、ポーランド、シリア、ウガンダ、北米東部、メキシコ、ボリビア、アルゼンチン、朝鮮半島南部、シンガポール、の10箇所の排除に向けて徹底的な偵察や調査、そして現地の政府などの協力を得られるかを探った。

 

その結果判明したことは、一部のオカルトマニアとテロ組織などの反政府勢力が「古代文明の復活」を夢見た行動が、宇宙規模の大魔法陣を作る手助けをしてしまったことが分かった。

何だ、そのようなとてつもない行動は!?

超古代文明の復活とは、アトランティス文明とか、マヤ文明とか、アステカ文明、インカ文明とか、・・・。

あのねえ、古代文明に回帰しても、良い事などがあるのかねえ。

全く無い、と思います。

宇宙時代が訪れていたことはなかったのだから。

 

更に驚いたことに、その背景には、2125年の「2つの大統領府秘書室長事件」があったのだ!!

私を含めて調査した結果、10垓円の資産を手にしたミュンヘン南部の鍾乳洞などの地下施設にあった聖杯が使用出来なくなったので、宇宙規模の「大魔法陣」を展開しなければならなくなった、という真相が明らかになった。

何と驚くべき事だ!!

これらも、「超ひも理論」「バタフライ効果」による成果なのか??

 

幸い、全ての地域において現地の政府などの協力を得られたので、敵のテロ組織などの反政府勢力や資金提供組織などからの取締や攻撃から開始した。

これらについては、「外患罪」「内乱罪」「テロ取締の関連法体系」の適用に加えて、軍隊の出動や憲兵隊による取締や逮捕を宣言した。

 

そして没収した資産が、何と100垓円!!

その多くは、異次元アメーバー怪獣集団が宇宙から持ち込んだ資金であったので、一旦は宇宙連合や銀河連邦などにお返しして、精査をして頂くことになった。

その際の活躍には、「デューク東郷夫妻」などの活躍で、「敵対勢力を機関銃で脅す」などの特殊工作もしていた。

 

敵組織の多くは投降した。

それでも抵抗したり戦闘の継続を宣言したりしている連中には、セイバーや衛宮士郎や凛などの「魔術的な特殊攻撃」や「デューク東郷夫妻」などの攻撃の的になっていった。

 

 

 

一方、植村仁志外務大臣が進めている、「ドラク族の異次元種の種族」との交渉については順調に進んだ。

 

2130年2月27日には、双方の間に和平協定が締結された。

「ドラク族の異次元種の種族」は、「カレン族」として命名され、当面はドラク族が面倒を見ることになった。

そして我が国とカレン族との間で通商代表や大使の相互交換配置も実現し、また新たなる平行世界のフロンティアが生まれたのだ。

そして、ドラゴンの世界が500年以上前に大戦乱を起こした後での復興事業のごとく、インフラ整備や学校、病院建設などの基本的な整備から開始し始めることになった。

 

 

 

2130年3月4日。

 

私とミスティ、アルベルトとヒルダの、それぞれの長男と長女が、私達が卒業した年齢よりも1年早く、ローゼンブルム大学付属小学校を卒業した。

 

そして、4月から宇宙医科大学校に入学することになったのだ。

今更ながらに、これで良かったのだろうか??と考える。

そしてミスティに話かけた。

 

「長男と長女は、これで良いのかな??」

 

「まあ、これで良いのではないかしら??

お互いの事があるようだし、ね。」

ミスティが、笑って、そう答えた。

 

アルベルトとヒルダも、同じような答えをした。

「心配ない。」

「子供同士がそれで良いならば、それで良いのよ」

 

 

お互いの事、とは、「私とミスティ、アルベルトとヒルダの、それぞれの長男と長女が、『クロスミスティ』『クロスヒルダ』の如く、それぞれ付き合っているのである!!

次男と次女も、同様だ。

あーあ、良いのかな??

もう、こんな事を心配しなければならない年齢になったのかと、私は感じる。

―――「ちょっとコーヒーブレイク その3」へのリンク―――

 

 

2130年のある土曜日の朝。

2130年3月5日。

 

何故か私の家の玄関のチャイムが鳴った。

「おはようございます。

何か、ネタはないでしょうか??」

恥ずかしい表情ながら、大手インターネット紙「JU-CAST」の高田純次記者と妻の高田さゆり記者が言った。

 

いつもの事ながら、特にこの2人は騒がしい人だ。

マスコミの関係者は、こうでなければ勤まらないのか??

私の家には私とミスティ、アルベルトとヒルダの両家族が一緒だ。

尋ねて来た2人を、私は家の中に招き入れた。

 

 

私は日本連邦大統領、アルベルトは欧州連邦大統領だ。

 

「欧州連邦の拡大問題のネタがあるでしょう。」

私が言った。

欧州連邦が、中近東欧州連邦になるか、欧州地中海連邦になるか、その加盟範囲などで深い議論や検討が進んでいる。

おそらく、欧州地中海連邦になるだろう。

 

「いやいや、南朝鮮やアジア太平洋連邦の問題のネタの方が面白いですね。」

アルベルトも、負けずに言った。

南朝鮮の日本連邦加盟問題、アジア太平洋連邦の拡大問題もある。

 

「どうする??

いっそのこと、『アジア太平洋・ユーラシア連邦』でも作ろうか??」

アルベルトが提案した。

 

「いいね、いいね。

その意見。

早速検討しようか??」

私が、アルベルトの提案に賛同した。

 

「こんな事で、重要な政策が決定されるとは、驚きだ!!」

高田純次記者と妻の高田さゆり記者が、本当に驚いて言った。

 

ミスティとヒルダが、その応答を聞いて、笑った。

 

「2人は、いつもこうですわ。」

ミスティが言った。

 

「良いコンビだわねえ。」

ヒルダが言った。

 

ああ、今日も朝が楽しく、そして美しい。

 

 

―――「ちょっとコーヒーブレイク その3」へのリンク 終了―――

 

 

 

 

 




後書き:

今回は第2部、大統領就任直後、大いなる宇宙からの変革を呼び込む、大事件により、地球社会の矛盾が噴き出すことを中心にまとめました。


宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は大統領になり、事実上、政治家のトップになった後、どのように実行していくのか??

私達が大統領に就任することで期待もますます膨らむ中、日本連邦や欧州連邦に加えて、新たにアジア太平洋連邦が規模拡大の方向に進み、それらの更なる拡大や目標達成に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??

次回は引き続き宇宙規模の戦闘から得られた、地球の矛盾を正す内容です。
まだまだ、多くの謎があります。
国際情勢も混沌としています。
そんな中での宇宙時代の到来ですから、一悶着あっても不思議ではありません。

次回をお楽しみに。
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