クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
いろいろ書き足りない点やうまく表現出来なかった面もあろうとは存じますが、ご愛読された皆様を失望させぬように、今後もしっかりと頑張りたいと存じます。
足りない部分は、別途、「外伝」?などで書くことも検討しております。
ご意見を頂ければ、幸いです。
大統領に就任した主人公達の活躍は続きます!!
今回は、主人公達の大発会の如く次々と新政策を打ち出す事と、アンジュなどとの絡みです。
ミスティが「クロスアンジュ」ゲームの中でも名前しか出ないとは・・・・。
もう、2次小説の世界でも冷遇されていますので、本作品だけでも主人公のヒロインにして良かった、と思う今日この頃です。
2130年4月1日。
新年度が始まった。
一応、日本連邦は「年度の始まりは4月」である。
欧州連邦とアジア太平洋連邦は「年度の始まりは1月」である。
現在、その2つのルールで動いている。
これも、経済危機などへの「バックアップ」体制のためなのだが。
さて、昨年度にはなるが、2130年2月16日の「宇宙規模の大魔法陣戦闘」と、その後の後始末は何とか3月中に終わったものの、軍改革や非常事態への更なる対応については、日本連邦大統領である、私ことリデル田中は、就任から2ヶ月が経過したので、これからが、本格的な腕の見せ所である。
今までは、文字通り「トラブルや過去の懸案の精算」だったのでね。
午前8時。
東京の日本連邦大統領府にて、朝の閣議が始まった。
ここには、拡大閣議ということで、欧州連邦のアルベルト・マンシュタイン大統領とアジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領らもご出席を頂いている。
「国防総省や大統領府で検討された、軍の改革案を以下の通り承認します。
・軍の装備編成などはそのままだが、新たに、統合軍や宇宙軍に優先配備されてきた「ラグナメイル」を他の軍種にも積極的に配備する。
・宇宙軍や統合軍のバックアップとして、陸海空軍や海兵隊、予備役組織や準軍隊などを活用出来るように、航空宇宙防衛のためのミサイル防衛網やテロ、ゲリラや特殊部隊対処能力の更なる向上を進める。
・陸軍の空挺部隊や空中機動部隊、などを中心に、「宇宙空間両用部隊化」を推進する。
(2008年頃から進んでいる、部隊の「ガンダム化」の一環)
・宇宙医科大学校などの「現役と予備役」の混合枠の増員や部隊強化する。
・昨年度までの戦闘などの教訓を第三者委員会を新設、情報聴取などの権限を与えた上で戦史として編纂すると共に、その教訓を組織や装備改編などに生かす。
・4月1日より新たに統合化された、フランス軍、北欧やバルト海沿岸のマーメイア連邦軍、南朝鮮軍の適切な運用と編成装備の日本連邦化や共同運用化を推進する。
これらを優先的に、今年度推進します。」
この方針は、昨年度の宇宙規模の作戦などがあったにも関わらず、あまり冴えない方針ではないか、との批判も一部のジャーナリズムからあった。
特に、大手インターネット紙「JU-CAST」の高田純次記者と妻の(旧姓:善永)高田さゆり記者が、閣議後の記者会見でこう突っ込んだ。
高田純次記者:
「何も斬新な事が決まっていないのですが??」
高田さゆり記者:
「4月1日より新たに統合化された、フランス軍、北欧やバルト海沿岸のマーメイア連邦軍、南朝鮮軍をどうされるのですか??
向こうの外務省や国防省でも何も言ってくれないのですが??」
私:
「(にこにこしながら)
現状では、私が就任する前の検討や調整で済んでいる段階である、という事だけです。
何も斬新な事が決まっていないとか、4月1日より新たに統合化された3ヶ国の軍をどうするか、などもそうです。
本日付けで動き出しましたので、今後、適宜修正や新しい政策を決定していきます。」
私は一応、無難な答えをした。
それには理由があった。
我が軍は、当面は閣議で決定されたこれらの事項の達成を急がなければならないのだ。
何故ならば、私達は次の「異変」を感じ、一部は察知していたからだ。
それに向けて、重点項目は重視して整備をしなければならない。
そして、その成果は意外にも早く結果が出たのだ。
その日の昼。
私とアルベルトが、阿倍野真三大統領を交えて「定例の会合などのスケジュール確認」をしていた時に、ミスティとヒルダが、こちらに突然駆け寄ってきた。
定期検診後の話かな??
「私達、また赤ちゃんが出来たの!!
それも、双子!!」
ミスティとヒルダが、双方ともに言った。
「ほう、それはまたまた目出度いことで。
おめでとう!!」
阿倍野真三大統領と、あけみ夫人が喜んで言った。
私とアルベルトは、もう、ただ驚いた!!
うーん。
第一線を退いて(?)、大統領に就任したからだろうか??
これで、私もアルベルトも、新たな双子を子供に迎えることになったのだ。
4月27日。
小学1年生(5歳)の時に私とミスティを狙った、ジェノヴァの「テロ事件」から、ちょうど25年目。
奇しくも、私とミスティとの間に生まれた長男と長女は、私達より1年早く4月から宇宙医科大学校に通っている。
この日から、私達夫婦を含めて、ジェノヴァに移動していた。
今日からしばらくは、欧州連邦政府の大統領府とミスティの実家、私の実家との往復だ。
(勿論、本音と建前の理由は違う)
「ねえ、今日は重要な日、ね。」
ミスティが、朝食時に話しかけて来た。
「うん、その通りだね。
ジェノヴァの「テロ事件」から、ちょうど25年目。
そして、君に大風呂敷を叩いた記念すべき日でもある。」
私は、そのように答えた。
私は、あの時、下校途中に遭遇した「大事故」で、無事に生きてミスティを守り切れたことで、大きな使命、そして公的な使命を感じた。
だからミスティに「医者だろうが、大統領だろうが、何にでもなってあげる。」と重大な人生の決意を固め、覚悟を伝えたのだ。
その時、本当に、ミスティは泣くのを止めて、明るくこう言ってくれたことに、今でも感謝している。
「ありがとう。私もリデルと同じ気持ちよ。」、と。
「今でも、あの時の言葉、『医者だろうが、大統領だろうが、何にでもなってあげる。』の言葉と決意には、いささかの変わりもないよ。」
私は言った。
初夏と言った方が良い季節柄だろうか、少々開放的な気分にもなる。
「あの時、一つだけ疑問があったのだけれども、話をして良いかな、ミスティ??」
私はミスティに尋ねた。
「どうして、あの時、音楽とかゆるキャラとか、ゲームセンターでのぬいぐるみとかに、あれだけ深い興味をもったのかな??」
「ああ、それはねえ、家の事情よ。
あの当時は、両親は私の上の兄弟姉妹の事で精一杯だったので、私にはあまり構って貰えなかったのよ。
全てが、ね。
だから、リデルの家に行くこと自体が、当時から本当に嬉しかったのよ。」
ミスティは答えて言った。
つまり、ほとんど何も、一切、構って貰えなかった、という事だ。
「それでも、ローゼンブルム国王ご夫妻にご縁があって、プロデューサーのケマル・縁部理桜さん、現在の財務大臣に僕たちを紹介してくれた。」
私はミスティに答えた。
「そうよ。
あの当時から、現在進行の秘密の事情があったのよ。
私達のデビューも、その対策の一つの面があったのよ。」
ミスティが話を始めた。
「そして、今年で全てを終わらせなければならないの!!
私達の子供や孫の世代へ、問題を先送りに出来ないの!!」
「勿論、マナシステムの問題を終わらせるよ!!」
私は答えた。
「うん、マナシステムの問題を終わらせることも重要よ。
それでもねえ、それだけでは無いのよ。
ガイア理論からの危機、超古代文明やその末裔などからの因果、そして、平行世界などからの来襲。
実は、アンジュの一家は、平行世界の出身なのよ。
それも、レプタニアンの異種の出身なのよ。」
ミスティが話を続けた。
それ位なら、私は驚かない。
地球人類の中には、多くのレプタニアン種などの「外宇宙由来の縁故者」が数多く混じっているからだ。
アンジュの一家がレプタニアンの異種の出身、ということは、怪獣映画の「ゴジラ」のような出で立ちが「出身地の姿」である、ということだな。
「ここから先は、最高首脳を集めた会議をしましょう、リデル!!」
ミスティが、笑って言った。
午前9時30分。
奇妙な「議題」での首脳会談が、ジェノヴァのローゼンブルム王国王宮にて開始された。
名目上は「これからの世界のあるべき構想会議」である。
しかし、本音は、ミスティの言っていた「ガイア理論からの危機、超古代文明やその末裔などからの因果、そして、平行世界などからの来襲への対策を終了さるための会議」であった。
久し振りに、「黄金のタッグチーム」をはじめとする機動任務対処集団38人、特殊機動部隊30人、個別任務対処部隊16人が全員、集結した。
勿論、その他の方々も。
アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領が、始めに挨拶した。
「私の先代の日本連邦大統領であった、安倍清明氏の時代より進めてきました、これらの問題は、私が日本連邦大統領の就任していた時期に、『愛の革命作戦』でマナシステムを廃止に追い込みました。
また、リデル・田中大統領、アルベルト・マンシュタイン大統領などのご尽力と大宇宙の根本仏を含む天上界のご加護とご支援により、異次元アメーバー怪獣集団などの宇宙規模での悪辣な残党を掃討することが出来ました。
最後に残ったのは、ガイア理論からの危機、超古代文明やその末裔などからの因果、そして、平行世界などからの来襲をどう対応し解決するか、です。
始めに、ガイア理論からの危機、つまり、地球意識から私達人類は邪魔者扱いされている事実をどのように解決するか、です。
これは地球意識に問いかけて解決するしか、そして人類がこれまでの行いを反省して、新たな一歩を踏み出すしかありません。
次に、超古代文明やその末裔などからの因果ですが、ムーやアトランティス、マヤ文明やレムリア文明、ガーナ文明などの超古代文明の間違いや因果、そして、その末裔などの因果もあります。
大陸が割れたり沈没したり、ポールシフトすらあったと聞いております。
そして、末裔の一部が他の異星や平行宇宙に散っていったことも。
そして最後の平行世界などからの来襲をどう対応し解決するか、ですが、これは地球人類だけで解決することは不可能です。
平行宇宙を含めた銀河連邦や宇宙連合、大マゼラン銀河や小マゼラン銀河などの近隣の銀河系を含めた、多くの異星の文明やその方々との連携無しでは解決できません。
我が地球は、今、大きな宇宙文明のうねりの中にいるのです。」
私が、発言した。
「今、阿倍野真三大統領よりお話を頂きました今後の課題をまとめて、『愛の電撃作戦』と命名しましょう。
ガイア理論からの危機、つまり、地球意識についてはROマークの教団に、すぐにご連絡を取り、アクセスします。
超古代文明やその末裔などからの因果ですが、これは宇宙連合や銀河連邦、平行世界の各方面に調査を依頼します。
最後の平行世界などからの来襲をどう対応し解決するか、ですが、これも宇宙連合や銀河連邦、平行世界の各方面に調査を依頼します。
私達に今できることは、「備えよ」です!!」
そして、すぐに実行された。
ちなみに、結果はその日の午後1時には出たのだ。
午後1時30分。
午後の会議が始まった。
私が、発言した。
「ガイア理論からの危機、つまり、地球意識についてはROマークの教団にサーチを依頼して行いました。
その結果、21世紀初頭に比べて、非常に良好になりつつあるので、このまま頑張って頂ければ大丈夫だ、との答えが地球意識からご回答を頂きました。
次に、超古代文明やその末裔などからの因果ですが、銀河連邦や宇宙連合などの各方面の異星や平行世界などに問い合わせの結果、ある程度の把握には成功しました。
基本的に脅威になりません。
最後の平行世界などからの来襲をどう対応し解決するか、ですが、銀河連邦や宇宙連合などの各方面の異星や平行世界などに問い合わせの結果、ある程度の把握には成功しました。
基本的に脅威になりません。
しかし、油断は禁物です。
2月に発生した事例のような事態は、何時でも起こり得るものと考えなければなりません。」
アルベルトが発言した。
「そうとはいっても、何が起きるか判断出来ない世の中だ。
私達のような政治や軍事に関わる者にとっては、最善を望みつつ、最悪の事態を想定しなければならないのです。
正に、別の意味での「因果」を背負っている訳ですから。」
ヒルダが発言した。
「確かに、アルベルトの言う通りだわ。
少なくとも、この25年間で、マナシステムが廃止され、欧州などの歪みも解消の方向に進んだのは良いことであったのは事実だわ。
もう、私がかつて味わったように、突然、故郷から引き離されて追放される事がないように、しなければならないのよ!!」
最後に、ミスティが発言した。
「これまでの負の遺産を、今年で、全て終わらせましょう!!
『愛の電撃作戦』で!!」
おおーー、と勝ち鬨の如く、会議の会場はその歓声で揺れた!!
まず、第一の大きなトンデモ事態が、この勝ち鬨のような歓声で始まった。
隣の部屋で記者会見の為に待機していた報道陣が、「何事か??」と驚いてしまったのだ!!
その中には、私達と親しい、大手インターネット紙「JU-CAST」の高田純次記者と妻の女性記者、高田(旧姓:善永)さゆり記者、有名芸能スポーツ紙「ザンスポ」の高橋大輔記者と、その同僚で妻の高橋(旧姓:林)めぐみ記者、英国の有名芸能新聞「サンデー・ミラー」のマイケル・ジョーダン記者とその同僚で妻のスザンヌ・ジョーダン(旧姓:ロレーヌ)記者、JUFNNの笹井レポーターとその撮影スタッフが、いたのだ!!
もちろん、財務大臣になったプロデューサーのケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏とその妻マギーさん、縁部理桜氏と懇意の写真家、篠原紀信氏とそのスタッフ、いつもお世話になっている観光庁などの政府広報撮影記録関係者も一緒であったことも、またまた、すっかり忘れていた。
そして、他のジャーナリストらも、すぐ近くの一角にいたことも。
はははは。
『愛の電撃作戦』は、その発動の日の直後から、トンデモ事態が発生しました!!
「一体、何の会議だったのですか??」
この類いの質問が、どんどん出た。
「まあ、これまでの政策の達成と今後の打ち合わせです。」
私は、このように話した。
どうせ、後で突っ込まれるだろうから、欺瞞の意味でも、「へらへらと話した」方が良い。
そして、この日の記者会見後、こともあろうに、大手インターネット紙「JU-CAST」の高田純次記者と妻の(旧姓:善永)高田さゆり記者が、私の許可を得ずに私の四男と四女にインタビューをしていたのだ。
こらこら、親の許可なしに子供にそのような事をしてはいかん!!
そして、この時の私の四男と四女が言った言葉が、世界のこぼれ話などの扱いで、非常に有名になった。
「私の御父様のお仕事は、背広や私服を着て政治や執筆や講演をすること、白衣を着て医師の仕事や研究をすること、そして軍服や戦闘服を着て軍隊を指揮したり、大勢の軍人さん達を閲兵したり、大勢の人の前で演説や記者会見をする事なのね。」
まあ、私の子供に、そのように言われても驚かないが。
正直、親として、そのような姿しか見せられないところは、あるねえ。
はははは。
その日の夕方4時。
私とアルベルトの長男と長女が、強い決意(?)をもって、話があると言って来た。
エマニエル・ローゼンブルム国王とグレース王妃も連れて。
ちなみに、私とミスティとの間に生まれた子供の名前を紹介しよう。
長男は飛鳥(あすか)、長女は有明(ありあ)、次男は令男(れお)、次女は真理(まり)、である。
三男は武雄(たけお)、三女は玲於奈(れおな)、四男は隼(はやぶさ)、四女は美琴(みこと)である。
ついでに、アルベルトとヒルダとの間に生まれた子供の名前を紹介しよう。
長男はハイドン、長女はエリー、次男はクオレ、次女はキュリー、である。
三男はジェローム、三女はマリー、四男はネイ、四女はゾフィーである。
名前と性格や言動が、それぞれ合致していると一層感じる、今日この頃だ。
「私達、婚約したいのです!!」と口々に言った。
飛鳥とエリー、ハイドンと有明のカップル、か。
何となく、東洋と西洋との融合のような気がする。
「リデル・田中大統領とアルベルト・マンシュタイン大統領とのお家の融合合体、だよ。
5月5日のミスティの誕生日に、婚約発表だ!!
あはははは。」
エマニエル・ローゼンブルム国王は大喜び。
グレース王妃も喜んでいた。
またもや、トンデモ事態が発生しました!!
そうこうしているうちに、5月5日のミスティの誕生日パーティー。
飛鳥とエリー、ハイドンと有明のカップルの婚約発表も派手に行われた。
それを見て自分の婚約発表会を思い出しましたよ。
懐かしい事を見ているように。
もう、何でも有り、だな。
まるで正月の大発会のように。
今回は第2部、大統領就任後に一息いれたら、トンデモ事態が次々に持ち上がってきた状況を描きました。
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は今後、どのように実行していくのか??
次回は、第2部の最終、ということで一区切りをつけます。
次回をお楽しみに。