クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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今回で第2部終了、一応の区切りを付けます。

大統領に就任した主人公達の活躍は続きます!!
今回は、アンジュなどとの絡みや、秘密のベールの中身、そして未来への道を示します。

繰り返して申し上げますが、ミスティが、2次小説の世界でも冷遇されています!!
どうしてなのでしょうか??
ある意味で一番、作りやすいと思うのですが。
本作品だけでも主人公のヒロインにして良かった、と思う今日この頃です。



第103話 未来に向けての決意

2130年5月5日、ミスティの誕生日パーティーが終了した午前12時。

 

私達は、子供達を預けて「喫茶アンジュ」に移動した。

私とアルベルトの長男長女のカップル、飛鳥とエリー、ハイドンと有明のカップルの婚約発表も終わったのだから、彼らはそっとしておこう。

マスコミの注目も集めているからね。

 

宇宙医科大学校では、婚約は、即、内縁の夫と妻の扱いとされる。

過去には宇宙事故などで亡くなった未亡人など遺族への遺産相続などでの扱いもあり、正式に書類を作成した上で、「内縁の婚姻関係」にするのだ。

 

恋人も、双方の合意があれば、即刻、そうなる。

勿論、学生結婚や入学時に結婚していた例などもかなりあるので、住まいの手当や生活などは、全て問題なくOKだ。

 

この方式は、ノルウェー軍の方式に倣った施策であり、我が日本連邦はそれを拡大・改良したのである。

何しろ、ノルウェー軍では兵のレベルでも「男女平等」が徹底されており、同じ個室でも、男女1名ずつで部屋が割り当てられる。

2段ベッドで、着替えすらも同じ部屋の中ですることになる。

本当の「男女平等」を進めるならば、ここまでやらなければならない。

 

私とミスティ、アルベルトとヒルダも同じ扱いだった。

これについては、稿を別にして、お話しましょう!!

 

 

 

さて、前置きが長くなったが、これから、私とミスティ、アルベルトとヒルダのように、私とアルベルトの長男長女のカップル、飛鳥とエリー、ハイドンと有明のカップルも、熱い、熱い、ベージュのような熱い愛情の炎が燃え上がるであろうから。

実に、実に、楽しみだ!!

むふふふ。(嬉しい笑い顔)

 

まあ、これも、宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めている、一つの施策なのだよ。

フフフフフ、実力だよ、地球の諸君!!

うん、うん。(「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの名悪役のような、満足な笑顔??)

 

 

 

「喫茶アンジュ」では、久し振りの「同窓会」に極めて近い「会合」が開かれていた。

元校長や元教官なども招かれていたので、当然だろう。

一応、ここは「サロン」形式であるから、構わないのであるが。

 

 

「リデル、私達の家族や親に言いたい事があるのでしょう??」

アンジュが、珍しく昼からワインを飲んでいた。

どうしたの??

 

「アンジュもやっと、正直になったのですよ、リデル・田中大統領。」

タスクが言った。

 

「タスク、次のモモコ連邦の大統領選挙に出馬かい??」

私はさらり、と尋ねた。

 

「勿論です。

アンジュの親父さんが、もう引退する、フランスの再統一には新しい人材が必要だ、と言ってね。

今は辞任の時期を探っています。

恐らく、来月には辞任表明、9月に選挙でしょうか。」

 

「さて、アンジュさん。

大統領夫人になる前に、言いたい事を言って下さいね。」

ミスティが、アンジュに話しかけた。

おお、あの件か。

 

 

重大な決意をした顔で、アンジュが語り始めた。

その側には、サラやミイ、ジャスミン、ジル、サリア、などの、アンジュとは何らかの因果や因縁がある人物らも多くいた。

だから、この告白は、衝撃的だったのだ!!

 

「わかったわよ。

一言で言えば、つまりね、マナシステムはレプタニアンの過激派が大元を本当にコントロールしていたのよ。

私の家族とか、親はレプタニアン系でも、別の平行宇宙のレプタニアンの異種の出身なのよ。

だから、旧ミスルギ皇国のマナシステムでは不協和音を起こしやすかったのね。

マナシステムの欠陥は、とっくに解っていたのだけれども、導入当時は他に選択肢が無かったのよ!!

 

旧ガリア帝国などは真っ黒なレベルで堕落したから論外だけど。」

 

「成る程。

それで例の旧皇帝やアンジュの兄が「偽物」と容易に入れ替われたのだね。」

アルベルトが言った。

 

「その通りよ。

まあ、本当に国家存亡の危機が迫るまでミスルギも経済破綻していたので、「偽物」の失策をうまく利用して失地回復をしなければならなかったのよ。

だから、私は宇宙医科大学校に留学して卒業して、みんなと今もこうしていられるのが、本当に幸せなのよ。

 

シルヴィアもマナ中毒を克服して、リデルの弟さんと結婚して幸せに暮らしているのは、本当に嬉しいのよ。

 

う、う、う・・・・。」

アンジュが、珍しくうれし泣きをした。

アンジュに、こんなところがあるなんて、ねえ。

 

「それでいいんだよ、いいんだよ、アンジュ。」

タスクが優しく、抱きかかえる。

 

 

「まあ、これも仕方がないねえ、大統領!!

これからも宜しくお願いしますよ!!」

ノーマ解放戦線のジャスミンと、その夫が私やアルベルトに話かけた。

 

「ご無沙汰しております。」

私やミスティ、アルベルトやヒルダも挨拶した。

今後とも、今まで以上にお世話になるからねえ。

 

 

「おう、おやっさん!!」

この声は、「G機関」の総元締めこと、アル・ガッポリーネ氏だ。

 

「相変わらず、元気そうですね。」

私が言った。

 

「これからも、宜しく!!」

アルベルトが言った。

勿論、彼らにも、まだまだ力を貸して頂かなければならない。

アル・ガッポリーネ氏やその子分らの出身地の多くは、あくまでも「フランス」なのだから。

フランスの再統一にも協力してもらわねば。

 

 

「勿論、私達もお忘れ無く。

大統領閣下。」

プロデューサーのケマル・縁部理桜(えんぶりお)財務大臣と、その盟友(?)である、オーストリア連邦のエンブリヲ・フォン・フリードリッヒ大統領である。

 

このお二人には、宣伝から裏の仲裁まで、いつもお世話になっている。

「こちらこそ、今後とも宜しくお願い申し上げます。」

私達は皆、彼らの弟子のようなものだからね。

 

 

 

「『愛の電撃作戦』が、こうして始動したことを、心からお喜び申し上げます。」

ドイツのアーセナル・シュワルツネッガー大統領と、その妻のリィザ首相が喜んで話しかけた。

「私達の後継者は、リデル大統領の同期生の、ラファイエル氏と、その妻のモモカさんでお願いしますね!!

『愛の電撃作戦』の光速を超える速さで!!」

 

「本人達も了承している事ですし、今後とも宜しくお願いしますね。」

私は、そのようにお答えした。

彼らには、私の父や母を含めて、多くのご支援を頂いているからねえ。

 

 

 

そして、7月1日。

 

平行世界や平行宇宙などの異世界から馳せ参じた異星や地球出身の「超古代文明の末裔」「平行世界のメンバー」などを集めた、「第1回地球会議」が開催された。

たかが会議、と言う勿れ!!

これらのメンバーを集め、説得して会議を開催することだけでも、相当な努力を必要とするのだ。

 

テーマは、「母なる星、地球」であった。

地球意識も、さぞかしお喜びであろう。

 

 

 

これまでの人脈や多くの機関などを総動員して、『愛の電撃作戦』を実行に移した。

そして、宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることもあり、更なる推進計画を実行に移した。

 

 

 

7月7日、私の誕生日が、何と、大マゼラン銀河などからの来客を交えて盛大に開催を頂いた。

へスラー総統、ディッツ国家最高司令官、ハイデルン国防相と、その妻でディッツ国家最高司令官の娘のアルメール広報大臣と久々にお会い出来た。

 

「いつも、『大ガミラス最高勲章』の功績と与えて頂いた特権により、お世話になっております。」

私やアルベルトなどが、口々にお礼を申し上げた。

何しろ「大宇宙規模の非常通信」などでは今でも助けられているから。

 

 

「私達の貢献など、ほんのお礼ですよ。

地球も当初の予測とは比較出来ない程に、発展繁栄をされておられますね。

そして我が大マゼラン銀河などとも協調して、多くの作戦をさせて頂いていることに、心から感謝申し上げます。」

へスラー総統が、私達に対して身に余る絶賛をされ、お褒めを頂いた。

 

そして、アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領らと共に、鉱物資源や新エネルギーなどの貿易や技術相互支援などの条約に署名するなど、宇宙外交上の成果も挙げた。

 

我らとの戦友でもあるハイデルン国防相と、その妻のアルメール広報大臣との間には、私やアルベルトと同じく、8人の子供がいて、もうすぐあと2人が増えるそうだ。

嬉しいね。

 

 

 

9月9日、モモコ連邦の新しい大統領に、タスクが選出された。

10月1日に正式に就任した。

これで、アンジュも、「大統領夫人」だ!!

 

 

11月1日。

私とミスティ、アルベルトとヒルダとの間に、五男と五女が生まれた。

私とミスティの五男は愛瑠(あいる)、五女は美門(みかど)と名付けた。

アルベルトとヒルダの五男はグデーリアン、五女はオンディーヌと名付けた。

 

 

12月12日。

徹底的な裏工作もあり、正式に、『愛の電撃作戦』が成功したことを発表した。

詳細は、現時点では国家機密上、書けないので別途、稿を改めて書きたい。

 

 

 

2131年1月1日。

アルベルトの誕生日のパーティーが、ジェノヴァのローゼンブルム王宮で開催された。

元旦をここのように祝うのは、久し振りだ。

 

そして、築き上げた私達の成果も、ここで大きなものに成長を遂げた。

私の自伝「リデル・田中自伝 ~愛するミスティと共に~」と、アルベルトの自伝「アルベルト・マンシュタイン自伝 ~愛するヒルダと共に~」が、この日、出版されたのだ。

 

更に、私達の記録映画の第8、9、10弾の撮影も順調で、2131年中より、順次公開されることが決定した。

 

更に衝撃的なのは、私とアルベルトの自伝を元に、自伝映画の作成が決定したことだ!!

 

やった!!

万歳!!

 

「未来は明るい!!」

私やミスティ、アルベルトやヒルダを含めて、参加者全員で、未来に向けての決意を固めた!!

 

 

未来は明るい!!

 

 

―――第2部 完―――

 




今回は第2部の締めくくりとして、未来に向けた動きなどを描きました。
アンジュの告白も入れました。
詳細は、稿を改めて述べますが、「クロスアンジュ」の世界は、実は、全体として経済破綻している描写があったので、それを最初のヒントにして、この2次小説を書き始めたのです。

宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は今後、どのように実行し、発展していくのか??

次回は、第2部が終わって新章突入、第3部の開始です。
これからは、外伝やエピソード等が多くなるかと存じます。

次回をお楽しみに。
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