クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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今回より第3部としまして、この部では、「クロスアンジュ」の原作との比較や、原作への期待と実際の内容との違い、批評、筆者のこの2次作品発表の経緯や内容解説などを中心に発表させて頂く予定です。

勿論、大統領に就任した主人公達の活躍は続きます!!
今回は、「第16章」と、章を新たにした上で、クロスアンジュ原作との比較、として「座談会 その1 この2次小説発表までの経緯」で、まずはざっくばらんに主人公達がお話をさせて頂きます。



第16章 クロスアンジュ原作との比較
第104話 座談会 その1 この2次小説発表までの経緯


2131年1月1日。

場所は欧州連邦の第一首都、ジェノヴァにある、自治国家ローゼンブルム王国の王宮。

欧州連邦の大統領である、アルベルト・マンシュタインの誕生日のパーティーが、ジェノヴァのローゼンブルム王宮で開催され、それが午前11時30分で終了した。

 

これから、昼食の時間だ。

 

 

「只今から、『喫茶アンジュ』にて、昼食会兼座談会を開催しますので、関係者の方はお集まり下さい。」

私の義理の父、エマニエル・ローゼンブルム国王が、館内放送を使って呼び掛けた。

このお方は、もう、最近では国王というよりも、この「自治国家の父」というイメージで売り込んでおられ、その気さくな人柄で市民らからも「型破りの国王」「仲人好きの国王」「外出好きの国王」として親しまれている。

 

確かに、その通りだ。

「型破りの国王」「仲人好きの国王」「外出好きの国王」でなければ、再婚、日本連邦への加盟、マナシステム廃止への政策に賛同して政治や外交などでの活躍、そして欧州などへのマナシステム廃止を達成した上で、中央連邦、そして現在の欧州連邦の実現などはかなり遅れていたであろう。

それらの実現にご尽力された偉大な業績は、後世の歴史家からも高く評価されるであろう。

 

特に、2100年の日本連邦への加盟で、私がローゼンブルム王家の第三王女であったミスティと結婚できたのだから、私にとってもエマニエル・ローゼンブルム国王は恩人なのだ。

 

 

 

『喫茶アンジュ』では、いつものメンバーらが集まっていた。

どうも、「クロスアンジュ原作との比較」ということで、原作で大きな活躍をされた、アンジュやサラ達を中心に話を進める予定のようだ。

 

中央に、エマニエル・ローゼンブルム国王とグレース王妃が座られた。

 

 

「えー、この2次作品の筆者より、ナポレオン・ボナパルトの霊がROマークの教団を通じて、こちらに事前に指示をする形と、なんと世界線を越えて筆者がこの会場にお見え頂きました。

それによりますと、今回は『座談会 その1』としまして、原作の拝聴からこの2次小説発表までの経緯について公表しつつ、ざっくばらんにお話をして頂きたいと存じます。

 

司会は私、原作では『ローゼンブルム国王』と呼ばれておりますが、引き続き担当申し上げます。

記録係は、私達の記録映画撮影などのスタッフの様が中心にお願いします。

書記は、何時もの通り、リデル・田中大統領にお願いします。」

エマニエル・ローゼンブルム国王が、座談会の開始を告げた。

私も、頭を下げて挨拶した。

参加者は皆、拍手、喝采!!

私やアルベルトの子供も、拍手をした。

 

 

 

エマニエル・ローゼンブルム国王が、最初に発言した。

「『クロスアンジュ』原作(以下、単に原作と省略)より、この2次小説発表までの経緯について、筆者より、最初の構想からお話を頂きます。」

 

『原作の第1話を視聴して、特にその激しいギャップの落差や世界観に注目しました。

その後、多くのシミュレーションを考えていた私に、原作を使ったシミュレーションを2次小説化しよう、と考えたのです。

声優さん達も、正に実力派の方々だらけ、もう、それだけで興奮しましたね。

そして、以外にも感じたのは「クロスアンジュ」の世界は、実は、全体として経済破綻している描写があったので、それを最初のヒントにして、この2次小説を書き始めたのです。

 

えっ、感じない??

町並みなどを見れば、これは「経済的に疲弊している」ところが随所に見られます。

現在の米国や中国のように。

 

 

最初は、ミスティを「マナ解放戦争での悲劇のヒロイン」にして、主人公(私)とタスク、アンジュはタスクの嫁にする計画で、「仮想世界での大きな大陸の物語」にするつもりでした。

 

原作の第4話から5話あたりから構想を練り上げた、7話で書こうか、と思ったら、8話で

アンジュとヒルダがビキニ姿のまま、ミスティとモモカと共にアルゼナルから脱走してしまいました。

 

そこで、構想を変更し、現在の地球を舞台にして、その未来を語る物語に変更したのです。』

 

「悩む点はありましたか??」

エマニエル・ローゼンブルム国王が、筆者に尋ねた。

 

『はい、架空世界などではない、現在の地球に、原作の世界観を持ってくることになり、かなりの調査と世界地図をにらめっこしながら、どこの地域を中心にした舞台にようか、と悩みました。

 

1週間、2週間と悩みに悩んだ結果、2次小説の物語の構想は決まりましたが、その舞台になる地域がどうしても決まらなかったので、まずは優先してローゼンブルム王国の位置を決定することにしました。

 

そのヒントになったのが、やはり転機になった原作の第8話の最後のシーンです。

アンジュとヒルダが、ローゼンブルム王国に逃亡後、旧ミスルギ皇国とエンデラント連合への二股の道を別れるシーンがありましたよね。

ここで、閃いたのです!!』

 

「どのように閃いたのですか??」

エマニエル・ローゼンブルム国王が、興味芯々に筆者に尋ねた。

 

『ローゼンブルム王国は、王国の政治体制であり、旧ミスルギ皇国とエンデラント連合に隣接している必要があるのです。

マーメイア共和国は書記長が代表で北方、ヴェルダ王国は南方、となればガリア帝国は欧州大陸の東方でOK、としました。

ガリア王国は、その名前の通り現在のイギリスやフランスなどを指していた地方の名称であったことから、欧州大陸の西方の案も考えたのですが、アンジュやシルヴィアはフランス人に一番近い、と考えて、旧ミスルギ皇国は原作でも王都が海沿いであることから、南フランスのマルセイユ周辺にしました。

そうなれば、ローゼンブルム王国は、必然的にフランスと接するイタリア半島になり、エンデラント連合はドイツ語圏に、ガリア帝国は欧州大陸の東方のオーストリア・ハンガリーを中心とした地域に、それぞれ決定していきました。』

 

「ええーー??

ちょっと、ちょっと!

どうして私がフランス人に決定したのよ!!

この日本的な名前とおしとやかな性格の、この私があああ!!」

アンジュが、その性格に合った、とてもおしとやかとは言い難い、特徴のある大声で発言を行った。

これで、昨年の2130年に「モモコ連邦の大統領夫人」になったのだがら、驚きだねえ。

うん、私は、正確に記録していますよ。(笑い)

 

 

『アンジュの、その性格や言動、そして原作の欧州的な町並みや時代設定により、決定しました。

勿論、ミスティがヒロインに決定された時点で、ミスティと距離があるアンジュには、脇役となりました。』

筆者は、さらっと、答えた。

 

「成る程、私も同意申し上げます。」

エマニエル・ローゼンブルム国王も、笑って筆者の意見に賛成した。

 

 

『さて、お話を続けましょう。

ある程度、私の中で2次小説の設定が終わったのが、原作が1クール終了した2014年の年末でした。

アルゼナルは、地中海の浮かぶ「マルタ共和国」をモデルにすることにしました。

ここは、イタリア共和国を「ローゼンブルム王国」として、アルゼナルの管理を任されている、と設定すれば辻褄が合うわけです。

 

2015年の最初の原作の放送を、これまでもなく待ち遠しかったですね。

 

ここで問題になったのは、放送中でストーリーが、「タスクとアンジュがくっつく問題」でした。

特に13話でアルゼナルが炎上したのはショックでした。

 

そこで、女性キャラが多い原作につけ込む形で、全員を含めて、プラスαで男性キャラを入れること、Fateやアイドルマスター等のキャラを入れ、全てカップル化する方向で進めることで、急いで書き始めたのです。

 

その後も14話、15話は更にドラゴンの平行世界が登場し、衝撃的でしたね。

これは、困った!!

毎回、原作ストーリーの方向性が変わる中で書くのは大変でした。』

 

「あのー。

私、ミスティはなぜ、ヒロインになったのですか??」

ミスティが筆者に尋ねた。

うん、私も興味があるね。

 

『それは、他の2次小説でもヒロインになっていなかったこと、そして、雰囲気が日本的で性格が良い子であったにも関わらず、台詞が1話と8話しかなかったことを残念に思ったからです。

 

第一、ミスティは主要キャラでは、アンジュとエマにしか話していないので、ヒロイン格の扱いすらされていない!!

 

それは残念だ、と考えてヒロイン格に大抜擢、ヒルダも準ヒロイン格にしました。

アンジュは、まあ、お姫様のままで行こう、ということで。

この時点で、私の描く2次小説は、非常にオリジナル性の高いものになることが確定しました。』

 

「アルゼナルは、最初に登場して、その後は一切出なくなったのは何故??」

サラが筆者に質問した。

 

『それは、原作で明らかですが、人間関係があまりにも狭いことと、ノーマ管理委員会は2次小説では出さないことが決定していたからです。

ドラゴンとラグナメイルとの戦闘は、無しにしようと決めた時点で、アルゼナルの価値は無くなったので、アルゼナルは2次小説では登場させなくでも良い、と判断しました。

 

その代わり、原作のパロディー漫画で「アルゼナル学園」が描かれていたので、宇宙時代の人材確保を目指す宇宙医科大学校に入学して活躍する、というストーリーを考えました。』

 

 

「私、ヒルダを準ヒロインにしたのは、何故??」

ヒルダが、質問した。

 

『それは、ご自分が良くご存じでしょう。

意外に水瀬伊織と共通している性格の点があること、そしてプロポーションが抜群に良い点です。

特に、アニメ関係の雑誌に載ったイラスト、非常に気に入っているのです。』

 

「さすがは筆者、目の付け所が違うわねえ。

うんうん。」

ヒルダが筆者を褒めた。

ほお、ヒルダが同期生などの関係者以外を褒めるとはねえ、画期的!!

 

「ええー!!

このスーパーアイドル、伊織ちゃんとヒルダ先輩に、そんな共通点があるの~!!」

秋月(旧姓:水瀬)伊織から突っ込みが入った。

全く、既に子持ちなのに、自らをスーパーアイドルと自称するとは、「三つ子の魂、百までも」だよねえ。

 

『伊織さん、そうご謙遜されずに。

アイドルマスターのメインヒロインの貴方はいつも秋月涼さんとご一緒におられるのが一番お似合いですから、そのカップリングにしたのです。』

筆者はすかざす、フォローした。

はははは。

 

 

 

『さて、お話を続けましょう。

 

2次小説を書き始めて、「黄金のタッグチーム」の考えや、プロデューザー「ケマル・縁部理桜」「エンブリヲ・フォン・フリードリッヒ」の構想を考えました。

エンブリヲの「プロデューサー的な能力」は高く評価していたので、それを使ったキャラを独自に作り出し、主人公達の宣伝や広報活動に役立てよう、と考えました。

モデルは、小室哲哉氏のような音楽プロデューサーでしたが。

 

そして2次小説の最後まで、悪役の「エンブリヲ」は登場しませんでしたが、それの役割は、マナシステムを作ったフランスや、それで利益を得ていたスペイン、ポーランド、「アケノミハシラに巣喰う」国際的金融陰謀集団や、「レプタニアン過激派」「悪華夷」「異次元アメーバー怪獣集団」などに負わせました。

 

マナシステムの欠陥性は、原作9話と10話でシルヴィアが逝っている描写から、マナを使用していると、依存症になっておかしくなる、という発想が生まれました。』

 

 

「あのう、どうして初期の私はマナ中毒で逝っているような描写が・・・。

しくしく。」

シルヴィアが、嘘泣きをした。

 

『貴女は、どうも原作でも周囲に流されやすいキャラですからね。

そして、引きこもりの傾向があるキャラでしたから、そのように使わせて頂きました。

その後はそのフォローとしてまあ、主人公の弟と結婚させるようにしました。

彼も変わり者ですから、丁度良いかな、と。』

 

 

「作者に質問。

どうして、私がヒロインにならなかったのよ!!

このヒルダやサラやミスティに劣らない、全てが素晴らしい私が??」

アンジュが、また筆者に質問した。

あーあ、やっぱり、アンジュは自信過剰の女であるのだなあ(笑い)

 

『原作や他の2次小説で、アンジュは沢山の活躍の場でヒロインをやっているでしょう!?

それにアンジュを原作になぞらえると、自由度が下がるのですね。

2次小説の一つや二つ、アンジュがヒロイン出ないものを作っても罰は当たりません!!他の2次小説の作品は他の作品なりの考えで作られるので、筆者としてはどうでも良いのです!!』

 

 

「アンジュ達はいいけど、どうして私達をあまり書かなかったの??」

ロザリーが筆者に質問した。

 

『原作を制作するにあたって、ロザリーとモモカは、初期の段階では「裏切るキャラ」に指定されていたそうですね。

原作では、結局、司令のジルを裏切ったのはサリア達でしたが。

2次小説でもスポット的に書かせて頂きましたので、今後とも外伝等で宜しくお願いします。

 

ゾーラ、エルシャなど、他のキャラの皆様も今後とも、宜しくお願いします。

尚、ゾーラの入れ墨は、本作品では消去させて頂いております。

日本連邦では、公務員の入れ墨は禁止されていますので。』

 

「まあ、その点はしょうがないのよねえ。

了解、了解。

 

私はアメリカ人、エルシャはインド中近東方面のキャラだからねえ。

まあ、私もエルシャもプロポーションも抜群で、同期生では一番早く結婚したしね。

だから、筆者も私達2人に「特別の地位」を与えたのでしょう??」

ゾーラが、宇宙医科大学校の75期の最上位格であったプライドを持って、筆者に質問してきた。

 

『その通りです、ゾーラさん、エルシャさん。』

筆者は答えた。

 

 

「最後に質問、いいか??

私とその取り巻きは、何故、当初は宇宙医科大学校の「秘密のクラス」に指定されていたのだ??」

ジルが、筆者に質問した。

 

『それは、筆者の初めの設定では、サリアなど「ダイヤモンドローズ騎士団」と同様に、日本連邦の敵役として隠されていた存在にしようとしていたためです。

勿論、アンジュらを原作の1話から虐めていたためですが。

 

その後、旧ガリア帝国への「切り札」になる、として宇宙医科大学校の「秘密のクラス」として入れた訳です。

今後、書き足りなかった部分の外伝などで、宜しくお願いします。』

 

こうして、筆者は、この2次小説発表までの経緯をお伝えしました。

 

 

エマニエル・ローゼンブルム国王が、最後の締めくくりを行った。

「はい、筆者と共に、皆様の益々の発展をお祈り申し上げます。

今後ともご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。」

 




今回は第3部の冒頭として、この2次小説発表までの経緯などを描きました。

宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は今後、どのように実行し、発展していくのか??
この点は、後日、稿を改めます。

次回は、引き続き、座談会を行います。
これからは、外伝やエピソード等が多くなるかと存じます。

次回をお楽しみに。
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