クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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第3部としまして、この部では、「クロスアンジュ」の原作との比較や、原作への期待と実際の内容との違い、批評、筆者のこの2次作品発表の経緯や内容解説などを中心に発表させて頂く予定です。

今回は、原作すら飛び出た「原作のゲームとドラゴンの世界の秘密」です。
原作のゲームのエンディングが最初の案だった、と制作関係者は語っています。
原作でももう少し余裕があれば、例えば4クールあれば、その事について触れる時間があったかもしれませんね。

今回は、敢えてそのタブーに独自の解釈を加えて述べてみたい、と思います。



第107話 座談会 その4 原作のゲームとドラゴンの世界の秘密

2131年1月7日。

午前8時。

今日はドラゴンの世界での座談会であるので、ドラゴンの世界にお邪魔している。

 

まあ、ドラゴンの世界と言えば、サラなどの本拠地。

その『日本列島の首都、京都』で、座談会が開催されるのだ。

 

「うわーん!!

この情報は、衝撃だよ!!」

珍しく、ヒルダが大騒ぎしていた。

ネット記事や動画のニュースで、驚いたようだ。

 

「あらあら、朝早くからどうしたのですか、ヒルダさん?」

サラは、アンジュ以外には、優しく接するのだった。

全く、私から見れば、アンジュの受け答えが良くないので、サラもきつい言い方になってしまうのです!!

 

「実は、原作で私ヒルダ役の声優をしていた、田村ゆかりさんが、2016年2月13日に、所属レコード会社のキングレコードとの契約を終了、ラジオ番組の終了やコンサートの中止も発表しているんだ!!

 

原作の外伝DVDとか、第二期の制作では、どうすれば良いんだよ!!

誰が私の声を当てるんだ!?」

ヒルダが、困った顔をして言った。

 

 

「よし、その時はタイムマシン+異次元ホールでこちらまでお呼びして、ケマル・縁部理桜(えんぶりお)先生のご指導で、作るまでだな。

ヒルダ、安心してね。」

アルベルトが、トンデモない爆弾発言を行った。

おいおい、このアルベルトという男は、本当に頭の半分が数学と物理で出来ているのだな。

もう、常識外れの型破りを平気で実行して、完成させてしまう点が怖い。

 

私も、ミスティも、その様子を見て、ただただ笑うだけだった。

 

 

午前8時30分。

「只今から、『喫茶アンジュ』がある、ドラゴン世界の迎賓館大ホールにて、座談会を行いますので、関係者の方はお集まり下さい。」

私の義理の父、エマニエル・ローゼンブルム国王が、放送を使って呼び掛けた。

 

 

 

中央に、エマニエル・ローゼンブルム国王とグレース王妃が座られた。

進行役は、サラとその夫のレオポルドが担当することになった。

 

 

「司会は私、原作では『ローゼンブルム国王』と呼ばれておりますが、前回までと同じく、引き続き担当申し上げます。

記録係は、私達の記録映画撮影などのスタッフの様が中心にお願いします。

書記は、アルベルト・マンシュタイン大統領にお願いします。」

エマニエル・ローゼンブルム国王が、座談会の開始を告げた。

アルベルトも、頭を下げて挨拶した。

参加者は皆、拍手、喝采!!

私やアルベルトの子供も、拍手をした。

もう、書記の役割は、今回は無くて、本当に良かった!!

 

 

 

エマニエル・ローゼンブルム国王が、最初に発言した。

「『クロスアンジュ』原作(以下、単に原作と省略)より、この2次小説発表までの経緯について、筆者より、今回は原作のゲームとドラゴンの世界の秘密を中心にお話を頂きます。

 

ちなみに、原作のゲームとは、「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)tr.」のことで、主人公はナオミさんとなっております。

このゲームでは、アニメでは見られなかったストーリー展開が楽しめます。」

 

 

 

 

『まず、原作のゲームの話から。

筆者はその内容をできる限り、他の方が行ったものを拝見しましたので、裏設定等は知らない点があります。

設定が学園ものになる裏設定があるそうですが。

 

それはともかく、筆者として注目しているのは、最後のエンディングやそれに至るストーリーです。

ヒルダが隊長として頑張ったこと、地球とドラゴンの世界の地球が、中途半端に融合してしまったことなどです。

この辺りの点に関しては、平行世界同士が融合したのでそれはそれは、「コピーの二重写し」となることは容易に想像出来ます。

「フィラデルフィア実験」のような惨劇が起きるでしょう。

 

そして、アンジュはエンブリヲを倒した後、ミスルギ皇国を基盤に世界の混乱を収めるための組織を編成した、のですから。』

 

 

「まあ、アンジュならば当然、そのようにするでしょう。

でも、ゲームでのアンジュルートでは、「指導者になりたくない」とか言っていませんでしたか、アンジュ??」

サラが、アンジュに質問した。

 

「あれはねえ、仕方がないじゃない!!

ねえ、ナオミ??」

アンジュが、ナオミに質問を投げた。

 

「ええー??

アンジュルートでは、事の流れで仕方がなかったのですよ。

私の責任ではありませんからね。」

ナオミが、答えた。

 

 

『ゲームは原作では出せなかったストーリーや創作があり、それはそれで楽しめると思います。

 

 

さて、話は変わりますが、次に、ドラゴン世界の話をしましょう。

以前、筆者が2次小説の中でも触れましたが、ヴィルキスをはじめ、ラグナメイルの完成度が高く、これはエンジン動力や素材などの技術的問題さえ解決すれば、実現が可能な機体である、と確信したことについてお話しましょう。

 

ROBOT魂で、2015年8月にヴィルキスの模型が発売され、変形なども出来る点は、素晴らしいと思います。

 

それを再現されたサラ達ドラゴン世界の住人達も、相当な努力と高度な技術開発を行っていることが証明されました。

これは、称賛に値すると思います。

皆様、拍手!!』

 

会場は、称賛の拍手と歓声に沸いた。

 

サラとその夫のレオポルドは、立ち上がって、深々とお礼のお辞儀をした。

 

 

筆者は解説を続けた。

『ちなみに、原作ではただ一点、男性はドラゴンになっても変形して人間に戻れない設定の点はおかしいと思い、筆者の2次小説では自由に戻れるようにしています。

またドラクニウムを取り込んで結晶化する点も、かなり強引な手段かと。

どう見ても、原作のこの2点の設定はおかしいと思ったからです。』

 

「うん、私もおかしいと思っていました。」

ミイが賛同の声を上げてくれた。

 

「だって、女性の私がドラゴンと人間に変化出来て、男性が出来ないのはおかしいよねえ。

そしてドラクニウムの結晶化は、生物に毒であるものを体内に貯めるのであるから、その後はどうすれば良いのか、ということを考えなくてはならないでしょう。

 

私も、この2次小説で医者、そしてになれたから、そのあたりは特に良く研究しました!!」

ミイらしい言い方で話した。

 

 

 

「そうそう、敢えてお尋ねしますが、原作でドラゴンの世界にアンジュとタスクがワープして飛ばされた時のエピソードは、どうだったのでしょうか??」

ミスティが、筆者に質問した。

さすがは、我が妻のミスティだ、と私は思った。

アンジュとタスクは、下を向いて黙っていた。

 

『ご指摘のシーンは、原作の第14話「アンジュとタスク」ですね。

特に、ラブホテルで、2人で一つのベッドで寝るシーン、良かったですね。

あのシーンのイメージには衝撃を受けました。

 

筆者の2次小説でも、例えば主人公のリデルとヒロインのミスティ、アルベルトとヒルダの入浴シーンやベッドシーンは、あのイメージで書いています。

今後とも、これらのシーンを外伝や続きで書きたいと思っています。』

筆者はここだ、とばかりに力を入れて発言した。

 

ほう。

私もアルベルトも、その意見には100%以上の賛同をしますよ。

もっと、某スパイ映画の007のシーンのごように、格好良く書いて頂きたいものだ、と思いますね。

そう、もっともっと、ね。

 

 

「第15話の「もう一つの地球」、第16話の「共鳴戦線」も良かったと、私は考えますが??」

サラの夫、レオポルドが筆者に質問した。

 

『ついでに言えば、第11話の「竜の歌」の戦闘シーンとか、第17話の「黒の破壊天使」のラストシーンも、ですかね??』

筆者は、敢えて、第11話の「竜の歌」の戦闘シーンでのアンジュとサラの回想シーンや、第17話の「黒の破壊天使」のラストシーンでのヒルダがタスクの睾丸部分を握ったシーンを出した。

ヒルダとタスクは途端に顔が赤くなった。

アンジュも同じだ。

 

サラやレオポルド達のドラゴン世界の関係者は大笑い。

アンジュは「こんなシーンを出さなくとも良いじゃない!!」と言った。

 

会場は、笑いに包まれた。

 

 

「さて、わらわから質問じゃ。

筆者はドラゴンの世界を原作以上に拡げ、リィザ首相のドラク族や、異宇宙の平行世界のカレン族まで作っている。

 

我がドラゴンの世界などのどこに、魅力を感じるのじゃ??」

ドラゴンの世界の大巫女様から、筆者に質問があった。

 

『やはり、500年以上前の戦闘で、一旦は大崩壊した世界を蘇らせた点でしょうか。

 

 原作でアンジュやタスクらがドラゴンの世界に降り立った「東京」をはじめ、東名高速などは500年以上経過しても「宝の山」でしょう。

なにしろ、シェルターには500年以上経過しても人工知能型の対応コンピューター「ひまわり」があり、電気やエアコンなどが装備されていたのです。

 

乗用車などの自動車の残骸や甘酒などの飲料自動販売機なども「廃墟の中で壊れて」で存在していました。

2次小説の中でも書きましたが、これらの耐久性試験が無料で行われていたわけですから、製造技術、建築物、インフラ、素材、などなど人類の今後の宇宙時代に備えた絶好の参考品がたくさんある訳です。

 

そして、これは過去の度重なる大戦での犠牲者も沢山出されたのですから、歴史的な事実を把握する点でも、多くの学びの点があります。

 

その点は、大変感謝しております。』

 

 

「そして、ドラゴンの世界で採掘されるレアメタルや貴金属、宝石類などが、この2次小説の主人公などの手によって、更なる価値を生み出した、という訳じゃな。」

大巫女様が言った。

 

「はははは。

私達としても、それが大きな投資への意欲になったのですよ。

ですから、100京円、1000京円といった大規模投資が出来たのです。」

アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領が言った。

 

「そして、その投資が我がドラゴンの世界の復興や経済の活性化を生み出し、日本連邦への加盟も実現したのですよ。」

私が重ねて、日本連邦の政策の正しさを強調して言った。

そうそう。

私の宝石趣味や私の叔父の貴金属宝石チェーンの事を含めて、ね。

 

「平行世界への往来の活発化は、更なる経済効果だけではなく、地球人類の意識の大きな変革もさせるものです。

そのお陰で、平行世界や異星文明の事も、自然に受け入れるようになったのです。」

アルベルトが言った。

 

 

「最後に一つ、質問。

原作25話、つまり最終話のラストで、シルヴィアはその後の事をどうすれば良かったのでしょうか??

元の地球は無法地帯になっていましたが。」

ミスティが質問した。

 

「まあ、異次元空洞の発生装置でも作るしかないのでは??」

アルベルトが答えた。

 

「元の世界は破滅でしょう。

原作では、ドラゴンの世界では都市の復興や病院の建設が進んだけどね。」

ヒルダが答えた。

 

「原作をそのまま見れば、元の地球はお終いだな。

ドラゴンの世界をアンジュやサラ達が復興してから、手を差し伸べる、ということになるでしょう。」

私はそのように答えた。

 

「原作では、私の最後が何も描かれていません!!

生死すら、不明のままで「終わり」です。

そのような原作には未練はないです!!

 

 

だいたい、私や私の両親や家族らを原作の制作陣は何だと見ていたのでしょうか??

本当に頭に来ていますわ。

まるで、かつおぶしや昆布のダシではあるまいし。」

ミスティが、怒りの(?)発言をした。

 

うーん、夫の私としては、どう答えようか??

 

『筆者としては、恐らくミスティは物語の短時間化の犠牲になった、と見ています。

「宇宙戦艦ヤマト」の最初の構想では、3クール、39話を想定していたにも関わらず、24話に強制縮小され、かなり単純な勧善懲悪、ご都合主義のストーリーになってしまったお話は有名ですね。

 

また、そのような犠牲者は他にもいて、例えばエルシャがそうです。

ドラゴンとの架け橋の役割を期待されていたようですが、ストーリーの変更につぐ変更で、その話は終わってしまったようです。』

筆者がストーリー変更による犠牲はミスティだけではないことを明らかにした。

 

 

「まあ、それでは私の立場もありませんわね。

アイドルマスターの三浦あずささんのような立場で最後まで行こうと思っていたのに、原作では裏切ってエンブリヲに就き、その後はブラジャーで白旗を掲げてアルゼナルの仲間に合流したのですから。」

エルシャが、原作では活躍の場があまりなかった、と言わんばかりに嘆いた。

 

「まあまあ、エルシャさん。

私などのような者が、エルシャさんの参考になるかどうかは分かりませんよ。」

三浦あずささんが、夫の三浦友和氏と共に、笑って言った。

 

「ミスティ、まあ、君の原作の不当な扱いに筆者が義憤を覚えて、この2次作品を書いて頂いたのだから、ここでは大活躍したのだからそれで良し、とするべきではないかな。」

私がミスティを慰めた。

 

「ヒルダ、君の活躍は素晴らしい。

原作でも君は活躍したのだ。

そして、原作の不当な扱いに同情して、この筆者が義憤を覚えて、この2次作品を書いて頂いたのだから、ここでは大活躍したのだからそれで良し、とするべきではないかな。」

アルベルトがヒルダを慰めた。

 

 

「そう、その通りだわ、有難う、リデル!!」

ミスティがミスティらしいしおらしい口調で私とキスをする。

 

「嬉しいわ、アルベルト!!」

ヒルダが、ヒルダらしい情熱的な口調で、アルベルトとキスをする。

 

この展開に、アンジュとサラはノックアウトされた!!

 

 

「この・・・・・!!

大馬鹿カップル共!!」

アンジュが、顔を真っ赤にして、叫ぶ!!

 

「違います。

私達の両親は大馬鹿カップルではありません!!

大熱愛カップルです!!」

私とアルベルトの子供達が口々に反論した。

 

 

「もう、この後は交尾のご準備ですかねえ。」

サラが、さらっと言った。

サラは、宇宙医科大学校入学以来、性教育に並々ならぬ関心を「真剣に」していたからな。

無理もない、か。

 

午後2時に本日の座談会は終了した。

 

そして、私達はドラゴンの世界にある「縁部理桜ホテル ドラゴン世界京都中央館」に宿泊したのだ。

 




今回は第3部として、原作のゲームとドラゴンの世界の秘密を中心に描きました。

宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は今後、どのように実行し、発展していくのか??


次回も、ドラゴンの世界で座談会を行います。
これからは、外伝やエピソード等が多くなるかと存じます。

次回をお楽しみに。
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