クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
何かございましたら、ご質問を投稿して頂ければ幸いです。
今後も、敢えて原作やその他のタブーに独自の解釈を加えて述べてみたい、と思います。
また、このサイト「ハーメルンSS」にある戦記物のように、「軍事関係の部隊」や「歴史の流れ」についても、いずれ記載させて頂こうかと存じます。
2131年1月15日。
筆者が介入していた座談会も一通り終了して、皆、ほっとしていた。
そして私が日本連邦の大統領としての執務を日々、「落ち着いて」こなしていた。
今年は、安寧な年でありますように。
今まで、動乱と困難の中を潜り抜けてきた私やミスティなどの仲間にとって、安全や安心は何よりもの宝なのだ。
このような時に限って、混乱という名の外乱要因は、必ず起きる。
午前9時。
本日は、日本連邦の首都東京にて、アジア太平洋連邦と欧州連邦との「持ち回り会議」を朝7時から行い、9時前に終了していた。
そして、アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領とあけみ夫人、欧州連邦のアルベルト・マンシュタイン大統領とヒルダ夫人、モモコ連邦のタスク大統領とアンジュ夫人らを囲んで、私とミスティらと大統領執務室に朝の一服、つまりコーヒータイムでの休憩をしていた。
その時、モモカが血相を変え、走って大統領執務室に入って来た。
「大変、大変!!
私の声を当てていた上坂すみれさんが、誹謗中傷への対策にと、2016年3月4日にツイッター更新をしばらくお休みすると発表しました!!」
「ええー??」
私を含めて全員が、一斉に驚きの声。
「私の声をあてていた田村ゆかりさんに続く、大きなスキャンダルでもあるの??」
ヒルダが叫んだ。
「どうなるのか、私にもさっぱり・・・。」
モモカが、元気がなさそうな声で言った。
まあ、心配する気持ちは理解出来る。
「私のμ’sも、次の世代にバトンタッチします。
2016年の3月31日、4月1日のファイナルライブで、次の世代の『Aqours』にバトンタッチ、そして区切りをつけます!!」
田中(旧姓:絢瀬)絵理も、発言した。
「まあ、穗乃果とか、希とか、にこ達とは長年やってきたからね。
寂しくないと言えば嘘になるけれども、まあμ’sの9人のメンバーは、私を含めて声優さん達は皆、大活躍をしているから大丈夫ね。」
何か、ハートマークが飛んでくるくらいに幸せ、という波動が感じられた。
それもそのはずだ。
「賢い可愛いエリーチカ」「エリチ」で知られている絵理。
その人気は、出身地のロシアや日本だけではなく、中国、台湾を中心に、怖い位に、絶大なものがあるのだ。
彼女の載っているポスターに対して東京や上海などでは土下座やお辞儀をするファンが続出した時すらあったのだから。
そして、ロシアを中心に、絵理とその一族親戚には相当な人脈があるのだ。
もっとも、私ことリデル・田中とは既に親戚同士になっているが。
「ふふふふ。
時代がまた、大きく動く時が来たようですね。
これもまた、時の運命というものでしょう。」
東郷(旧姓:高垣)楓さんが、その美貌の顔で運命論者の如く、さらり、と「こいかぜ」の如く言葉を紡いだ。
これはこれは、「アイドルマスター シンデレラガールズ」のピカ一の美女である、余裕の表情だ。
そしてその隣には、夫の東郷ヤコブレフ氏がいる。
どう見ても、美男子の夫に美女の妻、正にスーパーモデルの夫婦だ。
そして、今でも二人は売れっ子のモデルですからねえ。
軍医、そして軍人出身で、かつ、大統領府で仕事をしながら現役のモデルやアイドル歌手の仕事をするこのお二人。
常識的にはとても出来るとは思えないし、信じられないよ。
本当に、羨ましい・・・。(苦笑い)
私も、そんな特技や才能があったなら、もう少しましな人生があったのかなあ。
「ふむ。
今は時代の流れが大きく変わる節目、潮目、という事でしょうかね。
狙撃の如く、流れに任せるしかないのでしょうか。」
東郷ヤコブレフ氏が、正確に狙撃ポイントを把握して潮目を見るが如く、情勢分析を行った。
流石は、ヤコブレフ氏と楓さんとの名コンビ、「デューク東郷夫妻」だ。
「リデル・田中大統領。
時代は新しい政治や社会を望んでいます。
それに向かって進むだけではなく、21世紀から22世紀にかけての歴史的な精算も求められているのではないでしょうか。
時の流れに身を任せるのではなくて、我々が時代の推進役になる時が来た、と認識しております。」
東郷ヤコブレフ氏が、私に対して決意を示したが如く、熱く語った。
「うふふふふ。
さすがはヤコブレフさんと楓さんらしいわ。」
もう一人の「アイドルマスター」の重鎮である三浦あずささんが、紅茶を飲みながら、その笑顔で感想を述べた。
あずささんは、「石油王」の三浦友和氏と結婚している。
そして、「アイドルマスター」関係者を中心として、サロンの運用もされている。
「喫茶アンジュ」のような感じで。
「あらあら、こちらも千早ちゃんや伊織ちゃんだけではなく、美希さんとか、やよいちゃんとか、真さんとかに何か手伝う事はないかしらねえ。
高木順一郎特命宣伝大臣に頼まなければならないかも。」
実に、あずささんらしい物言いでの発言だ。
こんな事が言えるようになっただけ、余裕が出てきたのかな。
これから政治も、子育て支援とか、財政問題とか、先端技術開発とか、宇宙開発や交流促進とか、やっともう少し地味な事に手を出せるかな。
と、私がそのような感慨にふけった、その時、「筆者」から、介入のお言葉があったのだ!!
『皆様、お元気ですか。
一応の区切りとして、最高幹部クラスの皆様での座談会の最後と、こぼれ話、そして今後の活躍についてお話をさせて頂きたいので、ご機会やお時間を頂きたいのですが。
勿論、天皇皇后両陛下も交えて。
場所はジェノヴァのローゼンブルム王国王宮でどうでしょうか??』
「うーん。
そうなれば、明後日、1月17日では??
時間は朝9時からで構いません。
アルベルト、大丈夫??」
私は咄嗟に筆者に答えた。
「俺は大丈夫だ、リデル。」
アルベルトが返答した。
『では、明後日の朝9時に。
いつものメンバーに加えて、日本連邦の高木順一郎特務宣伝大臣と、植村仁志外務大臣らも同席をお願いしますよ。』
筆者が答えた。
さて、面白くなってきた!!
1月17日の準備もしなければ。
午前10時。
私は日本連邦大統領として、妻のミスティ、アジア太平洋連邦の阿倍野真三大統領とあけみ夫人、欧州連邦のアルベルト・マンシュタイン大統領とヒルダ夫人、モモコ連邦のタスク大統領とアンジュ夫人らと共に、アフリカ統一会議議長でタンザニアの大統領であるワガンデ・タンザニーカ議長とウラディ夫人と会談をした。
ワガンデ・タンザニーカ議長は軍人の出身でおられるので、私やアルベルト、タスクなどとも話が合うのだ。
「アフリカ諸国では貴国らの暖かいご支援で風土病の克服や砂漠の緑化事業も進み、急速に経済や社会が向上しつつあります。
しかし、新たな課題である宇宙時代への対応やその教育には、まだまだ道半ばであるのも事実です。
何とか、日本の「温故知新」「八紘一宇」の実践を、アフリカでも行いたいと考えております。」
ワガンデ・タンザニーカ議長が、私達に問いかける如く、依頼をされた。
「このご依頼の分野では、我が日本連邦の植村仁志外務大臣が適任かと。」
私がワガンデ・タンザニーカ議長に答えた。
植村仁志外務大臣は文字通り、「温故知新」「八紘一宇」の実践者であるから、最適任である。
「是非、喜んでやらせて頂きます。」
植村仁志外務大臣が本当に嬉しそうに快諾した。
午前11時30分。
私達はワガンデ・タンザニーカ議長とウラディ夫人からの「熱烈なご依頼」で、秋葉原の街を視察していた。
何でも、「日本人などがどうして秋葉原やその文化を理解して受け入れているのか??」
「どうして日本人などの日本連邦がいち早く宇宙時代に何の混乱もなく移行出来たのか??」
が、どうしても政府などからの報告や書籍、動画などのメディアを拝見しても、大使や要人らとの会談でも、深くまでは理解出来なかったので、自分の目で確かめたい、肌で感じてみたい、との強烈なアタックがあったのだ。
私は、会談でそれらの質問に、このように答えた。
「ある意味で、私を含めた私達の政府要人、宇宙医科大学校の卒業者や在校生すべてが、その典型的な実例であり、証明なのですよ。
ワガンデ・タンザニーカ議長閣下。」
「成る程、ねえ。
確かに、貴国らは多くの特技や非凡な才能を持ち、それを開花させる人材の宝庫であることは理解しました。
それが、貴国らの原動力であることも。
しかし、リデル・田中大統領閣下、その環境の典型的な例が、東京秋葉原という街の環境や雰囲気なのでは??」
ワガンデ・タンザニーカ議長は、尚も食い下がった。
確かに、秋葉原が現在の街になった根本的な原因は、第2次世界大戦が終結した後の街の復興に由来する。
戦後、焼け野原になった東京の秋葉原に、旧日本軍の通信兵などが秋葉原駅のガレージとその周辺に集まり、「バラック街の商店街」を形成したのが始まりだった。
その後、真空管からトランジスタ、IC・LSIなど電子部品の発達や日本の高度経済成長と共にTV、ラジオ、自動洗濯機、冷蔵庫などの「三種の神器」「白物家電」などの需要に応える購入数の増加で大発展した。
石油ショックを経て1980年代後半からは本格的なインターネットの時代が訪れ、PCなどによるゲームやアニメなども人気を博した。
その後、不動産バブルとその崩壊、ITバブルとその崩壊を経て、21世紀には最先端のサブカルチャー文化の発信源になり、現在に至っている。
渋谷や原宿は独自のファッション商業圏を形成しているが、秋葉原はコスプレ文化など多様な文化を受け入れたり創造したりして成長し、世界を席巻する文化の発信源なのであり、それ故に日本や世界の最先端を走り続けているのだ。
「それでは、急遽失礼ですが、秋葉原の視察をしましょう!!」
アルベルト・マンシュタイン大統領が、彼らしい発言をしてしまった。
おい、予定外そのものの行動だぞ!!
「警備は大丈夫か、アルベルト??」
私は尋ねた。
事前に冨樫優国防総省大臣と加藤稔テロ対策担当大臣(テロ対策担当補佐官から2131年1月15日に日本連邦政府の担当大臣に就任して頂いた)にも尋ねたが、問題は無い、との事だったのだが。
「問題があったら、もうとっくにテロが起きているぞ、リデル。」
アルベルトが笑って言った。
そして、皆も笑った。
秋葉原を歩くと、いかに多様な文化や製品が溢れているか、宇宙時代を迎えた地球の最先端の地域であるか、が良くわかる。
ワガンデ・タンザニーカ議長とウラディ夫人も、肌で秋葉原の最先端ぶりをご理解頂けたようで、何よりだ。
午前12時。
食事をしようと予約していた、いつもお世話になっている秋葉原ワシントンホテルの入り口に入ろうと、歩道から歩いていたら、どこかの「セレブ」の雰囲気のあるダンディーな男性が、ミスティ、ヒルダ、アンジュ、モモカ、絵理、楓、あずさ、そしてウラディ夫人やあけみ夫人らに声を掛けていた。
「いやあ、実にお美しい方々でおられる。
これから、このホテルでご一緒にお食事ですか??」
その男性は、名刺を配りながら、そのような戯れ言を発言していた。
ワガンデ・タンザニーカ議長がその様子を近くでニヤニヤしながら、私にこう言った。
「我が細君のウラディは、『ミス・アフリカ』にも選ばれた、医者でもある知性豊かな女性だからねえ。
これ位の事でいちいち驚いていたら、キリが無いよ。
うん、うん。」
ははははは。
確かに、笑える事ではある。
ミスティ、ヒルダ、アンジュ、モモカ、絵理、楓、あずさ、そしてウラディ夫人やあけみ夫人らのラインアップでは、どこのプロダクションでも注目するだろう!!
「ほう。
ここで油を売っているとは、御社は相当余裕のあるご様子ですねえ。」
超有名プロデューサーで財務大臣を務める、ケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏が、その男性に声を掛けた。
「えっ??」
その男性はケマル・縁部理桜氏の顔を見て、非常に驚いた。
「おお、ケマル・縁部理桜先生、どうしてここにおられるのですか??
驚きました!!」
「ははははは。
こちらも仕事で来ているのですよ、溝口達見社長。」
ああ、そうか。
あの男性はハイレベルな美女や美男子のタレントが所属していることで有名な、「オーシャンプロモーション」の溝口達見社長か。
「うちのプロダクション関係者に声をかけるとは、溝口達見社長も、なかなかお目が高いかと。」
ナムコプロやパンナムプロ、351プロの社長でもある、高木順一郎特務宣伝大臣も負けじと、溝口達見社長に声を掛けた。
「おお、高木順一郎先生までここにおられるのですか??
となると、この女性の方々は・・・・・、おお!!
実に、実に、貴重な宝石のように輝く、この世の光だ!!」
溝口達見社長は、何故かバックれた時のような、オペラの大袈裟な表現の時ような声で発言した。
これは、まるでケマル・縁部理桜氏が私達の教官でもあったマギー氏と結婚した時のプロポーズの言葉を思い出すかのような声と文句だった。
もう、私達はその声を聞いただけで、大爆笑してしまった。
そろそろ、助け船を出すか。
「まあまあ、溝口達見社長。
ちょっとご一緒しませんか??」
私が溝口達見社長に話しかけた。
その時、私とアルベルト、タスク、そしてワガンデ・タンザニーカ議長、そして佐藤大助副大統領は軍服を着ていた。
「ヒィ、ひえええー
どうか、お助けをー。」
溝口達見社長は、今までのお調子者の言動はどこへ言ったのか、のような台詞を吐いた。
何となく、演技に聞こえる。
この人、元々お笑い芸人だったからなあ。
「うーん。
そうなると、貴方様などは、・・・・、この女性の方々は・・・・・
・・・・・!?
リデル・田中大統領閣下とミスティ夫人などの皆様だったのですか!!
とんだご無礼を!!」
溝口達見社長は、平謝りに謝り、今になって、私達にようやく気付いたのだった。
本当に、自分の仕事で頭も心も一杯だったのだろう。
その後、秋葉原ワシントンホテルにて皆で一緒に食事をした。
溝口達見社長は、
「人材の確保に大変苦労しているので、私も自ら人材を捜し回っているのです。」
「もっと斬新な美女や美男子のタレントなどが欲しいのです。」
との話だった。
芸能界も、人材の確保に苦労しているよなあ。
「もっと、斬新な事をしましょうよ。
3D立体画像やコスプレ動画が当たり前、宇宙旅行や宇宙観光が当たり前の現在、従来型のみならず、新時代を築くものがあること、ここが重要であり、必要条件です。」
ケマル・縁部理桜財務大臣がプロデューサーの本領を発揮して、溝口達見社長に提案した。
「リデル君達の映画も、今年5月から公開上映される第9弾と7月公開上映の第10弾で一応、一区切り。
そして彼らの自伝の映画も制作されますから、御社も是非ご協力を!!」
「そうですよ、溝口達見社長。
ある意味で、私の会社の所属タレントのような手段も、一つの方法ですよ!!」
高木順一郎特務宣伝大臣も援護射撃をした。
「うーん、そうですか。
有難うございます。
現在のうちのタレントはハイレベルとは言え、たったの6人。
うち3人が女性で3人が新人の美男子で、かなりの功績は挙げていますが、ファッションモデルなどの系統だけでは、これ以上の向上は厳しいのです。
かといって、AKB48のような手法は、今や世界中で行われているので、それも厳しいのです。
うーん。
宇宙医科大学校に入学出来るタレントとかは、なかなかいないのに・・・。」
溝口達見社長はこう言って、悩みを打ち明けた。
「宇宙医科大学校の特別機動部隊に入隊すれば良いのではないでしょうか??」
ミスティが提案した。
「おお、それは名案ですねえ。
いろいろと鍛えられますからねえ。
そうそう、あの石頭のサリアやシャナも変わったくらいだから。」
ヒルダが賛成した。
「ふふふふ。
私も出来たのですから、簡単ですわ。」
楓さんも賛同した。
「私も、ミス・アフリカに選ばれた時点では、そのような制度は無かったのだけれども、宇宙医科大学校の特別機動部隊に入隊すれば道が拓けると思いますわ。」
ウラディ夫人も賛同した。
「しかし、しかし、うちのタレントは皆様のようなハイレベルではないのです。
どうしましょう??」
溝口達見社長は困った顔をしていた。
「心配はご無用。
大丈夫ですよ。」
佐藤大助副大統領が言った。
彼は私達の元上官だから、その発言には間違いはない!!
「これが、秋葉原の街が持つ独特の創造力の一つですか。
今回の視察で、良く理解出来ました。」
ワガンデ・タンザニーカ議長が満足げに語った。
そして、その後、溝口達見社長のプロダクションのタレントは、宇宙医科大学校の特別機動部隊に入隊したのだったが、詳細は稿を改めてお話しましょう。
2131年1月17日。
場所はジェノヴァのローゼンブルム王国王宮。
まあ、文字通り、ミスティの実家だ。
午前9時00分
天皇皇后両陛下などをお迎えして、座談会が開始された。
「只今から、『喫茶アンジュ』がある、ローゼンブルム王国王宮迎賓館大ホールにて、午前の座談会を行いますので、関係者の方はお集まり下さい。」
私の義理の父、エマニエル・ローゼンブルム国王が、放送を使って呼び掛けた。
中央に、エマニエル・ローゼンブルム国王とグレース王妃が座られた。
進行役は、エマニエル・ローゼンブルム国王とグレース王妃が担当することになった。
「司会は私、原作では『ローゼンブルム国王』と呼ばれておりますが、前回までと同じく、引き続き担当申し上げます。
記録係は、私達の記録映画撮影などのスタッフの様が中心にお願いします。
書記は、前回に引き続きアルベルト・マンシュタイン大統領にお願いします。」
エマニエル・ローゼンブルム国王が、座談会の開始を告げた。
アルベルトも、頭を下げて挨拶した。
参加者は皆、拍手、喝采!!
私やアルベルトの子供も、拍手をした。
エマニエル・ローゼンブルム国王が、最初に発言した。
「『クロスアンジュ』原作(以下、単に原作と省略)より、この2次小説発表までの経緯について、筆者より、最終話のあたってのこぼれ話と今後の活躍についてお話を頂きます。
『はい、これまでの全体質問を引き続き受け付けます。
質問のある方は、挙手にてお願いします。』
筆者が質問を受け付けの開始を告げた。
「はい、ひとつ質問です!!」
何と、一番早かったのは、またもや政治評論家の板垣栄光先生からの質問だ!!
「天皇皇后両陛下の御臨席を賜り、誠に光栄至極に存じ申し上げます。
さて、前回とは違った側面でお答え頂きたいのですが、ローゼンブルム王国はどうして、日本連邦に加入後も、自治国家として存続し、かつ、現在もこうしておられることが可能なのですか??
ローゼンブルム王国はイタリア王国時代とは違い、首相や大統領の任命権すら持ち得ないのですよ??」
『実に、今回の座談会の主旨である、こぼれ話と今後の活躍にふさわしいご質問ですね。
前回も申し上げましたが、イタリアは、日本のようなまとまりがある国家ではないのです。
古代ローマ帝国が東西に分裂して、最終的に滅びたのは良くご存じかとは思いますが、それ以来「団結」「集団行動」「地域主義」が台頭してきた歴史があります。
イタリア統一戦争でも、統一後にすぐローマが首都にならなかったこと、「北部同盟」などの政治勢力が存在していること、など、繁栄している北部と南部との格差が是正されていません。
更に、イタリア半島のような地域では、昔のような王政は政治や社会の複雑化や変化の激しさについて行けず、事実上無理です。
そこに、日本とロシアが連邦を組み、成立した「日本連邦」が入ってくるわけです。
イタリア半島にあるローゼンブルム王国が日本連邦に統合した2100年時の時点では、トルコやバルカン半島南部や西部、コーカサス地方は日本連邦の同盟国ではあったのですが、日本連邦加盟については交渉が開始されたばかりでした。
イタリア半島がロシアを除く欧州で初めての加盟になるので、日本連邦政府も相当な神経を使ったのです。
ですから、エマニエル・ローゼンブルム国王陛下のご裁断を尊重する形で、2131年現在も、あくまでも自治国家としてローゼンブルム王国は存続しています。』
筆者は板垣栄光先生からの質問にこのように答えた。
「まあ、補足させて頂ければ、集団行動を嫌うイタリア人気質と同時にオリエント、東方への憧れがイタリアを中心に欧州にはあるのですね。
ナポレオン・ボナパルトも同じ考えでした。
そして、現在の発展繁栄に繋がっています。」
エマニエル・ローゼンブルム国王が補足した。
政治評論家の板垣栄光先生が、また質問に立った。
「エマニエル・ローゼンブルム国王陛下が言われる通り、日本連邦に加盟以来のイタリア半島の発展繁栄は、私も実感しております。
次に、またもや質問申し上げたいのは、ローゼンブルム王室とリデル君の田中家、アルベルト君のマンシュタイン家、などとのご関係は、どうなっていますか??
私の見るところでは、阿倍野真三大統領や皇室などともご関係が深いようで。」
『筆者がお答えします。
まあ、ご指摘の通りです。
詳細は外伝、その他で稿を改めてお話しますが、少しだけお話しますと、リデル・田中大統領の田中家やハート家の家系系、高垣家の家系に、何と主要メンバーの家系も関わってきます。』
「おお、やはりそうですか。
まさか、新たなる「世界のロイヤル・ファミリー」の結成に向けた動きではないかな、と睨んでおりますが。」
政治評論家の板垣栄光先生が、突っ込んだ。
『まあ、今ご期待、としておきましょう。
はっきり言えば、近松門左衛門の書いた「南総里見八犬伝」の現代版、とも言えましょう。
筆者としても、もう少し、この2次小説に色を付けたいと思っていますから。』
「おお、「南総里見八犬伝」の現代版ですか。
楽しみにしております。」
政治評論家の板垣栄光先生も、感慨深い感想を述べた。
「さてと、私から質問させていただけるかしら??
何故、私達を登場させたのですか??」
楓さんと「ダブル絵理さん」が、さらっと筆者に質問をした。
『それは、原作にはミスティ以外に、ミスティのようなキャラが欲しかったからです。
そして、かつ、優秀で有能であることが決め手になったのかと。
そして、個人的にではありますが、μ’sの絵理さんと、パンナムプロの絵理さん、アイドルマスター シンデレラガールズの楓さんには是非、ご登場して欲しいと、常々考えておりました。
そこで、この2次小説のような形で活躍頂いた訳です。』
筆者はこのように答えた。
「うん、・・・そうですわ。
恥ずかしい位に嬉しいですわ。」
対象者の3人は、非常に喜んでくれた。
いいねえ、いいねえ!!
「ちょっとちょっと。
私を、このスーパーアイドルの伊織様を忘れないでよ!!」
伊織が言った。
隣に居た夫の秋月涼は苦笑いだ。
「私のような大きな水瀬家はどうなっているの??」
「私がお答えしましょう。」
恐れ多くも、天皇陛下がお答えになられた。
「水瀬家は田中家、阿倍野家、一条家、四条家、我那覇家、東郷家など主要キャラの家系と並ぶ、皇室ゆかりの家柄です。
ですから、何も心配しなくても問題ありません。
スーパーアイドルの伊織様。」
天皇陛下は、和やかにお答えされた。
全く、伊織も恐れ多いことをしてくれる。
『少々脇道に逸れましたが、他にご質問は??』
筆者が皆に尋ねた。
「今後の活躍や外伝についての構想はどうなっていますか??」
「この2次小説とその前後の歴史表などは??」
私とミスティが、筆者に質問した。
『今後の活躍や外伝についての構想については、時間の関係で書けなかった宇宙医科大学校のエピソードとか、卒業後のこぼれ話やラブラブモード全開の内容とか、もっと書きたいですね。
リデル氏やアルベルト氏、タスク氏などの観点も書きたかったのですよ。
但し、お堅い文書を以前よりも沢山書くようになってきたので、更新は遅くなるでしょう。
この2次小説とその前後の歴史表などについてですが、それも逐次、公表していきます。
更に、新作や外伝も考えています。
現時点での構想は以上ということでお許しを。
リデル・田中大統領閣下とミスティ王女様。』
筆者はにこやかに、リデル・田中大統領とミスティの質問に答えた。
「筆者には、この2次小説は軍事シミュレーションの面があるのではないでしょうか??」
何と、皇后陛下が筆者にご質問をされた。
『はい、誠に恐れながら、ご指摘の通りでございます。
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを含めて、深い考察や計画が潜んでいる、ということをこの場で申し上げます。
詳細は、稿を改めて発表させて頂きます。』
筆者はそのように答えた。
「やはり、昨今の国際情勢の変化も敏感に捉えているのも、実に良い事かと思います。」
天皇陛下が、筆者をお褒め頂いた。
筆者をはじめ、参加者の他の全員が、感激した!!
「それでは、本日の座談会は、これにてお開きとさせて頂きます。」
私の義理の父、エマニエル・ローゼンブルム国王が、お開きの挨拶をして、終了となった。
後書き:
今回は第3部として、これまでの区切りとして、こぼれ話と今後の活躍についてを中心に描きました。
次々に原作の矛盾やこの2次小説の考えを明らかにしてきましたが、如何だったでしょうか??
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であることを明らかにして、正式に実行段階に進めました。
私達は今後、どのように実行し、発展していくのか??
その詳細は、今後のお楽しみ、ということで。
これからは、外伝やエピソード等が多くなるかと存じます。
次回をお楽しみに。