クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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 原作も3月29日の第25話の最終回の放送が終わりました。
エンディングは良し、としましょう。
ハッピーエンディング、万歳!!

しかしどう見ても、「ガンダム」の再来のような最終回の模様だったのかな??
もうミスティは登場場面もなく放送終了。
何度も申し上げますが、作品内容は時間と作画のレベルで問題噴出ではないですか!!

あとは修正版のDVDとか、劇場版とかに期待しろ、とは酷いです、スタッフの皆様!!
不満噴出で投げやりだぞ!!
最終回くらい、ミスティを出してよ!!

この作品で、ミスティの素晴らしさを今後とも徹底的にアピールします!!


「黄金のタッグチーム」である私達4人らは、2111年11月8日に勃発した第一次ガリア帝国動乱に巻き込まれ、戦闘に参加しました。
そこで、「サリア」と名乗る女が隊長である、半ダースほどのラグナメイルチームと戦闘になったのです。

幸い、第一次ガリア帝国動乱は2日後の11月10日には終結しました。
その後のガリア帝国は無理矢理にルーマニアなどを編入したツケが回り、民族紛争が激化するなど、不安定化していきました。

私達は2111年12月より翌年の2112年3月まで、ドラゴンの世界などの「平行世界」の現状を視察することや、異星などとの交流をしつつ、学業や「政府広報」、イベント等をこなし、3月3日にはドラゴンの世界で「ドラゴン世界 春の園遊会」が開催され、エンデラント連合の大統領や日本連邦から古くからの知り合いである水瀬伊織さんなどが招待されました。

実に深い意図と戦略が、多くの国家や平行世界で動き始めています。
新キャラやジルなど活動不明の人物など、宇宙医科大学校の同期生らを含めて、どのように発展していくのか??

5月5日のミスティの誕生日パーティーでの大きな節目の時期に、当日未明から阿倍野大統領らを交えた会議で、今後の世界情勢などを話し合い、膠着した各国関係の打開に向けて、私達は「愛の革命作戦」を提案するに至ったのです。

そして、ついに同日、日本連邦の阿倍野真三大統領が、こう宣言しました。
「私達は、マナの廃止に向けた戦いを進め、大きな前進を勝ち取りましたが、
まだまだ、これから、全廃に向け、ノーマの完全解放に向けて進んで行かなければなりません。
その作戦名、『愛の革命作戦』を、今日、この時から開始することを宣言します!!」

その成果も徐々に出てきて、翌年の2123年4月1日には、ルーマニアと共に、モルドバも日本連邦に正式加盟しました。

私達も4年生。
軍の組織改編も大きく進行していた一方、国内外情勢や宇宙情勢も激動を始めていた中で、
恋も仕事も学業も益々ヒートアップで大発展と大忙しだ!!



第29話 愛の革命作戦の開始で国も宇宙医科大学校も大忙しです

 2113年4月15日、午後4時。

場所は宇宙医科大学校の校内に設けられた実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」準備室。

準備室とはいっても、生徒らの自習室の一角を借りただけの「部屋」である。

ちょっとした会議室レベルの大きさである。

 

「特殊機動部隊(仮称)」の指導や教育に当たる、私達の教官でもある蝶野亜美陸軍中佐と末次一郎宇宙軍中佐が議論(?)していた。

 

「問題は、志願者がゼロ、と言う事よ!!」

4月に2階級特進した蝶野亜美陸軍中佐が叫んだ。

「特殊部隊は、志願が大前提。

これでは、幽霊部隊になるしかないわ!!」

 

「うーん、君の同期生らを引っ張ってこれない??

例えば、入隊以来仲良しの、軍医のアーノルドさんとか、松井幸子さんとか、ブッド君とか、アレリウスさんとか、アラン君とか。」

4月に2階級特進した末次一郎宇宙軍中佐が、尋ねた。

「俺は宇宙軍だから、陸軍の分野は弱いよ。」

 

「この募集要項が厳しすぎるのよ!!」

蝶野亜美陸軍中佐が、また叫んだ。

「何よ、このインチキ募集要項は!!!」

と、「某fate怪奇ゲームやアニメ」の凛がぶち切れたような、ツンデレ系の叫び声で言った。

 

 

そもそも、実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」の募集要項とは、どのような物なのか??

これは、宇宙医科大学校の校長、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が作成したものだったのだ。

彼の政治力のお陰で、宇宙医科大学校は、幹部学校や、姉妹校の防衛医科大学校らと同等の権限を与えられていた。

 

校長は後進の人材を更に育てるには新たなる組織が必要であることを痛感しており、引退間近であることから必死で、上層部や連邦政府に強く働きかけて実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」の設立の承諾を得たのであった。

 

しかし、その為であろうか、その募集要項は校長の趣味に沿ったものになってしまった。

これならば、物議を醸し出す内容であるのは明らかだ。

 

 

――――― 実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」 募集要項 ―――――

 

 

 宇宙医科大学校の付属部隊として、実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」に志願する方を、以下の募集要項で募集しております。

 

応募条件は、国籍、年齢、性別を問わず、軍の現役、退役、予備役の経歴等も問いません。

しかし、頭脳や身体的に極めて高い能力と根性、様々な世界に対する深い理解、そしてあらゆる意味での「奇跡の持続力」が必須です。

 

具体的には、以下の条件に合った方を優遇します。

 

1 応募基本条件

・宇宙医科大学校に入学出来るレベルの方(留学生も可能)。

・知能指数は少なくとも110レベル以上、150レベルか、それ以上が望ましい。

・春夏秋冬の四季を過ごせる方で、山岳や海洋などへの環境に耐える方が望ましい。

・男性は女性に強い興味と関心のある方、女性は男性に強い興味と関心のある方が望ましい。

・専門や特技、趣味は、少なくとも2種類以上をご提示願います。

・プロポーションにある程度以上、自信をもって人に接することができることが入隊の必要十分条件ですので、予めご承知下さい。

・性教育を含む医療関係の業務や教育活動、広報宣伝活動の参加や実践は基本任務でかつ、入隊の必要十分条件ですので、予めご承知下さい。

画像や映像、動画等の撮影や各種記録や放送媒体による配布や宣伝、医療関係での性教育やその解析、撮影会や絵画写生のモデル、コスプレなどによる各種の広報宣伝活動などもありますので、併せてご承知下さい。

 

2 優遇処置

・恋人同士、夫婦同士の入隊も大歓迎します。

寮や住居の貸与や衣食住の保証や、生活環境の良い住居を優先的に提案致します。

・医療関係、各種の工学理学関係の技術者や研究者、各種のパイロットなどの専門操縦者、各種の理化学系、農林水産関係、製造業、IT関係、語学、会計、モデル、教育などの専門家を優遇します。

・学士以上(大学等の卒業者)に関しては、入隊後は即日、宇宙医科大学校の3年生に編入される優遇を受けます。

その他の方については、各種の専門分野の能力や適性に応じた宇宙医科大学校の待遇や優遇を受けられます。

少なくとも、入隊後1年経過した時点までには、宇宙医科大学校の入学や編入を保証します。

・国籍取得の優遇が得られます。

・各種手当ては、入隊時より現役の軍人や軍属と同一基準で支給されますので、一般の公務員の事務職や技術職より高い待遇です。

 

3 訓練内容

・入隊後、射撃訓練は最初の3ヶ月の前期訓練で、小銃弾だけで1万発以上の射撃することを基本とします。

またこれとは別に車両運転とラグナメイル等の操縦はそれぞれ100時間以上を基本とします。

・後期訓練の3ヶ月の訓練では、宇宙ステーション研修、異星研修、平行世界での研修があります。

・各種専門に応じた教育に加えて、偵察部隊の訓練や救急救命士などの資格取得と訓練も行います。

・入隊後半年までに学力検査、体力検査、能力検査、適性検査を実施し、成長の度合いや適性、希望などを加味して今後の職種等を決定します。

 

4 その他

・任務遂行や訓練教育には、身心、頭脳が共に強靱であることが必要になります。

・入隊時の待遇や階級は、前職などの経歴から決定しますが、最低でも予備役兵長と宇宙医科大学校の技術職の兼任の身分から開始されます。

・農林水産業、自営業などの方も、それに応じた訓練や教育、部隊勤務を行えます。

・志願される方、ご不明な点やお問い合わせの点は、宇宙医科大学校総務部、各種軍の募集事務所や軍の駐屯地、各種基地等の広報や総務担当、日本連邦国防総省の各事務所、地方自治体の総務や広報までご連絡下さい。

 

 

――――― 「特殊機動部隊(仮称)」 募集要項  おわり―――――

 

 

 末次一郎宇宙軍中佐が、尋ねた。

「俺はこの募集要項に疑問は感じないのだけれども??

むしろ、一般の兵や下士官の募集より、遙かに高い待遇だろう??

むしろ、羨ましいよ。

僕自身、入隊時にこの募集があったならば、間違いなく志願していたよ。」

 

 末次一郎宇宙軍中佐の指摘は正しかった。

「黄金のタッグチーム」である私達4人など宇宙医科大学校の生徒は、他の予備役に比べても相当な「優遇」を受けているのは間違いないが、それでも「宇宙医科大学校の技術職の兼任の身分」ではない。

あくまでも「宇宙医科大学校の生徒」である。

 

それに比べて、実験研究部隊である「特殊機動部隊(仮称)」の厚遇は、本当に羨ましい。

私もミスティも、「家に余裕があったのならば、ローゼンブルム大学医学部を卒業して、その後で宇宙医科大学校の「特殊機動部隊(仮称)」に入隊すればよかったね。」などと会話した程だ。

アルベルトや、ヒルダも同じ意見だった。

また、同期生を含めて、宇宙医科大学校の生徒や卒業生も、同じような意見だった。

 

何故ならば、「宇宙医科大学校の生徒」である私達が、予備役であるにも関わらず、現役の如く「戦闘行動」に頻繁に出撃する待遇の大学校が、宇宙医科大学校であるからだ。

只ですら暇が殆どないカリキュラムに加えて戦闘行動に出撃とは、本当に、僕らは寝る暇もないよ!!

 

 

 

「宇宙医科大学校に入学出来る生徒や宇宙軍に入隊出来るあなた達は別格よ!!」

蝶野亜美陸軍中佐が、またまた叫んだ。

「私のような劣等生には厳しすぎるのよ、この募集基本条件が!!

私なんか、知的レベルどころか、専門や特技、趣味で2種類以上の提示すら出来ないわよ!!

今まで、戦車道の教育や機甲科の研究ばかりに熱中していて、女ながら料理すらろくに出来ないのよ!!

プロポーションにある程度以上、自信をもって人に接することができることも怪しいわよ!!

私は只の戦車馬鹿なのよ!!!

うわ~~ん!!!」

蝶野亜美陸軍中佐が、やけくそになって、人前をはばからず大声で泣き出した。

 

私やミスティ、アルベルトとヒルダはこの泣き声を隣の自習室で聞いて、これは、何とかしなければ、と思い、早速動き出した。

 

心当たりは、ケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏と、ローゼンブルム大学だ。

私達は手分けして連絡した。

やはり、このような場面では、人脈が物を言うよな。

 

 

 それから1時間後。

 

「失礼しますよ。」

ケマル・縁部理桜氏が、マギー教官や私達4人らと共に、蝶野亜美陸軍中佐と末次一郎宇宙軍中佐の元を訪ねた。

 

私達4人は、蝶野亜美陸軍中佐と縁の深い、茨城県ゆかりのお土産を持ってきた。

「これをどうぞ。」

水戸納豆や甘納豆、水戸や土浦などのお菓子などだ。

 

それと共に、ローゼンブルム大学から8人、その他から2人の志願者を紹介した。

 

ローゼンブルム大学より大学院生8人、男女ともに4人ずつが志願した。

・ナオミ・キャリアと、その恋人のベッカム・キングリッジ氏

・メアリー・ベギンと、その恋人のネタニヤフ・ベンジャー氏

・マリカ・林と、その恋人のハルカ・桃山氏

・ノンナ・サダトと、その恋人のハジ・モジュール氏

 

その他から、驚くべき人物が2人、男女ともに1人ずつが志願した。

・水瀬伊織と、その恋人の秋月涼氏

 

水瀬伊織、秋月涼の2人は大学を卒業し、その他の8人は大学院に進学を果たしていた。

全員、12歳である。

 

蝶野亜美陸軍中佐と末次一郎宇宙軍中佐は、目を丸くして驚いた。

「えっ、本当に志願したいの??」

蝶野亜美陸軍中佐が、思わず尋ねた程だ。

全員、プロポーションなどを含めて、身心、体力も、頭脳の能力も、申し分ない。

 

早速、正式な募集と志願の受付が開始された。

専門の分野は次の通りだ。

 

・ナオミ・キャリアと、その恋人のベッカム・キングリッジ氏は、宇宙工学の専攻でパイロットでもある。

・メアリー・ベギンと、その恋人のネタニヤフ・ベンジャー氏は、農芸化学の専攻である。

・マリカ・林と、その恋人のハルカ・桃山氏は、電子情報やIT関係の専攻でパイロットでもある。

・ノンナ・サダトと、その恋人のハジ・モジュール氏は、核融合などのエネルギーの専攻である。

・水瀬伊織と、その恋人の秋月涼氏は、共に東京大学理学部の物理学科を卒業したばかりだ。

現在はミュージシャンでアイドル活動をしつつ、パイロットでもある。

 

とてつもない人材の集団が、志願してきたのだ!!

 

 

 私達4人は、翌日から1週間、彼らの適性検査や初期訓練などを「監督」して「同行」した。

志願者は全員合格の上で、「特殊機動部隊」として正式に発足した部隊の隊員として、予備役の軍曹に任命された上で宇宙医科大学校の3年生に編入された。

もっとも、人員の関係から、怪獣と戦う「警備隊」のような位置付けにされていた。

 

彼らは、前期と後期の半年間の教育がある関係上、カリキュラムとの調整が必要ではあるが、その間は教育訓練に集中することになった。

私達4人は、入学後、1ヶ月も経過しないうちに戦闘に参加したので、それだけでも大きな待遇の差だ。

 

私達4年生も、3年生との合同訓練や合同教育も増加した。

だから、ヴィヴィアンや「特殊機動部隊」の隊員らとの訓練も増加したのだ。

 

 

 

 一方、「愛の革命作戦」の開始により、国内外の大きな変化は、宇宙医科大学校だけではなく日本連邦軍の軍事組織も大きく様変わりさせていた。

 

一言で言えば、これまで日本列島を中心にアジア・太平洋地域やインド洋地域を中心の防衛を想定し、欧州などはそれらの地域軍が守ることを基本としていた日本連邦軍が、イタリア半島にあるローゼンブルム王国や新たに連邦に加入したトルコやルーマニア、バルカン半島諸国の防衛も強化する必要性を痛感した連邦政府。

地域統合軍を除く軍事力だけでも、以前の1800万人を2113年現在で3600万人に倍増したのだ。

 

そして、最悪の事態を覚悟して、更に2115年までに4000万人体制+予備1000万人体制を目指していた。

何故ならば、2105年以来の、一連の紛争や事変、動乱などの教訓や戦訓を元にすれば、陸海空軍や海兵隊、宇宙軍、統合軍、ドラゴンの世界などからの支援や援軍も考えれば、最終的には陸軍が締めや殿を行わなければならないのは、22世紀の現在でも間違いはないからだ。

 

それだけではない。

既に地域統合軍12個を、各地域軍の再編という形で2113年中に15個に増強された。

2115年までに24個+予備6個体制に、2120年までに30個+予備10個体制を目指して整備を急いでいた。

 

これらは、欧州を中心に大動乱が発生しうるとの分析に基づいた国防力整備計画である。

 

 

 

 軍の組織改編も大きく進行していた一方、国内外情勢や宇宙情勢も激動を始めていた。

円鰤夫(エンブリヲ)の所属している、レプタニアンの一族は、宇宙の内外からの圧力や侵攻により、その立場が極めて弱くなっていた。

 

また、ガリア帝国はポーランドとの関係が非常に悪化、旧スロバキアや旧ウクライナとの国境地帯では武力衝突や紛争、銃撃事件などが頻発していた。

 

 

そして、2113年の7月1日。

重大な連絡が、円鰤夫(エンブリヲ)からケマル・縁部理桜氏の元に届いた。

「是非、会いたい。」との連絡だった。

 




 今回は大学4年生の春から4年の夏までを描きました。

大きな節目を迎えた私達が、更に後輩らの人材を得て飛躍を続けています。

「黄金のタッグチーム」である私ことリデル、ミスティ、アルベルトとヒルダの私達4人を含めて、宇宙医科大学校の同期生らは、どのように今後発展していくのか??
円鰤夫(エンブリヲ)との会談は実現するのか??

4年生の夏以降、私達の関係に益々大きな発展の予感??

次回をお楽しみに。

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