クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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 原作ではモブキャラのように冷遇されたミスティ。
コンシューマーゲームでも出演はするのかな??
ミスティの素晴らしさを今後とも徹底的にアピールします!!

最終回まで、主人公とミスティのハッピーエンドまで、登場キャラが幸せになるまで、この作品を必ず書き続けます!!


2112年5月5日のミスティの誕生日パーティーでの大きな節目の時期に、当日未明から阿倍野大統領らを交えた会議で、今後の世界情勢などを話し合い、膠着した各国関係の打開に向けて、私達は「愛の革命作戦」を提案するに至ったのです。

そして、ついに同日、日本連邦の阿倍野真三大統領が、こう宣言しました。
「私達は、マナの廃止に向けた戦いを進め、大きな前進を勝ち取りましたが、
まだまだ、これから、全廃に向け、ノーマの完全解放に向けて進んで行かなければなりません。
その作戦名、『愛の革命作戦』を、今日、この時から開始することを宣言します!!」

その成果も徐々に出てきて、翌年の2123年4月1日には、ルーマニアと共に、モルドバも日本連邦に正式加盟しました。

私達も4年生。
軍の組織改編も大きく進行していた一方、宇宙医科大学校では、「特殊機動部隊」が、ローゼンブルム大学などからの志願者10人でスタートしました。
国内外情勢や宇宙情勢も激動を始めていた中で、恋も仕事も学業も益々ヒートアップで大発展と大忙しの中、円鰤夫(エンブリヲ)の所属している、レプタニアンの一族は、宇宙の内外からの圧力や侵攻により、その立場が極めて弱くなり、ガリア帝国はポーランドとの関係が非常に悪化、旧スロバキアや旧ウクライナとの国境地帯では武力衝突や紛争、銃撃事件などが頻発していきました。

そのような状況の中、7月1日に、あの円鰤夫(エンブリヲ)が、ケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏に対して会いたいと、連絡をしてきました。
7月7日、ジェノヴァの王宮でエンブリヲ・フォン・フリードリッヒこと、円鰤夫(エンブリヲ)との会談が実現しましたが、到着直後に10体の大型怪獣がジェノヴァを襲い、我々を含めて迎撃、撃破しました。

今後、円鰤夫(エンブリヲ)がどのように出てくるのか??
彼に同行したサリア達には今後、何が起きるのか??



第31話 私の13歳の誕生日パーティーの大成果

 2113年7月7日、午前9時。

場所は日本連邦の自治国家、ローゼンブルム王国の王都ジェノヴァにある王宮。

 

ここで、私こと、リデル・田中の13歳の誕生日パーティーが大ホールで午前10時から開催される。

しかし、政治の世界では、それはただの言い訳。

エンブリヲ・フォン・フリードリッヒこと、円鰤夫(エンブリヲ)氏の会談やその発言が

非常に注目されていた。

 

既に、「黄金のタッグチーム」の私達4人などが、TV中継会見が終了した直後、午前9時過ぎから、阿倍野真三大統領らVIPと円鰤夫(エンブリヲ)氏との会談が、大会議室で開始されていた。

 

「エンブリヲ・フォン・フリードリッヒ様との会談が実現することが出来ましたことを、また、後世の歴史家は高く評価される会談が実現したことを、心から感謝申し上げます。」

大型怪獣に対する戦闘や迎撃の成果を強調した緊急会見が終わり、日本連邦の阿倍野真三大統領が、その余韻と興奮が残る顔ではっきりと言った。

 

「私のような無名の者に、阿倍野真三大統領らVIPの皆様がこのような大きな晴れ舞台をご提供頂き、本当に感謝に堪えません。

このご恩は生涯忘れません!!

皆様、宜しくお願い申し上げます。」

円鰤夫(エンブリヲ)氏は実に丁寧な言動をしていた。

風聞では、謀略家とか、影のフィクサーとか聞いていたのだが。

 

阿倍野真三大統領の周囲には、大統領夫人、志木田茂雄外務大臣、中谷元雄国防総省大臣、ローゼンブルム王国国王ご夫妻、モモコ連邦のジュライ大統領とその夫人、エンデラント連合のアーセナル・シュワルツネッガー大統領と、その妻で首相を兼任するリィザ・ランドック外務大臣、ドラゴンの世界の大巫女様、サラのご両親、私の父である田中隆男大臣、私の母、そして、「黄金のタックチーム」である私達4人を含む宇宙医科大学校の同期生や有名プロデューサーであるケマル・縁部理桜氏と、私達学生生徒の「引率者」であるマギー教官らがいた。

 

また、この会談には、ローゼンブルム首相であるピエモンテ・マンシュタイン氏や、宇宙医科大学校の校長、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏、サリア達6人の「ダイヤモンドローズ騎士団」や、本日、初めてTVに出演した私達同期生の3組と4組、そして、4月に発足して、今回の戦闘にも初参加した「特殊機動部隊」のメンバー、そして年下のヴィヴィアンなどを含む「縁部理桜チーム」の面々も参加していた。

 

 

「只ですら、今回のリデル君の誕生日パーティーは、世界サミット以上のレベル。

異星からの客だけでも400もの星々からご来訪を頂く中で、円鰤夫(エンブリヲ)氏との会談とは、本当に有難い事です。」

阿倍野真三大統領が、感激した表情で続けて、私や円鰤夫(エンブリヲ)氏を持ち上げる発言した。

そんなに、私の誕生日パーティーごときに感激やお世辞をしなくて結構です。

第一、恐れ多いですよ、阿倍野真三大統領閣下。

 

「客船『縁部理桜ホテル 惣流飛鳥ラングレー号』は如何だったでしょうか?」

有名プロデューサーで、宇宙医科大学校の教官、かつ予備役准将のケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏は、円鰤夫(エンブリヲ)氏に尋ねた。

 

「私の住まいの一つ、モモコ連邦の首都モモコに停泊して頂きたいくらい、気に入りました。」

円鰤夫(エンブリヲ)氏が絶賛した。

 

「特に、ディナーの料理が素晴らしくて、連れのターニャ・ドニエツクは子供のようにはしゃいでいましたよ。ハハハハハ。」

当の本人、ターニャ・ドニエツクは、それを聞いて顔を真っ赤にして俯いていた。

 

 

「我が日本連邦政府としても、円鰤夫(エンブリヲ)様との接触を深めようと努力し続け、外交官や武官レベルからの接触を深めていました。

2111年11月8日から11月10日にかけて発生したガリア動乱でも、円鰤夫(エンブリヲ)氏のガリア帝国に対する働きかけは、我が国にとっても、世界にとっても有益になる事態の早期収拾に寄与頂きました。

改めて御礼を申し上げます。」

私の父、田中隆男大臣は感謝の言葉を述べた。

 

「有難うございます。田中大臣。

日本連邦の首脳陣の有能さには、私も本当に尊敬しているのですよ。」

円鰤夫(エンブリヲ)氏は、半分、お世辞を言った。

 

「志木田外務大臣、大臣は私に何か言いたいような、そんなご様子ですね??」

 

「ふふふ、その通りですよ。」

志木田茂雄外務大臣は、不敵な笑みと、その奥にある鋭い目付きを隠さずに言った。

 

「ズバリ、お尋ねします。

何が目的で、この会談の参加をご承諾されたのですか??

貴方は、何をこの会談にお土産に持ってきたのですか??

我が国は、今でも世界のATMだと言われ続けてはいますが、それには目的があるからです。

貴方にも、目的があるはず。」

志木田茂雄外務大臣は続けて、外務大臣というより、軍人とでも言うべき口調で言った。

 

「マナの真相、ガリア帝国などと貴方の今後の動き、正確にお話頂けますよね??

円鰤夫(エンブリヲ)さん、貴方がマナを取り仕切っていないことや、貴方が考えたようには世界は動いていないこと、ガリア帝国やフランスなどが、背後から別の星系や別の勢力によって動かされていることも、こちらは把握していますよ。

貴方は、調律師とは言っているが、その実態は新たな発明や発想を生み指す発明家ですよ。

貴方を逮捕しようとか、抹殺しようとしている勢力は、貴方が邪魔であるガリア帝国やフランスなどを影で操る勢力でしょう??」

 

「実態を良くご存じですね。」

円鰤夫(エンブリヲ)氏も、真剣な表情で答えた。

 

「マナは、どんなに節約しても、今年の年末でエネルギーが切れてアウトです。

西アフリカを領土に持つヴェルダ王朝も、北欧とバルト海沿岸に領土を持つマーメリア共和国も、マナを使用出来なくなります。

彼らは、今頃になってあわてて日本連邦や英国に救援を求めていますが、混乱はさけられませんね。

 

マナは、ドラクニウムのエネルギー反応から得られた共鳴電磁波を利用したものです。

日本連邦などが使用している『Jモード』のように、次元を行き来するクォーク中間子を利用している場合は人畜無害で、宇宙の理念にも合致するのですが、マナの場合には、脳神経細胞などに影響を与えます。

マナ中毒患者の発生原因は、そこにあります。

 

私は、マナの基本的な発想や構想をアイデアとして2088年に発表したのです。

危険性や改良の余地あり、使用する場合には人の認証などに限るべき、と論文に書いたのですが・・・。」

 

「確かに。実に誠実に成果と問題点を指摘されているようですね。

私事ですが、実は電子工学や量子力学を専攻していましてね、この分野はある程度は専門家なのですよ。」

志木田茂雄外務大臣は論文を読みながら、もっと詳細な話を続けて貰いたい、と促した。

 

「そこに、ミスルギ皇国やフランス、ガリア帝国やエンデラント連合、ヴェルダ王朝、マーメリア共和国が目を付けたのです。

フランスは、マナの基本的な電子システムの構築とその販売、メンテナンスを独占することで、かつての産油国同様に莫大な利益を挙げましたが、マナの危険性を知っており、2090年に自国では使用しないことにしたのです。

 

そこに、異星人の「ザイア星のザイア民族」が目をつけ、レプタニアン星系の私の成果を持ち逃げし、自分の星系に利益を持ち出すように勝手な改造を施したのです。

現在のマナは、吸血鬼が血を啜るようなシステムですから、因果応報の結果、破綻するのは当然です。

 

更に、マナを使用出来ない「ノーマ」など、1億人に1人以下の確率でしか居なかったのです。

実際には、電磁波やマナの制御システムの欠陥が「ノーマ」として認知された原因のほとんどであり、大多数の方々は、単なる言い訳で追放や殺害されていたのです。

当時、取締をしていた検疫官やその組織も、その事実は知っていたのですが、わざとそれらの情報を隠蔽して、自分達の私服を肥やしたり、反体制分子や異分子などの殺害や排除に利用したりしていたのです。

 

私は、その後突然豹変したと人から言われましたが、医師や薬剤師であるにも関わらず、独立自由党という政党を立ち上げ、現在でも政治家として活動しているのは、何とかしてでもその間違ったシステムを直したい、という一心で進めていたのです。

 

ここにおられる、ジュライ元皇帝や、リィザ・ランドック元近衛長官にも積極的にアプローチしたのも、それが理由なのです。」

 

「円鰤夫(エンブリヲ)さん。

貴方は正直な方ですね。

正確に事実を話されている。

外交で一番大切なのは、誠実さですから。

 

ところで貴方は、旧チェコ共和国とウィーン周辺との連邦である「チェコ・オーストリア連邦」の議会で多数派になり、来週、首班指名で首相になるご予定ですよね??」

志木田茂雄外務大臣は尋ねた。

 

「はい、その通りです。

来週からチェコ・オーストリア連邦の首相として活躍させて頂きます。

どうか、我が国としても、国防や外交を含めて、皆様の国や地域にご迷惑を掛けないためにも、地域や世界への貢献をするためにも、今後とも多くの支援を必要としています。

 

今回の会談の目的は、私の真意のお知らせと、各国、各地域の皆様からのご支援や投資、観光客の誘致などのお願いです。

歴史あるプラハやウィーンを愛する者の一人として、この地域の発展と繁栄は、各国、各地域の皆様にとっても大きな利益と安定をもたらすものであると、確信しております。

何卒、何卒、宜しくお願い申し上げます。」

円鰤夫(エンブリヲ)氏は、真剣な表情で援助や支援を依頼した。

 

 

 

「確かに、円鰤夫(エンブリヲ)氏の言われた通りだ。

100%、完全に同意します。

我が国としては、チェコ・オーストリア連邦に敵対するつもりはありません。」

旧ミスルギ皇国の元皇帝で、現在はモモコ連邦の大統領に就任している、ジュライ大統領が発言した。

 

「かつてのミスルギ皇国が激しいインフレに見舞われたような現象が、ヴェルダ王朝、マーメリア共和国、ガリア帝国で発生しているのです。

既に日本連邦の通貨換算で通貨の下落が年率200%を超えており、今年中には年率1200%以上になると予測されています。

かつてのミスルギ皇国の状況よりも、更に悪化すると見られます。

 

ヴェルダ王朝、マーメリア共和国、ガリア帝国の混乱は、デンマーク、ポーランド、我が国やフランス、スペイン、ポルトガル、西アフリカ各国や、エジプトやリビア、スーダンなど北アフリカにも影響が拡がり始めているのです。

難民対策や紛争解決など、我がモモコ連邦としても、今後とも多くの支援を必要としています。」

 

 

「我が国としても、チェコ・オーストリア連邦に敵対するつもりはありません。」

エンデラント連合のアーセナル・シュワルツネッガー大統領が、相打ちを打ったかのように発言した。

 

「我が国は、東のポーランドやガリア帝国、西のフランス、北方のマーメリア共和国と各地域で緊張を抱えています。

少しでも味方が欲しいのです。

むしろ、今後の大発展や大活躍を期待しておりますよ。

ガリア帝国やフランスなどの裏情報も欲しいですしね。」

 

 

「ヴェルダ王朝やマーメリア共和国は経済力が弱い上に、ポーランドが進めているかつてのポーランド王国の再現を標榜した大国主義、覇権主義に乗ろうとしている節がありますね。

不景気に加えて通貨インフレに見舞われているフランスも同様です。」

ローゼンブルム首相であるピエモンテ・マンシュタイン氏が、情勢を俯瞰した発言をした。

 

「政治力や経済力が弱い点を過去回帰の覇権主義や対外強硬策で乗り切ろう、と考えるのは最も悪い愚策なのですがねえ。

ガリア帝国の今後の動向次第では、20世紀初頭の第一次世界大戦のような状況が、22世紀初頭の現在に再現される恐れがあります。」

 

 

「我が国のヨーロッパ方面の防衛体制は、トルコ、バルカン半島と、それらの地域を挟むロシアとイタリア半島のローゼンブルム王国を、国防の最前線と位置付け、強化を進めています。

ですから、先程の大型怪獣の襲撃のような、不測の事態にも対応出来るのです!!

 

尚、大型怪獣の出所は、現時点で地球を訪問したり、観測や認知したりしている異星、平行宇宙や平行世界を含めて、全く未知の異星系からの侵攻であることが判明しました。

これには、プレデアス星などからの調査支援も頂いております。」

中谷元雄国防総省大臣が、その成果と実績を強調した。

 

「我が日本連邦の領土、領海、領空を含めて、防衛体制の強化を進めており、地域統合軍を除き、2110年当時では1800万人の全軍兵力を、今年2113年には3600万人に倍増しました。

そして、欧州を中心とした最悪の事態を覚悟して、2115年までに4000万人体制+即応予備1000万人体制を目指しています。

 

更に、地域統合軍については、2105年時点で8個集団であったのですが、2110年の年末までに12個に、各地域軍の再編という形で2113年中に15個に増強、2115年までに24個+予備6個体制に、2120年までに30個+予備10個体制を目指して整備を急いでいます。」

 

 

「それならば、日本連邦の防衛体制は完璧でしょう。」

エンデラント連合の首相を兼任するリィザ・ランドック外務大臣が中谷元雄国防総省大臣の見解に同意した。

 

「しかしながら、未知の異星系からの脅威は、先程の大型怪獣の襲撃のように現実のものになっております。

我々は、地球上の脅威だけではなく、未知の宇宙や平行世界などからの脅威にも対処していかなければなりません。」

 

 

「平行世界などを含めて、我々は大同団結しなければなりませんぞ!!」

ドラゴンの世界の大巫女様が言った。

 

「連絡機関や統合指揮のあり方を早急に推進しなければなりません。

大同小異の精神で進めなければ!!」

 

「はい、その通りです。」

サラの母親で巫女のレモディーネが同意して言った。

 

「連絡体制の強化や政治外交の分野などで日本連邦などへの協力を、一層推進します。」

 

「防衛協力の分野も一層強化します。」

サラの父親で国防大臣のアップルディーネが言った。

 

「連絡機関や連絡人員の強化・増員も必要ですので、各国各地域の皆様の一層のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。」

 

 

「ああ、まだまだやらなければならない事が多すぎますね。」

阿倍野真三大臣は、支援や援助の事項の多さを指摘した。

 

「その通りです、大統領。」

私の父、田中隆男大臣が言った。

「連絡機関や連絡人員は、宇宙医科大学校の強化ですぐに対応が可能です。」

 

「そして、我々の宇宙医科大学校の登場ですね。」

宇宙医科大学校の校長、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が言った。

「人員や部隊、各種設備などの強化も必要です。」

 

「『ダイヤモンドローズ騎士団』など、才能ある人材の募集や育成にも力を入れましょう。」

ケマル・縁部理桜氏が、参加者らに提案した。

 

「我々と円鰤夫(エンブリヲ)氏や『ダイヤモンドローズ騎士団』とは、既に敵同士ではなくなっているのでしょう??

それならば、我々はお互いに協力は出来ますよ。

また、サリア隊長をはじめ有能でタレント性のある人材ばかりですしね。

私のコネクションなども駆使して、非凡で有能な人材ももっと集めましょう!!」

 

「うふふ、面白い事になりそうね。」

本日、ケマル・縁部理桜氏と婚約を公表したマギー・ヒイラギ教官が言った。

 

「おお、ケマル・縁部理桜さんのご提案、私も大賛成です!!」

円鰤夫(エンブリヲ)氏がケマル・縁部理桜氏の提案に、熱烈に賛成した。

 

 

 

ここで、王宮の侍従が連絡を入れてきた。

「10時10分前でございます。皆様、そろそろ、大ホールにご移動下さい。」

 

10時より開始された、今回の私の誕生会パーティーには、私達4人の同期生の3組と4組から初参加を頂いた。

(男性、女性の順に表記)

3組:

ローゼン・フォン・アドリア・チトー氏とその恋人、ジル(本名 アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ)

イージス・霧島氏とその恋人、パメラ(本名 パメレーベ・マイコフ)

ウリエル・佐藤氏とその恋人、ヒカル(本名 ヒカル・愛田)

アリエル・大場氏とその恋人、オリビエ(本名 オリビエ・アテナイ)

である。

 

4組:

大室哲也氏とその恋人、エレノア・ルイス

龍川秀明氏とその恋人、アン・霧島

ドラゴーニュ・江崎氏とその恋人、メイ・シュタイナー

陳文傑氏とその恋人、林美玲

である。

 

 

 私ことリデルの誕生日パーティーの席上では、次のような再会劇が繰り広げられていた。

 

 

「サリア、サリア・フォン・エーデンベルグでしょう??」

ジル、本名、アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツが、サリアに話かけた。

 

「・・・・。まさか、アレクトラなの??

10歳の時に病死した、とは聞いていたのだけれども・・。

やはり、生きているという噂は本当だったのね。

もう、何年ぶりかしら。

生きて会うことが出来て嬉しいわ。」

運命に奔走された二人は、今、本当に再会の喜びに浸っていた。

 

 

「クリス、クリス・アレニウスだろ??」

ロザリー、本名、ロザリアス・ロルカが、クリスに話かけた。

 

「・・・・??ロザリー??

まさか、あの幼なじみのロザリアス・ロルカなの??

再会出来て嬉しいよ。」

彼女達は、二人の生まれた地であるトリエステでは幼なじみであったのだが、ロザリーの一家が仕事の関係でフランスのパリに転勤した時に別れ、それ以来音信不通になってしまったのだ。

運命のいたずらで、一時は敵味方に別れていた二人。

また、一緒に時を共に出来るようになった。

 

 

「ターニャ、ターニャ・ドニエツクでしょ??

お久しぶり!!」

パメラ、本名、パメレーベ・マイコフが、話しかけた。

 

「・・・。もう、ソチで会ってから6年ぶりかなあ。パメラ。」

「そうね。ターニャ、お互い、黒海沿岸の出身だもの。」

ターニャはルーマニアのコンスタンツァの出身、パメラはトルコのイスタンブールの出身だ。

「お互い、これから一緒に学べるわよ。宇宙医科大学校に来るのだから。」

パメラが癒やされたように言った。

 

 

「イルマ、イルマ・コシューシコでしょ??」

エレノア・ルイスが、話かけた。

 

「エレノア、本当にお久しぶりね。

小学校以来よねえ。」

イルマもエレノアもウィーンの出身である。

 

「イルマも元気そうで何よりよ。

ところで貴方、ウィーンの美術アカデミーに入学した後、どうして軍に??」

「美術アカデミーでの勉学だけに集中出来なくなったのよ。学費や生活費が足りなくてね。」

「ある意味、私と同じか。」

「エレノアは良いわよ。こんな宇宙医科大学校に入学出来たのだから。」

「こっちに来れば、これから一緒に学べるわよ。

美術の能力や才能も決して無駄にはならないわ。」

 

 

「シャナ、シャナ・ニエトリータさん、ですよね??」

アン・霧島が、話しかけた。

アンもシャナも、日系ロシア人の家系で剣や術が得意である。

 

「・・・・。まさか、アンがここにいたの??

生まれ故郷のモスクワ以来よね、こうして会えたのは。

もう、4年も会っていなかったわよね、お互いに。」

シャナは、もう涙目だ。

「私も会えて嬉しいわ。元気そうでなによりよ。」

アン・霧島も嬉しそうに話した。

「ここはモスクワと違って、冬でも暖かいわよ。

これからシャナも海水浴とか、山登りとか、故郷とは違った新しい経験が出来るわよ。」

 

 

「チョチョリーナ、チョチョリーナ・レーベンヘルツさんですね。」

林美玲が、話しかけた。

 

「一昨年12月22日のミラノコレクション以来ですわ。本当にお久しぶりです。」

「おお、まさか、林美玲さんのご活躍は耳にしておりましたが、ケマル・縁部理桜さんと共に活躍されているとは知りませんでした。」

チョチョリーナも、まさかの再会に驚いていた。

 

 

 

「ダイヤモンドローズ騎士団」は、その後、宇宙医科大学校の「特殊機動部隊」に編入され、た。

また、「特殊機動部隊」には、極めて非凡な才能を持つ異能者などが続々と志願して入隊した。

そこには、非凡な魔術力や戦闘力を持つ衛宮士郎と遠坂凛、そのサーバントで人間化した(?)アーチャーやセイバー、ギルガメッシュ、そして男装の美人バゼット・フラガ・マクレミッツが入隊した。

 

異分野としては、尋常ではない非凡な歌姫や歌手である、如月 千早とその恋人のアンディ・ブルース、萩原 雪歩とその恋人の御手洗 翔太、三浦 あずさとその恋人の石油王こと三浦友和、サイネリアこと 鈴木 彩音とその恋人の伊集院 北斗、水谷 絵理とその恋人の天ヶ瀬 冬馬が入隊した。

これには、かなり政治的な思惑や軍事的な思惑(特に、土木関係に強い萩原 雪歩とIT力に強い水谷絵理の両名)もあった。

 

更に、「ダイヤモンドローズ騎士団」への恋人6人も、入隊をしたのだ。

彼らは、彼女らを追いかけて入隊した、と建前では言われているが、本音は、ケマル・縁部理桜氏による「新たなるプロデュース企画」のためであったのだ。

 

 

「ダイヤモンドローズ騎士団」6人と、その恋人6人は、宇宙医科大学校の4年生に編入された。

非凡な魔術力や戦闘力を持つ衛宮士郎と遠坂凛など6人も、同様に宇宙医科大学校の4年生に編入された。

 

非凡な歌姫や歌手達の扱いについては非常に高い評価が与えられたが、宇宙医科大学校である以上、医師になるための医療教育も行わなければならない。

そこで、一旦、「特殊機動部隊」に入隊後、学習や訓練を進め、改めて適性を見て入学することになった。

 

 

 

 このように、我が日本連邦は、軍事力や技術力だけではなく、非凡な魔術力や戦闘力、歌唱力などの才能や技能を持つ人材を集めるなど、なりふり構わずに、あらゆる面での戦闘力を高める努力を始めたのだ。

 




 今回は大学4年生の夏、私ことリデルの誕生日パーティーと、その後を描きました。

大きな節目を迎えた私達が、非凡な魔術力や戦闘力、歌唱力などの才能や技能を持つ人材を集めるなど、多くの人材を得て飛躍を続けています。
円鰤夫(エンブリヲ)氏とケマル・縁部理桜氏が、手を結びタッグを組みました。

「黄金のタッグチーム」である私ことリデル、ミスティ、アルベルトとヒルダの私達4人を含めて、宇宙医科大学校の同期生らは、どのように今後発展していくのか??

サリア達の今後は??
情勢の変化は??

4年生の夏以降、私達の関係に益々大きな発展の予感??

次回をお楽しみに。
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