クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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この頃、非常に多忙で更新が遅れ、失礼しております。
何とか、更新出来ました。

クロスアンジュは映画化されないのでしょうかねえ。
何度も行っておりますが、社会的なアニメは映画化はされにくいのでしょうか??



さて、物語も、いよいよ佳境に入りました。

フランス革命から330周年記念日の2119年7月14日、2ヶ月前に政権内クーデターで実権を握ったフランス大統領の愚策と愚考により、ついに第二次フランス革命が勃発しました。

その対応として、「黄金のタッグチーム」の私達4人は、佐藤大助日本連邦軍統合最高司令官より演説やTV出演などで革命を沈静化させる命令を受け、フランスの首都パリに乗り込み、沈静化に成功します。

その後、フランスやエンデラント連合、北欧諸国などの歴訪に同行した私達。
政府専用機などでマーメイア共和国の首都ストックホルムに向かう私達に、攻撃が加えられます。
私達はその攻撃を撃退し、マーメイア共和国宇宙軍のグスタフ・アドルフ大佐らと連携、勝利とマーメイア共和国の政権交代の成果、そしてポーランド、ガリア帝国とマーメイア共和国の秘密同盟の破綻、という大成果を得ます。

既に第二次フランス革命や、マーメイア共和国動乱により、軍事バランスや国際情勢が崩れ、変化する、更なる大きな動きが始まっていた中で、敢えて、10月8日に「中欧連邦構想」を、ガリア帝国の元第1皇女であったアレクトラに訴えかけさせることになり、ポーランドが全面的に日本連邦側についたことで、第二次ガリア帝国動乱が勃発、10月18日にガリア帝国は無条件降伏し、滅亡しました。
これを受けて11月11日、ヒルダの19歳の誕生日に開催された誕生日パーティーにて、阿倍野真三大統領は、『愛の革命作戦』が成功裏に終了したことを宣言しました。
そして、その翌日の11月12日、午前4時。
「ザイア星のザイア民族」の無力化作戦が発動されたのです!!
そして、あの世のナポレオンの霊などの支援もあり、マナの諸悪の根源であるザイア星のザイア民族を征伐することに成功、無事生還を果たしました。

「黄金のタッグチーム」の私達4人にとって、この後は、事実上10代最後のクリスマス。
どんな波乱や成果など、劇的な運命が待ち受けているのでしょうか??




第47話 あの世の偉大な霊すらも巻き込んだ「戦勝のメリー・クリスマス」

 2119年11月23日。

 

マナの諸悪の根源であるザイア星のザイア民族の無力化作戦、つまり征伐作戦は無事終了したことを記念して、「戦勝パレード」がローゼンブルム王国のジェノヴァにて盛大に開催され、私達を含む作戦の参加者や関係者らの作戦成功と生還を喜び、熱狂する市民らの大歓迎を受けた。

 

ここでも、「黄金のタッグチーム」の私達4人は、どうしてもお願いしたいと懇願され、予定にはなかった演説を行う羽目になった。

 

私は、この戦勝は皆様一人一人の支えのお陰で掴んだものであることを強調し、地球人類は、今、宇宙時代に向けて大きな転機に立たされていることに触れた上で、このように断言した。

「宇宙時代に突入した現在、狭い地球の中だけではもはや解決出来ない問題も出てきております。

マナシステムの問題は、そのシステムの本質的な欠陥から生まれたノーマ迫害という多くの悲劇や犠牲も出し、多くの教訓も我々は得たのです。

その最も重要な教訓とは、単なる一つのシステムや考え方だけでは世界全体が幸福になることは決してない、ということなのです。

世界は多様性を認めなければならない、ということなのです!!

国家や民族の多様性、文化の多様性を認めなければならないのです!!

 

我が日本連邦では、国家や民族の多様性、文化の多様性を認めることがいかに重要であるかを理解しつつ、国家の一体性も高めております。

相互理解がある限り、多様性は何の問題もないのです!!

今回の戦勝も、多様性を認めた我が国やその同盟国らが掴めたのは当然の結果なのです!!

正に、正義の側に立つ我々に与えたもう、神の恵み、仏の恵みによる勝利そのものなのです!!

 

我が栄光ある日本連邦万歳!!

神の軍隊である日本連邦軍万歳!!」

 

 

万歳、万歳、と聴衆から歓喜の声が響き渡った。

その声や熱気は、燃え上がる炎の如き強さを持っていた。

 

私の次に、ミスティ、アルベルト、ヒルダの順に演説した。

ミスティはマナの元凶であったザイア星の復興と緑地化を訴えた。

アルベルトは今回の作戦を支援してくれたナポレオンの霊をはじめ、多くの異星や平行政界からの支援に感謝しなければならない旨を訴えた。

ヒルダは今後も中欧連邦の実現などに向けて旧ガリア帝国などに潜むマナ勢力の残党対処や不安定化した世界情勢にも対応していかなければならないことを訴えた。

 

それらは、この後、全て実現することになったのだ。

 

 

 2119年12月1日。

 

「黄金のタッグチーム」の私達4人は、レオナルド・ダ・ビンチの霊がデザインしたと言われるアールオーマークのある東京の精舎で、私達4人の両親や親戚などと「研修」を行っていた。

建前上、「ザイア星のザイア民族」の無力化作戦での参加者や関係者らは、残務業務修了後の11月27日以降、休暇を与えることになっていたが、何故か私達4人を含む宇宙医科大学校関係者や付属病院関係者などには休暇は無かった。

 

何故ならば、11月27日に東京に呼び出されていたからである。

私達4人には、「政府広報」と「日本連邦政府への帰還報告」の名目で呼び出され、東京目黒の幹部学校での報告会と歓迎会、そして宇宙医科大学校の姉妹校である埼玉県所沢市の防衛医科大学校では合同訓練に参加と、文字通り何でも参加させられていた。

 

また、例のケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏のプロデュースもあり、「μs」「WUG」などのアイドルグループのゲスト出演などにも参加した。

 

 

さて、精舎での研修では、大いなる奇跡が起きた。

先の作戦でご支援頂いたナポレオンの霊が、今度は坂本龍馬、吉田松陰、勝海舟、高杉晋作の霊を伴って私達の前に「降臨」してきたのだ!!

 

坂本龍馬の霊は、こう言った。

「私の尊敬しているナポレオンが君達と縁が出来たのでのう、こうして来てみたのだよ。

へえ、えらい美男子に美女だらけだのう。

黄金のタッグチーム、そのものやねえ。」

破天荒な性格そのものですね、坂本龍馬さんは。

 

「坂本龍馬さんは日露戦争の時に明治天皇の后の枕元に現れ、日本は必ず勝つ、と断言したのは事実ですか??」

私は尋ねた。

 

「本当や。

間違いない!!」

坂本龍馬の霊は、こう言った。

 

「君達の活躍も注目しているんやでえ。

今後とも大いに頑張ってや。」

 

 

吉田松陰の霊は、私達にこう言った。

「覚悟をもって、今後を進むのです。」

 

 

勝海舟の霊は、私達にこう言った。

「明治維新の時を遙かに凌ぐ拡がりを見せる現在、戦略性を更に高めて事に当たるのです。」

 

 

高杉晋作の霊は、私達にこう言った。

「斬新なアイデアを取り入れて更に前進あるのみだ!!」

 

「私は幕府の征伐部隊を撃破した、高杉晋作さんが指揮した奇兵隊に注目し、宇宙医科大学校やその関連組織の部隊らを強化してきました。

特に、武士よりも武士らしかった奇兵隊を参考に、軍人よりも軍人らしい予備役の部隊である私達の部隊強化に取り組んできました。」

私は、奇兵隊を参考にした成果を強調した。

 

「その意気だよ、その意気。

フランス革命の初期でも、本当に士気と気概以外には貧弱だったフランス革命軍が、何故ナポレオンの指揮で勝利出来たと思う??

 

最終的に勝利を得るための極意は、士気と気概だ。

そして戦略性や指揮能力の高さも必要だ。

単に戦力強化や兵器の性能向上だけでは見えてこない部分もあるのだよ。

君達は良く分かっているだろうがね。」

有難いアドバイスを頂いた!!

 

 

 

2119年12月1日の夕方3時。

私達は、家族や親戚などを伴って、天皇皇后両陛下や阿倍野真三大統領らを表敬していた。

「家族や親戚」と言っても、私やミスティの両親などはVIPであるから、ちょっとした首脳会談レベルの表敬になった。

一番喜んでいたのは、ミスティの両親であるローゼンブルム王国の国王夫妻であったが。

 

表敬後、『本当の「ザイア星のザイア民族」の無力化作戦の戦後処理』を大統領官邸にて行った。

旧ガリア帝国動乱後と同じく、天皇皇后両陛下の資金提供をお許しになった内の40京円分の配分を決定したのだ。

 

・戦費や基地対策支援へ10京円

・作戦を支援して頂いた銀河連邦や宇宙連合へ10京円

・ザイア星の緑化事業や復興支援に10京円

・日本連邦向けに10京円

 

これらを、前回の報奨金分配と同じく、渡された小切手帳の発行人には「黄金のタッグチーム」の名称と、菊十六紋の透かしと印字がされていた。

そして支払いの保証人には、「日本連邦政府」となっていた。

 

勿論、これらの経費にある、「日本連邦向け」と「戦費や基地対策支援」の費用は、言うなれば戦費などへ自由に使用できる経費だ。

 

 

配分決定後、阿倍野真三大統領と中谷元雄国防総省大臣、志木田茂雄外務大臣、そして佐藤大助日本連邦軍最高司令官が見守る中、阿倍野真三大統領より、こう言われた。

「君達の昇進と春の園遊会の招待などが決定したよ。」

 

昇進??

これ以上、将軍がどっと増えて大丈夫なの??

 

「実は、ドラゴンの世界の最高巫女、大巫女様からの直々の要請でね。

サラマンディーネ様とその婚約者のレオポルドティーネ様を近衛中将に任命するから、おなじ中将までは最低でも昇進させて欲しい、とのお言葉だ。

 

そこで、政府としても、その要請を受け入れる事にした。

大きな戦功もあるしね。

そして、君達の作戦参加者や関係者の昇進が決定したのだ。

昇進は12月7日付けだ。

全員、段階的に3階級特進か、それに見合う昇進や地位を与える。」

 

本当に、驚いた。

佐藤大助日本連邦軍最高司令官には、後進に最高司令官の地位を譲ると共に、軍服を着たままで大統領府の最高顧問に就任頂くことになった。

また、「空陸両用師団」や「クロスミスティ戦法」を共に編み出した際にお世話になり、「地中海大海戦」で共に戦った冨樫優中将は、「ザイア星のザイア民族」の無力化作戦では大将として作戦の指揮の一翼を担ったが、3階級特進で2大元帥に昇進の上、東京目黒の幹部学校校長に就任頂くことになった。

 

私達は、12月7日付けで准将に昇進後、来年1月1日には2階級特進で中将になることが決定された。

 

 2119年12月7日。

私達は、准将に昇進した。

もう、婚約指輪をどうするかを考えなければならない。

そして、結婚の日取りなども。

 

戦勝のメリー・クリスマスが、こうして始まったのだ。

 




 今回は、「ザイア星のザイア民族」の無力化作戦の成功後を描きました。
私達4人を含めて宇宙医科大学校の同期生らは、そろそろ結婚をどうするか考える時期に来ました。
どのように今後発展していくのか??

「中欧連邦構想」の実現に向けて、今後の情勢の変化は??

日本を含めた世界はどうなるの??
私達に対する期待もますます膨らむ中、今後、何を求められ、成果を挙げるのか??


次回をお楽しみに。
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