クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
将来、実用化は期待できるでしょうか??
さて、主人公達はようやく結婚しました。
結婚直後には、宇宙旅行が控えています。
これからどんな劇的な運命が待ち受けているのでしょうか??
7月7日の結婚式の当日は、正にパノラマの展示のように、多くのイベントや行事が、あっという間に過ぎていった。
私も、ミスティも、今の幸せとは何か、を夜になって初めて実感した位だった。
それだけ、忙しかったのだな。
特に、ここ半年、1年は凄まじい出来事や変化の連続であったのだから無理も無い。
翌日の7月8日、午前4時。
場所は宿泊している、東京秋葉原の秋葉原ワシントンホテル。
「おはよう、ミスティ。」
「おはよう、リデル、いや、あなた!!」
お互いの名を呼び合い、キスをした。
結婚後、初めての朝だ。
いいねえ、いいねえ。
この雰囲気。
ドキドキする高揚感、私はいつも好きだなあ。
冷酷にも、私達が、その「ドキドキする高揚感」に浸っている時間は長くはなかった。
何と、私の特殊携帯電話が、鳴ったのだ!!
発信元は、何と、何と、阿倍野真三大統領からだった!!
一体、どういう事??
「おはようございます。阿倍野真三大統領閣下。」
少々、わざと眠たい声で、私は電話を受けた。
「おはようございます、リデル・田中大将。
ご機嫌如何ですか??」
阿倍野真三大統領が、「実に丁寧な受け答え」をした。
絶対に、何かあるぞ。
「はい、本日も元気一杯です。
何か、非常事態、緊急事態でも発生したのでしょうか??」
「うん、実は、昨日夜の会議で、君達に大きな使命が課せられたのだよ。
7月11日からの宇宙旅行の成果を期待する、などという意味でね。
『黄金のタッグチーム』4人を含む、「グループG」12人を、本日11時に、大統領官邸で挨拶という形で、来て貰いたい。」
阿倍野真三大統領、直々の指示だった。
挨拶、ねえ。
午前11時。
朝の連絡通り、私達『黄金のタッグチーム』4人を含む、「グループG」12人は、大統領官邸で阿倍野真三大統領に挨拶を行った。
正直、遠坂凛がちょっと不機嫌だった。
「なんでアンジュ達は呼ばれずに私達だけ呼ばれるのよ!!」
と。
まあ、私が何とかなだめて連れてきたのだが。
「君達には、これまで以上に広報活動を行って頂きたい。
また、7月11日からの宇宙旅行でも存分にその力を発揮して頂きたい。」
阿倍野真三大統領が、笑顔で言った。
「そしてね、何か、そうねえ。
デカい宣伝方法とか、プロジェクトとか、研究開発などの誘致の話とか、何か思いつきませんかねえ。」
「それは経済産業省や外務省などの担当領分では??」
私が突っ込みを入れた。
「うーん。
そうなのだがねえ、甘利明雄経済産業大臣と志木田茂雄外務大臣も尽力はされている。
しかし、もう、本格的な恒星や銀河レベルでの宇宙開発と宇宙進出を推進しなければならないのだが、その一方で、膨大な資金や利益、そしてその投資にかなった回収の見込みや保証があるか、という懸念がある。
かつての「大航海時代」のように、宝物を探し当てて、金銀財宝で潤う、と言う手法、いわゆる海賊手法は最早、無理だからね。」
阿倍野真三大統領が、宇宙進出に関しての悩みを打ち明けた。
「そこで、だ。
大々的に宣伝活動を宇宙各地でも行って頂きたい。
甘利明雄経済産業大臣と志木田茂雄外務大臣は交渉に尽力するから、君達はそちらの方に尽力、という事で。
宇宙語の基本は教育を受けているだろう??
だから、大丈夫。
「μ’s」の9人や、ケマル・縁部理桜夫妻も宇宙旅行に参加して頂くことになったよ。
宜しくね!!」
何だよ、この乗り乗りの雰囲気は??
大統領府を退出後、早速、私達は、「μ’s」の9人に付き合う形で、「μ‘s」に縁のある、聖地とも言える「神田明神」での奉納、秋葉原電気街での宣伝活動、そして、ROマークの精舎の一つである、東京正心館での奉納を、一緒になって行った。
曲は「Angelic Angel」で、和風の衣装に各国のデザインをアレンジした衣装に、黄金色の扇子を右手に持って踊りながら歌うという、実に綺麗なシーンである。
これは、「μ’s」が6月13日より公開された映画のシーンでも使用され、好評を得たシーンでもある。
私達も、「μ’s」の衣装に合う衣装をしてバックで踊るなどの演出を行った。
女性だけのグループに、私達12人が参加したことで、その奉納や宣伝をご覧になった方などからは大きな反響を得たのだ。
そして、このやり方で、宇宙旅行でも、街頭宣伝などを行ったのだ!!
同行取材は、私達の結婚式や披露宴でも同行取材された、私達への同行取材をされた方は、今月1日の記録映画の件でもご一緒した、例の方々だ。
私達と親しい、大手インターネット紙「JU-CAST」の女性記者、善永さゆり記者、彼女の同僚で恋人である高田純次記者、有名芸能スポーツ紙「ザンスポ」の高橋大輔記者と、その同僚で恋人の林めぐみ記者、英国の有名芸能新聞「サンデー・ミラー」のマイケル・ジョーダン記者とその恋人、スザンヌ・ロレーヌ記者、JUFNNの笹井レポーターとその撮影スタッフだ。
もちろん、プロデューサーのケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏夫妻と、縁部理桜氏と懇意の写真家、篠原紀信氏とそのスタッフ、いつもお世話になっている観光庁などの政府広報撮影記録関係者も一緒だ。
これらの方々と、宇宙旅行までご一緒するとは、不思議な縁だなあ。
7月11日、私達は地球から天の川銀河系に向けて出発した。
我が国からはドック型宇宙戦艦「やまと」「むさし」「しなの」「ゆきかぜ」「かい」「ふじ」の5隻が護衛として、銀河連邦が手配した大型葉巻型宇宙船「天の川」に搭乗する形で宇宙旅行を行った。
「天の川」は、我が国のドッグ型宇宙戦艦5隻を全て収容して航行した。
なにしろ、長さが2.5km、幅400mもある、葉巻型、巻き寿司型の宇宙船であり、中小の宇宙船の10隻や20隻など、簡単に収容できるのだ。
早く、我が地球も、このような大型宇宙船を建造出来るようにならなければ。
私達は、まず、天の川銀河系の各地、10の星を廻った。
そして、最後に銀河連邦の本拠地が置かれている、銀河中央星を訪問し、ここで5日間の補給と休養、そして、「銀河経済パートナーシップ協定」の基本交渉を行い、合意に達した。
合意後、感謝の言葉を入れたスピーチを、私達も含めて行い、好評を博した。
また、「μ’s」の様々な歌や演技などが、予想以上に好評であったのだ。
その為か、各星系の鉱山開発や、貴金属や宝石などの売買ルートも構築出来た。
天の川銀河系で、交渉や休養を含めて16日間をかけて廻ったことになる。
私達は、その後、宇宙連合の本拠星がある、アンドロメダ星雲へと向かった。
銀河系から、わずか数時間で余裕の往復が可能な程度。
昔の、SL型宇宙船の移動漫画やアニメなどでは、相当な時間が掛かる描写があったが、現在の宇宙船では、通勤圏内、掛かる時間が長くても「出張圏内」である。
銀河連邦や宇宙連合とは、何度か共同作戦を進めたこともあった。
また、地球に招いて食事会などを何度も開催していたことも、このような時には役に立ったのだ。
何故ならば、旧知の戦友や知り合いなども多く、意思の疎通に不便を感じることはなかったからだ。
やはり、基本は宇宙時代でも、「人間関係」だよな。
ここでは、7日間かけて、宇宙連合総司令部からのブリーフィングや外交、金融、情報交換などの基本協定の締結などを行った。
最後の訪問は、小マゼラン、大マゼラン星雲だ。
大マゼラン星雲の、アルファー恒星系にある2重星、イスカンダル星とガミラス星という恒星系に立ち寄った。
この付近から、かつて大船団で地球方面を含めて移住していった星系の方々が多数おられたそうだ。
だから、先祖の墓参りのように、先祖のルーツを探るような気分になった。
イスカンダル星では、「天の川銀河系への移住記念祭」への参加を行い、遠い先祖への畏敬と尊敬、感謝の意を示した。
また、王政が敷かれている関係上、国王陛下や王妃を表敬訪問させて頂いた。
ガミラス星では、ちょっとした「テロ対応作戦」を実施しなければならない事態になった。
宿泊先のホテルで到着翌日の8月4日朝朝、テロの予兆のような武装した怪しげな集団が、「ガミラス総統府」方面へ移動していくところを、私やミスティが目撃したのだ。
「これはおかしいです。
すぐに警備や治安担当当局に連絡するべきです!!」
ガミラス政府から私達の為に配置された、ガミラス政府軍の警備担当ハイデルン中佐に、私は進言した。
「ここは首都バレラスですよ。
そんなこと、あり得ますかねえ。」
ハイデルン中佐は、半信半疑であった。
「このままでは、官庁街などで重大なテロの被害発生の恐れがあります。
直ちに緊急体制を!!
私達も医療体制やテロ防御の一助として出動します。
我々の代表も官庁街で既に交渉中なのですから!!」
私は必死になって説得した。
ハイデルン中佐は、半信半疑ながらも、それでも何とか当局に連絡を入れ、私達を官庁街まで特殊車両で運転してくれた。
私達の車両が、官庁街に差し掛かった、その時、猛烈な爆発音と共に、爆発が発生した!!
まるで、戦術核が爆発したように、近くの化学工場のタンクや保管倉庫付近からキノコ雲が立ち上る爆発が何度か発生した。
合計24kt級の爆発だったそうだ。
勿論、官庁街も被害を受け、騒然となった。
そして、私達が総統府に近い位置まで差し掛かった時、目撃した武装集団が一斉に、総統府を攻撃し始めたのだ!!
「緊急事態発生!!
総統府が謎の武将集団によって攻撃されている!!」
ハイデルン中佐が、関係当局に必死で連絡を入れた。
私達は、特殊車両から降りて、防御戦闘を開始した。
彼らの目的は不明だが、我が方の大臣や代表を彼らによって死傷させる訳にはいかないのだ!!
セイバーと私が、一刻の猶予時間も無いので一気に決めの戦法を使った。
「エクスカリバー攻撃!!」
ミスティが、特殊攻撃を行った。
「渦巻きバラ時空波動攻撃!!」
アルベルトが、雷攻撃を行った。
「ジークフリート・サンダー!!」
ヒルダが、特殊攻撃を行った。
「アップルファイヤー攻撃!!」
衛宮士郎と遠坂凛が、魔術攻撃を行った。
「トレース魔術兵器攻撃!!」
「宝石ガント攻撃!!」
アーチャーが精密誘導攻撃を行った。
「ピンポイント攻撃!!」
ギルガメッシュとバゼット・フラガ・マクレミッツが、特殊攻撃を行った。
「無限槍攻撃!!」
「魔術対策攻撃!!」
そして、東郷夫妻とハイデルン中佐が狙撃銃と突撃銃で支援攻撃を行った。
時を経ずして、私達の一行の護衛宇宙船からの支援が来た。
これらの攻撃のため、謎の武装集団の攻撃は停まり、反撃もままならない中、私達は次々と敵を撃破していった。
敵を撃破した後、医療活動、緊急処置などを行った。
大爆発での攻撃で大損害を被ったガミラス星の警備部隊の到着はかなり遅れたが、私達の医療支援などに加わった。
「皆様は正に英雄です。
私を含めて、ガミラスの中枢や市民らを救って頂きました。
皆様の大きな功績を称えます。」
8月5日午前10時、大々的な歓迎式典にてガミラス総統府の、へスラー総統は言った。
これにより、私達代表団全員と、ハイデルン中佐に、「大ガミラス最高勲章」が授与された。
この勲章は、授与された個人には恩給と、衣食住、保険、医療、そして最高閣僚クラスの待遇を生涯与えるという、凄まじい勲章である!!
この勲章は、正にガミラス星系の人にとって、「正に憧れと畏怖の勲章」でもあったのだ。
また、この勲章は、総統府の全ての閣僚らとの通信を含めて、どんな場合でも交通通信の手段をガミラス星系は責任をもって確保する特権を授与者に与える証明でもあるのだ。
我々のような他の星系の授与者も同じ待遇なのだ。
この勲章を授与された途端、私達代表団全員と、ハイデルン中佐は、正に「ガミラス星系の英雄」となった。
ハイデルン中佐は、「大ガミラス最高勲章」の授与により、その日のうちに4階級特進の栄誉を受け、中将に昇進すると共に、軍最高司令部の広報部長に抜擢された。
ちなみに、その昇進は彼の上官である、軍最高司令部の作戦局長であったディッツ大将らにも好影響をもたらし、ディッツ大将は3階級特進して大々元帥になり、軍のマゼラン星雲方面司令官に、戦闘機パイロットで、ディッツ大々元帥の娘のアルメール少尉は大佐に大抜擢された上で、天の川銀河連邦方面広報担当官としてハイデルン中将と結婚した。
私達も、テロ事件の収拾が地球に帰還する直前の8月9日に、結婚式と披露宴に出席して、彼らの門出を祝った。
この後も私ですら、「大ガミラス最高勲章」のために、2130年現在までも何度も救われている。
2120年8月10日、私達は地球に帰還した。
今回は、私達の結婚後と、私達を巡る多くの思惑を中心に述べました。
また、「μ’s」ら9人の「ラブライブ!」の活躍を広報活動の強化にあやかることになりました。
筆者は、「μ’s」ら9人の「ラブライブ!」の大ファンですので。(苦笑)
勿論、神田明神や秋葉原電気街などの「現地調査」もしっかりと行っていますよ。
私達4人を含めて宇宙医科大学校の同期生らは、結婚しました。
どのように今後、私達は結婚後、発展していくのか??
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は今後、どのように実行していくのか??
『喫茶アンジュ』などで私達に対する期待もますます膨らむ中、今後、何を求められ、成果を挙げるのか??