クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
第74話 新婚生活と「ちょっとコーヒーブレイク その1」
2121年1月31日。
2121年1月31日付けで、私達、20人の「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」は、「機動任務対処集団」として、大統領直轄の運用部隊に任命された。
これは、大統領主席補佐官や大統領府大臣と同等以上の格別な待遇である。
私達に、大きな転機が、また訪れようとしていた。
新婚生活について
私とミスティとの新婚生活は、事実上、2121年に開始された、と言って良い。
何故ならば、結婚した2120年の7月7日以来、1回の宇宙旅行と3回の「新婚旅行」に駆り出されたので、2120年は「出張と雑務の日々」だったのだ。
新居は、住民登録上はジェノヴァ市内の王宮に隣接する家である。
しかし、田中家もローゼンブルム家も、ジェノヴァの他に東京にも邸宅があったので、私達は事実上、その双方に居住することになった。
それは、2130年現在、私が日本連邦大統領になってもそのまま続いている。
結婚生活は、これまでご紹介したように結婚に至るまでもこれまでもいろいろあり、結婚後も普通の生活とはとても言えない生活だが、充実している。
2121年7月に長男と長女が生まれた。
2123年5月に次男と次女が生まれた。
2125年8月に三男と三女が生まれた。
2127年6月に四男と四女が生まれた。
そして大統領への道を驀進して、2130年に、私は日本連邦大統領に就任したのだ。
日本連邦よ、世界よ、永遠なれ!!
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「ちょっとコーヒーブレイク その1」
2130年のある、土曜日の朝。
「ねえ、もっと、私とリデルとの愛の日々を書いてよ!!」
妻のミスティが、甘えて私に駄々をこねた。
これまでの話は、「日本連邦大統領 リデル・田中自伝 ~私が愛するミスティと共に~」と題する書籍に纏めるつもりで執筆している。
「もちろん、新婚生活直後の2121年に、大宇宙の境界部分で遭難しかかった事件も取り上げるよ。」
私はそう笑って、ミスティにキスした。
こんなラブラブぶりだからなのか、子供達にも冷やかされる始末だ。
「大統領選挙のネタはどうするの??」
ミスティが私に尋ねた。
「勿論、取り上げるさ。
君がファースト・レディーになった大きな選挙だからね。」
私は答えた。
「それに、機動任務対処集団の仕事で、各国各地域の政府などとの調整業務や、人造人間などへのテロ対処、そして中欧連邦の改名と、そこの閣僚への任命派遣、大統領選への出馬表明、などなどだね。
歴史的な事実を残すため、機密指定解除の手続きを相当数行ったのも事実だ。
今更ながら、日本連邦大統領に就任した現在でも政治は如何にあるべきか、を毎日毎日、自問自答しているよ。」
「それは、私も良く分かるわ。
貴方の苦労を見ていても、それはよく分かるのよ。
またある意味で、現在でもナポレオンの言葉が重用されるのも理解出来るの。」
「例えば、『革命とは銃剣の中に見出される観念である。』の言葉かな、ミスティ??」
「そうね、リデル。」
「その他に重要なのは『戦略とは時間と空間を操る学問である。』と、戦略を明確に定義した言葉だね。
宇宙時代になった現在でも、この言葉に嘘はない、と、はっきりと言えるよ!!」
ナポレオンが、今でも英雄と持てはやされる理由は、このような点にもあるのだ。
今回は、新婚生活と、その後の軌跡を、駆け足で描きました。
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は今後、どのように実行していくのか??
「新婚旅行の成功」で、私達に対する期待もますます膨らむ中、大統領就任に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??
次回は私達の新婚生活開始後、最大の危機であった「大宇宙の境界部分で遭難しかかった事件」を交えて描きます。
次回をお楽しみに。