クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
最近購読した書籍では、特に、「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」 半田利弘著 誠文堂新光社
には、非常に感動しました。
皆様に是非、お勧めします!!
宇宙空間での出来事は、この本からイメージした事柄を書いています。
第80話 東アジア大戦と南朝鮮への最終解決で大成果!!
2124年4月24日
午前6時。
南朝鮮政府の崩壊後、南朝鮮の軍を主導とする、臨時政府が成立した。
臨時の首相に、金定男少佐が大将に即日昇進した上で、就任した。
実は、金定男氏は私達の幹部学校時代の同期生であり、私達ら宇宙医科大学校の75期や76期全員と共に学んだ仲だった。
もっとも、私達よりも年上であったことは言うまでも無いが。
そして、この日は、後に言う「東アジア大戦」、またの名を「南朝鮮最終戦争」が勃発した日であった。
幸い、その翌日には戦闘そのものは終結したのだが、南朝鮮の国内の紛争解決や政治的決着が着いたのは6月25日、いわゆる朝鮮戦争が1950年に勃発したその日から、ちょうど174年目のであった。
さて、それらの内容をこれから詳しく述べよう。
2124年4月24日
午前9時。
私達20人の「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」、「機動任務対処集団」は、南朝鮮の臨時政府へコンタクトを取るべく、日本連邦政府の代表として、その日の午前8時にソウルに到着後、直ちに臨時政府の首相である金定男大将と会談した。
この時、日本連邦政府や欧州連邦と、その同盟国、友好国は臨戦態勢にあったことが、会談中に勃発した「東アジア大戦」、またの名を「南朝鮮最終戦争」に迅速に対応出来た理由だ。
私達は正に、「歴史を作る仕事とは政治と軍事を執る事である」ことを証明した歴史的事件に遭遇したのだ!!
「始めに、南朝鮮の軍が制圧作戦に参加した北朝鮮軍や日本連邦軍などに対して何も抵抗せず、2120年7月1日に通告した最後通牒の内容を遵守したことを評価申し上げます。」
私がそのように切り出した。
「私も同感です。
また、東京目黒の幹部学校で学んだ同期生らと再会出来たことを嬉しく思います。
今現在のような、高度な政治的判断が求められる場面でなかったら、もっと良かったのですが。」
臨時政府の首相である金定男大将が、控えめではあるが、再会を共に喜び、平穏に南朝鮮の政権交代が実現したことを評価した。
「ところで、『黄金のタッグチーム』も拡大路線ですね。
既に「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」、「機動任務対処集団」と、多くの称号や名称を使っておられる。
一応、今は「機動任務対処集団」で宜しいのでしょうね。」
「その通りです、金定男大将閣下。」
私はそのように返答した。
「いや、元帥閣下に大将閣下と言われるのは、いささか恥ずかしいですよ、リデル・田中元帥閣下。」
金定男大将も笑いながらも負けずに返答した。
何とか、会談はうまく行きそうだ。
午前10時。
「今後のご構想について如何お考えですか、金定男大将閣下??」
ある程度、南朝鮮の現状について報告と質問のやり取りの後、私は今後の南朝鮮の行く末を考え、質問した。
「ご存知の通り、4月21日に北朝鮮は英国と共に、栄光ある日本連邦の一員になりました。
南朝鮮は今後、どのような施策や外交のお立場を取られますか??」
「我が国が最優先で目指すのは政治経済社会の混乱の収拾です。
朴槿恵苦根大統領が実に無為無策で愚かな政治を行ったことで、只ですら混乱に混乱を重ねた我が国の政治や経済、そして社会全体に、更なる大きな混乱をもたらしました。
エボラ出血熱やMERSコロナウイルスの流行や感染が確認されてから4年近くになるというのに、我が国では未だに感染が抑えられず、終息宣言を出すことすら出来ないのですよ!!
北朝鮮軍や日本連邦軍などの人道支援や感染対策支援が無かったならば、我が国はこれらの病気で滅亡していたかも知れません。
我が国は御存知の通り、国家テロ行為への制裁として課せられた、2120年7月1日に通告された最後通牒の内容を遵守していますが、2123年に就任した朴槿恵苦根大統領が、今更ながらにまたもや反日反外国外交の姿勢を見せたことが、今回の結果につながりました。
まるで2013年に就任した朴槿恵大統領の反日政策や無為無策と瓜二つ、そっくりですね。
全く、「歴史を忘れた民族には未来が無い」とは、この事ですよ!!」
金定男大将は、前政権までの政治に相当頭にきているのか、吐き捨てるように行った。
「我が国は、21世紀の初頭からの愚かな政治指導者達のせいで、今や『大韓民国』とすら呼ばれなくなりました。
それだけ国家の信用が地に堕ちたのです。
私が日本に留学して幹部学校で学んでいた時ですら、我が祖国の名を一般の国民の方は誰一人、『大韓民国』どころか『韓国』とも言ってくれなかったのですよ。
ですから、我が国の国権の回復後は、国体などの大変革を徹底的に行わざるを得ません。
何とか、「欧州連邦」のような「アジア連邦」を設立出来ませんか??
我が国は、最初から、全てをやり直したいのです!!」
金定男大将は熱く、熱く語った。
「最初から全てをやり直したい、との熱いご意志は阿倍野真三大統領にもしっかりとお伝えしましょう。
しかし、我が国などが2120年7月1日に通告した最後通牒の内容の進捗は思うようには進んでいませんよね。
退役や罷免された問題のある軍人などの公務員や公職にある人物が名目上は予備役や関連組織などに所属しながら、相変わらず権勢を保とうと腐心しています。
また、2123年に就任した朴槿恵苦根大統領は、最後通牒の内容に反する行為を何度も行っていたことが明らかになっています。
次々と発覚した東京とジェノヴァでのテロ行為や第5次ミュンヘン一揆の陰謀や行動など、我が国としても我慢は出来ません。
私達以上に、阿倍野真三大統領や日本連邦首脳、そして日本連邦の各国各地域の国民の怒りは、それは凄まじいものです。
このままでは、南朝鮮の国権回復や国際社会への復帰など、夢のまた夢ですよ!!」
私は敢えて、厳しい現状を率直に伝えた。
そして、その直後に、私の指摘が的確だったと証明される、とんでもない、不測の事態が発生したのだ!!
午前10時10分。
金定男大将の秘書や連絡官が大慌てで会議室に入ってきた。
「金定男大将閣下、緊急事態です!!
朴槿恵苦根大統領とその一味などが逮捕拘束されていた軍刑務所が襲撃され、全員逃走した模様です!!
襲撃者は、我が軍や警察、民間予備役の反乱組織などです!!
朴槿恵苦根大統領とその一味は、南部の智異(チリ)山に逃げ込んだ模様!!」
「南朝鮮の軍や各種の警察や予備役組織が次々に我々に反旗を翻しています!!
現時点では、総兵力・総勢力の8割が反旗を翻した模様です!!」
これは、もう、反乱と内戦そのものだ!!
私達にも、東京の大統領府より直接連絡が入った。
「異次元異空間レーダーによれば、異常な時空や空間の歪みが、2014年4月16日にセウォル号沈没事故が発生した海域に確認されました。
明らかに、外宇宙からの侵略や大型怪獣等の襲来が考えられます。
我が日本連邦軍は、最高司令官のシルヴィオ・ベルルスコーニ5大元帥以下、全軍が戦闘態勢を整え、戦闘行動を開始します。
ソウルに居る皆さんも、ラグナメイル等での参戦を!!」
私は特殊携帯電話で阿倍野真三大統領に現状を報告し、指示を仰いだ
「阿倍野真三大統領閣下。
南朝鮮で軍や警察などが次々に反旗を翻し、内戦の様相を呈しています。
また、外宇宙からの侵略や大型怪獣等の襲来が考えられます。
大宇宙の辺境域からの攻撃とすれば、宇宙規模での戦いを行わなければなりません。
銀河連邦、宇宙連合、大・小マゼラン銀河などからの支援が絶対に必要かと存じます。」
「わかった、リデル・田中元帥。
こちらもすぐに銀河連邦、宇宙連合、大・小マゼラン銀河などへの支援要請をする。
地域統合軍、予備役を含めて、我が軍は全戦力で戦う!!
武運長久を祈る!!」
阿倍野真三大統領が、正に連邦軍の最高司令官中の最高司令官として、戦場に赴く覚悟で応えてくれた。
あとは、戦いに勝つだけだ!!
「私も、ラグナメイルで出撃させて下さい。
あと、私の護衛や側近らも。」
金定男大将から直々に要請された。
「我が政府についている部隊は、この時を以て、全員、1階級昇進します。
ですから、私は、今から元帥になります。
皆様、宜しくお願いします!!」
金定男大将が、この時から元帥に昇進した。
午前10時30分。
ラグナメイルを「異空間ジャンプ」で転送、搭乗した私達は、早速、敵兵力の殲滅と掃討作戦に入った。
既に、この時点で、我が日本連邦軍は長距離弾道ミサイルや巡航ミサイル、長距離砲やレールガンや各種指向性兵器、空爆は勿論、宇宙空間からの砲爆撃まで駆使して、外宇宙からの侵略や大型怪獣等への反撃を行っていた。
敵の数は、何と400万!!
地中海大海戦の2倍の兵力となれば、どう見ても「転送兵力」だけではない!!
地上で作られた人造大型人間などもかなりの数がいるはずだ!!
「アルベルト、南部の智異(チリ)山周辺が怪しくないか??」
私は大型ラグナメイルに一緒に搭乗している、アルベルトに尋ねた。
南部の智異(チリ)山は、朝鮮戦争時に北のゲリラが立て籠もった山岳地帯である。
「成る程ね。
今、特殊なサーチを行っているところだ。」
最近アルベルトが開発した「素粒子レーダー」の事か。
全く、怖い位にとんでもないレーダーを開発するとか、いつもとんでもない武器やシステムを作ってくれるよ。
流石は、数学と物理の非凡な天才、アルベルト元帥だ!!
「ああ、やっぱり敵が居たよ。
人造人間を製造する工場などもあるようだ。
直ぐに位置を司令部に連絡、砲爆撃開始だ!!」
アルベルトが位置を連絡、直ぐに私達も含めて、攻撃を開始した。
敵がみるみる内に減っていった。
午前11時15分。
「異次元アメーバー怪獣集団」が、時空の歪みから出てきた!!
そして、こともあろうに、南部の智異(チリ)山に向かって進んで行く。
南部の智異(チリ)山に朴槿恵苦根大統領とその一味が逃げ込んだはずだ。
何故、敵の味方に??
午前11時20分。
銀河連邦、宇宙連合、大・小マゼラン銀河などからの救援支援部隊が到着、「異次元アメーバー怪獣集団」や大型怪獣などへの戦闘に加わって頂いた。
そして、奇跡がまた起きた。
午前11時22分。
大宇宙の根本仏が、何とお出ましになられた。
一生の間に2度もお目に掛かるとは、思いも寄らなかった奇跡だ!!
「「異次元アメーバー怪獣集団」が懲りずに、またもや大宇宙の境界部にゴミ屑の如く潜んでいたか!!
天誅、天罰だ!!」
南部の智異(チリ)山に向けて、大いなる黄金の力が振りかざされた!!
一瞬の内に、敵が消滅した。
そして、残ったのは、反乱を起こした将兵の呆然とした姿だった。
午前11時25分。
大宇宙の根本仏が、皆に語った。
「皆の者、良く聞くが良い。
敵は強いが、いつも側に私が付いている。
決して敵を恐れるな。
阿倍野真三大統領や「機動任務対処集団」をはじめ、日本連邦の皆様。
今後とも、地球の事を宜しく頼みましたぞ!!
他の国や地域の皆様。
もっともっと努力すれば道が拓けます!!
大マゼラン銀河のガミラス星やイスカンダル星などの皆様。
金属やレアメタルなどが少ないならば、天の川銀河系の地球から輸入すれば良いのです。
もっと知恵を絞りなさい。
必ず解決策はあります!!
銀河連邦、宇宙連合の皆様。
もっと、一致団結してアイデアを練るのです。
期待していますよ。」
「ははーっ。
必ずや、ご意志通りにお喜び頂けるよう、粉骨砕身努力精進申し上げます!!」
宇宙からの救援支援部隊を含めて、皆が大宇宙の根本仏に頭を下げて、祈った。
午前11時50分。
南部の智異(チリ)山の掃討作戦で判明したが、朴槿恵苦根大統領とその一味は「異次元アメーバー怪獣集団」によって、食い殺されていたことが分かった。
この事実を直ちに、公表して報道された。
午前12時。
南朝鮮の反乱部隊、及び宇宙からの侵略部隊、大型怪獣などは完全に殲滅、制圧された。
午後1時。
金定男元帥が戦闘の終了を宣言すると共に、自ら大統領に就任したことを明らかにした。
また、全ての戦闘に関わった南朝鮮軍や日本連邦軍、外宇宙からの救援支援部隊などに対し、全員に名誉勲章を与えることを発表した。
そして同日、日本連邦政府なども新たな南朝鮮政府を支援するために、朴槿恵苦根前大統領の愚かな政策を是正することを条件に、朴槿恵苦根前大統領時代の経済制裁などを解除した。
4月27日。
私達「機動任務対処集団」をはじめ、宇宙医科大学校の75期や76期を中心とした記録映画の第4部が一般公開された。
それと共に、南朝鮮での大活躍を第5部として、7月1日に公開されることが発表された。
5月5日。
ミスティの誕生日パーティーと同時に、私やミスティの末の弟や妹などの合同結婚式が盛大に開催された。
絢瀬絵理さんが所属している「μ’s」の他のメンバーや、元メンバーの関係者も、合同結婚式に参加して、合同結婚式で結婚したカップルも多かった。
改めて、こんなにメンバーや元メンバーなどの関係者がこんなに多いとは。
驚いたねえ。
6月25日。
南朝鮮での議会選挙の結果、政権側が勝利した。
そして、金定男元帥の大統領就任が、議会で承認されたことで、南朝鮮はようやく、再建への第一歩を歩みだしたのだ。
今回は、選挙で勝利、政界入りを果たした主人公らのその後の展開を、南朝鮮情勢を中心に2124年前半を描きました。
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は政治家の仲間入りを果たした後、どのように実行していくのか??
私達に対する期待もますます膨らむ中、日本連邦や欧州連邦の更なる拡大と大統領就任に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??
次回はコーヒーブレイクを挟んだお話です。
次回をお楽しみに。