クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~ 作:田中_jack
どう見ても、彼女はフランス人と感じていまして、原作の設定を元に、「ミスルギ皇国」を南フランスとしました。
個人的には、いろいろ感じる所はあるのですが、筆者としてはアンジュに相応しい相手としては、タスクが一番の伴侶だ、と思います。
どう見ても、普通の男では釣り合いませんし、あの強気で華奢な性格では、ねえ。
そして、アンジュの妹のシルヴィアですが、本作の主人公の弟と結婚しました。
彼女と主人公の弟は、後に、本作の主人公らが更なる大出世するキーパーソンになっていきます。
2125年8月31日、午前8時。
旧米国の東部、現在は「東部合衆国」、ニューヨークの摩天楼の一角にそびえ立つ、「アケノミハシラ」と呼ばれる超高層ビルにて、後に「破滅への道を決定した会議」と呼ばれる、国際的に力のある、国際金融資本の猛者共の会議が開かれていた。
このビルは、極めてセンスが無いと悪評が立っている程、外観や内部構造が歪なものであった。
それもそのはずだ。
なにしろ、トレーダーと、その運用資金を保証する貴金属や宝石などの金庫がたくさん「内蔵されているビル」であるからだ。
そして、金塊やダイヤモンドなどを形取ったデザインや画像だけはなく、まるで男性の性器や女性の性器のような歪な外観デザインがあるようでは、嫌われても仕方が無いが。
ゼーレ議長:
「さて、諸君。
これから、どうしようかねえ。」
この国際金融資本を取り仕切るゼーレ議長は、白髪頭に、一直線の視るガラスが入ったゴーグル状の眼鏡を掛けた、老けた金銭欲の塊の老人である。
ホフマン副議長:
「ゼーレ議長、あの、小憎たらしい、日本連邦の『黄金のタッグチーム』を中核とする例の20人の「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」、「機動任務対処集団」や、阿倍野真三政権の事ですかい??」
議長の腰巾着で、太鼓持ちであるホフマン副議長。
トレーダーとしてのし上がった相場師だ。
ゼーレ議長:
「それ以外に何があるのだね、ホフマン副議長。
英国ロンドンのシティーも、独国のフランクフルトも完全に日本連邦に牛耳られた。
上海も、今や只の日本連邦の金融都市の一つ、かつての香港以下だ。
東京とジェノヴァ以外に、面白い市場はないねえ。
ここニューヨークなど、今や只の田舎の都市だ!!」
ふーん。
国際金融資本の連中は、そういう見方しか出来ないのかねえ。
世界のどこであろうと、インターネットや交通通信網の発達した現在、何処で何をしようと、チャンスはあるのにねえ。
実に、実に前近代的な見方だ(怒り心頭!!)
ゴールドマン議員:
「私の大好きな金や銀、貴金属類や宝石も、あの小憎たらしいリデル・田中元帥と、その親戚のハート家が動かしている宝石や貴金属チェーンの隆盛で、コントロールが出来ません。
奴らは、何かの魔法でも使っているのですか??」
ゴールドマン議員は、長年に渡って金や銀、貴金属類や宝石などの「悪徳ブローカー」としてのし上がった男だ。
馬鹿か、こいつ!!(またもや怒り心頭!!)
私や宝石や貴金属チェーンを展開している私の叔父に当たるマイケル・ハート氏が、金融マフィア、貴金属宝石マフィアとでも言うのか!!
キム議員:
「電子マネー詐欺や通信販売詐欺も、全く効果が出ず、むしろ制裁金や摘発の進行で爆裂状態です。」
キム議員は、金融詐欺や通販詐欺で何度も逮捕され刑務所行きになった男だ。
その後、「ニューヨーク・JOE」を名乗った仕手集団を結成し、ここまでのし上がったものの、この所の金融摘発や詐欺取締強化のあおりを受けている。
こいつも、ゴールドマンと同様に、人間のクズだな!!(もう怒りを通り越して呆れる!!)
クネンチ議員:
「いわゆるブローカー行為も、各業界で閉め出されています。
畜生、ダフ行為や口利き行為ですら、即、逮捕では。」
この男は、元マフィアのボスで、様々な人や業界の弱みにつけ込み、不当利益で金を稼いでいた人間のクズだ。
マフィア組織の摘発や壊滅でマフィアの組織では食えなくなり、ここで「マフィアの手口」で稼いできた。
当たり前だろうが!!(もう怒りを通り越して呆れる!!)
どこまで腐っていやがるのだ!!
おまエラ、「信用第一」という事が、本当に理解出来ないのだな。
全く、「ゼロサムゲーム」の概念しか持っていないから、そうなるのだ!!
ゼーレ議長:
「さて、諸君。
改めて聞こう。
これから、どうしようかねえ。
私は、奴らを殺してしまおう、と思うのだが。」
一同が、びっくりした。
クネンチ議員が立ち上がり、反論した。
クネンチ議員:
「ゼーレ議長。
第一、相手が悪すぎます。
その辺りに居る、チンピラのガキやマフィアのボスを殺すのとは、訳が違います。
万が一、うまく行ったとしても、その報復は、私達やその組織、関係者を含めた、全ての全滅、抹殺ですぜ。
俺は反対だ!!」
ゼーレ議長が、ホフマン副議長に言った。
ゼーレ議長:
「ホフマン副議長、クネンチ議員は相当お疲れのようだ。
1Fの別室で休ませなさい。」
勿論、この言い方は「暗号」だ。
その直後、ホフマン副議長が拳銃でクネンチ議員を撃った!!
倒れたクネンチ議員を、エレベーターに乗せて1Fへ下ろした。
そして、棺桶の中に入れ、霊柩車で運ばれた・・・・。
ゼーレ議長が、ホフマン副議長らの出席者に言った。
ゼーレ議長:
「他に意見のある者はいるかね??」
誰も答えなかった。
「それでは、参加者の決意の証明に、血の交わりを行う。
皆、右手を出して、小指の先を少し切り、私の目の前にある、この皿に自分の血を落とすのだ!!」
まるで、マフィアの入会の儀式のような事をするのだな。(棒読み)
ゼーレ議長が全ての参加者の血の交わりを確認した後、満足な顔をして、こう言った。
ゼーレ議長:
「宜しい。
では、元デルタフォースで、その辺りの元特殊部隊の連中を率いる「ビリー・ジョン」と、元デルタフォースの女性隊員で、特殊工作員などの連中を率いる、「マリリン・ジョン」を呼べ。
一気に奴らを殺してやる!!
次の会議は9月11日、午前8時にこの場所で。」
8月31日、午前10時。
ニューヨークから緊急航空機でモントリオールに運ばれた、一人の怪我人がいた。
その怪我人こそ、「アケノミハシラ」の会議中に撃たれたクネンチ議員だった。
彼を霊柩車に入れ、そしてモントリオールまで運んだのは、日本連邦の諜報機関とその協力者や協力機関だった。
また、そこに一枚噛んでいたのは「G機関」のアル・ガッポリーネ氏とその手下達であった。
そして、元デルタフォースで、その辺りの元特殊部隊の連中を率いる「ビリー・ジョン」と、元デルタフォースの女性隊員で、特殊工作員などの連中を率いる、「マリリン・ジョン」
とその仲間達は、この時点で動向は全て、日本連邦の軍や諜報機関によって把握されていた。
正に、悪魔の所業に対する正義の鉄槌が開始されていたのだ!!
8月31日、午前10時30分。
東京の大統領府で、連邦政府の安全保障会議でゼーレ議長やその動向が、緊急情報として伝達された。
「すぐに対応するように。
治安出動、防衛出動だな。
軍や諜報機関、警察等の特殊部隊も出動だ。
リデル君達の「機動任務対処集団」なども、対応するように。」
阿倍野真三大統領の判断で、行動開始だ!!
私はすぐに、『機動任務対処集団』や大統領府『大統領特別補佐官』を集めた。
「特に、アンジュ、サラには今回の対応には尽力して頂きたいのです。」
私は言った。
「アンジュには対フランス、サラにはドラゴンの世界などの平行世界からの増援と指揮が必要だ。
また、サリアらの集団にはエンブリヲ・フォン・フリードリッヒ大統領への支援と協力をお願いしたい。
シャナには別途、別世界からの増援や戦闘をお願いしたい。」
「私達は??」
衛宮夫妻とセイバーが私に尋ねた。
「戦闘もお願いしたいが、金融的な攻撃もお願いしたい。
宝石とか、金銀に同調した攻撃も得意でしょう!!」
「それならば、おいらもやれる!!」
ギルガメッシュが、生き生きとして言った。
「貴金属、宝石、石油、重水素など、エネルギー関連は得意だぞ!!」
「私達は、サイバー攻撃などを行います」
天ヶ瀬夫妻、秋月夫妻が言った。
「セキュリティーや警護もやれます!!」
御手洗夫妻が言った。
もう、私達を含めて、総力戦だ!!
9月2日。
クネンチ議員は治療のためという名目で、東京に送られた。
彼は身の安全を日本連邦政府から受けており、かつての過ちを反省して、全面的に協力することを約束してくれた。
そのために、彼には身辺警護を付けると共に、連中の手口ややり方、隠匿されている膨大な資産の金額や隠匿場所などを容易に特定出来たのだ。
日本連邦軍の最高司令官であるシルヴィオ・ベルルスコーニ5大元帥の指揮の下、対テロ作戦が開始された!!
まず、金融市場、株式市場での、連中に対する攻撃を行い、その動きが激化した。
奴らの持つ銘柄が急落した。
そして、連中が抑えている貴金属や宝石に関する大スキャンダルが頻発した。
9月3日。
元デルタフォースで、その辺りの元特殊部隊の連中を率いる「ビリー・ジョン」と、元デルタフォースの女性隊員で、特殊工作員などの連中を率いる、「マリリン・ジョン」
とその仲間達は、日本連邦に加盟している加州(カルフォルニアやオレゴンなどの西部地域)にて、現地軍の憲兵や特殊部隊と交戦し、殲滅された。
生存者は逮捕され、身柄を拘束された。
また、関係する特殊部隊や元特殊部隊の連中、サバイバリストなども逮捕された。
9月11日、午前8時。
ニューヨークの摩天楼の一角にそびえ立つ、「アケノミハシラ」と呼ばれる超高層ビルにて、後に「最後の会議」と呼ばれる、国際的に力のある、国際金融資本の猛者共の会議が開かれていた。
ゼーレ議長が、「作戦はうまく行かなかった」と発言した途端、我が軍や特殊部隊らの急襲を受け、参加者全員が逮捕された。
ゼーレ議長が言った。
「道連れにしてやる!!
うおお―――」
その一言で、ビルの自壊システムが作動した。
しかし、それが全て稼働することはなかった。
既に、ビルの自壊システムは私達、特に異能集団の力で、あらゆる方策で無効化されていた。
ゼーレ議長は、魔力などを使用していたのは間違いないが、それを遙かに上回る、『機動任務対処集団』や大統領府『大統領特別補佐官』と、その協力者集団の前に、屈したのだ。
また、天に唾して、天を敵に廻したことが、最大の失敗だったのだ。
こうして、「アケノミハシラ」の機能は失われ、崩壊した。
まるで、2001年9月11日の「旅客機特攻の同時多発テロ」のように。
その直後、「アケノミハシラ」は解体され、違法な金銀財宝、貴金属や宝石類、有価証券類が多数発見され、全て没収された。
また、関係会社や関連トレーダー等の捜索や活動停止、なども広範囲に及んだ。
これをきっかけに、大きな世界の大改革が始まったのだ!!
今回は、悪徳金融資本の崩壊を2125年夏から秋にかけての動きを描きました。
宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は政治家の仲間入りを果たした後、どのように実行していくのか??
私達に対する期待もますます膨らむ中、日本連邦や欧州連邦の更なる拡大と大統領就任に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??
次回は主人公らの次の発展への動きが始まる話です。
次回をお楽しみに。