クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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前回も書きましたが、筆者が「クロスアンジュ」について興味を持ったのは、ある意味で「独裁国家が表面上うまくいっている社会を描いている」点でした。
このような社会で、原作通りに、アンジュが「ノーマ」だったとか、アンジュがシルヴィアを救出しようと潜入して「戦闘」を行った行為は、「作品中の世界」では、テロ行為に映るのでしょう。
勿論、作戦名「リベルタス」も。

アンジュは元皇女。
それがノーマとして追放され、父と母は殺され、妹を救出しようとヘリを落としたり、銃で発砲したりしたアンジュ。
そして兄や妹に処刑されかかり、アルゼナルに帰還後、『世界は腐ってるわ…壊しちゃおっか、全部』となってしまったのです。

アンジュ 『私を虐げ、辱め、陥れるしかできない世界なんて、私から拒否してやる』
『ぶっこわしてやるわ、こんなムカつく世界』
ヒルダ『いいねえ。協力してやってもいいよ?』

どこの大魔王、どこの破壊王ですか??
「世界を壊して、私は生きる。」、作品のコンセプト、そのものですね。
そして、最終的には「アケノミハシラ」を壊し、エンブリヲを倒しました。

ですから、この二次小説でも、第12章のタイトルには「歴史を作る仕事とは政治と軍事を執る事である」と書いているのです。


前置きが長くなりましたが、社会の矛盾とは、「真実が一つ」であっても、「立場が変われば、見方が変わる」ことから出てくる点もある、という事をご指摘したい、と筆者は考えています。
どんな状況でも、腐ってはお終いです!!

かのフランス革命の寵児であるナポレオンも「勇気は愛のようなものである。育てるには希望が必要だ」「有能の士は、どんな足枷をはめられていようとも飛躍する」「勝利は最も忍耐強い人にもたらされる」と言っています。
皆様、頑張りましょう!!



第85話 「2つの大統領府秘書室長事件」で社会の矛盾という名の燻っていた火が燃え広がり大波乱と大激動へ

2125年12月23日、午後8時。

私達「機動任務対処集団」38人も参加して、緊急記者会見が始まった。

そして、アーセナル・シュワルツネッガー大統領と、夫人のリィザ首相が、冒頭に自身の不徳を詫びた後、独の南部ミュンヘン郊外の鍾乳洞にあった、20世紀以来の隠し財産や「聖杯」と呼ばれる異能な品物の取り扱いについての経緯の説明と、謝罪をした。

その上で、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などに対する徹底した取締の処置を日本連邦の処置として発表した。

 

 

その記者会見で発表された内容の衝撃は、世界を駆け巡った。

 

そして、これが、私を大統領へ引き上げる大きな機会の一つとなったことは事実だ。

何しろ、この後で、フランスなどでは政変劇や経済動乱が多発、第三次フランス革命、そして私が大統領になる決定的な出来事が起きる、引き金を引いたのだから。

 

正に、歴史を作る仕事とは政治と軍事を執る事である!!

そして、リィザらの緊急記者会見の提案で私達は大きなチャンスを得ることになったのだ。

 

 

 

その時の世論の反応は、初めは「またか、これらの国の連中が引き起こしたのか」というものだった。

日本連邦の一般市民を含めて、最初は比較的冷静な対応だった。

 

敢えてこの時の裏話をしよう。

何故、9月11日に「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中が逮捕された時点で、すぐに公表出来なかったのか??

 

それは、彼らの腐敗が広範囲に渡っていたので捜査や確認に時間が掛かったことと、世界の政財界や各種の市民団体、マフィアなどの「ヤクザな連中」と深く関わっていたからだ。

 

捜査そのものは、10月10日までには、概ね終了していた。

しかし、当時の日本連邦大統領の阿倍野真三大統領は、10月26日に辞任する準備をしていたことで、「更なる徹底調査と、日本連邦政府や日本連邦の基盤強化」を指示していたので、更に2ヶ月程度の猶予があったに過ぎない。

私達を含めた政府の体制強化を含めて、必要な処置を講じたのも当然なのだ。

もちろん、敵側の「証拠隠滅」には厳しい対応を取り、摘発や家宅捜索、逮捕までびしびしと行動した。

 

その過程で、世界の政財界や市民団体、マフィアなどの「ヤクザな連中」と深く関わっていたことが改めて浮き彫りになり、犯罪組織はもちろん、今まで一度も名を挙げられなかった有名企業や大学教授、評論家、政府高官、俳優や女優、スポーツ選手、教育機関、福祉機関、NPO、NGO、有名な市民団体なども脱税や汚職、贈収賄、違法薬物や爆弾材料などの違法物資の売買、内乱罪、外患罪、テロ行為やテロ未遂などで摘発が相次いだ。

 

その摘発の進行過程で、一般市民の彼らに対する目は、ますます厳しいものになってきたのは当然であろう。

 

 

そして、その世論が頂点に達し、かつ、クリスマス商戦も一段落しようとしていた12月23日の夜に、緊急記者会見を行ったのだ。

何しろ、経済に与える悪影響、特に年末年始の経済活動に与える影響も考慮しなければならなかったからだ。

「日本連邦の市民に与えられる支給金」が、11月11日の50万円分に続いて、12月12日には「ボーナス 100万円分」が、1月1日には50万円分が、それぞれ支給されるので、合間を縫う形で発表する、というタイミングも必要だったのだ。

9月11日の大政変劇と、大経済動乱の影響を抑えるのも、政治の役割なのだ。

 

 

今回の記者会見の本来の内容である「独の南部ミュンヘン郊外の鍾乳洞にあった、20世紀以来の隠し財産や「聖杯」と呼ばれる異能な品物の取り扱いについて」ではあるが、その根本原因は、やはり「マナシステム」にあった。

 

旧ガリア帝国が2度の動乱で崩壊し、2121年1月1日に旧領土の西側は「オーストリア連邦」に、その南のバルカン半島部を含めて「バルカン連邦」になった。

2215年11月3日に、ジャスミンとその旦那が長年率いている「ノーマ解放戦線」より依頼があり、私達「機動任務対処集団」はザグレブにて年も幼い、少年少女の依頼「ノーマを迫害していた旧検疫官とその極悪組織を壊滅して欲しい」との依頼を実行し、即日に遂行、完了をした。

勿論、当地の地域大統領のチトー氏の全面協力を頂いたが。

尚、この年も幼い、少年少女は2126年4月に宇宙医科大学校に入学を果たした。

私やミスティが入学した年齢と同じ年で、だ。

依頼の報酬が「私達の身一つ」というのだから、それを私達が果たしたのだが。

彼らは今後、すごい成長株になるでしょう!!

 

その依頼とその後の追跡調査分析で、「独の南部ミュンヘン郊外の鍾乳洞にあった、20世紀以来の隠し財産や「聖杯」と呼ばれる異能な品物の取り扱いについて」の事項が、長年隠蔽されてきた事、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などが関わってきたこと、そして、その取り仕切る人物が、独仏両国の大統領府に勤務する、歴代の秘書室長であることが判明したのだ。

 

尚、聖杯については、セイバーの「エクスカリバー」攻撃と、ギルガメッシュの「エヌマ・エリシュ」攻撃、そして衛宮士郎と凛の夫婦攻撃などで、コントロール可能な状態にした。

この聖杯は2130年現在、「発展繁栄の重鎮」として、この地の有名な観光スポットになっている。

 

12月10日に、独の大統領府秘書室長のボーゲン・シュルツ氏がベルリン郊外のポツダムにて、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などとの会談にて、「これ以上の協力を拒否」したため、帰宅時にその殺し屋集団に襲撃されたものの、私達「機動任務対処集団」や協力して頂いた憲兵隊、各軍種部隊、警察の活躍、特にデューク・東郷夫妻やデューク・田中夫妻、デューク・マンシュタイン夫妻の活躍により、敵7人グループ4個+首謀者集団8人の合計36人の殺し屋集団を逮捕、拘束し、秘書室長を保護したのだ。

 

 

 

「私達は、心から訴えます。

悪徳金融資本の崩壊後の政変劇とその後の動乱には、何があっても絶対に負けません!!

必ず、私達は勝利します!!」

私は、緊急記者会見の締めくくりで、こう述べた。

 

「ドイツの社会学者、ウェーバーは、著書『職業としての政治』でこのように訴えています。

解決不可能で不毛な過去の責任問題追及に明け暮れる態度を「政治的な罪」と呼んだ。そしてこう訴えた。「政治家にとって大切なのは将来と将来に対する責任である」、と。

 

スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などは、正に「政治的な罪」すらも侵し続けているのです!!

幸い、南朝鮮には金定男大統領という、彗星の如く現れた、新生の指導者がおられます。

金定男大統領の指導力にご期待しております。

 

また、スペイン、フランス、ポーランドや、北米東部の旧米国などに居るアケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などにも、反省と改善、そして過去からの決別を求めます。」

 

 

 

午後8時30分。

緊急記者会見が終了した。

 

「明日はTV生出演があるからね。

8時からは例の番組、JUFNNの「とくダネNEWS!」に出てね。」

今や財務大臣になった、ケマル・縁部理桜(えんぶりお)氏から言われた。

この人は、財務大臣になっても、プロデュースをしているのだ。

余程、その仕事が好きなのだなあ。

 

 

明けて12月24日、午前8時。

 

JUFNNの「とくダネNEWS!」の定番キャラである大倉キャスターが、昨夜の緊急記者会見について、こう伝えてくれた。

大倉キャスター:

「昨日午後8時より、自治国家ローゼンブルム王国の王都王宮にて拓かれた緊急記者会見ですが、ド肝を抜く、とんでもない事実の公表が続きましたよね、笹井君。」

 

笹井:

「全くその通りです。

独の南部ミュンヘン郊外の鍾乳洞にあった、20世紀以来の隠し財産や「聖杯」と呼ばれる異能な品物の取り扱いについての経緯の説明と、謝罪。

そして、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などに対する徹底した取締の処置を日本連邦の処置として発表した内容には、本当に驚かされる連続でした。」

 

大倉キャスター:

「中田君、リデル君らとのインタビューの前に、論点をまとめて下さい。」

 

中田:

「まずは、独の南部ミュンヘン郊外の鍾乳洞にあった、20世紀以来の隠し財産や「聖杯」と呼ばれる異能な品物の取り扱いについての経緯ですが、20世紀前半より、この施設は存在していたと見られます。

第二次世界大戦が終了した後も、元々鍾乳洞や自然の空洞などを利用していた空間を、更に人為的にトンネルを掘る、地下空間同士を繋ぐなどの拡張を続け、宇宙コロニーなどが何個も入るほどの大きさになっております。

現在は施設の価値や貯蔵収納されていた推定資産価値は最低でも5垓円以上、専門家の鑑定では10垓円以上と判断されています。

 

次に、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮に主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などに対する徹底した取締の処置ですが、南朝鮮の財閥会社などの有名企業も含めて、今まで取締の対象にすらならなかった企業や個人、有名人なども取締対象に挙げられています。

公表されたリストに名前が挙がっていない、スペイン、フランス、ポーランド、南朝鮮の有名企業や有名人、有名団体などは無い、と言って良いですね。

また、各国の政財界や官界などにも取締の手は及んでおり、我が日本連邦にも、例えば英国の社会労働者党とか、ロシアの人民労働党とか、過激な環境保護団体やNPO法人にも連中の支援や協力者が居たことが分かり、摘発が進んでいます。」

 

大倉キャスター:

「リデル君、いや、今はリデル・田中大元帥閣下でしたね。

失礼しました。

ついつい、昔からの口調で話してしまいましたよ。」

皆で笑った。

 

リデル・田中

「私は一向に構いませんし、気にしていませんよ。

はははは。」

私も笑った。

 

 

大倉キャスター:

「リデル・田中大元帥閣下は、今回の問題について、特に南朝鮮についてはどのようにお考えですか??」

 

リデル・田中:

「南朝鮮の金定男大統領は、昨日の深夜に声明を出し、昨夜の緊急記者会見の内容に全面的に協力することを約束しました。

ですから、今回の摘発や取締にも、全面的にご協力して頂いています。

その一方で、スペイン、フランス、ポーランドに主に居る、「アケノミハシラ」に巣くっていた金融資本の連中に迎合した政治家や官僚、企業などに対する徹底した取締の処置については、外交ルートまで駆使して要請していますが、その3ヶ国や東部北米の協力は芳しくありません。

日本連邦やその同盟国、友好国では迅速で強力な取締や摘発が進んでいます。

 

その一方で、我が国に対して協力に消極的な国や地域もあります。

特にスペイン、フランス、ポーランドについては、回答すら来ていません。

彼らは我が国に対して協力しないつもりである、と解釈しています。」

 

大倉キャスター:

「それでは、今後は日本連邦政府としての対応は??」

 

リデル・田中:

「厳しい対応をしなければならない、と本職は考えております。」

 

その後、ミスティ、アルベルト、ヒルダ、アンジュ、サラ、東郷夫妻なども同じ考えを述べた。

 

ミスティ:

「失礼千万な国家や地域には、それなりのお仕置き、ペナルティが必要ですわ。」

 

アルベルト:

「特にスペインは一度、国権を事実上失っているにも関わらず、反省の色もなく、よくもこうした行為を平気で出来るものですね。

信じられない!!

厳しい制裁を科さなければなりません!!」

 

ヒルダ:

「マナシステムに関わっていた連中がいるので、厳しい制裁は当然です!!」

 

アンジュ:

「特にフランスの連中は、第二次フランス革命などであれだけの事があったにも関わらず、まだ懲りないの??

もう、私の出身国であるモモコ連邦に吸収合併、いや、併合されるべきよ!!」

 

サラ:

「何時でも、お相手いたしますわ。

おほほほ。

ドラゴンの火炎攻撃に全てを焼かれるが良いですわ!!」

 

東郷ヤコブレフ:

「ポーランドには、バランス感覚がないのかねえ。

過去の歴史を全て忘却の彼方に忘れ去ったようだ。

全く、理解に苦しむ対応をされている。」

 

東郷楓:

「ポーランドは、我が日本連邦の恩を仇で返しました。

このようなデタラメ国家などは、最早不要です!!」

 

 

 

午前8時15分。

このTV番組を観ていた首脳の男で、激怒した人物が1人いた。

フランス国のドウラクードット大統領である。

今回の一連の事件の、首謀者の中の首謀者である!!

 

「このリデルとかいう、生意気なクソガキが!!

何が大元帥だ!!

こいつらの仲間も、みんな生意気だ!!

私達を馬鹿にしやがって!!

うおーーー!!」

フランス国の首都パリにある、大統領宮殿で、モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長の前で怒り狂っていた。

 

「秘書室長、君に命ずる。

この連中を政権中枢と共に抹殺せよ!!

一番腕の良いクループに始末させろ!!」

 

「お言葉ですが、大統領閣下。

第一、お金がありません。

例の殺し屋集団に全て機密費を渡しましたので。」

「(ぶっちゃけ、機密費は国家予算の10%だがね)」(内心、あきらめの顔)

モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長は、内心の意思を隠しつつ、答えた。

勿論、その「機密費」とかは、殺し屋集団の使用した武器などと共に私達が回収して「動かぬ証拠」としているのだ。

 

「例の、噂で良く聞く「G13とその仲間の腕利き達」などと呼ばれる連中はどうだ??

あらゆる手段で、目的を達成できるそうだが。」

ドウラクードット大統領が、私達「機動任務対処集団」38人らの事を言った。

全く、分かっちゃいない男だな。(~あきれ顔で棒読み~)

 

 

「彼らに依頼するのですか??

彼らの報酬は、非常に高額です。

首脳部からの依頼の報酬は最低でも1兆円は下らない、と言われています。

国家予算でもつぎ込むおつもりですか、大統領閣下??」

モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長は、困ったことになった、と思って答えた。

 

「そうだ。

国家予算を全て渡す。

ここに書類を書いた。

これを持って、彼らと接触せよ。

そして、彼らが目的を果たすまで、同行して確認するのだ。

それまではここに戻ってきてはならぬ。」

ドウラクードット大統領は、支離滅裂な命令をして、モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長に書類を渡した。

 

 

午前8時30分。

モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長は大統領府を出た。

そして、「G機関」にすぐに連絡した。

「例の作戦を開始します。

私は家族らと共に、日本連邦に亡命します。

宜しくお願いします。」

 

「すぐに、ご指定の所に移動して下さい。

家族、親戚らは、クリスマス旅行の名目で既にモナコに到着しています。」

G機関の主、アル・ガッポリーネが答えた。

 

 

午前10時。

モモコ連邦の首都、モナコの大統領官邸。

モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長は、家族らと共に、私達や大統領警護部隊らと会談していた。

 

「もう、フランスはドウラクードット大統領をはじめ、行政府のやること為すことが支離滅裂な状況です。

軍や警察なども、とっくの昔にドウラクードット大統領を見限っています。」

モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長は、ドウラクードット大統領より公布された「国家予算の全てを報酬として渡す」との書類を見せた。

 

 

私は、すぐにこれらの内容や経緯を連邦大統領府に伝えた。

そして、志木田茂雄大統領から、このように指示を頂いた。

「モンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長とその家族、親戚などの亡命を認めます。

そして、ドウラクードット大統領より公布された「国家予算の全てを報酬として渡す」との書類を、こちらで公表します。

君達36人の「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」、「機動任務対処集団」や、その他の方々は、軍事作戦を開始して下さい。

名目は何でも結構。

こちらでも、「偽装工作」「偽装宣伝」をしますから。」

 

 

午前12時。

幾つかのメディアで、「東京で謎の爆発??」「ベルリンの第2首都で要人の車が燃える??」「ジェノヴァ近郊で、政府の建物が謎の崩壊」などの「破壊活動か??」と思われる活動が活発化した。

 

午後1時。

ドウラクードット大統領は、「がはははは、これで奴らも少しは懲りたろう。」

とご満悦で、側にお気に入りの美女をはべらせて、ベッドで休んでいた。

 

 

 

午後2時。

志木田茂雄大統領が、重大な事態が発生しているとして緊急記者会見を行い、警戒態勢の強化を指示したことを明らかにした。

そして、その後の準備行動が着々と進んでいた。

 

午後4時。

志木田茂雄大統領が緊急記者会見を行い、フランス政府のモンブラン・ド・パスツール大統領府秘書室長とその家族、親戚などの亡命を認め、ドウラクードット大統領より公布された「国家予算の全てを報酬として渡す」との書類を、公表した。

 

そして、この行動を待っていたかのように、フランスの軍と警察が動いた。

 

午後4時10分。

フランスの軍と警察が、大統領府で側にお気に入りの美女をはべらせて、ベッドで休んでいたドウラクードット大統領を急襲、逮捕した。

この時点で、フランスの共和制は崩壊した。

 

午後4時30分。

フランスの軍と警察が「クリスマスプレゼント」として、共和制の崩壊と、臨時政府の設立を宣言した。

 

 

後に、これらの事件は「2つの大統領府秘書室長事件」と呼ばれることになる。

そして、この事件が発端で社会の矛盾という名の燻っていた火が燃え広がり大波乱と大激動へと、歴史は進んで行くことになったのだ。

 




今回は、悪徳金融資本の崩壊後の政変劇とその後の動乱の最初の動きを2125年冬から年末にかけて描きました。

宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は政治家の仲間入りを果たした後、どのように実行していくのか??

私達に対する期待もますます膨らむ中、日本連邦や欧州連邦に加えて、新たにアジア太平洋連邦が結成され、それらの更なる拡大や大統領就任に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??

次回は更なる大波乱と大激動への道と、「ちょっとコーヒーブレイク」です。
次回をお楽しみに。
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