クロスアンジュ 天使と竜の輪舞~愛するミスティ・ローゼンブルムと共に~   作:田中_jack

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1789年7月14日に勃発したフランス革命を研究すればする程、筆者は感じざるを得ないのですが、「理念も理想も知識も覚悟さえ何もない、素人が政治を執れば、いかに悲惨な悲劇が起きるか」を、まざまざと証明されるような出来事が次々と起きています。
フランス革命は、文字通り、「血を血で洗う争い」や「恐怖政治」などの連続でした。
そして、その革命勃発の原因を作ったルイ16世とその妻、マリー・アントワネットも政治に関しては素人そのものでした。

ですから、「クロスアンジュ」の原作で、アンジュの兄が「愚かなクーデター」の後に独裁政治を行ったものの、悲惨な最後を遂げたのは当然の結末なのです。

話をフランス革命に戻しますが、正にそのような中で、「常勝将軍」として名高いナポレオン・ボナパルトが登場して、「血を血で洗う争い」や「恐怖政治」などの連続であったフランスの内政や外交を正し、連戦連勝の戦の勢いで勢力を増しつつ、フランス革命の成果を生かしながら「皇帝」への道を驀進していきました。
彼がフランスで生まれなければ、いや、彼がフランスで陸軍軍人将校として働いていなかったら、政治的な才能に恵まれていなかったなら、フランスはフランス革命後の「対仏大同盟」で、フランスの周辺国からの包囲攻撃、俗に言えば「袋叩き」「タコ殴り」で滅亡していたかも知れません。

そのような理由から、ナポレオン・ボナパルトは英雄なのです!!
この辺りについては、「クロスアンジュ」の原作も、むしろ「ベルサイユのばら」などの別作品や歴史書の方が、より的確に描写しているかも知れませんね。


2129年7月14日に勃発したフランスでの「第三次フランス革命」収拾をした主人公達。
主人公らの新たな道、それは、大統領になり、世直しをする事です!!
大統領への道を大驀進します!!



第94話 大統領に当選!!

2129年7月14日、午前12時に、『フランス救国委員会』は、日本連邦政府と連名で、「第三次フランス革命」は成功裏に終了したことを宣言した。

私達は、第三次フランス革命の収拾に成功したのだ!!

長い、長い1日が、平和裏に終了した。

 

 

この実績が、私とアルベルトを、大統領へと導く大きな実績となり、大統領への道を切り開いたのだ!!

正に、正に天の配剤、神の御見心により、私達は道を切り開くことが出来たのだ!!

 

 

午前12時に、「第三次フランス革命」は成功裏に終了したことを宣言した直後。

エリゼ宮やその前の広場などは、興奮していた群衆がまだまだ数多く残っていた。

 

そして、どこからもなく、フランス国歌「ラ・マユセイエーズ」を歌う声が聞かれた!!

そして、その歌声は次第に大きくなっていったのだ!!

正に、正に、感動した!!

 

 

実は、この歌は旧ミスルギ皇国、そしてモモコ連邦でも国歌として歌われているのだ。

これは、この歌がフランス革命時、元々マルセイユより出撃した「マルセイユ連盟兵」が軍歌として歌った「ライン軍のための軍歌」が、その元祖だったからだ。

 

血生臭い、過激過ぎる、などの批判はあるが、この歌詞そのものが、フランス革命や、その後のフランス共和国の建国精神を的確に示しているものはないのだ。

何しろ、歌詞に度々登場する「武器を取れ!市民諸君!」は、フランス革命勃発のきっかけを作った、弁護士であったカミーユ・デムーランの言葉であったのだから。

 

我が日本連邦にも、もっともっとこのような反骨精神や自立精神があっても良いよねえ。

国歌からして「君が代」は実に平和な歌であり、軍歌の代表格である、例えば「軍艦行進曲」「カチューシャ」「パンツァーリート」であっても、フランス国歌「ラ・マユセイエーズ」に比べれば、実に大人しい歌詞だからだ。

 

そして、1789年のフランス革命後、2119年と2129年にも2度の革命劇に私達はその成功裏に終結(沈静化??)させる事に関わった。

実に、因果な縁だ。

まあ、今回の革命劇は、大きな運動であったとはいえ、経済や社会に与えた悪影響は最小限で済んだのは幸いであった。

上向きになったフランス経済に悪影響を与えなかっただけでも、良しとしよう。

 

 

 

読者は、ここで南朝鮮はこの当時、どうだったのか??と疑問に思われるだろう。

実は、南朝鮮には、まだ「反日分子」などの「極端な排外主義的テロリスト」が居たのだ!!

 

7月14日に第三次フランス革命が終結したとの報道直後、ソウル近郊の狭いビルの一室。

「あの日帝共の象徴である靖国神社や日本武道館などを爆破してやる!!

その後は、東京駅や東京ディズニーランド・ディズニーシー、東京タワー、東京スカイツリーなどをドンドン攻撃してやる!!」

目付きが逝っていた男や女5人ずつ、合計10人が集まっていた。

 

彼らは、かつて私達などへのテロを実行し、現在は解散させられていた「特亜三国日報」の元記者達であった。

現在は、自称「良益良徳日報」という、ごろつきゴシップ新聞を発行、配信している。

この新聞は、ソウルですら、「悪益悪徳日報」と悪口を叩かれる程の酷い内容の、個人や公人攻撃、芸能スキャンダルまみれの、正に極悪新聞であった。

全く、身の程知らすとは、この事である。

こんな腐った連中が、何をエラそうに言えるのかねえ。

今も「反日無罪」とか言う連中は、テロリストと同じ論理で動いていることに気が付かないのだねえ。

 

そして、彼らはその日のうちに、外務省の事務次官らを脅して用意した外交官用パスポートや、出入国管理局に賄賂や脅迫で準備を整えた武器弾薬などと共に東京に向けて出発した。

 

 

翌日の7月15日、午前10時。

パリ滞在してフランス政府やフランス救国委員会と協議が終わった頃、日本連邦政府テロゲリラ担当補佐官の加藤稔氏から連絡が入った。

「南朝鮮からマークされていた、「良益良徳日報」という、ごろつきゴシップ新聞の記者達10人が日本に入国した模様です。

 

彼らは正式な南朝鮮外務省のパスポートを持っており、外交行嚢の荷物には一人当たり1.8kgの黒色火薬や爆薬の材料、RDXやC4爆薬、銃火器まで保持して入国しております。

すでに厳重な監視や重要拠点の警備も強化しています!!」

 

「南朝鮮への対応はどうされますか??」

私は植村仁志外務大臣に尋ねた。

 

「南朝鮮の金定男大統領に状況をご連絡した。

すぐに厳しい処置を取る、との回答があったが、向こう側の外務省や出入国管理当局が関わっていたとすれば、かなり深刻な政変レベルの事態になりそうだ。」

植村仁志外務大臣が言った。

 

「すぐに東京に行きましょう!!」

私が皆を連れて、東京に移動した。

 

 

午前12時過ぎ。

東京の九段にある、靖国神社の南側通用門の脇。

「良益良徳日報」という、ごろつきゴシップ新聞の記者達10人が、男女5組ずつのカップルを装ってトイレに爆発物を仕掛けた。

その後、日本武道館の1階のトイレにも爆発物を仕掛けた。

 

そして、靖国神社の正門前と日本武道館への道を結ぶ歩道橋の上に上がった時。

 

御手洗(旧姓:萩原)雪歩の手配で配置しておいた、観光客グループを装った「萩原組」の連中が、「記者達10人」と、もめ事を「発生させた」。

 

萩原組A「(日本語で大声)おう、そこのお兄ちゃんやお姉ちゃん達、そこ邪魔だぜ!!」

 

記者達Aなど「(わざとハングルで)そっちこそ邪魔だ!!」

 

萩原組A「(わざとハングルで)そこ邪魔だぜ!!

聞こえねえのかい??」

 

記者達Aなど「(迫力のある脅しに震え上がってビビる)」

そして、思わず、ハングルの書かれた乾電池や起爆装置タイマー、銃器などを落としてしまった!!

 

萩原組B「(わざとハングルで)こんな危ねえハジキや装置を持っているとは。

おまえら、何者だ??

おい、警察行こうか、警察!!」

 

そこで、「記者達10人」のうち、冷静さを失って常軌を逸した1組の男女が、爆発物や手榴弾を手に持った!!

 

その時、私達「グループG拡大チーム」、つまり、「菊の旭日旗グループ」「暴れん坊将軍とその仲間達」、「機動任務対処集団」、総員38人や同期生らが、一斉に射撃や無効化攻撃を行った!!

 

勿論、靖国神社や日本武道館のトイレに仕掛けられた爆発物も、無力化した。

 

 

あえなく、南朝鮮から来た「記者達10人」はその場で拘束、逮捕。

まるで、2015年11月23日に発生した、「靖国神社トイレ爆発事件」の再現のような事件が、犯人らの思い通りには進まず、あえなく終わった。

いくら外交官パスポートを持っていても、爆破物を仕掛けて良い訳がない!!

 

 

この事件と迅速な処理に、日本連邦の世論は一気に沸騰した!!

「南朝鮮では、まだ『反日無罪』とか考えているのかよ??

本当に、時代遅れの感覚で生きられる人達だ!!」

「もう、この手の奴らにはうんざり!!」

「南朝鮮の連中は、出入国すら出鱈目なのかよ??」

「2015年11月23日の靖国神社爆発事件と同じパターンだな。」

 

 

そして、南朝鮮の世論も、またまた沸騰した!!

「やはり、私達の国は『ヘル朝鮮』なのか??」

「どうして我が国にはこんな変な輩がいるのだ!!

靖国神社を爆破しても何にもならない事すら知らないのか??」

「もう、いっその事、日本に併合してもらいましょう!!」

「もう駄目だ、我が国はどうしょうようもない。

我が国は、朝鮮半島は本当に人材に恵まれていないねえ。」

 

 

また、嬉しいことに私達の活躍や警備体制の万全さも報道された!!

 

これを含めて、私達が関与したテロの阻止事案は7月20日まで6件にのぼった。

内訳は、南朝鮮、スペイン、ドイツ、フランス、ポーランド、ヨーロッパロシアがそれぞれ1件だ。

南朝鮮以外の5件については、デューク東郷夫妻などが関与する「グループG」の「依頼行動」「依頼未遂+依頼金回収」行動の組み合わせだった。

 

つまり、「政府の正式依頼の実行」と「テロリストや不満分子との接触と依頼金などの回収」を次々に、まるで同時平行の如く行ったのだ。

 

スペインとポーランドの依頼は、「政府元高官の持ち逃げ金の回収」だった。

ドイツ、フランスの依頼は「マナシステムの幹部の不正利益金回収」だった。

またこんな奴らがいたのか、と思えるくらいに、社会の暗部に潜んでいたのだ。

 

そして、ヨーロッパロシアの依頼は、「帝政ロシア、ロマノフ王朝時代の隠し財産の回収と把握」だった。

やはり、このようなものも社会には実際にあるのだ。

どこかの場所に潜む「金塊の山」「宝の山」のようなお話が。

まったく、私達は大宇宙の果てから地球の隠し財産の回収まで、まるで「トレジャーハンター」のような気分にすらなったのだ。

 

そして、私達にとっても、大きな成果があった。

「高額の報酬や分配金」が渡されたのだ!!

その金額だけでも、10垓円!!

ドイツのミュンヘン郊外にあった「秘密の聖杯や隠し財産の地下施設」での発見財産に相当する金額だ!!

 

その甲斐もあっての事であろう、私達は日本連邦の各国、各地域を含めて、各国から大きな信頼と実績を挙げたと見做されるようになっていったのだ。

 

 

 

7月27日、午前9時。

場所は連邦大統領府の会議室。

 

大統領選挙を控えた、最後の拡大御前会議であった。

 

「皆様のご活躍、特に第三次フランス革命の迅速な終結に心から感謝申し上げます。」

天皇陛下から、暖かいお言葉が述べられた。

 

「第三次フランス革命が、多数の市民が武装していた、あのような状況の中で、あっという間に終結したのは正に奇跡です!!」

皇后陛下から、お褒めのお言葉を頂いた。

 

「何故、あのような事が出来たのですか??」

皇后陛下が、興奮気味に尋ねられた。

 

「フランス救国委員会の実力者、ジャン・ジャック・ロラン氏の提案である『新たな国民武装組織』の設立が、フランス国民に受け入れられたことが極めて大きかったかと存じ上げます。」

私は、国防総省大臣の立場でお答え申し上げた。

 

「それはご謙遜でしょう。

リデル・田中大臣が、弟の由紀夫氏の提案に賛成した発言をして、それをアルベルト・マンシュタイン大臣も賛成したことが大きかったかと、思います。」

天皇陛下が笑顔で第三次フランス革命の終結について、さらりと、ご見解を述べられた。

私も、アルベルトも恐縮してしまった!!

 

 

「はっ、本当に勿体ないお言葉に痛み入ります。」

アルベルトが感動して、思わず大臣の立場を忘れたかのように答えた。

 

「私も、弟の由紀夫の決死の提案に賛同したことは、今でも正しい選択であったかと存じます。」

私も、感動と緊張で、いつもより固い、そして重い意思の入った声で答えた。

 

 

その後、時事問題について幾つか討議して、解決策が決定された。

その中には、私達が直近で得た10垓円の取り扱いもあり、天皇皇后両陛下が、私達に任せるとのご判断を頂いた。

 

 

事前に予定された会議内容が全て終わった後、中谷元雄大統領から発言があった。

「次の日本連邦大統領は、リデル・田中氏に、次の欧州連邦大統領は、アルベルト・マンシュタイン氏に、それぞれお願いしたいと存じます。」

 

一斉に、賛成の声が挙がった。

阿倍野真三氏と志木田茂雄氏の日本連邦大統領経験者からも賛同を頂いた。

また、私の父で欧州連邦大統領である、田中隆男も同様に賛同した。

 

これで、事実上、私の大統領就任は決定された!!

後は、選挙だ!!

 

 

 

大統領選挙は、7月28日から30日までに立候補の受付をする。

これは、日本連邦、欧州連邦と同日で、選挙日も同日だ。

私は28日に受付をしてから、すぐに日本連邦大統領の選挙戦に入った。

アルベルトも同じく、28日に受付をしてから、すぐに欧州連邦大統領の選挙戦に入った。

 

選挙関係の費用は、公費で賄えるので助かる。

しかし、「知名度」などは抜群だが、「経験不足」攻撃があったので、私達は、「私を含めて、皆様は大統領府の仕事では皆、経験不足だ!!」と反論しましたよ。

これを聞いたミスティやヒルダが「リデルらしい言い方だわ!!」「アルベルトらしい反撃だわ!!」などと笑っていた。

 

 

10月26日の投票日で、99%を超える得票を得て、私は当選した!!

同じ日の投票で、99%を超える得票を得て、アルベルトも当選した!!

 

皇帝になる際に、ナポレオンは国民投票を行い、99%を超える得票を得たのは有名な史実だが、私達もそのようになって嬉しいです!!

 

投票で当選した後の3ヶ月は、「移行期間」である。

次の政権へ移行するための業務の引き継ぎ、副大統領や閣僚、スタッフらの内定や引き抜きなどがある。

それを最初の1ヶ月程度で終了させ、12月1日にはウォーミングアップをしなければならない。

ここまでは本当に忙しかったのだ。

 

そして、12月は「クリスマス期間」に突入だ!!

 

 

そして、正式には、2130年1月27日に私とアルベルトは、それぞれの「大統領」に

就任することになったのだ。

 




今回は、2129年7月14日、第三次フランス革命勃発の終結から大統領選挙で当選するまでを中心にまとめました。

ここまで約11ヶ月の執筆で、主人公がようやく大統領に当選しました。
実に、実に感慨深いものがあります。
本来は、4クール程度(50話くらい)で終わらせる予定でしたが、この分では「第1部終了」でも、100話くらいにはなりますかね??

宇宙医科大学校の真の目的が『新人類や新文明の創造』であったことが判明しました。
私達は政治家の仲間入りを果たした後、どのように実行していくのか??

私達に対する期待もますます膨らむ中、日本連邦や欧州連邦に加えて、新たにアジア太平洋連邦が結成され、それらの更なる拡大や大統領就任に向けて、何を求められ、成果を挙げるのか??

次回はいよいよ正式に大統領就任です!!
次回をお楽しみに。
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