三大勢力?キリスト教の尸魂界じゃなくて? 作:理不尽な大根
『黒崎一護。早速だが、君はクインシーと言う…一言で言えばエクソシストな人間と死神の混血だ』
『長くて2年…最悪、来年に信仰上のイエス・キリストと≠の存在…ユーハバッハという人類種の敵が天使を引き連れて現れる。それまでに、お前には自分の力を万全に使えるようになってもらう。安心しろ、俺達がいるさ!』
先月未明。クラスメイトの手芸部、石田雨竜を筒巻きにして確保した外国人教師 ユーグラハム・ハッシュバルトとその親友で新人用務員のバズビーが目の前に現れて、自分の中にクインシーだとか死神の力が流れているとか伝えられた黒崎一護。その日を境に、実は石田と再従兄弟であることが外人コンビの手で伝えられて、クインシーの力と死神の力を使うための訓練が始まり…毎日のように石田と同じようにバチバチにしごきを受ける黒崎一護。
「たっく…そんな直ぐにクインシーとか死神の力を使えるかっての」
毎日ボコボコになり、転校生の美少女シスター アーシアの持つ神器の力で傷を癒されて、またボコボコに鍛えられるの繰り返し。石田のアドバイス&外人コンビの扱きで霊子を扱えるようになり、防御のプルート…プルートヴェーネも覚えれた(身体の感覚で)一護であるが、リビングに飾られたクソデカイ遺影と…小さく飾られた遺影の2つを見る。
クソデカイ遺影は一護が幼い頃…一護を庇って何者かに殺された母親 真咲。そして小さく飾られた遺影は一護の1つ年下の弟で母親と同じ日に何者かに殺され、遺体は発見すらもされていない心路。一護は心路が何者かに殺される瞬間を確かに目撃し、遺体も確かにその場にはあった。しかし、一護が目覚めて警察と救急隊に保護された時には、心路の遺体は消えてたのである。
「もう…あれから7年になるのか」
一護は幼少期から幽霊が見えていた。だからこそ、2人が殺された後、毎日のように2人を探した。しかし、真咲と心路は見つからなかった。毎日、毎日、雨の日でも探したが見つからなかった。
余談だが2人が殺された当日、しかも心路が殺害されて数分後…近くの無人の工事現場で大規模爆発…正しくは霊圧爆発が発生し…そこから幼子の鳴き声が聞こえたとの噂がある。
「そろそろ行くか」
一護はそう言って気分転換に散歩に出る。暇が出来れば、外人コンビに鍛えられるので1人の時間は貴重だ。だからこそ、1人の時間が出来ればこうやって散歩してみる。
商店街を歩いている一護。ショーウインドには最近の若者向けのファッションは勿論、主婦層にオススメなファッションも飾られている。
「海燕殿!心路!アヴィ!!最近の現世にはこんな服があるのか!ちいかわコラボだと!?うさぎは私だ!」
「はーい!じゃあ俺ちゃんくりまんじゅうパイセン!」
「それじゃ私はちいかわで!」
「じゃあ俺はラッコ!ラッコ先生で良いな!?」
聞きなれない声。空座町は東京都だが、他の町から買い物で人が来るのはほぼない。なにせ、電車で渋谷とかに直ぐに行けるのだから買い物ならそっちの方がいい。
「心路が生きていたら…あれぐらいに……はぁ?」
聞きなれない声の若者の方を向いた一護。そこには自分と同世代の小柄な美少女、心路が成長したと過程したら生き写しと言える中学生の少年、その少年の隣に立つピンクの髪の女の子、そして一護とそっくりな顔立ちで黒い髪の青年がガラス越しに大人気マンガとコラボしたファッションを見ていたのだ。
「心路!くりまんじゅうパイセンは辞めておけ!ヤツは酒カスだ!!」
「違うぞルキア姐!!パイセンは光の酒カスだ!!」
美少女は間違いなく少年に向けて心路と言った。あり得ない…そんな訳は…すると、一護は自分と良く似た青年と目が合う。
「よっ!俺は志波海燕!いきなりだけどよ、黒崎一護だよな?」
「そうだけど…なんなんだアンタは!?」
「俺は護廷十三隊十三番隊隊長代行の死神だ。そんで、お前達の父方の従兄だよ!」
サムズアップしながら志波海燕と名乗った青年はそう言った。そう、彼は志波海燕。史実では死んでるが、ここではなんやかんや生存。今では病弱な隊長に代わって隊長代行をしてるのだ。
「死神ってマジで居たのかよ…あの外人スパルタコンビの話、マジだった……てっ!?従兄!?」
「おう。ルキア!心路!アヴィ!!お前達もこっちこいよ!!」
そう、その少年こそ一護の弟で我らが主人公 黒崎心路その子であり、ピンクの髪の女の子はアヴィだったのだ。
「貴様が黒崎一護なのだな?私は朽木ルキア。数年前、虚の手で殺害され…その瞬間に死神に覚醒して泣き疲れていた心路を保護したお姉ちゃんだ」
場所は代わって黒崎家。黒崎家は自宅兼開業医の父 黒崎一心が経営する診療所 クロサキ医院と合体しており、自宅兼病院と言えるだろう。
従兄と名乗る海燕、心路をかつて保護したというルキア、心路とその友人 アヴィを連れて一護は黒崎家に案内してリビングで詳しい話を聞くことになった。
「心路が記憶障害!?」
「ああ。覚えているのは兄が居たこと、自分の名前だけだった。自分の人間時代の肉体が破壊されたショックか、目の前で母親が殺されて魂を喰われたショックかわからないがな」
そこで一護はルキアから心路が記憶に混乱があることの説明を受ける。そう、心路はあの日以降…それ以前の記憶の大半が欠落してるのだ。
「それじゃあ…ユズとカリンのことは…」
「残念ながら覚えていない」
ユズとカリンとは一護と心路の妹で、今年小5の双子の姉妹だ。残念ながら…心路はこの2人のことも覚えていない。
「俺からの提案だが、心路。忘れてしまってもこれから一から築けば良いだろ?土日は休みだしな。一護は勿論、アヴィも力を貸してやってくれ。ルキア…お前もだ」
「うん…」
海燕からの提案で、心路は土日だけ黒崎家で過ごす。そうすればなにか思い出すかもしれない。思い出せなくても、家族との絆が元通りに作れるかもしれない。
「それじゃ…これで」
「土日限定だが、心路が一護の訓練に参加できるな。俺もお前を鍛える」
「助かる。斬術は教えれても死神固有の能力は我々では限度がある」
「私も手伝うぞ一護!!」
「私もです!!」
「さあ、いっくぜ!!お兄ちゃん!!」
頑張れ一護!!これからは海燕、ルキア、心路とアヴィが訓練に参加するぞ!!
「しぬぅぅぅぅう!!」
無事に?人間のまま死神の力に覚醒した一護。彼は身の丈ほどの浅打を背負って猛攻から逃げる!!頑張れ一護!!負けるな一護!!今までの遅れを取り戻すのだ!!
夏休みはどう過ごす?
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