特別課外活動部×7色の花達   作:味噌豆腐焼き

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あんまりアズゴアは出て来ません


どうもお待たせ!

 

 

順平「待っちやがれこのヤロー!」

 

続いて空間の穴に入ろうとする順平を止める美鶴。

 

美鶴「待て伊織!」

 

順平「ッ…でも!アイツとアイちゃんは!?」

 

 

すかさずナビの風花は探りを入れる。

 

全員が息をのんで風花のペルソナ

 

 

風花「2人の反応は……!?」

 

驚いた風花はより鮮明に空間の穴の中を調べる。

 

真田「何か感じ取ったのか?」

 

風花「はい…2人の反応はどれか分からないんですが…」

 

 

荒垣「その言い方だと…アイツら2人以外にも反応を感じるってことか。」

 

ゆかり「それってあの2人を攫った黒いヤツじゃ…!?」

 

風花は調べ終わると、全員に中の様子を話す。

 

風花「中は、とっても広い空間があるんです。それもただ広いだけじゃなくて…森の中のような?」

 

美鶴「他に分かった事はあるか?」

 

風花「その空間には、いくつも反応を感じるんですが…それが何だか変?で…」

 

天田「変…って一体?」

 

「人のような反応、物が動くような反応…何より引っかかるのが…お花。」

 

辺りは鎮まりかえる。

影時間という事もあるが、突如新たな事実が色々判明し、仲間達も少々混乱している。

 

順平「…ともかく、こん中入ってもシャドウか何かと戦わなきゃいけないって事だよな。よし!」

 

順平はまた空間の穴にずかずか向かって行く。

 

ゆかり「ちょ順平!まだあんたが行くって決まってないでしょ?」

 

順平「いやホラ!先週さ、俺だけ大型シャドウのバトル参加出来なかったじゃんかよ!?」

 

真田「あれは自分せいじゃなかったのか?」

 

順平「そのせいで迷惑かけちまったんで、その分ここは俺が大活躍しちゃいますよ!」

 

順平の自信に満ちた態度に呆れるゆかり。

 

ゆかり「あのねぇ、リーダーとアイギスが攫われたんだよ?あんたの今のテンションで行ったらさっきの黒いヤツにボコされるだけ!」

 

 

美鶴「落ち着け岳羽。確かにあの黒い影の実力は危険視するべきだが、2人が空間の中に拘束されている以上、あまり時間はない。」

 

ゆかり「それは…確かに。」

 

やはりこの空間の中を攻略しなければいけないようだ。

 

リーダーがいない分の4人の前線メンバーを決める。

 

 

順平「オレッチは絶対全体必要ッスよね!」

 

美鶴「や、やる気が凄いな…分かった。1人目は伊織だ。」

 

順平「しゃあ!」

 

 

 

その後もリーダーがいないという珍しい状況の中で前線メンバーを選んだ結果。

 

順平、美鶴、ゆかり、荒垣というメンバーになった。

 

 

美鶴「明彦と天田とコロマルは、残って山岸のサポートをしてくれ。」

 

コロマル「ワンッ!」

元気そうな鳴き声でアピールするコロマル。

 

 

荒垣「筋肉バカはお留守番て訳だな。」

 

真田「フン。なら筋肉バカなりにこの空き時間で筋トレでもしておくか!」

 

天田「抜かりない…?ですね。」

 

 

 

 

 

 

メンバーの4人が空間の入り口の前に立つ。

準備は万端のようだ。

 

美鶴「では…突入するぞ!」

 

 

それぞれ同時に空間の穴の中に入る。

 

 

 

 

天田「さてと…僕たちは」

 

真田「天田も筋トレだな。」

 

天田「え、いや僕は…」

 

コロマル「ワンッ、ワンッ!ワンッ!」

 

真田「お?コロマルはやる気か?」

 

 

 

まだ何か少しでも情報を得られないか、集中して静かに空間の中を探っている風花。

 

風花「…え?」

 

すると風花は表情を変える。

明らかにおかしい反応を一つ見つけたようだ。

 

 

 

 

風花「リーダー…が呼んでる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深い闇の中 ゆっくりと落ちて行くような感覚。

自分の何かが切り替わるような感覚。

 

 

辺りは暗闇。

吸い込まれてしまいそうな程暗いその道では薄ら花のような香りが漂っている。

 

 

ゆかりと順平は気づくと 細い道のような草の上にいた。

 

 

ゆかり「んぅ…どこまで落っこちて来たの?」

 

立ち上がってみると まず違和感を感じる。

 

ゆかり「く 暗っ!何ここ…タルタロスとは雰囲気が…」

 

隣には順平1人だけ。

先程の黒い影の気配は感じられない。

 

ゆかり「さっさと起きなさいよ順平!」

 

順平の軽く蹴飛ばすとすぐにヒョイっと起き上がる。

 

 

 

順平「アレ〜?なんかタルタロスとは大違いな場所だなぁ。」

 

ゆかり「確かに ちゃんと地面あるし草生えてるし…ってそれより!」

 

 

 

 

ある程度のやり取りをすると 先輩2名がいない事に気づく2人。

 

ゆかり「先輩達がいないけど…私達はぐれた?」

 

順平「マジかよ…じゃあさっさと先輩達見つけねぇとな!つー事で!」

 

順平はゆかりの前に出て堂々と歩き始める。

 

 

順平「ほらほらリーダーに付いて来たまえ助手クン?」

 

ゆかり「は?アンタに付いてくの?」

 

順平「…ゆかりッチやりたかった?」

 

ゆかり「何でそうなるのよ。アンタに付いてくのはなんか安心出来ないっつの。」

 

順平「心配なさんな!アイツがいない間くらいさ リーダー面させて下さいって!」

 

ゆかり「はぁ…めっちゃ不安。」

 

 

結局順平が先に歩き ゆかりは警戒して慎重に順平の後を付いていく。

 

 

順平「いや 流石に慎重になりすぎなんじゃねーの?」

 

ゆかり「リーダーとアイギスを攫ったヤツがいるかもしれないし こんなタルタロスかもわからない場所で安心して進めるワケないでしょ…」

 

順平「……つーか…ここって"どこ"なんだ?」

 

 

順平の大雑把な問いに意外に考え込む。

 

ゆかり「タルタロス…じゃ無さそうだし シャドウがいるかも分からないし あの黒い影みたいなのもよく分からないし…」

 

謎が謎を呼ぶ。

今の2人には分からない事だらけだ。

 

 

 

 

少し進んでゆくと、草のオブジェのような物が道を塞いだ。

人がピッタリ隠れられそうなくらいの大きさと形をしている。

 

 

順平「うわなんかある。葉っぱかコレ?」

 

ゆかり「自然に出来た物じゃないっぽいね。誰かが目印に作ったとか…?」

 

順平「もしかしたら先輩達が来た道にこういうの作ってたり…」

 

ゆかり「あれ…?」

 

 

ゆかりが何か異変を察知した。

 

ゆかり「ねぇあれ…なんかこっち来てない?」

 

順平「え?暗くてよく…」

 

 

よ〜く目を凝らして見ると、確かに黄金の何かが近づいて来ているような気がする。

 

ゆかり「先輩達かもしれないけど もしかしたらシャドウかもしれないし…気をつけて!」

 

 

順平は大剣をバッドのように構え 黄金の物を睨む。

 

ゆかりも念の為弓を引き 狙いを定める。

 

 

順平「こっち来るぞ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如 夜の街道のような場面に切り替わる。

水溜まりの上を歩く1人の男。

 

マントのような物を肩にかけその後ろ姿を表す。

 

 

どうも お待たせ!

 

 

黄金の髪と肌にオレンジと緑色のベストを着た男がこちらに振り向き ポーズを決める。

 

 

 

 

 

順平「うわっ!?急に来やがった!?」

 

 

 

どうもお待たせ!

 

黄金の男「ハロー!」

 

笑顔で男は挨拶をして来た。

 

ワァオ!

 

黄金の男「また 新しいお客さん達だ!」

 

超エ草イティング!

 

黄金の男「アズゴアも 大人気だね!」

 

 

順平「????」

 

今目の前で起きている情報を処理し切れずにいた。

いきなり黄金色の男が街中で現れて 突如色々と話し始めた。

 

 

ゆかり「だ 誰よあんた!?」

 

お待たせしチャッタ!

 

黄金の男「おっとっと。これは大変失礼しましたお嬢さま。」

 

僕はフラウリィさ!

 

フラウリィ「僕は フラウリィさ!」

 

そう名乗った男はまだまだ喋り出す。

 

フラウリィ!

 

フラウリィ「星座は 花座。瞳の色は 黄金色。血液型は SSS型。」

 

マイメン!

 

フラウリィ「アズゴアとは 大学時代に…って 君たちには関係なかったね!」

 

 

順平「………で????」

 

 

ノウノウノウ…

 

フラウリィ「ああ ごめんごめん。そうだよね。」

 

メロメロさぁ

 

フラウリィ「デート中のカップルの邪魔は するものじゃないね!」

 

ゆかり「は!?」

順平「へ!?」

 

どうやら2人がカップルだと勘違いしているよう。

言われた瞬間にゆかりは順平の頭をぶっ叩く。

 

順平「痛っ!オレ何も言ってねえよ!?」

 

ゆかり「分かってる!!!」

 

相当プリプリしているように見えるゆかり。

 

お気に入りの2人だ

 

フラウリィ「喧嘩するほど 仲が良いってね!ベストコンビ達!」

 

いきなり現れたフラウリィとかいう相手に色々と神経を逆撫でされるような事ばかり言われてイライラし始めているゆかり。

 

 

ゆかり「あんた何なのよ!!いきなり現れて好き勝手喋って!!」

 

順平「ゆかりッチ落ち着い…」

 

ゆかり「大体 あんたどうせシャドウでしょ?喋るシャドウってだけで調子に乗って!!」

 

ゴメンゴメンゴ☆

 

フラウリィ「ごめんよレイディ。そんなに怒らないで プリンセス。」

 

言葉を発する度にどんどんゆかりのイライラが加速してゆく。

 

きーみにあげちゃう!

 

フラウリィ「変わりと言ってはだけど この世界を存分に楽しんで欲しいな!君の友達みたいにね。」

 

2人は同時に驚く。

どうやらフラウリィは自分の仲間達の事を知っているかのようだ。

 

ゆかり「あんた どういうつもり?まさかあんたがリーダーとアイギスを攫って…!」

 

 

ミステリーウィンド…ウィンド…

 

フラウリィ「おーっと!僕はそろそろ行かないと!ゴア助とのピクニックもあるしね。」

 

というといきなりフラウリィは花びらを纏わせるようにして消えていった。

 

ゆかり「あっ!?逃げるなコラ!」

 

順平「ターイムタイムゆかりッチ!」

 

興奮するゆかりをどうにか宥めようとする順平。

 

ゆかり「何なのあいつ…ほんと頭くる!」

 

順平「まぁまぁ…まだ悪いシャドウって決まった訳じゃねぇからさ。それよりまずは 先輩達を見つける事だろ?な?」

 

半ば強引にゆかりを説得し 何とか先は進む事となった2人。

 

今のところフラウリィとかいう男が気に食わないゆかり。

今後どうなってしまうのだろうか。

 

 

 

 

 

順平「…アイツの喋り方めっちゃ面白かったなぁ。」

 

ゆかり「はぁ?どこが?」

 

 




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