フラウリィが行った方向とは逆に 先程の鳥居がそびえたっていた。
鳥居をくぐって走り抜けた先には 自分達が一度訪れた場所だった。
順平「お?ここってさっきのレストランの…」
スージィ「キッチン側だな。」
周りに風花がいる様子はない。
先程訪れた所とは違う所なのか 風花がどこかへ行ったのか。
キッチンの更に奥の方へ行くと また湿地帯のような草木が生い茂る場所に出た。
ゆかり「あ コレってさっきのジョウロ?」
ラルセイ「これで道を作るみたいですね!」
案の定 ジョウロの水をかけた所に道が現れ それに沿って歩いてゆく。
ちっちゃい鳥居をいくつかくぐると 道の先に2人の人影が見える。
紫色の何かが水色の何かに教えているよう。
「わかったか?ヤツらがここを突破して 「羽根」を見つけないように…」
「なんでなんで?」
「次のエリアへ行かれてしまうからだ!」
「なんでなんで?」
「それは…その…そう言われたからだ!」
「なんでなんで?」
「見ろ! ヤツらが来る!もう行くが 絶対にここを通すなよ!」
紫色の何かはどこかへ行き 水色の何かだけが残ったようだ。
話しかけようと進む4人。
ラルセイ「…こんにちは。」
水色の何かは振り返って表情をあらわにした。
♪Who might you be?
「およよ! また新しいニンゲンさんたちだ!ターコとおんなじね!」
一回転して 4人の前に向き直る。
「ニンゲンさん ボウシかぶってるのね。ターコのお友だちとおんなじね。」
「こっちのニンゲンさんは 肌がムラサキで 歯がトゲトゲ。ターコのお友だちといっしょね。」
「あっちのニンゲンさんは ふくがピンクなのね。ターコのお友だちには いないのね。」
「それから メガネ。ニンゲンさんがかけるやつね。」
「ターコとおんなじニンゲンさんたち 会えてうれしいな!」
スージィ「あー…」
「なあになあに?羽根のところへ行きたいの?むにゅう〜…それはダメダメよ。」
ゆかり「羽根のところに行きたいって…まだ言ってないけど。」
「3人とも いいニンゲンさんみたいなの。ターコ羽根あげたいの。でもターコ それできないの。」
順平「なんでだ?」
「それはねー…「ダメだから」!ヒヒヒヒヒ。」
「それとねそれとね ニンゲンさんをやるんだったらね やっちゃダメなことは やっちゃダメだから。」
スージィ「いーや そりゃ違うな。」
「そうなのそうなの?ヒヒヒヒヒ。イイネ イイヨ!」
「ニンゲンさんやるのは 遊ぶことだといいな って思ってたの。ターコ ゲームしてみたかったの。」
ゆかり「じゃあ いっしょに遊んであげたら…」
ラルセイ「その羽根 ボクたちにくれないですか?」
「遊ぶ 遊ぶ 遊ぶ 遊ぶ 遊ぼ 遊ぼ 遊ぼ 遊ぼ。」
荒ぶりが終わると突如 上空に無数のナイフが自分達に刃を向けて現れた。
ターコ「遊ぼ。」
ゆかり「ちょ!?ゲームって何かわかってる!?」
スージィ「ちゃんとわかってるっぽいぜ?」
すると隣にあった茂みから フロンディが3人現れてそれぞれ勝負を仕掛けられた。残ったのは水色の少女と順平。
順平「俺ッチ1人かよ!?」
♪Petal Dance
*謎のお祭りが始まった。
順平「こ こうどうだろ?えーっと…とりあえずッ!」
どうにかその場でクルクル回ってみせた順平。
…水色の少女も踊った!
ターコ「ヒヒヒヒヒ!どうなってるの!?世界中が回ってるの?」
水色の少女は回転をしながら ナイフの刃の方を持って そのままこっちにいくつも投げつけて来た。
順平「危ない危ないっ!死ぬ死ぬ!」
間一髪で避けたり 大剣でナイフを跳ね返しつつ 様々なこうどうで相手のみのがしゲージを貯めていく。
イケてるポーズをとった!
…敵もポーズした!
ターコ「あ!わかったの!ポーズよ ポーズ!これでターコもチームのなかま?」
順平「そ そうそう!仲間にナイフ投げんのは危ないからさ 一旦…」
ターコ「むにゅう〜…ゲームやろやろいったの そっちよ?まだいっぱい ナイフなげるの!」
順平「ちょっ…マジかよ!?」
次々と飛んでくるナイフに身の危険を感じ 咄嗟にペルソナを繰り出す。
順平「ヘルメスッ!」
敵とはいえこんなちっちゃな子供を攻撃するのは気が引けるので ひとまずラクカジャで防御力を上げる。
ターコ「およ〜? ニンゲンさんもまほうできるのね? じゃあこれから ターコがすることマネマネして!」
順平「真似?ってかコレは魔法っつーか…」
ターコ「まほうまほう!ターコのオメガついてこられるかな!?」
回転する巨大なナイフが大量に降り注ぐ。
右に曲がったり左に曲がったり。不規則な動きに防ぐのが困難で 苦戦する順平。
順平「ぐぐ…なら みせてやるよ!俺ッチのまほう!」
ナイフを大剣で押し返すと ペルソナを召喚する。
順平「やっちまえヘルメス!!」
ヘルメスの生成した大きな火の玉が無数のナイフを焼き払い 攻撃を防ぐことができた順平。
順平「っしゃ〜危なかったぁ〜」
ターコ「ウェンヒッヒ!たのしーいたのしーい! もっといろんなまほうであそぶのよ!」
順平「い いや!そろそろ怪我してもおかしくねえからさ…一旦おしまいな?おしまい!」
ターコ「…むにゅう〜わかった!もうおしまいっ!」
ようやく空中のナイフが一本残らず消えた。
ターコ「初めて負けた!負けるの楽しい!てゆうかてゆうか ターコこれまで勝ったこともなかったの!」
スージィ「へー。じゃああとは オレたちに賞品渡すだけだな。」
ターコ「ショーヒン?」
スージィ「おう。負けたヤツは勝ったヤツに 何か渡さねーとダメなんだぜ?」
ターコ「およ〜!じゃあ ターコのうしろに とっても大事な羽根があるよ! 4人にあげる!」
ゆかり「ホントにくれるの?ありがとう!ターコ!」
ターコ「ありがとね!ありがとね!はやく パープルに言いたいな!「ターコまけたよ!」って!」
そう言い残すと 無邪気にジャンプしながらどこかへ行こうとするターコ。
ターコ「そうだそうだ お願いしてい?大事な羽根 ほかのだれにも渡しちゃダメよ!」
順平「おう!任しとけ!」
ターコ「まかす まかす まかすよ!」
そのままどこかへ消えていった。
ラルセイ「いいコだったね。」
順平「超危ねぇ ガキンチョだったけどな…」
ターコが残した 羽根とやらを探し 奥へ4人は歩いて行った。
一方その頃。
「ムム…ターコイズは上手くやれているだろうか。」
「…確かに天真爛漫な少女ではあるが きっと彼女には 彼女なりのやり方があるだろう。」
「キミが言うのなら そうなんだろうが…ターコは 戦闘中に遊びすぎる。ジブンの指揮なしで戦えるかどうか…」
「仲間の弱点を把握しているのは良い事だが だからといって仲間の可能性を信用しなければチームはまとまらない。」
「仲間の信用…か。」
「お互いの強みや弱みを理解し 信頼し合う事でより強い連携をとることができる…私の仲間達のように。」
「なるほど…キミの言葉からは学ぶことがとても多い!ジブンもキミと同じ チームのブレインとして成長するのだ!」
「ブリリアント。向上心があるのは素晴らしい事だ。」
ラルセイの出番があんまりない。