道なりに進んでゆき 大きな豆の木のようなツタのような坂を滑り降りる。
そのまま右へ行くと 大きな社を目の当たりにする。
その中央に見えたのは…
宙に浮かぶ 真っ白な羽根。
順平「ターコってのが言ってた羽根ってコレか?」
ゆかり「ぽいね。他にそれらしいのもないし。」
スージィ「フツーの羽根じゃね?」
*「ペダルフェザー」を手に入れた!
すると 何かの仕掛けが作動したように 周りの明かりが灯り 多くの花びらが散る。
気づいた時には 全員の身体がいつも以上に軽く動けるようになっていた。
ラルセイ「え?体が軽く…」
ちょっとスージィが力を入れると 軽々3メートル程の高さを飛んだ。
スージィ「バカ高く跳べるぜ! ヤベー!」
順平「すんげえ! めっちゃ軽く剣が振れるぜ!」
ラルセイ「すっごく 楽しいね!」
ゆかり「確かに…コレは 割といいかも。」
順平「ゆかりッチが お気に召すのは相当だなぁ〜」
一通り楽しむと 空中にぶら下がる鈴のようなものに気づいた。
順平「見てろよ〜…トリャッ!」
大剣をフルスイングして鈴をぶっ叩き 鈴が綺麗に崩れる爽快な音をたて 破片が足元にぽとぽと落ちた。
ラルセイ「あはは! くす玉みたい!」
凸凹した道をジャンプで軽々進んでゆくと ムラサキ色の木と高い段差。
いくらジャンプ力が高くてもコレほどの高さは厳しい。
スージィ「おいラルセイ どーにかできねぇの?」
ラルセイ「じゃあ…ゆかりさん! "こうどう"をしてみて!」
ゆかり「え?急に言われても…こう?」
木になった実にカーソル的なものを合わせる。
スージィ「ヘヘッ!見ろよ!」
スージィがルードバスターを飛ばして木の実をグッチャグチャにして 上から降ってくる果汁を飲み干した。
スージィ「ジュースをグビッと!」
順平「めちゃくちゃ顔にかかったぜ…」
ゆかり「じゃあ木の枝の方に…と。」
ラルセイが木の枝にぶら下がり 足場?となった。
ラルセイ「みんな!ボクの上に飛び乗って!」
順平「足場んなった…」
ペチャッ
なんの抵抗もなくスージィはラルセイを踏んづけて上に上がった。
スージィ「おら 2人とも来いよ!」
ゆかり「えぇ…?順平ならまだしも 知り合ったばっかのラルセイ君をねぇ…」
順平「順平ならまだしも…って!」
スージィ「ゆうて オレらもチーム組んで 3日くらいしか経ってねぇし。」
順平「あー…マジか。」
ラルセイ「全然!思いっきり踏んでも大丈夫ですよ! むしろそっちの方」
順平「だー!分かった!ごめんな?」
渋々ラルセイを踏んづけて上に上がった順平。
ラルセイ「ゆかりさんも!」
ゆかり「私はほら…ペルソナ!」
自身のペルソナのイオを出して 風の力でヒョイっと上に上がった。
スージィ「…最初からソレやれよ。」
順平「踏んづけた意味!」
ラルセイ「そんな!まったく気にしてないですよ!」
スージィ「ガハハ!むしろ 踏まれる方が良いか?」
ラルセイ「もうスージィったら そんなの当たりま」
ゆかり「先行くよー。」
道中にあるツタを順平がぶった斬りしつつ進むと 何やら見覚えのある姿が見えてきた。
スージィ「お さっきの羽根のコじゃん!」
ターコ「およよ!ニンゲンさん!ニンゲンさん!」
ラルセイ「もらったプレゼント 活用させてもらってます!」
ターコ「およ〜ホントホント!?うれしいな!」
手を大きく振って喜びを体現しているターコ。
ターコ「んーんー ほかには何をあげたらいいのかな…」
ゆかり「え?いや 別にこれだけで 十分だけど…」
ターコ「そうだー!新しいヤツがいいのね…これはどうかなー?」
ターコにそっくりな幻影のようなものがフワフワと浮かび上がった。
ターコ「ターコの新しい弾幕よー!ターコは もういなくなるからね!弾幕ちゃんと遊んでてねー!」
順平「くぅ〜!やっぱし嫌な予感当たったわ!」
ナイフを一度に大量に投げてくる弾幕に翻弄される。
スージィ「おらよっ!」
ルードバスターを幻影へ直撃させると 少しの間動きが止まる。
スージィ「止めてやったぜ!今だ!」
ゆかり「了解ッ!」
弓を強く引き縛り 弾幕を撃ち抜いた後に 順平が真っ二つにする。
*弾幕を倒した!
ターコよりは楽々倒せた弾幕。
すると目の前に 緑色に光るアヤシイ石像がある。
触れてみると 羽根を手に入れる前と同じように 普通に動けるようになった。
順平「こいつで 羽根の時の状態と切り替えれんだな。」
ツタに沿って下へ降りていくと 先程フラウリィと別れた場所に出た。
フラウリィが向かった先に行ってみると ついさっき見つけたアヤシイ石像と同じものを見つけた。
また羽根の力で身体が軽くなり 葉っぱをつたってどんどん上へ上がっていく。
ラルセイ「あ!またボクが足場になりますよ!」
ゆかり「いや…風の力でどうにかなるから。」
順平「…ラルセイ踏んづけるよりはいいよな。」
普通にゆかりのペルソナで上へと進んでいった。
ラルセイ「あの…踏んでくれるひと?」
…違う景色が見えてきた。
夕陽が差し込むような色鮮やかな橙色の空。
闇の世界だというのに こんなにも光が溢れているのか。
上りきると目の前には アズゴアという人と フラウリィが一緒にいた。
フラウリィ「そしたら 2人でのんびりミルクセーキを飲もう。」
アズゴア「ああ それはとても…」
スージィ「クリスのパパ…!」
アズゴア「え…?き キミは確かクリスの…!だが 君たちは…」
ゆかり「私たちは…その。」
アズゴア「どうして!確かにさっきクリスは…」
フラウリィ「あらら これは困っ種。」
いきなりアズゴアの周りに黄金の花びらを散らし ここから遠くに見える和風の城へ飛ばされる。
順平「フラウリィ…一体なんのつもりだよ!」
スージィ「早く闇の世界から助け出さねーと…!」
フラウリィは4人に背を向ける。
フラウリィ「…キミたちは おうちに帰ってよ。 あとはボクたちにまかせてさ。」
ゆかり「はぁ?帰るって…闇の泉を放置したら 世界が大変な事になるんでしょ?あんたもそれを分かって…」
フラウリィ「…クリスは。」
改まって クリスの事を話すフラウリィ。
フラウリィ「クリスは 諦めてくれたよ。ボクたちの夢を終わらせまいと この闇の泉に手を出さないでくれている。」
ラルセイ「クリスが…?そんなの何かのマチガイだ!」
フラウリィ「クリスは認めたんだ。アズゴアを守れて ボクたちやアズゴアが夢を見られるこの世界を。」
ゆかりは またフラウリィの言っている事に 苛立ちを隠せていない様子。
ゆかり「さっきから自分の夢だとか 夢を見られる世界とか…」
ゆかり「自分たちの為だけの 勝手な"夢"を押し付けてるだけじゃない!」
順平「ゆかりッチ…」
ゆかり「その自分勝手な 夢の為だけに世界を脅かすのは…私は許せない。」
フラウリィはゆかりの言葉をしっかりと聞いた。
だが動揺するような様子はなく むしろその夢について話し始める。
フラウリィ「…ゆかリンには 叶えたい夢はないのかい?」
ゆかり「は…?」
フラウリィ「ニンゲンとして アズゴアを助け 生きること。これがボクたちの夢さ。そして君たちにも 世界を救うという壮大な夢がある。」
フラウリィ「その夢にはなんの違いも ありはしない。それなのに 自分の夢を叶えるためだけに誰かの夢を踏みにじる。そんなことが許されるのかい?」
フラウリィから言われた言葉は確かにその通りだ。
ゆかりは少し動揺しているが まだゆかりの苛立ちは収まらない。
ゆかり「で…でも たった一つの夢のために世界を…!」
フラウリィ「どうやらキミは この夢がどんな意味を持つか分かっていないようだ。」
またゆかりを煽るような発言で よりゆかりの苛立ちは増えるが どうにか順平が抑え込む。
フラウリィ「"あのコ"と一緒に過ごせば 少しは頭をクールダウンできるんじゃないかな。」
と いきなりフラウリィは花びらになって宙に浮かび 奥に見える城へ飛んでいった。
ゆかり「あ!コラ!」
順平「お 落ち着けってゆかりッチ。」
ゆかり「…あんなヤツの夢の為だけにみんなを巻き込んで…許せないよ。」
スージィ「あー…確かにそうなる気持ちもわかるけどさ。」
ラルセイ「そんなに焦らないでゆかりさん。まだ騎士の気配は感じられないし 咆哮が起きる気配はまったくない。」
順平「まだまだ時間はあるってことだから…な?ゆかりッチ一旦落ち着こうぜ?」
ゆかり「…はぁ ごめん。ちょっと頭に血が上りすぎてたかも。」
スージィ「いーんだよ そんなこと。早くフラウリィに会って ビシッと言ってやろうぜ!」
とりあえずフラウリィが向かったあの城を目的地として 4人は足並みを揃える が。
順平「ん?誰かいる…って!?」
白いボディの背中に 機械仕掛けのヘッドホンやカチューシャのような物をつけた人物。
ゆかり「あ!アイギ…」
そう言いかけた時 目の前の人物は振り向く。
いつも通りの 少し人間性が軽薄と感じるような顔ではなかった。
アイギス?「あ!ゆかりに順平!こんなところで会えた!」
順平「あ…アイちゃん なのか?」
いつも違う 赤い目。
明るい雰囲気の言葉使い。
背負った薙刀。
何より人間味を感じる。
走って近づいてくると 騎士に折られていたはずの手を出して ゆかりの手を握って話し出した。
アイギス?「仲間とこうやって 触れて 話せて…すっごく嬉しい。」
ゆかり「アイ…ギス?どうしちゃったの?」
アイギス?「あ…そっか。私と話すのは 初めてだったよね。」
アイギス?「私は ルビー。アイギスの大親友!」
擬似オリキャラ。
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