スージィ「ルビーっつーのか!よろしくな!」
順平「違えって!!アイギスおかしくなっちゃったのかよ!?」
スージィとラルセイはポカンとしているが 順平とゆかりはだいぶ混乱している。
それもそのはず 普段ともに生活して ともに戦っている仲間のことは大体知っているはずなのに 今のアイギスは普段とは似ても似つかない。
ゆかり「また順平が変なこと吹き込んだ?」
順平「マジで俺ッチじゃねぇって!」
目の前のアイギスは 2人のやり取りで大いに笑っている。
ルビー「あっはは!順平もゆかりも ホント仲良いよね!」
2人「どこがッ!」
2人でシンクロして 余計アイギスが大笑いし始める。
ルビー「やっぱり 仲良しが1番だね!」
普段のアイギスの口からは 絶対に出ることのない言葉。
今まで何かしらに影響されて 変なこと言い始めたり 突拍子もない事をしたりするが 今のアイギスは 言い方 性格 言葉。何もかも違う。
ゆかり「アイギス…あんたホントどうしたの?」
ルビー「だから私はルビーだって。ゆかりこそ…」
…と いきなりアイギスが黙り込むと 目を瞑って耳を澄ますようなポーズをとる。
スージィ「あ?どした?」
ルビー「この声…ターコちゃんと モリスだ!行こう!」
いきなり軽快に走り出したアイギス。
やはりスピードは相当速く あっという間に視界から姿は消えた。
ゆかり「え ちょ!アイギスー!?」
ラルセイ「もう行っちゃったみたいですね。」
放心しているゆかりと順平。
アレは本当にアイギスだったのか。
順平「アレは…なんなんだ?バグっちゃったのか?」
スージィ「どういうことだよ?アイツ仲間じゃねーのか?」
そう言えばスージィとラルセイにはあんまり話していなかったのです アイギスがどんな存在なのか。
色々話した。
ゆかり「…つまりは シャドウと戦うために作られたロボットというか…メカっていうのかな?」
スージィ「んだそれ。SFみてーな設定かよ。」
順平「普段は 無愛想な感じだけど さっきのは…なぁ?」
スージィ「つーことは…そのロボットのからだがダークナーになっちまったってことか?」
はっとしたような顔をする2人。そう考えてみるとアイギスが言っていた事や 性格や話し方にも辻褄が合う。
順平「待てよ?じゃああれって …アイちゃんの体に自我が生まれた…的なこと?」
ラルセイ「可能性はあると思いますよ。」
ゆかり「でもそうなると…元のアイギスはどうなるの?」
ラルセイ「え?それは しらないです。」
スージィ「ともかく ルビーに直接聞けばいいだろ?どうせ あの城の方に行かなきゃなんねぇ。さっさと追いかけようぜ?」
スージィは 1人で崖の道を走り抜ける。
順平「ちょっと待てよ〜!」
ゆかりとラルセイと順平も スージィにに続けて走り出す。
ツタを使って上へと上がり 鳥居を潜り 崖と崖の大きな間を大ジャンプで軽々超えてゆく。
♪Sunset of Seven Suns
遠くに見える 大きな夕日が崖を照らし ゆかりたちの影を作っていた。
吸い込まれそうな程の 鮮やかな光を 4人で見つめていた。
スージィ「夕日が きれいだな。」
順平「現実でもこんなん 中々見れねぇよな。」
夕日が半分ほど沈んだところで ようやく足を動かす。
またツタで高所まで登ってゆくと 足元の花びらの舞う穴の中に入る。
ルビーもここを通ったのか 穴の中には足跡が残されていた。
ラルセイ「これを辿っていけば…」
順平「こんなわかりやすく足跡残るか?フツー。」
ほんのちょっと警戒しつつ 羽根を使って軽く動けるようにして 道を進んでゆく…と。
スージィ「あ!あれルビーじゃねーか?」
ゆかり「そうみたいだけど…あそこにいるのって!」
崖の少し進んだ先の上にいるのは ここからだと見づらいが 4人いるように見える。
ターコ「ねーねー ここで何してるの?「目を離すな」ってだれから?」
「ハァ…ターコイズ。もう一度だけ言う。」
ルビー「ターコちゃんの名前って 色のターコイズのターコからきてたんだ!」
ターコ「ターコイズ? でもでも ターコの色は 「ブルー」だよ!」
「いや 君のその明るい青緑色は まさしく「ターコイズ」だろう。」
ターコ「え〜?じゃあ ターコはブルーに なれないの?」
「そうでもない。ターコイズブルーと呼ぶ場合もあるし そもそも大きなくくりで言えば キミも青色だ。」
ターコ「やったのよ!やったのね!ターコも青色!ブルー!」
ルビー「お?じゃあ今から 私がターコイズね!」
ターコ「ヒヒヒヒヒ ターコ!ブルー! ルビー!ターコ!パープルは なに?」
モリス「「パープル」じゃない!「モリス」だ!何度言ったらわかる!?」
ルビー「モリスって…何色?」
モリス「ホンモノのニンゲンは 色で呼ばれない!ニンゲンには…名前があるのだ!」
ターコ「じゃあ「モリス」!ターコも「モリス」になる!」
ルビー「私も「モリス」になる!良いよね!?」
モリス「ダ ダメだ!モリスが3人は ダメだ!」
ターコ「むにゅう〜 ミツル!ミツルもモリスになればよにんよ!」
美鶴「わ 私か?」
ルビー「そうだね!美鶴さんもモリス!」
ターコ「みんなモリス! みんなでモリス! いっしょにモリスよ!」
美鶴「モ…リス。私もモリスだ!」
モリス「キミも 乗っかるな!!」
4人ははしゃいだりツッコミしたりして 先へと進んで行った。
順平「あれ…桐条サンだな 明らか…」
ラルセイ「ルビーさんもいたし いったんあの4人に ついて行きましょう!」
スージィ「つーか。あいつらが ニンゲンじゃねーのはわかってっけど。何者なんだ?」
ゆかり「ダークナー…とはちょっと違う気がする。」
ターコやモリスたちの存在に違和感を持ち始める。そこでラルセイの解説に入った。
ラルセイ「あれは…花。アズゴアさんのお店にある7色の花たちが…この闇の世界で 新しい姿を得たんだ。」
ゆかり「ニンゲンになりたい花…なんか変な感じ。」
順平「でも アイちゃんも楽しそうだったし ちょっとくらい付き合ってやろうぜ!」
ゆかり「まったく…遊びに来てんじゃないんだから。」
先へ進む途中で 変な葉っぱのダークナーと対峙した。
スージィ「葉っぱなんか吹き飛ばしちまえ!」
順平「吹き飛ばし勝負だ!!」
バカ2人が全力で息を吐いて 本気で風を起こして 本当にそれにつられてダークナーは飛んでいった。
ゆかり「うわヤバ。」
順平「人が頑張ってるのにうわとか言うなよ!」
また大きく間の空いた崖に辿り着いた。
ラルセイ「また大ジャンプすれば届くかも!」
スージィ「うーし…誰が最初に行けるか競争だ!」
真っ先にスージィと順平が鳥居を潜って全力疾走した。
ゆかり「もう…バカたちが。」
ラルセイ「ボクは 順平さんはいい人だと 思いますよ。」
ゆかり「悪い奴じゃないんだけど バカでイラつくこともあるし…楽天的って感じ?」
ラルセイ「スージィと 気は合うみたいだし ボクはいてくれて嬉しいです!もちろんゆかりさんも!」
ゆかり「あ 今更だけど 全然敬語じゃなくていいから。ラルセイ君は…誰にでも馴染める感じ。」
ラルセイ「そんな…ボクは ボクにできることを してるだけ。ボクは予言を…」
何かを言いかけたラルセイ。
急に黙りこくり 何か悩むような仕草をする。
ラルセイ「予言?でもゆかりさんたちは予言に…」
ゆかり「ラルセイ君?どうかした?」
ラルセイ「う ううん!それより スージィたちの所に行かないと!」
ゆかり「うわ すっかり忘れてた。」
ゆかりもラルセイとともに大ジャンプをして ようやくスージィと順平のところについた。
順平「遅かったぜ…アクションゲーム下手?」
ゆかり「私はゲームバカじゃないし。」
順平「ゲーマーって言えよ!ノーゲームノーライフ!」
スージィ「とってつけたみたいな台詞だな。」
崖を下っていくと
先程の4人が下の方に見えた。
ターコ「フラウリィはアズゴアに「りそうのせかい」を あげたいのね…」
ルビー「りそうのせかいってなに?」
モリス「ハハ!そんなの決まってる!あー… ミツル!言ってやれ!」
美鶴「私に聞いてどうする!そもそも アズゴアという人が誰か…」
ルビー「アズゴアさんは!……ターコ!言っちゃって!」
モリス「知らないのか!? まぁキミを助けたのはジブンだし…ムリもないか。」
ターコ「アズゴア!ターコたちのおせわしてくれるのよ! みんなアズゴアが大大好きなのよ!」
美鶴「つまりは 君たちの育て親に 恩返しをしたいと?」
モリス「さすがの理解力だミツル!アズゴアはいつも われわれが寝る前にお話を読み聞かせてくれる。ジブンもアズゴアに「お話」を読んであげたいのだ!」
ルビー「最高の恩返しだね!アズゴアもきっと喜ぶよ!」
ターコ「およ〜 ターコいっつも お話聞いてないのね…」
モリス「まったく そんなだからオマエは…」
ゆかり「桐条先輩!」
崖からここまで下ってきたゆかりたち。
美鶴「岳羽か…!」
すぐさまモリスは 崖の壁の後ろの方に全員を隠す…が。上半身が全く隠れていない。
ラルセイ「あ… 大丈夫ですよ!恥ずかしがらないで!そのままおしゃべりしていてください!」
モリス「マズいぞ!ターコイズたちが話をやめないから 気づかれてしまった! このままだと 城までついてくるかもしれん!」
ターコ「そうなの!?」
ルビー「そうなの!?」
ルビー「なら お城へ行ってみんなで遊ぼう!」
ターコ「遊ぶんだったらついてきて!!」
順平「お!マジか?ならお城についてこーぜ!」
美鶴「城か…私も少し興味があるな。」
ゆかり「桐条先輩!?!?」
モリス「ミツルが言うなら…ってそうじゃない!ターコイズ!ルビー!ミツル!来い!「チーム弾幕」の出番だ!」
すると ゆかりたちの上空に 大きなメガネの弾幕が現れる。
モリス「ナイフがメガネに当たると分身が現れるぞ!」
スージィ「弾幕バトルか…さっさと片付けようぜ!」
順平「ちょ!桐条サン!?なんとかしてくんないんスカ!?」
美鶴「少し…事情があるんだ。すまないがひとまず耐えてくれ!」
ゆかり「えぇ!?桐条先輩…」
何もかもわからないまま 弾幕との戦いを始めることになった。
桐条先輩&モリス登場。こっから花もSEESメンバーも色々出していきます。
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