何とか、書けたけど、平安導入編まだまだお話終われなかったです…。
第7話
さて、俺は左腕にしがみ付いて止めようとして居る牛若丸を無視して引きずりながら、鞍馬寺の住職であるお坊さんに会いに行きしばらくの間だけ居候として、この寺に住み着いても良いかと、無遠慮ながら尋ねてみたのだが。
住職の坊さんは条件として寺での力仕事などを手伝ってくれるのなら、食事と寝床付きの居候として住んでもらっても構わないと提案してくれた。
近くで牛若丸に人生を見物できるし、寺での力仕事を手伝うだけで、食事と寝床が手に入ると言うなら、それはかなり良い条件の提案だと思えた。
なので俺は、住職のお坊さんが提案した条件をそのまま了承し、晴れてここ鞍馬寺の居候として住むこととなった次第だ。
そして俺と住職のお坊さんとの会話をその場で聞いていた牛若丸は、明らかに怪しい自称仙人と名乗る女が、自身が住む寺に居着くと言う事態になったことに対して、まぁ絵に描いたような複雑で嫌そうな表情を浮かべていた。
こうして俺は堂々と鞍馬寺での暮らしが始まった訳なのだが、とりあえず日々の生活で任された力仕事の内容は、敷地内の掃き掃除や、薪割りに水汲みなどなど、人間ならばかなり重労働な仕事なのだが。
鬼としての力の大半を失っている俺であるが、それでもそこらに居る力自慢の人間よりも遥かに頑丈で力が強いので、鼻歌をしながら余裕を持って任された仕事をこなしていった。
そして早く仕事を終えて空いた時間では、道教の仙人と共に生活して居た頃から習慣として身に付いて行っている精神修行を目的とした座禅を長時間行ったり、寺で見かける牛若丸の日々の行動をコッソリと観察したりなどして、日々を淡々と過ごして行く。
そして鞍馬寺に居候として住み始めてから何週間程が経ち、ある程度日々牛若丸の行動などが分かって来た時に、夜更けの寺から抜け出して、鞍馬山のどこかへと出掛けて行く牛若丸の後ろ姿を目撃し。
俺は好奇心の赴くままに、気配を薄める術と空を浮遊する術を駆使して、寺から出掛けていく牛若丸の後を、密かに空を飛んでコッソリと追ってみることにした。
そして後を追って数分ぐらい経った頃、牛若丸が赤と黒が入り混じった山伏の恰好をした人物だろうか?そいつに出会ったかと思えば、何か会話をらしきやり取りをしたかと思えば、お互いに太刀ぐらいの長さの棒切れを構えて、剣術の稽古をし始める様子が確認することが出来た。
俺はそのまま上空で牛若丸と赤と黒の山伏の恰好をした人物による剣術稽古を様子見していると、自身の背後から、高速で近づいてくる存在を感知したので。
俺は咄嗟にそちらへと振り向いたら、背中に鴉の翼を生やし、白い山伏の服装を着た人間の女みたいな姿形をした妖魔が、太刀を構えながら俺に襲い掛かってくる光景だった。
「てえええぇぶへぇあがぁ!?「あぶねぇーだろぉって、あぁそっちわぁ…」
と俺は威勢よく向かってきた白い山伏の服装を着た妖魔の顔面を軽く平手打ちにして撃退したのだが、平手打ちの衝撃が思ったより強く打ち込んでしまったようで、剣術稽古をしている牛若丸と赤と黒の山伏の恰好をした人物の方へと勢いよく飛んで行ってしまい。
白い山伏の服装を着た妖魔は牛若丸と赤と黒の山伏の恰好をした人物の横へと盛大に土煙を上げながら地面に激突してしまい。
そして剣術稽古をしていた二人は突如として自身らの近くの地面に激突して伸びている白い山伏の服装を着た妖魔に戸惑いを抱く様子を見せながら、飛んで来た方角である俺が居る上空へと視線を向けられたことで、俺の存在が二人に認識されてしまった。
「あはははどうもどうも、いやぁ月が綺麗に光るいい夜更けですねぇ」
「……何故に貴方がここに居るのですか」
と俺は気さくな感じで、こちらを睨んでいる牛若丸に夜の挨拶を告げたが、まじでどうしようか、好奇心で寺から抜け出して行く牛若丸を追ってみたら、なんか山伏の恰好をした人に剣術の稽古を受けている現場に遭遇して、とりあえず様子見をしていたら。
なんか背中に鴉の翼を生やした山伏の恰好した妖魔に、背後から襲われたので、咄嗟に撃退したら思ったよりもぶっ飛んでしまい、しかも落ちた場所がよりにもよって、牛若丸が居る方角だったせいで、密かに様子を見ていた俺の存在が牛若丸と山伏の恰好をした人に、ばれてしまった。
そして俺は案の定に、牛若丸から何故に貴方がここに居るのですかと、問いただすように尋ねられたので、俺は気まずそうな表情を浮かべながら、寺から抜け出してどこかへと行く牛若丸の後ろ姿を見たので、密かに後を追って来たと正直に告げると。
牛若丸は呆れたように額を手で押さえて、溜息を吐き出しながら、追って来てしまったのなら仕方ないと言って、何故寺を抜け出して鞍馬山に出入りしている理由を淡々と語りだしてくれた。
どうやら牛若丸は何週間か不定期に、この赤と黒の山伏の恰好をした人から剣術の指南してもらっているようで、何故そんなことをしているのかと言うと、将来大きくなったら牛若丸の家である源氏の宿敵である平氏を打ち勝つ為に鍛えているということだった。
そしてこの赤と黒の山伏の恰好をした人は人間ではなく、ここ鞍馬山を住みかとする大天狗とのことらしい、確かによくよく見てみれば内底から溢れる法力と妖力を綺麗に操り抑えられている点からして、かなり名のある存在だと理解できるし、隠されていた翼もかなり立派な造形だった。
と言うか、目的の一つだった天狗に会えた訳だけど、この世界の天狗の姿形って東方原作の天狗と同じく、ほぼ人間に近い造形をしているようだった、そして大天狗だと言う赤と黒の山伏の恰好をした人の容姿はかつて美形だったのだろうと言う面影が残るイケオジと言えよう。
さて、牛若丸から夜な夜な寺を抜け出して鞍馬山で大天狗から剣術の指南を受けて居る理由などを教えてもらった。
だが、そもそもの疑問として、大天狗と言われる程の大物の妖魔がわざわざ人間の子供に剣術を教えている理由は何なのだろうかと気になるが、俺を警戒してずっと無言でいることからして、多分問いかけても語ることはないだろうと何となくそう思った。
それと背後から襲い掛かったのに平手打ちをくらって気絶して寝転がっている背中に鴉の翼を生やした山伏の恰好をした女の妖魔の奴は、鞍馬山に住む鴉天狗の女性だそうで、まだまだ気配遮断も満足に出来ない未熟な半端者と散々な言いようで牛若丸が語ってくれた。
何故そんなに辛辣に紹介しているのかと興味本位で牛若丸に聞いてみたところ、気性が荒くて喧嘩っ早いし、何か気に入らないことがあれば直ぐに機嫌が悪くなるし、剣術の稽古でも負けず嫌いが酷くて、何度でも再勝負を仕掛けて来るしで、相手するのが面倒だと溜息混じりに語ってくれた。
とりあえず寺を抜け出して鞍馬山に出入りしている理由を知れたし、会って見たかった天狗にも出会えたことで、満足した俺は、そのまま別れを告げて寺の自室へと帰ろうとしたのだが、牛若丸に服の袖を掴まれ止められたかと思えば、貴方が気絶させた鴉天狗の面倒を見てほしいと、どこか怖い笑顔を向けながら頼んできた。
俺はまぁ剣術の稽古中だった牛若丸を邪魔する形でここに居るので、仕方ななく気絶している鴉天狗の女性を邪魔にならないところにまで運んで看病しつつ、牛若丸と大天狗の剣術指南が終わるまで静かに見物することになったのであった。
と言ったところでここまでです。
とりあえず牛若丸と鞍馬天狗にオリ主が出会う話を書いたのですが、思ったよりも話が長くなって予定よりも話数が増えそうな感じです。
これは次回で書く武蔵坊弁慶の話だけで、1話終わりそうです。
そろそろ現代編に行きたいけど、まだ牛若丸こと義経公が死ぬその時まで、もう数話必要になりますが、今後とも気長にお待ちいただければ幸いです。
それとアンケートなのですが、94票以上でルパン一味やキッドと関わる:怪盗組ルートに決まったので、現代編では怪盗組の話などを混ぜつつ、名探偵コナン本編と並行して書いていくことことになりました。
いやぁこれでルパン三世の祖父に関わる話や、怪盗キッドである黒羽怪斗の父親に関する話を書くことになるので、お楽しみくだされば。
まぁ平安導入編が終わらないと、始まらないのですがね。
転生主こと茨木華扇が歩むルートはどれが良いですか?
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毛利一家や工藤一家と関わる:探偵組ルート
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ルパン一味やキッドと関わる:怪盗組ルート
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公安や警察学校組と関わる:警察組ルート