MetalGear Aoharu revengeance   作:ダイトウカブト

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エースコンバット8のソトアのテーマ曲良いです
Times are changingも素晴らしいです


8話 砂漠の呼び水

対策委員会 教室

 

アヤネ「今回我が校を襲撃した便利屋68の処遇を決める会議を始めます。」

 

教室には対策委員会の面々に、先生、

後ろ手を縛られた便利屋68。そしてその背後にサンダウナーが、便利屋の動きを見張っていた。

 

アヤネ「彼女たちの処遇に意見がある方は挙手をお願いします。」

 

ホシノ「はいはーい。」

アヤネ「小鳥遊委員長、どうぞ。」

 

ホシノ「まず便利屋ちゃんたちに聞きたいんだけど、君たちはどうしてアビドスを襲ったのかな?」

アル「...言うわけないでしょ。」

 

ドカッ!

サンダウナーがハルカの後頭部を蹴り、首を掴んで絞める。

ギリギリ...

ハルカ「か...はっ...」

 

アル「ハルカ!わかった、言うから!」

"サンダウナー、やり過ぎだ!今すぐやめて!"

セリカ「そこまでしなくてもいいじゃない!?」

「ふむ...」

右手がハルカの首を解放する。

ハルカ「ゲホッ!ヒューッ...」

 

ホシノ「...サンダウナーさん、やめてよね。

これはアビドスの問題。先生との契約関係にすぎないあなたには関係ないことだよ。」

「...出過ぎた真似をしたことを謝罪する。」

 

ホシノ「もう一度問うよ、君たちはどうしてここを襲ったのかな?」

 

アル「...依頼よ。依頼主が誰かは知らないけど、カタカタヘルメット団の仕事の引き継ぎを頼まれたわ。そして、カタカタヘルメット団の処理も...」

 

"やっぱりカタカタヘルメット団の裏で糸を引く黒幕がいたね。"

シロコ「便利屋68はただの下請け...もしそうなら叩いても何も出ない。」

アル「うっ...」

 

ホシノ「それじゃ私は、今回の襲撃の被害額全額と慰謝料300万円の支払いを提案するよ〜。」

アル「さんびゃくまん!?」

ホシノ「え〜?会社を名乗ってるなら払えない金額じゃないでしょ〜?」

 

カヨコ「...うちは今回の襲撃にあたって傭兵を雇った。その時にお金を使い果たして、今はもう2桁しかない。

今入ってる事務所を引き払って、財産を全部売っても300万どころか100万にも届かない。」

セリカ「ええ...お金の使い方下手すぎるでしょ...」

アル「う、うるさい!本当は上手くいくはずだったの!そしたら依頼料だって...」

 

「キヴォトス裏社会における報酬後払いはだいたい踏み倒されるぞ。」

ムツキ「プロの経験ってやつ?」

「まあな、だからウチの会社では基本的に全額先払いだ。社会的信頼もあるからな。」

 

アヤネ「これでは賠償金での和解は難しそうですね...」

 

セリカが手を挙げる。

アヤネ「1年の黒見さん、どうぞ。」

 

セリカ「アビドスには人手が足りない...正直月々の利息返済に手一杯で復興もままならないわ。だから便利屋68に奉仕活動として借金返済に協力させるの!」

 

ノノミ「いいですね〜。便利屋さんは腕が立つようですし、多少危険な仕事もこなせますね♢」

ハルカ「あ、あの...借金って...?」

 

ホシノ「この学校、9億くらいの借金あるの。」

 

アルは白目をむき、

ムツキの笑みが消え、

カヨコの額に汗が浮かび、

ハルカはフリーズした。

 

「貧乏人どもがキャパオーバーした。

あまりいじめてやるな。」

シロコ「ん、私たちだって貧乏。」

セリカ「張り合うところじゃないわよ!」

 

 

 

結局、便利屋68は6ヶ月間奉仕活動に参加し、アビドス高校に少しずつ被害額の返済を行なっていくことになった。

 

(風紀委員会に売るという選択肢が出なかったのは、便利屋に同情やシンパシーを感じたからか...?いずれにせよ対策委員会もお人好し集団だな。)

 

("サンダウナーさん...先の戦いといい、あなたは生徒を傷つけることに抵抗がないのか?")

 

 

 

アヤネ「続いて、先日のカタカタヘルメット団の違法戦車部品の出所です。ブラックマーケットから流通したものと判明しました。」

 

ノノミ「ブラックマーケット...闇市ですね。とっても危ない所です。」

「ならば我が社が力になれるだろう。ブラックマーケットで活動することも少なくない、案内もコネもある。」

 

 

 

 

数日後...

柴関ラーメン

 

ムツキ「いや〜働いたねぇ。」

カヨコ「たしか午後からは、自治区内のパトロールだね。今のうちに順路を確認しておこう。」

ハルカ「最近はヘルメット団などの犯罪組織が鳴りを潜めていますが、"砂漠の嵐"の出没が頻発しているみたいです...彼の馬力に翻弄されないようにしないと...」

ムツキ「うんうん、でもいまは食べよっか!」

 

柴大将「便利屋さん、柴関ラーメン4玉お待ち!毎日頑張ってるからゆで卵サービスだ!」

ハルカ「わぁ、ありがとうございます!」

カヨコ「いただきます...アルちゃん?」

 

アルは箸を持ったまま、うつむいていた。

ムツキ「アルちゃん、どったの?」

 

アル「こんなんじゃ...」

カヨコ「?」

 

ダンッ!

アルがテーブルを叩いて立ち上がり拳を握る。

 

アル「私の思うアウトローってのはこんなんじゃないのよ!戦いに負けて、情けをかけられて、親切な人たちと仲良くなって、まったりラーメンを啜ってるなんて...!」

 

カヨコ「はぁ...負けちゃったからね...」

ムツキ「風紀委員会に売り飛ばされてないだけいいと思うけどな〜。」

ハルカ「うう...アル様...」

 

カヨコ「何にしろ、サンダウナーがいるうちは大人しく従っているべきだと思う...」

アル「カヨコ課長...?」

 

便利屋たちの脳裏に、サンダウナーとの戦闘の記憶がよぎる。しかし彼女たちにとっては戦闘ではなく"蹂躙"だった。

 

ムツキ「私も、おじさまを相手にするのは二度とごめんかな。」

ハルカ「も、申し訳ありません...」

アル「ムツキ室長に、ハルカまで...こんなの...」

 

 

 

ヒュウゥゥゥ...

 

 

 

アル「この音は...?」

カヨコ「っいけない!みんな伏せて!」

 

ドッカァーン!!!!

 

 

 

 

対策委員会 教室

 

アヤネ「都市部で大規模な爆発を感知しました!地点を確認......えっ!?」

"どうしたの、アヤネ?」

 

アヤネ「爆発地点は...柴関ラーメンです!!」

 

 

 

 

柴関ラーメンは瓦礫の山と化していた。

アル「けほっけほっ...一体何が...!?」

カヨコ「さっきの音は迫撃砲...!?」

ムツキ「っ柴大将は無事!?」

 

ムツキとハルカが瓦礫をどかし、柴大将を救出する。

柴大将「いてて...大丈夫だ、軽く打っただけだ。」

ハルカ「誰がこんなことを...許せない!」

 

 

 

 

 

イオリ「お、まだ動いてるじゃん。」

チナツ「イオリ、油断してはいけませんよ。

追い詰められた獣はなりふり構わなくなるものです。」

イオリ「それもそーだね。1番隊、警戒態勢。」

 

ハルカ「風紀委員会...!」

ムツキ「ここはアビドス自治区。ゲヘナの風紀委員会がどうこうできる場所じゃないけど?」

 

イオリ「?なにを訳の分からないことを...

いいからとっととお縄につけ!」

 

イオリが狙撃銃"クラックショット"をムツキにぶっ放す。

ムツキ「わっ!」

アル「どうしてこうなるのよーっ!!??

うう〜...カヨコは柴大将を連れてアビドスまで避難して、このことを先生たちに知らせて!

私たちが時間を稼ぐわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃...

アビドスとゲヘナの境界付近

 

戦車隊が無人となった市街地に潜伏していた。

 

万魔殿生徒「風紀委員会がアビドス周辺地域で戦闘を開始しました。相手は便利屋68のようです。」

イロハ「オッケ〜。この場合は待機ですよね、議長?」

マコト「ああ、この状況ではまだ決定的な事案になり得ない。情報提供者によると、アビドス対策委員会がたった今出撃したようだ。奴らが交戦するまで風紀委員会は泳がせておけ。」

 

ゲヘナ学園の行政を司る万魔殿の議長、その姿がホログラムとして表示される。

 

 

 

マコト「貴様にも期待しているぞ、砂漠の嵐。」

 

カムシン「このブーストアックスに懸けて、ご期待に応えるつもりだ議長殿。サンダウナーが悔しがる顔が目に浮かぶぜ...!」

 

巨大な義体をシートで包み隠したカムシンの声は、戦を前にした興奮を帯びていた。




シロコ「ん、銀行は襲わない。」

ヒフミは捕まってもなんとかなりそう(適当)
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