MetalGear Aoharu revengeance 作:ダイトウカブト
ザンザスもバリオスも派手
対策委員会 教室
アヤネ「こちらはアビドスの地籍図、土地の所有者を記録したものです。
これによると、アビドス高校とその周辺の一部の土地を除いた殆どの土地が、カイザーコンストラクションの土地となっています。」
ノノミ「それではあの理事の話は本当...」
対策委員会のメンバーたちは、みな悲痛な表情だった。
セリカ「1週間で3億円なんて...どう頑張っても用意できないわよ...」
シロコ「...銀行を襲うの。そうすれば1時間で一億稼げる。」
ホシノ「そんな汚れたお金を胸張って使える?」
シロコ「う...」
「我がデスペラード社がアビドス高校のスポンサーになってやろうか?9億などポンと払える。」
ノノミ「ありがたい話ですが...どうして借金の話が出た時にその提案をしなかったんです?」
「...それは、」
ホシノ「情報を絞り出して、アビドスの内政にできるだけ干渉したかったんでしょ?」
対策委員会「「「「!?」」」」
ホシノ「相手の弱みを探り、救いの手を差し伸べる形で自身の勢力に組み込む。まさに大人、砂漠で水を売るようなクリーンなやり方だね。」
「......さすがだな、アビドス生徒会副会長。
精鋭揃いだが寡兵に苦しむアビドスは理想的な顧客だ。秘密を共有させることで繋がりを強くしようとしたのは事実だ。」
「しかし、デスペラード社は先生との護衛契約を結んでいるにすぎない。
アビドス高校とは、半日間の護衛契約を結んだのみの関係だ。
それでもアビドス側へ快く協力し、契約外の状況においても兵力を提供した...その点も留意してもらいたい。」
"カイザーPMCの勢力下にあるアビドスにコネをつくり、自身の市場を拡大しようとしたように見えます。"
「偶然だ。アビドスに進出して顧客を奪うのは、中小企業ならともかくカイザーには悪手。先達としてのコネの広さ、深さは勝てん。そんな相手に波風立てる真似はせん。」
シロコ「......」
セリカ「胡散臭くなってきたわね...」
"それでは、はっきり訊きます。"
"サンダウナーさん、そしてデスペラード社。
あなた達は、アビドス対策委員会の敵?"
「...敵ではない。だが無条件で味方になるわけでもない、とも言っておこう。」
アヤネ「......」
セリカ「......」
ノノミ「ええと...」
シロコ「みんな、今日は解散しよう。」
ホシノ「シロコちゃん?でもこの大人は...」
シロコ「今は全員が冷静じゃない。一晩頭を冷やして、明日また話し合おう。」
"...私はシロコの意見に賛成かな。"
"みんなもそれでいいかい?"
セリカ「...わかった。」
ノノミ「はい...」
アヤネ「わかりました。」
ホシノ「.........おじさんもそれでいいよ〜。」
「...明日までに納得のいく回答を用意しよう。」
一同は解散し、ホシノだけが教室に残った。
ホシノ「...サンダウナーは信用しきれない。
でも、シャーレの先生なら...」
次の日、ホシノが登校することはなかった。
対策委員会の机には、2封の封筒があった。
一封にはホシノの名が記された退学退部届が。
もう一封には対策委員会への別れの手紙と、
先生への手紙、
サンダウナーへの手紙だった。
アビドス対策委員会のみんなへ
まずは、こうやって手紙でお別れの挨拶をすることになったこと、許してほしい。
おじさんにはこういうやり方が合っててさ。
私はずっと、スカウトを受けていたんだ。
カイザーPMCの傭兵として働く...そうすれば、アビドスの借金の半分を肩代わりするっていう話でね。
借金のことは、私がどうにかする。すぐに全部は解決できないけれど、これで負担がそれなりに減ると思う。
もう二度と会うことも無いだろうけれど、私のことは気にしないで。
私はアビドス最後の生徒会だから。
先生へ
実は私、大人が嫌いだった。
先生のこともあまり信じてなかった。
最初に会った時はサンダウナーさんに担がれていて、「ああダメな大人が来た」って思ったし?
でも先生は私たちに真摯に向き合ってくれた。
本当にありがとう。
最後に、シロコちゃんを見守っていてほしい。
シロコちゃんは良い子だけど、放っておいたらどうなっちゃうか分からない子で。
悪い道に逸れないよう、支えてあげてほしい。
先生なら大丈夫って、なんとなく思うから。
サンダウナーさんへ
アビドスを守ってくれてありがとう。
打算があったとしても、アビドスのために戦ってくれたことは感謝してる。
でも、対策委員会のみんなとアビドス高校を害するというなら、私は絶対に許さない。
...サンダウナーさんはやらないだろうけど、
一応警告はしておいたよ。
私はやっぱり大人を信じられないみたい。
大人は打算で動くものという事なんて、
ずっと前からわかってたのに。
ピピピッ!
アヤネ「これは...!アビドス高校に向けて、
カイザーPMCの兵士たちが進軍しています!」
ノノミ「どういうことですか!?この手紙の内容が本当なら、なぜアビドスへ攻撃を!?」
「本当だから、だろうな。」
ノノミ「え...!?」
"対策委員会は、連邦生徒会に届け出がされた正式な部活ではないんだ。"
"学園の統治を行う生徒会組織...アビドス生徒会のメンバーは、ホシノだけだったんだ。"
「非公式な部活しか存在しないアビドス高校は、もはや学校とすら呼べん。
連邦生徒会も、はぐれ生徒数人が企業に攻められたところで助けるはずもない。
先生が来るまでアビドスを放置していた連中だからな。」
カイザーPMC理事「相手の戦意を削いでやれ。」
PMC砲兵「了解!迫撃砲、撃ち方ーはじめ!」
ドガン!!ドガン!!ドガン!!
砲弾が校舎の外壁を破壊する。
PMC兵士「戦車隊、障害物を踏み潰す!
後続部隊、続け!」
戦車が塀を破壊しながら前進、後ろから歩兵がわらわらと出てきた。
ミサイル満載のヘリコプターが対策委員会の目の前に現れる。
PMC攻撃ヘリ「対策委員会メンバーを視認。
シャーレの先生がいますが、どうしますか?」
理事「催涙ガスを放て。先生は銃弾一発で死ぬから丁重に扱え。生徒は撃っても構わん。」
ノノミ「いけないっ!」
ミニガン"リトルマシンガンV"が攻撃ヘリを墜とすも、乗組員が投げた催涙グレネードは教室で爆発した。
"ゲホッ!ゲホッ!"
ノノミ「けほっ...みんな早く逃げて!」
PMC兵士「対策委員会を発見!」
バババッ!
セリカ「ゴム弾!?舐めた真似を...!」
アヤネ「斥候がこんな所にまで...!」
シロコ「私が道を開く!サンダウナーさんは先生を担いで!」
シロコがドローンのミサイルで怯んだ敵を攻撃し、サンダウナーが有り余るパワーで敵兵たちを撥ね飛ばし、踏み潰しながら追従していく。
「しっかりしろ、先生。戦争はいつも最後まで粘った方が勝つ。」
PMC兵士「対策委員会メンバーは校舎内に確認できず!」
アビドス対策委員会は、母校から敗走した。
助けてサンダウナーえもん