MetalGear Aoharu revengeance 作:ダイトウカブト
ホシノ「なっ、なんで、カイザーがアビドスを攻撃しているんだ!?」
両腕を装置に繋がれたホシノが、端末を操作する黒服に吠えかかる。
黒服「対策委員会は非公式の部活...統治組織たるアビドス生徒会の最後の構成員が退学したならば、それは学校とはいえませんから。」
黒服「心配せずとも、借金の半分はきっちり負担いたします。」
ホシノ「学校が無くなったら、借金どころじゃないだろ...!」
黒服「...なぜ私達が、あんなくだらない企業の、詐欺まがいの行為を支援していたのだと思いますか?」
黒服「企業を主体とした学園が、キヴォトスへもたらす影響...それも興味深いですが、本命ではありません。」
黒服「私達の目的は小鳥遊ホシノさん、あなたでした。」
黒服「あなたが契約書へサインし、全ての権利をいただくこと...カイザーとは利害関係が一致したため協力したにすぎません。」
黒服がホシノとの距離を一歩詰めた。
黒服「あなたを実験体として研究し、分析し、理解する。それこそが私達の目的...」
ホシノ「......そっか。また私は騙されたんだ。」
「ホープ。」
『はい、ボス。』
「アレを出せるか?」
『...現段階では、通常生産は不可能です。』
"なら、私も力を貸しますよ。"
"アロナも手伝ってほしいな。"
アビドス高校 敷地内
理事「ふふ...ふははははっ!!!
ついに対策委員会をこの地から追い出した!!これでプレジデントの指令に専念できる!」
理事「それに、この校舎を改築して訓練学校にすれば、我々カイザーは大きく躍進する!」
理事「これで私も出世間違いなし...ははっ!!」
カイザー兵A「ん?...あれ、対策委員会の生徒じゃないか?」
カイザー兵が、民家の屋上からこちらを見下ろすシロコを目撃した。
カイザー兵B「本当だ。確かスナオオカミとかいう生徒だな。上に報告...を......」
カイザー兵A「おい、どうし......は?」
シロコ「目標をロックオン。行って、RAY。」
ギャオオオォォォン!!!
民家の向こうから、それよりもはるかに大きなモノが飛び出した。
アビドス高校の校庭に着地し、陣を敷いていたカイザーPMCの兵士たちは衝撃で吹き飛ばされる。
その正体は、<メタルギアRAY改>。
腕が側面に突き出した恐竜のようなフォルムの大型無人機だ。
その全長は20m以上に達し、黒い装甲は機銃も容易く弾く。
バババッ!!
カキン!カキン!カキン!
カイザー兵「クソッ、効かない!」
カイザー攻撃ヘリ「ミサイル発射...ウワーッ!」
RAYの左腕のハッチが開くと、ミサイルが大量に発射される。
カイザーの攻撃ヘリ部隊は残らず墜とされた。
ギュオオォォォ......
カイザー戦車「あいつ口の中に何か溜めてる!」
カイザー砲兵「撃ち方ーはじ...」ドゴーン!!!
カイザー戦車「退避!退避!!」
RAYの口腔からプラズマ粒子砲が発射され、迫撃砲と戦車部隊は焼き尽くされた。
カイザー指揮官「残存兵力、歩兵2個中隊!」
理事「なんだあいつは!?ええい、すぐに立て直して反撃を...」
カイザー指揮官「できるわけないでしょう!?撤退ですよ、撤退!!ゴリアテでないと勝負になりません!!」
理事「クソッ、クソッ!!!」
ノノミ「いきま〜す☆」
セリカ「怒ってるんだから!!」
シロコ「ん、ドローン出撃。」
残る歩兵たちを対策委員会が追い出し、母校の奪還に成功した。
アヤネ「ホシノ先輩を助ける方法を探さないと...」
シロコ「今はまず、補給が優先。奴らが戻ってくるかも。」
生徒たちは校舎内に弾薬を取りに行った。
RAYは校庭で待機状態になった。
"...ついさっき、私のスマホに差出人不明の連絡が入った。今から待ち合わせ場所に行くから、サンダウナーさんについてきてほしい。"
「...わかった。」
"サンダウナーさん、スマホ出すのやめて。"
「......」
キヴォトス 某所
先生とサンダウナーが施設内に入る。
その中の一室、扉を開く。
黒服「お待ちしておりました。先生、ならびにデスペラード社の社長。」
黒服「私のことは黒服と...この呼び名が気に入っていまして。」
"ホシノを返せ。"
「......」
黒服「クックック...それでは交換条件といたしましょう。」
黒服「お二人とも、我々の組織"ゲマトリア"に加入してください。
そうすればホシノさんのことは諦めましょう。」
"断る。"
"お前は生徒の大事なものを踏みにじった。"
"そんな奴に手は貸さない。"
「......」
黒服「残念ですねぇ...お二人は我々と同じキヴォトスの外から来た者。分かり合えると思っていたのですが...」
黒服「それなら、ホシノさんは諦めてもらいます。」
"いいや、ホシノは返してもらう。"
黒服「...他の条件で譲る気はありませんよ?」
"ホシノの退部届には、顧問の承認が無い。"
"だから、ホシノはまだアビドス高校3年で。"
"対策委員会の委員長で。"
"私の大事な生徒だ。"
黒服「顧問...承認......なるほど。」
黒服「ホシノさんは、アビドス本校跡地にあるカイザーPMCの基地、その地下の実験場に収容されています。」
黒服「今回は私の負け、手を引きましょう。」
2人は部屋を出た。
黒服「クックック...貸し1つ、ですよ。」
メタルギアRAY改の生産には、先生の大人のカードとアロナのクラフトチャンバーへのアクセス権限を借りました。
その際、先生がパンドラの壺の存在を知りますが、黒服との関係は今のところバレてません。
"パンドラの壺をどうやって手に入れたの?"
「気づいたらスマホがこうなってた(大嘘)」