MetalGear Aoharu revengeance   作:ダイトウカブト

16 / 18
原作6話まで垂れ流し
知ってるなら飛ばしておk


ゲーム開発部編
13話 チュートリアル


前回12話から次の日 昼

 

シャーレ部室 オフィス

 

 

 

書類の山のそばに、燃え尽きた若い男が倒れていた。

 

"お...終わった......"

 

 

七神リンが書類を確認する。

 

リン「ざっと見たところ問題ないようですね...先生、お疲れ様でした。最後にこの手紙を処理していただけたら本日の業務は終了です。」

 

リンが先生に差し出したのは、一通の手紙だった。

開封し、中身を読む。

 

 

────────────────────

先生へ

 

ゲーム開発部は、存続の危機に陥っています。

生徒会からの廃部命令により破滅が目前に迫っている今、助けを求められるのはあなただけです。

勇者よ、どうか私たちを助けてください!

 

ミレニアムサイエンススクール ゲーム開発部

────────────────────

 

リン「ゲーム開発部、ですか...やや問題行動が目立つ部活との報告を受けています。

残念でもなく当然の帰結でしょう。」

 

 

"よし、行ってくるよ。"

 

リン「...え!?行くんですか!?」

 

 

驚いた表情が、諦めたような表情に変わる。

 

リン「...いえ。先生は行くのですね?

ならせめて案内人を。今だと...早瀬ユウカさんが手空きのようですね。」

 

 

ヌッ

ちょうど、ユウカが扉を開けて出てくる。

 

ユウカ「こっちの仕事が終わったので、ミレニアムに帰りますね。」

 

"噂をすれば、だね。"

 

リン「ああ早瀬さん、先生も連れて行ってくれますか?丁度ミレニアムに行くようなので...」

 

"お願いできるかな?"

 

ユウカ「いいですけど...これまたどうして?」

 

 

"ゲーム開発部って子から手紙が..."

 

ユウカ「え...

あ〜。(察し)

はぁ!?(呆れ)

はぁ〜...(諦め)」

 

 

 

 

 

 

電車に揺られることしばらく、

ミレニアムサイエンススクールに到着した。

 

 

ユウカの案内のもと、ゲーム開発部の部室へ向かう道中。

 

 

???「あああ!!!あっちがぶつかってきたのに、なんでこっちがペナルティ食らうんだよぉぉぉ!!??」

 

???「コントローラーじゃなくて本体を投げるなぁ!!??」

 

 

アロナ『上から来ます、気をつけて!』

 

アロナがバリアを展開すると、先生の上から物が落ちてきた。

 

ガキン!!!

 

バリアと衝突した物体は弾かれ、地面に落ちた。

 

ガタン!!!

 

見たところ、据え置き型ゲーム機のようだ。

ゲーム機には傷一つなく、逆に床へ突き刺さっている。

 

"硬すぎない?"

 

 

窓から二人の少女が顔を出す。

 

モモイ「もしかして誰かに当たった!?」

 

ミドリ「プライステーションは無事!?」

 

 

ユウカ「モモイ!!ミドリ!!!」

 

モモイ「うわっ冷酷な算術使い!!」

 

ユウカ「何その呼び名!?それより、ゲーム機が先生に落ちるところだったわよ!?ちょっとそこで待ってなさい!」

 

 

 

 

 

ゲーム開発部 部室

 

 

正座させられ、ユウカに説教されている2人の生徒、モモイとミドリ。ここにはいない部長のユズを含めた3人がゲーム開発部だ。

 

彼女たちが言うには、ゲーム開発部は目立った実績が無い。なんなら部員も足りない。

さらに問題行動を起こしたことも複数回あり、生徒会のセミナーから廃部命令を下された。

 

だが、部員を1人増やして、何かしらの実績を今学期中に挙げれば、ユウカが廃部を撤回してくれるらしい。

 

 

ユウカ「じゃあ私は仕事に戻ります。モモイにミドリ、先生に迷惑かけないのよ!」

 

 

ユウカが部室から出て行った途端に、モモイがニヤリと悪い顔をした。

 

モモイ「へへ...先生、私に秘策あり!」

 

モモイ「ミレニアムの郊外に廃墟って呼ばれる場所があるんだけど、そこに神ゲーの作り方が載ったマニュアル<G.Bible>があるんだって!」

 

モモイ「それを使って、私たちの新作ゲームを作るんだ!」

 

 

ミドリ「眉唾モノですけど...私たちだけで実績となるようなゲームは作れません。」

 

"わかった。行こうか。"

 

 

 

 

 

ミレニアム郊外 廃墟

 

 

数体の、ところどころ故障した警備ロボットが巡回している。

 

 

シッテムの箱が周囲をスキャンする。

 

"...この周辺の敵は、見えてるものだけだね。"

 

 

モモイ「じゃあ増援は無いわけだ!

無双しちゃうよ、ミドリ!」

 

ミドリ「はいはい、撃ち漏らしは任せてね。」

 

モモイの乱射がロボットたちを一掃し、残った者はミドリが正確に撃ち抜いていく。

 

 

モモイ「よーし、先に進もー!」

 

 

 

 

 

 

ある一室にたどり着いた。

 

『接近を確認。』

 

モモイ「わっ、何!?」

 

ミドリ「この部屋全体に音が響いてる...?」

 

『対象の身元を確認します...

才羽モモイ、資格がありません。

才羽ミドリ、資格がありません。

繝ウ繝槭ル先生......資格を確認しました。

入室権限を付与します。』

 

モモイ「なんで先生の名前だけ文字化け!?

というか入室権限って...

この部屋は出口が1つしかないよ?」

 

 

『下部の扉を開放します。』

 

床が無くなり、3人は落下していく。

 

「「"うわあぁぁぁぁぁ!!??"」」

 

 

 

 

 

 

"とっ..."

 

モモイ「わあぁぁ!!」

 

ミドリ「きゃあぁぁ!!」

 

"げぶらっ!!?"

 

 

モモイは先生の頭に、ミドリは腰に着地して無事だった。

 

 

ミドリ「あっ!?先生、すみません!」

 

"いや、二人が無事でよかった..."

 

モモイ「ここは一体...ん?」

 

 

モモイの視線の先には、全裸の状態で白い椅子にもたれかかった黒髪の少女がいた。

 

 

ミドリ「...この子、眠ってるのかな?」

 

モモイ「なんだかマネキンっぽい...ん?」

 

少女の身体に刻まれた文字を読む。

 

モモイ「AL-1S...アリス?」

 

 

少女「接触許可対象を感知。休眠状態を解除します。」

 

少女が澄んだ青い目を開け、起き上がる。

 

 

少女「状況把握、難航。説明をお願いします。」

 

モモイ「説明?私たちもわからないよ...

あなたは何者?ここはなんなの?」

 

 

少女「本機の自我、記憶、目的は喪失状態であることを確認。」

 

"記憶喪失ってこと?"

 

 

モモイ「工場の地下、全裸の女の子、おまけに記憶喪失...いいこと思いついた!」

 

ミドリ「嫌な事しか思いつかない文字列だね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム開発部 部室

 

モモイ「とゆーことで、ゲーム開発部新入部員の天童アリスちゃんでーす!!」

 

アリス「肯定、本機の名称は天童アリス。」

 

アリスはミレニアムの制服を着ていた。

 

 

ミドリ「うーん...この子を部員に偽装するなんて、大丈夫かな...」

 

アリス「大丈夫...状態が悪くなく問題が発生していない状況、と推定。肯定します。」

 

ミドリ「ほら、この喋り方だとバレちゃうよ。」

 

 

モモイ「じゃあ、RPGをプレイして覚えるのはどうかな。」

 

モモイ「他に必要なのは、武器と学生証だね!学生証は私がなんとかするから、その間にアリスに話し方を教えてあげて!」

 

モモイは部室から出て行ってしまった。

 

 

アリスはゲームを見つけた。

 

ミドリ「あ、それは...」

 

アリス「テイルズ・サガ・クロニクル...」

 

プレイ開始した。

 

 

────────────────────

『チュートリアルを開始します。まずはBボタンを押して、武器を装着してください。』

Bボタンを押すと、爆発音とともにゲームオーバーとなった。

 

アリス「???」

 

 

 

『野生のプニプニが現れた!』

アリス「ここは秘剣:燕返しで...!」

『プニプニの銃撃!あなたは即死した...』

プニプニ『剣術など、我が銃の前では無力......ふっ。』

 

アリス「...思考停止、リブートします。」

 

 

 

アリス「先生、質問です。」

 

"何かな?"

 

アリス「どうして母親がヒロインで、それでいて実は前世の妻で、さらにその妻のもとに、子供の頃に別れたきりの腹違いの友人がタイムリープしてきたのですか?そもそも腹違いの友人とは一体...」

 

"私にもわからないね。"

────────────────────

 

数時間後...

 

モモイ「アリスの学生登録が終わったよ!

はい、これ学生証ね!」

 

モモイがアリスの首に学生証を掛けてやる。

 

 

モモイ「ん?私たちのTSCをやってくれたんだ!完走した感想は如何かな?」

 

 

アリス「コロシテ...コロシテ...」

 

 

 

 

 

アリス「ゲームの面白さ...プレイするほど、別の世界を旅しているような、夢を見ているような、そんな気分をもう一度...もう一度......」

 

アリスの目に涙が浮かぶ。

 

ミドリ「えっ!?アリスちゃん、どうして泣いてるの!?」

 

モモイ「私たちのゲームが泣くほど感動的だったからでしょ!」

 

 

先生はゲームの内容を思い浮かべた。

 

────────────────────

『ごめんなさい。私は植物人間ですので、女性に対して気軽に声をかけることはできません。』

 

アリス「植物人間...?」

 

ミドリ「あー、これ「草食系」の誤植。」

 

 

 

インターネットのレビューサイトを見る。

『プレイしたゲームの中でダントツで絶望的』

『何が足りないか数えたらキリがない』

『一番足りていないのは正気』

 

アリスに目を戻すと、エラーを吐いていた。

 

アリス「理解不能...理解不能...」

 

────────────────────

 

("あれが感動的なゲームか...?")

 

先生は訝しんだ。

 

 

モモイ「その涙、すっごい嬉しい!ユズにも見せてあげたいなぁ♪」

 

ユズ「大丈夫...全部見てた...」

 

ロッカーが一人でに開く。

 

 

モモイ「うわっ!ユズいたんだ!」

 

ミドリ「彼女は部長のユズ。ちょっと人見知りなんだ。」

 

 

ユズ「ゲームを面白いって言ってくれて...泣いてくれて...ありがとう。」

 

ユズ「改めて、ゲーム開発部部長のユズです。これからよろしくね、アリスちゃん。」

 

アリス「!...パンパカパーン!ユズが仲間になりました!」

 

 

モモイ「よし、学生証も入手した。話し方もマシになった!次は武器を手に入れるよ!」

 

モモイ「エンジニア部に行こう!」

 




話をスムーズに進めるため、細かいところは改変してます
(学生証発行がその日のうちに終わるなど)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。