MetalGear Aoharu revengeance   作:ダイトウカブト

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MGRrより、あの人が登場です
短め


14話 カスタマイズ

エンジニア部 部室

 

モモイ「キヴォトスの生徒はみんな、自分の武器を持ってるんだ。

アリスの武器を手っ取り早く見繕ってくれるのは、ミレニアムではエンジニア部だね。」

 

ミドリ「機械を作ったり、修理したりする専門家のことを、ミレニアムではマイスターって呼ぶんだけど。」

 

ミドリ「エンジニア部はそのマイスターたちが集まってる、ハードウェア特化の部活なんだ。」

 

モモイ「使われてない武器とかがまだ残ってるかもしれないからね。」

 

 

 

ウタハ「エンジニア部部長の白石ウタハだ。

事情はわかった、この部屋にある武器は自由に持っていって構わないよ。」

 

ヒビキ「私が良いものを見繕ってあげる...ん?」

 

 

アリスの視線は、部室の一角でメンテナンスを受けているサイボーグの男性に向けられていた。

 

コタマ「磁石の交換、終わりました!」

 

サイボーグ「いつもありがとう。

...む?どうした、そこの。」

 

口以外をバイザーで隠したサイボーグが、こちらに気づく。

 

 

アリス「銃以外の武器は初めて見ました...!」

 

サイボーグが腰に付けているのは、3つ又に分かれた十手のような武器だった。

 

サイボーグ「これは戦術釵(せんじゅつさい)<ディストピア>、刺突や打撃で攻撃する私専用の武器だ。」

 

 

ミドリ「銃以外の武器はキヴォトスでは本当に珍しいです。しかもこんな独特な...」

 

モモイ「忍者って感じでカッコいいね!おじさんの名前は?」

 

 

「私はモンスーン。破滅を呼ぶ風(ウィンズ・オブ・デストラクション)と呼ばれた一人...」

 

 

"破滅を呼ぶ風(ウィンズ・オブ・デストラクション)...それって確かデスペラードの..."

 

「貴様、デスペラード社を知っているのか?」

 

デスペラードの名前が出た途端、モンスーンが先生に反応した。

 

 

"はい。連邦捜査部シャーレの先生です。

デスペラードさんには部室の警備を委託しています。"

 

「デスペラード社の誰と知り合っている?」

 

"ええと、社長のサンダウナーさんと....

あと元従業員だというカムシンさんとは。"

 

 

「サンダウナーめ、何を企んでいる...カムシンが離脱したのは目的に気づいたからか...?」

 

モンスーンはぶつぶつと独り言を始めた。

 

 

"あの..."

 

「ああ失敬、彼らとは古い顔馴染みでな。

改めて、モンスーンだ。元デスペラード所属、今はミレニアムの生徒会長に付き従っている。」

 

モンスーンは顔を先生へ戻し、右手を差し出し握手を求める。

 

"よろしくお願いします。ところで...彼女におすすめの武器などは知っていますか?"

 

 

「ふむ...見たところ、ただの生徒ではないな。」

 

 

モモイ(ぎくっ)

ミドリ(バレた!?)

ウタハ「?」

 

モンスーンは納得したような素振りで頷く。

 

「なるほど...ウタハ。確か死蔵してるレールガンがあったろう。試し撃ちさせてやれ。」

 

ウタハ「ああ、宇宙戦艦搭載用レールガンだね。今案内するよ。」

 

 

 

ウタハが案内した先にあったのは、

2〜3mほどの無骨な装置だった。

 

コタマ「エンジニア部は今、宇宙戦艦の開発を目標としているのです!それに搭載する、大気圏外での戦闘を目的に開発された実弾兵器!

その名も<光の剣:スーパーノヴァ>!

...の予定だったんですが。」

 

ミドリ「なんか怪しくなったね。」

 

アリス「光の剣...!」

 

 

コタマ「予算が不足して宇宙戦艦の開発計画は空中分解...レールガンも重すぎて誰も扱えないため、計画は完全に頓挫してしまいました。」

 

モモイ「ダメじゃん。」

 

ヒビキ「ロマンだからね。」

 

アリス「これ、欲しいです!」

 

 

ウタハ「して、モンスーン。どうしてこの子がスーパーノヴァを使いこなせると?

基本重量は140kg、発射時の反動は200kgを超えるよ?」

 

「サンダウナー...パワー自慢の知り合いと似たものを感じたからだ。」

 

 

アリス「えっと、Bボタンは...これでしょうか?」

 

アリスはレールガンを軽々と持つ。

 

ヒビキ「うそ...」

 

 

アリス「...っ!光よ!」

 

ドカアアァァァァン!

 

レールガンから発射された光弾は天井を貫き、青空に輝く星となった。

 

コタマ「ああああっ!部室の天井がぁっ!?」

 

 

アリス「気に入りました!アリスはこの武器を装備します!」

 

コタマ「あー...予算の関係で、できれば他のものをお願いしたく...」

 

ウタハ「いいよ。どうせこの子以外には使いこなせない。」

 

ヒビキ「まぁ、実戦データが取れるのはありがたいね。」

 

 

ウタハ「でも、タダでは渡さない。」

 

ウタハが端末を操作すると、倉庫からドローンの群れが出てきた。

 

ウタハ「廃棄予定のドローンたちだ。そして...

モンスーン。君にも協力してもらいたいが、いいかな?」

 

「ふむ...いいだろう。」

 

腰の釵を抜き、バイザーが顔全体を覆う。

 

レールガンを構え、充電を開始する。

 

 

アリス「戦闘チュートリアルですね!」

 

「気を緩めるなよ、アリス。慢心のミームは瞬く間に伝染する。個の油断はチーム全体の油断に直結するのだ。」




モンスーン
季節によって風向きが逆転する風。
雨季や乾季に影響をもたらす。
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