MetalGear Aoharu revengeance 作:ダイトウカブト
短め
エンジニア部 部室
モモイ「キヴォトスの生徒はみんな、自分の武器を持ってるんだ。
アリスの武器を手っ取り早く見繕ってくれるのは、ミレニアムではエンジニア部だね。」
ミドリ「機械を作ったり、修理したりする専門家のことを、ミレニアムではマイスターって呼ぶんだけど。」
ミドリ「エンジニア部はそのマイスターたちが集まってる、ハードウェア特化の部活なんだ。」
モモイ「使われてない武器とかがまだ残ってるかもしれないからね。」
ウタハ「エンジニア部部長の白石ウタハだ。
事情はわかった、この部屋にある武器は自由に持っていって構わないよ。」
ヒビキ「私が良いものを見繕ってあげる...ん?」
アリスの視線は、部室の一角でメンテナンスを受けているサイボーグの男性に向けられていた。
コタマ「磁石の交換、終わりました!」
サイボーグ「いつもありがとう。
...む?どうした、そこの。」
口以外をバイザーで隠したサイボーグが、こちらに気づく。
アリス「銃以外の武器は初めて見ました...!」
サイボーグが腰に付けているのは、3つ又に分かれた十手のような武器だった。
サイボーグ「これは
ミドリ「銃以外の武器はキヴォトスでは本当に珍しいです。しかもこんな独特な...」
モモイ「忍者って感じでカッコいいね!おじさんの名前は?」
「私はモンスーン。
"
「貴様、デスペラード社を知っているのか?」
デスペラードの名前が出た途端、モンスーンが先生に反応した。
"はい。連邦捜査部シャーレの先生です。
デスペラードさんには部室の警備を委託しています。"
「デスペラード社の誰と知り合っている?」
"ええと、社長のサンダウナーさんと....
あと元従業員だというカムシンさんとは。"
「サンダウナーめ、何を企んでいる...カムシンが離脱したのは目的に気づいたからか...?」
モンスーンはぶつぶつと独り言を始めた。
"あの..."
「ああ失敬、彼らとは古い顔馴染みでな。
改めて、モンスーンだ。元デスペラード所属、今はミレニアムの生徒会長に付き従っている。」
モンスーンは顔を先生へ戻し、右手を差し出し握手を求める。
"よろしくお願いします。ところで...彼女におすすめの武器などは知っていますか?"
「ふむ...見たところ、ただの生徒ではないな。」
モモイ(ぎくっ)
ミドリ(バレた!?)
ウタハ「?」
モンスーンは納得したような素振りで頷く。
「なるほど...ウタハ。確か死蔵してるレールガンがあったろう。試し撃ちさせてやれ。」
ウタハ「ああ、宇宙戦艦搭載用レールガンだね。今案内するよ。」
ウタハが案内した先にあったのは、
2〜3mほどの無骨な装置だった。
コタマ「エンジニア部は今、宇宙戦艦の開発を目標としているのです!それに搭載する、大気圏外での戦闘を目的に開発された実弾兵器!
その名も<光の剣:スーパーノヴァ>!
...の予定だったんですが。」
ミドリ「なんか怪しくなったね。」
アリス「光の剣...!」
コタマ「予算が不足して宇宙戦艦の開発計画は空中分解...レールガンも重すぎて誰も扱えないため、計画は完全に頓挫してしまいました。」
モモイ「ダメじゃん。」
ヒビキ「ロマンだからね。」
アリス「これ、欲しいです!」
ウタハ「して、モンスーン。どうしてこの子がスーパーノヴァを使いこなせると?
基本重量は140kg、発射時の反動は200kgを超えるよ?」
「サンダウナー...パワー自慢の知り合いと似たものを感じたからだ。」
アリス「えっと、Bボタンは...これでしょうか?」
アリスはレールガンを軽々と持つ。
ヒビキ「うそ...」
アリス「...っ!光よ!」
ドカアアァァァァン!
レールガンから発射された光弾は天井を貫き、青空に輝く星となった。
コタマ「ああああっ!部室の天井がぁっ!?」
アリス「気に入りました!アリスはこの武器を装備します!」
コタマ「あー...予算の関係で、できれば他のものをお願いしたく...」
ウタハ「いいよ。どうせこの子以外には使いこなせない。」
ヒビキ「まぁ、実戦データが取れるのはありがたいね。」
ウタハ「でも、タダでは渡さない。」
ウタハが端末を操作すると、倉庫からドローンの群れが出てきた。
ウタハ「廃棄予定のドローンたちだ。そして...
モンスーン。君にも協力してもらいたいが、いいかな?」
「ふむ...いいだろう。」
腰の釵を抜き、バイザーが顔全体を覆う。
レールガンを構え、充電を開始する。
アリス「戦闘チュートリアルですね!」
「気を緩めるなよ、アリス。慢心のミームは瞬く間に伝染する。個の油断はチーム全体の油断に直結するのだ。」
モンスーン
季節によって風向きが逆転する風。
雨季や乾季に影響をもたらす。