MetalGear Aoharu revengeance 作:ダイトウカブト
とりあえず投げます
「ふむ、超学園都市キヴォトスか...聞いたこともないな。」
ムツキ「じゃあ、おじさまは外から来たってことだね!」
話を聞くサンダウナーは表面上は平静を装っているものの、驚きや動揺が目線に現れていた。
「ヘイロー、ゲヘナ学園、風紀委員会...ハイスクールの生徒が政治の中心とは...」
カヨコ「獣人やオートマタの大人もいるけど、企業活動をしてるだけで政治には参加してないね。」
アル「キヴォトスは犯罪が当たり前に行われているけど、生徒への殺人だけは禁忌よ。
大々的に指名手配されて厳罰に処されるから、裏の道を歩むなら絶対に避けなさい。」
ハルカ「サンダウナーさんはこれからどうするんですか?汚れ仕事から足を洗って、真っ当に働いて生きることもできると思いますが...」
(ふむ...)
サンダウナーの家は貧乏で、高校卒業後すぐにアメリカ陸軍に入隊するしか選択肢が無かった。捕虜虐待や死体損壊、民間人への無差別攻撃などの戦争犯罪を犯し、PMCに転向。
サイボーグ化したのはPMC業務中の負傷が原因だった。
(この世界なら罪状もレッテルも無い、か...)
彼の異名"サンダウナー"は、軍人時代から行く先々を夕焼けの如く血で染めたのが由来だ。
(動きやすいことこの上ないな。)
「感謝する、便利屋68。」
アル「後輩の教育もアウトローの務めよ、あとこれ。」
アルは便利屋68の名刺を差し出した。
「生活に困ったら私たちの所に来なさい。アルバイトとして雇ってあげる。」
ムツキ「アルちゃんが無駄遣いするから給料は安いけどね〜」
「言わないで...」
「ハハハ...気遣い痛み入るよ。」
便利屋68は和やかな雰囲気で去っていった。
「...気配を消すのが上手いな。だが、機械の目は誤魔化せんぞ。」
「おやおや、やはり気づかれてしまいましたか。」
暗がりから影のように黒い体の人物が溶け出るように歩み出る。
目と口のような白く輝くヒビは、目の前の存在が尋常なものでないことを物語る。
「私のことは黒服と。この呼び名を気に入っていまして。」
「こんな野郎をストーキングして楽しいか?」
黒服「いえ、本日は貴方に渡したいものがあって来たのですが、先客がいたようでしたので...」
そう言って黒服は黒いモヤのようなポータルを開き、何かを取り出してサンダウナーに差し出す。
「...スマートフォンか?」
黒い外装のスマホだった。
黒服「こちらは"パンドラの壺"というオーパーツです。私が所有していたもので、どのような操作をしても起動せず、解体も不可能。
先ほどひとりでに起動し、ここの地図データと貴方の顔写真を写すようになりました。」
パンドラの壺がサンダウナーの顔をスキャンし、ロックを解除する。
『ようこそ、ボス。』
サンダウナーの意識はパンドラの壺に吸い込まれた。
「...っ!?」
サンダウナーの周りに広がっていたのは、
広大なガレージだった。
壁沿いにはコンテナがいくつか置かれ、何ヶ所かシャッターも見受けられる。
『こちらです』
その空間の中央、無骨なガレージに似つかわしくない小洒落た木製の机を挟んで向かい合う1人掛けの革張りソファ2脚、その一つに少女が腰掛けていた。
「お前は誰だ?この空間は...」
『そちらも含めてご説明します。どうぞおかけください。』
サンダウナーは慎重にソファに腰掛ける。
なかなか良い座り心地だ。
『ワタクシはこのパンドラの壺の管理AI、"ホープ"とお呼びください。』
『パンドラの壺は主に2つの機能を搭載しており、"物体収納機能"と"記憶上の存在を出現させる機能"が利用できます。』
『前者は言うなれば4次元ポケットです。
後者は...実際に見た方が早いですね。』
『では、お好きな兵器を想像してください。』
「兵器?」
(兵器...月光とかか?)
ドスン!
その瞬間、ガレージに巨体が立ち現れた。
スラリとした長い脚と独特な形状の装甲が特徴的な無人兵器"月光"である。
『では、この月光とボスを現実に転送します。』
「おい待て!!」
『再びここに戻る時は、パンドラの壺を起動するだけで大丈夫です。』
「はっ!!」
黒服「えっ!?」
月光「モオー」
目を覚ますサンダウナー、
突然現れた月光に驚く黒服、
壁に挟まって動けなくなっている月光。
この光景を目撃した者がいなかったのは彼らにとって幸運であった。
2話使って路地裏から出れてないのマジ?
えっしかも最初の2話なの!?