MetalGear Aoharu revengeance 作:ダイトウカブト
黒服「このような巨体を一瞬で出現させる技術...何とも興味深いですね...」
ハゲ「そんなこと言ってる場合じゃないだろう。こんなデカブツ見つかったら大騒ぎだ。」
月光「ンモォー」(狭くて満足に動けない)
オッサン二人と月光が路地裏であたふたしていると、パンドラの壺にテキストが表示される。
『物体収納機能を利用すれば月光と貴方を収納できます。実行しますか?』
「いいから早くやれ!」
「えっ」
「ブルル」
そして誰もいなくなった。
黒服「ここは...」
『ここはパンドラの壺の収納機能により作り出されたVR空間です。』
『ワタクシはパンドラの壺を管理するAIの"ホープ"、以後お見知りおきを。』
ホープ『ボス、パンドラの壺の基本機能はご理解頂けましたか?』
「ああ、なんとなくはな。」
(正直、状況の変化が激しすぎて疲れる...都市戦ももうちょっとマシだぞ。)
ホープ『では最後に、育成機能についてご説明いたします。』
「育成だと?」
『現在のパンドラの壺が生成できる物体の種類や量には制限が多く、以下のようなものをそれぞれ10弱生産することしかできません。
・サイボーグ(標準型・タンカラー)
重機並みのパワーを発揮する人型。
軽装甲でも生徒並みの耐久力がある。
サイボーグとあるが、外見や性能が似ているだけでAIが操作している。
・月光(グリーンカラー)
長い脚が特徴的な無人ギア。
強靭な脚部での蹴りや突進、頭部に搭載された機銃やミサイルランチャーでの射撃ができる。
ワイヤー型のマニピュレーターで物を掴んだり、端末を操作することもできる。
・仔月光
黒い球体に3つ腕が生えた形状の小型無人機。
しがみついて放電し、動きを封じることができる。
生産可能なものはCNT筋肉によって改良されたモデルで、小銃程度なら扱うこともできる。
・MAK-200
汎用性や整備性に優れたアサルトライフル。
マガジンはNATO基準。
・高周波マチェーテ
低品質な装甲なら豆腐のように切断できる。
サンダウナーのマチェーテ"人斬り鋏"よりリーチが短く、軽くて取り回しが良い。
・弾丸や電池などその他武装
キヴォトスの市販品でも代用できる。
「...最低限の実力ってやつだな。これじゃ小規模のゲリラを落とすのが関の山だ。」
『ですが、パンドラの壺は成長できます。』
『都市に根付いた個人に対するテクスチャを増幅させ、それに伴った現実改変を行う...』
『簡潔に申し上げますと、貴方もしくは運営する組織の知名度が上がると、それに伴って生産できる兵器の種類や量が増えます。』
黒服「!?...マエストロが聞いたら欲しがるでしょうね...」
「なるほど...そういうことなら、PMCとして知名度を稼げば、手っ取り早く戦力を高められるな。」
黒服「社名はいかがいたしますか?」
「そうだな、では...」
「デスペラード・エンフォースメント。」
「この呼び名がしっくりくる。」
『資本金はいかがいたしますか?』
(忘れてた...今の俺は一文無し、会社の体をとってるだけで、あのお人好しの便利屋68とそう変わらん。)
黒服「では、私が融資しましょう。」
「サンダウナー様にこのパンドラの壺と資本金を提供し、対価としてパンドラの壺の運用データを提供する...いかがでしょうか?」
「組織でなく、黒服個人との契約で良いだろうか?」
黒服「ええ、私たち"ゲマトリア"は知名度が高くない方が動きやすいので...」
『では両者、こちらにサインをお願いします。』
机の上に2組の契約書とペンが出現する。
サンダウナーと黒服は契約書に目を通し、署名を行った。
『デスペラード社と黒服氏との契約が成立いたしました。
互いに守秘義務と情報共有の義務が発生します。』
黒服「では情報共有は月1で...私には独自の情報網があるのでお力になれるかと。」
「助かる。ホープ、俺と黒服を現実に戻せ!」
ガレージから男たちの姿が消えた。
3ヶ月後
ゲヘナ自治区
デスペラード・エンフォースメント本社ビル
デスペラード社の現在の主業務は警備だ。
ゲヘナは治安が非常に悪く、そこにデスペラード社の優秀な戦力が噛み合って業績は好調。
パンドラの壺も成長し、新たにマスティフとラプターが生産できるようになった。
・マスティフ
ゴリラのような太い腕の人型無人機。
非常にパワフルで、掴み攻撃を多用するクセがある。装甲もしなやかで頑丈である。
右腕にグレネードランチャーを装備している。
・ラプター
恐竜のようなフォルムの二足歩行無人機。
機敏な動きと3機ほどで群れる習性が特徴で、胸部に仔月光が接続されている。
主武装は脚部のブレードや背部のマシンガン、内蔵されたEMP発生装置。
仲間が機能停止すると原始的な怒りを抱くように設計されており、一時的に性能が向上する。
パンドラの壺の情報が外部に漏洩するのを防ぐため、通常警備から事務に至るまでサイボーグ達に任せていた。
サイボーグ兵「ボス!大変です!!」
事務に回していたサイボーグが慌てた様子で社長室のドアを開ける。
「なんだ?美食や温泉程度ならパトロール組だけで鎮圧できるだろう...」
「連邦生徒会長が失踪!それに伴ってキヴォトス各地の犯罪数が急速に増加しています!!!」
原作がそろそろ始まります。
次話は戦闘を描写できると思います。