※最終話です。今回はトイヴォとロノヴァ、二人の視点でお送りします。
目を覚まして、最初に、炉の向こうを見た。
この人が来てから、朝いちばんにすることが、ふたつ増えた。息をしているか、確かめること。それから、まだそこにいるか、確かめること。
ロノヴァは、そこにいた。
毛皮に埋もれて、目を開けていた。金色の目が、僕を見ていた。
僕より先に、起きていたのだ。
「……いつから、起きてたの」
「夜明け前から」
「何してたの」
「お前の糸を、見ていた」
ロノヴァは、何でもないことのように言った。
「細った?」
「髪一本の、半分。……昨夜のスープのぶんで、戻った」
僕は、少し笑った。
朝、目を覚まして、最初に相手を確かめる。それをしていたのは、僕だけではなかったのだ。
外では、まだ風が鳴っていた。昨夜ほどの唸りではなかった。夜半には、やむ。
僕は、炉の前に、座り直した。
言う言葉は、決まっていた。昨夜、言うと約束した。
なのに、喉が、少しだけ詰まった。
「おはよう、ロノヴァ」
ロノヴァは、すぐには答えなかった。
熾火の残る炉のほうを、一度、見た。それから、僕を見た。
「……おはよう」
小さな声だった。
この人が初めて目を覚ました朝に、僕は、おはようと言った。それから毎朝、言った。言わなかったのは、この人が出ていった朝だけだ。返事がないのは、いつものことだった。いつものことだと、思うようにしていた。
何度目のおはようだったのか、僕は数えていなかった。
数えておけばよかった、と思った。
炉に薪を足そうとして、手が震えて、一本、取り落とした。
ロノヴァは、それを見ていた。
何も言わなかった。けれど、目の端が、ほんの少し、やわらかかった。
◇
吹雪は、昼を過ぎても続いた。
わたしは、小屋の壁の向こうへ、意識を伸ばした。
六つの糸は、岸の向こうの木立にいた。火を焚いて、身を寄せ合っている。執行官の糸は、石に喰われて細いまま、途切れずに続いていた。
吹雪がやめば、あの者たちは戻ってくる。
命じられているのは、わたしを連れ帰ることだ。生死を問わず。連れ帰れないなら、せめて死を見届けなければ、あの者たちの仕事は終わらない。手ぶらで戻れば、次の者たちが来る。黒い線を辿って、湖へ。湖に何もなければ、線の始まりへ。
——あの家へ。
死んだものとして、扱う。
火の国で、わたしは一度、ある取引の帳尻を、その言葉で合わせた。扱われた者が、それからどうしたのか。わたしは、その先を見なかった。
見るのは、終わりまでだった。
終わりの先は、わたしの管轄ではなかった。
「トイヴォ」
小鍋を雪で洗っていたトイヴォが、振り返った。
「死の執政は、死ぬ」
トイヴォの手から、小鍋が落ちかけた。
「湖の、湧き口で。……あの者たちが、見届けられるように」
「……死ぬの」
「死なない」
わたしは、言った。
「死んだことに、する」
トイヴォは、黙って、わたしを見ていた。
「……それ、嘘?」
嘘のつけない人間の、問いだった。
「嘘では、ない」
わたしは、脇腹に手を当てた。当て布の下で、まだ、何かが漏れ続けていた。わたしを形づくっていたもの。天理の影として、死を執り行うための力。
漏れていくのを、わたしは、ずっと押さえてきた。押さえて、取り戻そうとしてきた。取り戻せば、わたしは、死の執政に戻る。
「押さえるのを、やめる。……死の執政は、あそこで、終わる。嘘には、ならない」
「……君は?」
トイヴォが、聞いた。
問われて、わたしは、答えを持っていなかった。
死の執政でなくなったわたしを、何と分類すればいいのか。帳面の、どの欄に書けばいいのか。
「……分からない」
トイヴォは、少し考えて、それから、言った。
「じゃあ、ロノヴァでいいよ」
当たり前のことのように。
「最初から、僕はそう呼んでたし」
吹雪は、夜半にやんだ。
夜明け前、トイヴォは、わたしを背負って、湖に出た。
空は、澄んでいた。風は、どこにもなかった。昨日までの白が嘘のように、湖は、平らに、静かに、どこまでも広がっていた。
湧き口は、すぐに分かった。
氷の下に、細い糸が集まっている。その真ん中だけ、氷が黒かった。薄い氷の下で、水が、ゆっくりと動いていた。
トイヴォは、その十歩ほど手前で、わたしを下ろした。
わたしは、トイヴォの腕につかまって、立った。
「……離れていろ」
「やだ」
トイヴォは、腕を離さなかった。
わたしは、それ以上、言わなかった。
押さえていた手を、離した。
脇腹から、黒いものが、ほどけていった。
羽根だった。
あの日、空から落ちたときと同じ。わたしの輪郭がほどけて、黒い羽根になって、こぼれていく。一枚、また一枚。やがて、数えきれないほど。
羽根は、風もないのに、湧き口のほうへ流れていって、氷の上に落ちた。薄い氷の割れ目に落ちたものは、黒い水に、音もなく沈んでいった。
一枚こぼれるたびに、何かが、わたしから離れていった。
死を執り行うための力。天に立つものの脈を聞く耳。終わるべきものを、終わらせる手。
帳面が、一枚ずつ、軽くなっていくようだった。
どこまで、ほどけるのだろう、と思った。
ほどけ切ってしまえば、どこであろうと同じことだ。——あの日は、そう思った。
今は、そう思わなかった。
「ロノヴァ」
わたしの腕をつかむ手に、力がこもった。
わたしは、その手を、握り返した。
小屋では、握り返さなかった手だった。
そこで、ほどけるのが、止まった。
気がつくと、湧き口のまわりは、黒い羽根で埋まっていた。
氷の割れ目に沿って、沈みきれなかったものが、水の縁で、ゆらゆらと揺れていた。
誰が見ても、ここで何かが終わったと分かる景色だった。
わたしは、脇腹に手を当てた。
ひびは、閉じていなかった。けれど、もう、何も漏れていかなかった。
職務のぶんは、ほどけきった。残っているのは、ほどけば、わたしごとほどけるものだけだった。
「……ロノヴァ」
トイヴォが、わたしの顔をのぞきこんだ。
「まだ、いる?」
「いる」
わたしは、答えた。
トイヴォは、わたしの手を握ったまま、氷の上に、へたりこんだ。わたしも、引かれて、一緒に座りこんだ。
天に立つものの脈は、今も、どこかで打っているのだろう。わたしには、もう、聞こえなかった。
糸だけは、まだ見えた。トイヴォの糸。氷の下の、魚の糸。見て、記録すること。職務のうち、それだけが残った。
それから、ほどけなかったものが、ひとつ。
わたしが、死そのものであること。捨てられないと言ったものは、やはり、捨てられなかった。
◇
島へ戻るあいだに、また風が出てきた。湖の上じゃ、風は止まらない。おばあちゃんの言ったとおりだった。
昼になるころには、僕の足跡は、粉雪に均されて、どこにもなかった。
羽根だけが、残っていた。あの日の雪原と同じに、雪は、あの羽根だけは埋めなかった。
昼すぎ、岸のほうから、黒い点が近づいてきた。
僕とロノヴァは、島の岩陰から、それを見ていた。
点は、六つだった。
六つとも、自分の足で歩いていた。よかった、と、また思った。
六つの点は、湧き口の手前で止まった。
ずいぶん長く、動かなかった。
ひとつが、しゃがみこんだ。羽根に触れたのだろう。あの羽根は、触れたら崩れる。煤のように、灰のように。
それから、五つの点が、岸のほうへ戻りはじめた。
ひとつだけが、島のほうへ歩いてきた。
僕は、岩陰で、息を殺した。ロノヴァの手を、握っていた。
点は、湖の半ばで、止まった。
遠すぎて、顔は見えなかった。
「……あの執行官だ」
ロノヴァが、小さく言った。
「石が、糸を喰っていない。……今は、使っていない」
点は、そこに立ったまま、島の枯れ松のほうを見ているようだった。
それから、片手を、軽く上げた。岸で刃を止めたときと、同じ仕草だった。
やがて、背を向けた。
「……行った」
ロノヴァが、言った。
僕は、長い息を吐いた。
家まで、三日かかった。
ロノヴァは、ときどき、自分で歩いた。僕が背負った日のほうが、多かった。
帰りは、来たときの黒い線の上を歩いた。新しい黒は、古い黒に紛れた。線の外へはみ出す枝先は、来たときより、ずっと少なかった。
背負い袋の中で、鉄鍋と小鍋が触れ合って、こつん、と鳴った。
二晩目の野営で、火を挟んで座っていたとき、ロノヴァが、小さく言った。
「……寒い」
僕は、顔を上げた。
この人が寒いと言うのを、僕は、聞いたことがなかった。
「寒いの?」
「……分からない。これが、寒い、なのかもしれない」
ロノヴァは、黒い指を、火にかざした。
僕は、自分の毛皮を広げて、ロノヴァの隣に座り直した。一枚の毛皮に、ふたりでくるまった。
肩が、触れた。
ロノヴァの肩は、まだ、雪のように冷たかった。
ロノヴァは、離れなかった。
やがて、その頭が、僕の肩に、そっと載った。
重さは、ほとんどなかった。
それでも、確かに、そこにあった。
僕は、火の番をしながら、朝まで起きていた。眠れなかったのではない。眠るのが、もったいなかった。
三日目の夕方、木立の向こうに、家が見えた。
家を囲む黒い輪は、出たときのままだった。
戸を開けた。
家の中は、冷えきっていた。暖炉の灰。梁から下がった干し草の束。棚の上に、二つ並んだ器。その隣の、黒い茎の鉢。
ロノヴァは、戸口で立ち止まっていた。
棚の鉢を、見ていた。糸を見ているのだと、分かった。
「……根は?」
「続いている」
ロノヴァは、言った。
「細い。……だが、続いている」
僕は、先に中へ入って、振り返った。
「おかえり、ロノヴァ」
ロノヴァは、戸口に立ったまま、動かなかった。
帰る、とこの人は言った。命の終わるところへ、と。あのときの帰るは、嘘だった。
ロノヴァの唇が、動いた。
「……ただいま」
家に入ると、ロノヴァは、まっすぐ奥の寝床のほうへ行った。
枕の上に、おばあちゃんの服が、袖の端の揃わないまま、畳んであった。
ロノヴァは、それを見下ろしていた。
「……揃えなかったのか」
「うん」
僕は言った。
「君が畳んだ形だったから」
ロノヴァは、何も言わなかった。
黒い指で、袖の端に、そっと触れた。揃えようとして、やめた。
あの朝と、同じ手つきだった。今度は、出ていくためではなかった。
◇
帰った夜、灯りを落としてから、トイヴォが言った。
「おやすみ、ロノヴァ」
「……おやすみ」
おやすみは、朝にまた顔を合わせる者どうしの言葉だ。答えても、もう、嘘にはならなかった。
次の日、トイヴォが、棚の奥から、古い帳面を出してきた。
祖母が、毛皮や干し肉の取引を書きつけていたものだという。後ろのほうの頁は、白いまま残っていた。
「使って。記録するのが、君の仕事なんでしょう」
わたしは、それを受け取った。
「……ありがとう」
トイヴォが、目を丸くした。
わたしも、自分の口から出た言葉に、少し驚いた。なぜ礼を言う、と何度も問うてきた言葉だった。
紙の帳面に、自分の手で字を書くのは、初めてだった。字は、団子と同じで、揃わなかった。
トイヴォは、輪の外の樅の木に、小鳥の餌台を打ちつけた。窓のそばの椅子から、ちょうど見える高さに。
わたしは、粥の炊き方を教わった。焦がした。三度目も、焦がした。トイヴォは、焦げた粥を、おいしいと言って全部食べた。
冬のあいだ、わたしは、毎晩、帳面をつけた。
——トイヴォの糸。夜のあいだに、髪一本の半分、細る。朝、粥のあとで、戻る。
——棚の根。細い。昨日と、同じ。トイヴォが、毎朝、水をやる。
——家の輪。北の縁が、指一本ぶん、広がった。
——小鳥。三羽。輪の外の餌台で、パン屑を食べていた。
——玉ねぎを、黒くなるまで焼いた。火には、くべなかった。甘くなった。
——トイヴォの手に、あかぎれ。軟膏を塗った。痛く、ならないように、と言った。
——団子を包んだ。わたしの団子は、まだ、三角になる。
終わりのほうの何行かを、帳面に書くべきことかどうか、しばらく考えた。
消さなかった。
終わりを書くための帳面に、わたしは、続いていくものを書いていた。
トイヴォは、言ったとおりにした。食べて、寝て、また起きた。
生かす者、とわたしは書いた。その欄は、冬のあいだに、帳面でいちばん長くなった。
雪が、ゆるんだ。
軒から、水の落ちる音がするようになった。
ある朝、目を覚まして、わたしは、まず棚を見た。
根の糸が、太っていた。
昨日よりも、確かに。
寝床を出て、棚の前に立った。
黒い茎の根もとの、湿った土の割れ目から、緑色のものが、のぞいていた。
爪の先ほどの、小さな芽だった。
わたしは、それを見ていた。
わたしがいなければ、春まで、もつ。——わたしは、そう記録した。
水差しを取った。
手が、ためらった。わたしの手は、終わらせるための手だった。
それでも、水を落とした。土が、黒く湿った。
芽は、枯れなかった。
糸は、水を吸って、また太った。
帳面を開いて、書いた。
——記録を、改める。わたしがいても、もった。
それから、暖炉のそばで毛皮にくるまって眠っている人間の名前を、呼んだ。
「トイヴォ」
トイヴォが、目をこすりながら、起きあがった。
わたしは、棚の鉢を、指さした。
「……春だ」
置いてこなかった答えを、ようやく、置いた。
トイヴォは、寝ぼけた顔のまま、棚の前まで来た。
鉢をのぞきこんで、それから、動かなくなった。
何も言わなかった。
それから、袖で、目をこすった。寝ぼけて、こすっているのではなかった。
「……おばあちゃんの、タイムだ」
トイヴォは、そう言って、笑った。笑いながら、泣いていた。
その顔を、どの欄に書けばいいのか。わたしは、もう、探さなかった。
◇
道の雪が締まるのを待って、町へ出た。
出がけに、戸口で、ロノヴァが言った。
「……気をつけて」
僕は、戸口から、すぐには動けなかった。
気をつけて、は、行ってしまう人にかける言葉だと思っていた。帰ってくる人にも、かけていい言葉だった。
南門に、チモフェイが、槍を持って立っていた。
僕を見て、チモフェイは、すぐには何も言わなかった。それから、通行の帳面を開いて、何かを書きつけた。
「……トイヴォ。辺境の猟師」
書きながら、チモフェイは言った。
「冬のあいだ、あんたは一度も門を通らなかった。帳面の上じゃ、行方知れずだ。……今日、通ったから、それも消える」
「……ほかのことは」
チモフェイは、帳面から顔を上げなかった。
「北東の湖で、死の執政が、氷の下に沈んだ。湧き口のまわりに、黒い羽根が散っていたそうだ。触れれば崩れる羽根が。——報告は、皇都へ行った。女皇陛下のところまで、だとさ」
僕は、息を止めた。
「『見届けた』と書いたのは、執行官さまだ。第十一位の、公子さま。湖の島も見た、誰の姿も見えなかった、とも書いてあったそうだ」
チモフェイは、静かに言った。
「公子さまは、皇都へ戻る途中で、この門を通った。詰め所で、茶を一杯だけ飲んでいった。……吹雪の中で、氷が薄い、止まって、って叫ぶ声がして、おかげで湖に落ちずにすんだって、笑ってた。氷釣りには慣れてるつもりだったんだけどね、って。誰の声かは、言わなかった。女と一緒にいた民のことは、報告のどこにも書いてなかったそうだ」
チモフェイは、そこで、少しだけ黙った。
「それから、このあたりには、いい腕の猟師がいるんだね、ってさ。女皇様には、嘘はひとつも書いてないよ、とも。……俺は、黙ってた」
僕は、何も言えなかった。
チモフェイは、帳面を閉じた。
「死んだやつによろしく、ってのは、おかしいからな。言わないでおく」
「……チモフェイ」
僕は、言った。
「蜂蜜って、どこの店のが、おいしいですか」
チモフェイは、目を丸くした。
それから、声を出して笑った。
「東の通りの、二軒目だ。……あそこのが、いちばんうまい」
毛皮と干し肉を売って、塩と、布と、ランプの油を買った。
それから、東の通りの二軒目で、蜂蜜を買った。
帰りに南門を通ると、チモフェイは、こちらを見ないまま、言った。
「気をつけて帰れ」
ロノヴァを拾った日にも、この門で、同じことを言われた。
家に戻ったのは、何日かあとの夕方だった。
戸を開けると、暖炉に、火が入っていた。
ロノヴァが、鍋の前に立っていた。
「ただいま」
ロノヴァが、振り返った。
「……おかえり」
鍋の中で、燕麦の粥が、ふつふつと煮えていた。
少しだけ、焦げた匂いがした。
◇
翌朝、トイヴォは、わたしより先に起きていた。
「おはよう、ロノヴァ」
「……おはよう」
わたしが答えるようになってから、百と九回目のおはようだった。
トイヴォは、数えていなかったと言った。わたしは、答えなかったぶんも、最初の朝から数えている。
卓の上に、器が、二つ並んでいた。
トイヴォは、町で買ってきた蜂蜜の瓶を開けて、わたしの粥に、ひと匙、落とした。
金色が、白い粥の上で、ゆっくりと広がった。
「輪、広がってる?」
匙を取りながら、トイヴォが聞いた。
わたしは、帳面の、昨夜の頁を思い出した。
「北の縁が、指一本ぶん」
「そっか」
「……いつか、この家の糸が、細りすぎる日が来る」
わたしは、言った。記録の言葉で。隠さずに。
トイヴォは、粥をひと口食べてから、言った。
「そしたら、鍋を持って、一緒にどこか行こう。行った先で、ご飯を作るよ」
あまりにも簡単に言うので、わたしは、すぐには答えられなかった。
「……それも」
わたしは、粥をすくった。
「悪くは、ない」
トイヴォが、笑った。
死の執政は、北東の湖で死んだ。
女皇の国の記録には、そう書かれている。
わたしの帳面にも、同じことを書いた。
その下に、一行、足した。
——ロノヴァ。今朝も、トイヴォと、粥を食べた。甘かった。
これにて本編は完結です。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
このあと、本編の途中から分かれるIFルート(全5本)を掲載する予定です。
二人のその後について、アンケートを置いています。よろしければ、お答えいただけると嬉しいです。
本編はここで完結です。このあと、トイヴォとロノヴァが鍋を持って旅に出る続編「旅路編」を書こうか考えています。読んでみたいと思いますか?
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読みたい
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IFルートのあとなら読みたい
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本編で完結がいい
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