いや~遂に第一話って感じですね…頭の中で物語を構成するのって案外大変ですね。
まだ、至らない事もあると思うのでアドバイス等もくれると嬉しいです。
それでは『とある風紀委員の日常生活』をどうぞ~~
無能力者の風紀委員
『学園都市』
東京西部の未開拓地を一気に切り開いて作られた文字通り学生の町だ。人口230万人の内、およそ八割以上もが学生である。大小様々な教育機関のひとつに『記憶術(かいはつ)』と言う単位がある。学園都市特有の時間割り(カリキュラム)であり、投薬や生体刺激あるいは催眠暗示によって人為的に“超能力”開発するというものだ。発現する能力は個人の資質によるところが大きいが、一通り時間割り(カリキュラム)をこなせば大抵の生徒はスプーンのひとつくらい曲げられるようになる。
そう、大抵は……
しかし、その中には全く能力が使えない“落ちこぼれ”に分類される者もいる。いわゆる『無能力者(レベル0)』である。完全能力主義の学園都市では無能力者(レベル0)は差別の対象になることも多く、進学や就職など将来にも響いてくる。
「風紀委員(ジャッチメント)だ!何している!」
風紀委員と名乗り、腕章をつき出す俺こと『久米川 義人(くめがわ よしと)』もその一人。現在、路地裏で不良に絡まれている少女を発見がいたので、とっさに不良達に向かって叫んだ。少女は名門常盤台中学の制服に身を包んでいる。その茶髪の少女は怯えるというより呆れている様子だった。そんな事に目を向けていると、不良の中の一人は俺の前に出てきた。…………でかい。
……いや、俺のが小さいのか。俺は高校生という位置付けながらも、身長は150cmちょい。風紀委員の仲間には「顔は良いのになんか残念」と言われた事がある。その時は地味に傷ついたなぁー。
おっと、話が逸れたな。
「何だぁ、ガキはすっこんでろ!」
そう言うと突然、男は手から火の玉を出して近くの鉄パイプへ投げた。なんということでしょう!甲高い音と共に鉄パイプは火のもづくと化したではありませんか! (bef○r after風)なるほど、大能力者(レベル3)発火能力(バイロキネシス)か…その男はドヤァァとした顔で言った。
「大人しく引き下がれば、痛い目見なくて済むぜ!」
「わざわざ敵の前で能力を明かすバカが居るか普通。あ~あと、器物損壊ね。
それと、痛い目見る前に大人しく捕まった方がいいぞ、何しろお前のお袋が泣いている。」
「そんな定番三流ドラマの説得が旨くいくと思ってんのか!」
そう言いつつ、男は俺に向かって殴り掛かってくる。短気って良いよね!何より扱いやすい。
俺は男の拳を避けると流れる様に腕を掴み胸ぐらと腕をつかんで投げた。男は結構痛そうにしている。
「公務執行妨害でいいんだよな。じゃあ、何があっても正当防衛だ。ってゆうか、こんなガキが好みなのか?反抗期中の子供だぞ?はて、一体何が良いのやら…」
この瞬間、俺はとんでもない地雷を踏んでしまった事に強く後悔することになった。
茶髪の少女は額辺りをビリビリさせている。あれ?何かヤバイ事言った?俺は今までの自分の言動を振り返るが特に思い当たる節がない。俺の友達の不幸が移ったのか?おっかしぃなぁ~
「私が一番むかつくのは………あんただぁ~~~!!!!」
突然、茶髪の少女は電気で無差別に周りを攻撃してきた。っあぶな!何してんの!?下手したら命に関わるんですけども!!
気付いたら周りの不良達は何とも言いづらい程に無惨な状態になっていた。この書類って誰が書くんだろ……
「ちょっと!何してくれとんの!?これ書類報告しなきゃいけないんだけど!!
俺の支部はマジでヤバいって色んな意味で!!その前に何も出来ない無能力者である一人の風紀委員だよ俺は。お前は尊い命を奪う気か!」
「うるさいわよ!!さっきからガキ言いおって!っていうかあんた何なの?無能力者なのに私の電撃が当たらないなんて!!……こうなったら私と勝負よ!どっちが強いか白黒つけようじゃないの。」
まてまて、話がぶっ飛んでないか!?電撃当たらなかっただけでそこまでなるのかよ!
俺には特に能力という物がない、強いて言うなら他人より幸運なだけだ。くじ引き引けば欲しいゲームが当たるし、友達の不幸なツンツン頭が落とした財布を拾う事もある。 (勿論、風紀委員に届ける前に5割程度の恩恵を貰っているが…)
今回もたまたま近くにいた不良が避雷針になって無傷で済んだのだ。
「いやぁ、運があるので…」
「へぇそうなんだ。それなら……って納得すると思ってるの!!前回と言い今日と言いあんたらは一体なんなのよ!!」
ですよね~こんなこと言って「はい、そうですか」なんて誰も言いませんよね。分かってたんです。知ってたんです。でも、今は藁にもすがる思いだったんだよ?しょうがないじゃん!
こうなったら、奥の手を使うか!
「あっ!あそこにゲコ太が浮いてる!!」
「うそ!?」
茶髪少女が後ろを振り向いた瞬間。俺は全速力で走り出した。うわぁ、まだ必死に探してる。っていかんいかんにげなければ……
俺は急いで人混みの中へと消えていった。
一方、茶髪少女『御坂 美琴』はと言うと……
「見つからないじゃない。あんた本当に………って居ない!逃げられたぁぁ~~!!!」
今頃気付いていた。
「っていう事がありまして……」
時は過ぎ、風紀委員で俺は数時間前の出来事を一語一句間違えることなく目の前の女性に伝えていた。彼女の名前は『豊田 桜子』。風紀委員34支部の先輩で研修の時はよくお世話になっていた。桜の様なピンクの髪を後ろに結び付け、先輩らしく大人びている。その先輩は眉間にしわをよせ、機嫌を悪くしていた。俺は何故か桜子先輩の前で正座させられている。
「へぇ~それで?“最後に”何か言うことは?」
「それでも地球は回っている…」
ドカッ!!
その瞬間、桜子先輩は分厚い広○苑の角で俺の頭を殴り付けてきた。…………いたい。広辞○、恐るべき破壊力だ。
「桜子先輩、これは俗に言う体罰では…?」
「もう一発行きましょうか?よ・し・と?」
「誠に申し訳ございませんでした。」
俺は最早清々しい程に華麗な土下座をした。プライドなど命に比べれば安いもの、それにしても桜子先輩からの重圧が怖い。人も殺せんじゃないか…
そんなことを考えていると、支部に一人の少女がきた。艶のある漆黒の髪をみつ編みにして、数時間前に出会ったの茶髪少女のように常盤台中学の制服を身に付けている。彼女『矢野 千尋』もこの34支部の一人である。
「義人先輩…何やってるんですか?」
「見て分からないのか?意地とプライドを捨てたすばらしい謝罪だ。後輩よ、この姿を見習いなさい。」
「あーまた、天然女たらしがでたんですね。」
「なんか凄い誤解されてない!?」
天然女たらしって何!?ってか誰!?俺聞いたことないんだけど?うわぁ~何か桜子先輩と千尋がジト目で見てくる…また、なんかした?
あ、そうだ。
「千尋、お前さぁ常盤台に高レベルの電気使い(エレクトロマスター)っていない。」
「えぇ、同級生にいますよ。知らないんですか?『超電磁砲(レールガン)』って有名じゃないですか。え!まさか超能力者(レベル5)にまで手を……」
「ちょっと!それ、私聞いてないんだけど……」
「待って、桜子先輩!俺も知らなかった……うわぁ!」
弁解を述べようと立ち上がると、足が痺れて思うように動かず、前に倒れ混んでしまった。
目を開くと目の前には真っ赤に顔を染めた桜子先輩の姿。世に言う床ドン状態だった。
「桜子先輩大丈夫ですか?顔真っ赤ですけど…っはもしかして風邪!?」
「//先輩!!何してるんですか!?」
「////////義人~~!!」
この後、桜子先輩から雷が落ち、原稿用紙10枚の反省文を書かされ、隅々まで報告を書かされた。仕事が終わると日は暮れており、電車やバスは既に通っていない。俺はツンツン頭の友人の様に叫んだ。
「不幸だーーーーーー!!!!!」
しかし、これは端から見ればただの糞リア充にしか見えないことに彼は微塵も気付かなかった。
第一話いかがでしたか?
今回は主に人物紹介的な事になりましたが、次原作に入るかも知れません。(まだ、どちらにするかは決まっていません!)
次回もお楽しみください!
もし良かったらコメント等お願い致します!