はい、転生しました。俺です。マサラタウンのサトシこと、
そんな俺ですが、現在外を駆け回る年齢になりました。つまりは4歳です。そして……、
「成熟した大人の記憶があるせいで、子供の輪に馴染めないんだよなぁ……」
「ぎゅぴっ」
マサラタウンの近くにある森、近所ではマサラの森と呼ばれている場所でキャタピーに話している通り、ボッチの道を突き進んでいます。
「来年からはスクールに入学することになるから、そこで友達が作れれば良いんだけどなぁ。あいつがなぁ……」
脳裏に浮かぶのは近所で有名なガキ大将、
その立ち振る舞いも含め、青い猫型ロボットでお馴染みの国民的アニメに出てくる奴にそっくりなツヨシ君は、やはり独裁的で乱暴者というステレオタイプのガキ大将。俺の何が気に入らないのか、子分というか、取り巻きというか、そんな子供たちと一緒になって俺をコミュニティから締め出そうとしているのである。
子供だからこそ、そう言ったグループとかカーストとかに過敏で厳しく、トップのツヨシ君に嫌われている俺に近付こうとする子供が居ない。それもまた俺の孤立が進んでいる理由だろう。
「ほんと、どうしたら良いのやら」
「ぎゅぴぎゅぴ、ぎゃぴーっ!」
深く溜息を吐くと、話を聞いてくれていたキャタピーが俺の足にくっつき、俺の顔を見上げながら鳴く。
「慰めてくれるのか……?やっぱり、俺の味方はお前たちだけだよ!」
「ぎゃぴー」
嬉しくなってキャタピーを抱え上げて抱きしめる。
俺がサトシに転生したからなのか、野生も含めて非常にポケモンと仲良くなり易いのである。それが嬉しくて、よく森に遊びにきているため、このキャタピーを含めた、この森に住むポケモンたちとも今ではお友達なのだ。
「ふぅ、落ち着いた。……それじゃあ、そろそろ俺は帰るよ。話聞いてくれて、ありがとな」
「ぎゃぴぎゃー」
立ち上がり、キャタピーを地面に下ろして頭を撫でれば、嬉しそうに大きな目を細める。
「お前とはまた今度遊ぶからなー」
『…………』
そして森の奥の方にいる