はじめの一歩転生・・・こいつかよ!?   作:櫻13

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第二話

原作ではジャブの打ち方の教授?で木の葉を摑み取りさせていた鷹村だが。

 

一歩に聞いた限りでは本当に偶然の出会いだったらしい。

 

鷹村のカリスマとも言うべき存在感の強さ。

 

それを一歩の脳に焼き付きるだけ焼き付けて去ったわけだ。

 

一歩に聞いた話ではテストとかの話も何も無く、話すきっかけはただ単純に

 

『散歩中に出会ったんだ。』

 

そして雑談しながら、ダッシュとシャドーをする所を見せられただけ、らしい。

 

あの鷹村の『強さ』を見せつけられれば脳を焼かれても仕方ない。

 

で、今に至ってる訳だが・・・

 

「その、鷹村さんと同じジムに入門するのか?鴨川ジムだったか」

 

「うん。卒業までに走り込みとか、筋トレとか体作りをしてから行くつもりだよ」

 

ふむ。となると、俺にできるのは・・・アレかな。

 

未来知識なんて大層なものじゃないが、成長の阻害をせず、ボクシングに変な癖を付けず、基礎能力を上げるトレーニング。

 

「おし、俺もトレーニングとしていくつか考えてる事があるんだ、お前も付き合ってくれないか?」

 

快諾してくれた一歩と一緒に放課後スポーツ用品店に行く。

 

一歩と共にボクサーを目指すと決めてから、ずっと考えていた事だ。

 

『純血のインファイター』。

 

鍛錬に鍛錬を重ね、技を骨肉に刻み、血を濃くし、行きついた鴨川会長の答え。

 

だけれど、通常の練習でも試合でも、とにかく頭部と顔面への被弾が多い。

 

記憶に残ってるのは千堂との『ララパルーザ』だが、それ以外にも多数。

 

引退後の世界では、セコンドとして洞察力を見につけボクサーとしてのテクニックは数段上がった描写があったが、今それを求めるのは無理だろう。

 

なら今できる、俺が提案しても問題ない範囲で基礎能力の底上げをする。

 

というわけで。

 

「あったあった、アンクルとウェイトリスト」

 

そう、これだ。今から始めてその重さと生活に慣れたなら。

 

そしてその強靭な体幹を、鴨川会長の指導でさらに伸ばせたなら。

 

もっと防御の練習が出来るはずだ。

 

打たれる前に打つの完成系に近づけるはずだ。

 

なんて事を考えながらうんうん頷いていた。

 

「えーっと・・・これを付けてトレーニングするって事?」

 

「トレーニング中に付けるのは勿論だが、日常生活でも常に付ける」

 

「常に!?500gでも結構重い気がするんだけど・・・出来るかなあ」

 

不安そうにしている一歩を見て、俺は言う。

 

「まぁ、俺もやるからよ。まずは頑張ってみようぜ」

 

そう言って、ネットや本で調べてきたトレーニング方法をメモした紙を渡す。

 

「慣れないうちはとにかくゆっくり。トレーニング中はともかく、日常生活では

 身体の芯に負荷をかけるイメージで、ゆっくり無理なく動くんだ」

 

原作知識も交えつつ、説明する。

 

俺は自分の知識というか、原作を絶対視していない。

 

ここって少年漫画の世界だからなぁ・・・と身も蓋も無い事もよく考えてしまう。

 

だから自分の身体を実験台にして、成果のあった物を一歩にも勧める予定だ。

 

見栄を張って1個1kgの・・・両手両足合計4kgのウェイトを身につけながら

 

(やっべ、甘く見てた・・・!)

 

と後悔しながらも、俺は行く。

 

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