まぁ、このタイトルが出た際は「ネタ回」、と思ってもらえればと。
【story1 道徳心のお勉強(ストーリー時空 序章)】
「それでは早速ですが、みんなには道徳心を学んでもらいたいと思います!」
「「「…?」」」
私は、ルージュ達を集めてそう言い放った。
「悪魔に道徳心って必要なのか?」
ルージュが質問を投げかける。
「まぁ、最低限のは身につけてほしいかなと思って。
大人な対応をしたりとか、困っている人を気にかけたりするくらいはしてほしいなぁ」
優しさの欠片もない子に育ってしまったら、それはそれで悲しいからね。
ただでさえ、所構わず核撃魔法を撃ちたがる子だって居るわけだし。誰かとは言わないけど。
さて、まずどんな質問からしようかな。
「ん〜…じゃあ、質問です。
私が怖い人に脅されていました。貴方はどうしますか?」
…周りの大人に知らせる、とかそういう回答を期待していた時が、私にもありました。
「地の果てまでも追いかけて殺す」(赤)
「生まれてきた事を後悔させる」(黒)
「核撃魔法」(黄)
「無限拷問」(紫)
「うん、ちょっとストップ」
みんな殺意マシマシのバイオレンスな回答じゃねぇか。
目がマジだし。冗談抜きの発言っぽいし。
私の身を心配した上での発言だろうから、嬉しい気持ちもあるけれども…
私の想像以上に恐ろしい子達だったみたいだ。
(…道徳心のお勉強は、また今度の機会にでも持ち越すか…)
私は早々に、諦めムードに入ったのだった。
「…あ、そういえば、ブラン、ヴェール、ブルーはなんて答えるつもりだったの?」
途中で止めてしまったし、申し訳無くなるから聞くだけ聞いておこうと思う。
「いや…私達が何かをするよりも…」
「「「先に母様がソイツの事を殺しそうで」」」
「みんなから見た私ってそんな感じなの??」
*
【story2 仲間入りだね(ストーリー時空 第1章)】
「ヴェルダナーヴァ様、ライムさん!
また危ない実験をして!暫く控えるように言いましたよね?」
「やばっ、ルシアに見つかった」
ナーヴァと実験をしていた最中、そう咎めてきたのはルシアだった。
「いや、そこまで危ないものではないよ、ルシア。
■■■■■して■■■■■■■■■■■■■■■■するだけの手軽な内容だからね」
「規制かかりまくりですよ!"■"ばっかで文章として成り立ってません!!」
憤慨するルシアだったが、私とナーヴァはこっそり『魔法通話』にて、ある作戦を立てた。
「―ねぇ、ルシア。ちょっとだけ聞きたい事があるんだけど、教えてくれないかな?」
先ずは、ナーヴァが反応を探る。
「なんですか?聞くだけ聞いてあげますよ」
「いやぁ…"魔法"の事についてなんだけど…」
「…(ピクッ)」
ふふ、反応は上々だ。
何を隠そうルシアは、魔法オタクなのである。
今までだって文句は言いつつ、こっそり遠くから眺めてたの、私とナーヴァは知っているからね。
「ここの魔法術式を組み込んで、このゴーレムをこんな感じで機動させたいんだけど…」
「どうしてもここは、帝国一の魔法使い、ルシアさんに知識を伝授してもらいたいんだよ!」
ルシアは脳内で葛藤している様子だったが、ついには折れた。
「…はぁ、仕方ないですね。少しだけですよ?」
「「そうこなくちゃ」」
作戦成功。
期待を裏切らないチョロさだぜ、ルシアさん。
これで君も正式に仲間入りだね、おめでとう。
私とナーヴァは心の中でハイタッチを交わした。
―ルシアはその後、私達の研究に沼ったようで、自主的に研究をする時間も増えていったらしい。
後の、「好奇心特盛り頭おかトリオ」の結成の瞬間である。
*
【story3 "星王竜の加護"(ストーリー時空 第1章)】
ある日、私が世界の調停活動に勤しんでいる時だった。
「おーい、ライム?ちょっとした話をしに来たんだけど、今は空いているかな?」
「なんだい、
「ルビに違和感を覚えたんだけれど」
いかんいかん、つい本音が漏れ出てしまったみたいだ。
「それて、何かな?」
「僕に余裕勝ちするライムには無用かなとも思ったんだけれど…君に、"星王竜の加護"を授けようと思ってね」
「へぇ、それは一体どんなクソ加護なのかな?」
「クソ加護なのが前提として話を進めないでほしいな」
まぁ、いくらナーヴァがクソボケといえど、ナーヴァは"一応"、この世界の創造主だ。
凄い加護なのかもしれない。
でも、以前、
「僕達が本気で戦ったらどんなものなんだろうね」
「じゃあ試してみようぜ」
「良いよ」
…といったノリで、喧嘩をしてみた事があった。
あ、勿論、隔離空間でだよ?
その時は、私が5割くらいの力で勝ったのだが…
そう考えてみれば確かに、私に必要なのかどうか、迷うところではある。けれど…
「まぁ、ショッピングモールとかでたまに配られるティッシュみたいなもんだと思って、取りあえず貰ってみようかな」
「僕の加護=ティッシュ?」
「貰えるもんは貰っとこうかな、みたいな」
損は無いだろうし、別に良いだろう。
「なら、遠慮なく付与しとくね。………はい、出来た」
「軽っ」
実感湧かねぇよ。
「それにしても、ナーヴァって『全知全能』を捨てて世界を創造したんだよね?それで私に5割出させるって事は、やっぱり全盛期は相当強かったんだろうな」
[※この人達の強さの基準は規格外なので、鵜呑みにしない事をお勧めします。]
「うーん…それでもライムには負けていたんだろうけどねぇ。
けれど、頼れる仕事仲間は見つかった事だし、力が衰えている今でも充分に満喫できてるよ。
正直に言えば、今の時間の方が好きだね」
…ふーん。
そんなもんなのかね。
確かに、強大な力を有していると、戦い以前に何もかもがつまらなくなる。
そんな考えは、私と一致しているね。
ナーヴァと私は、やっぱり似たもの同士だったのかもしれない。
「…さーてと。高性能の加護貰えたし、早速実験してみようかな〜♪」
「実験材料にされるの早くないかな?
一応この世界における最強の加護で…って、人(竜だけど)の話を聞きやしないね」
実験に没頭する私の姿を、ナーヴァは呆れながら、けれども微笑ましそうに。
静かに見つめていたのだった。
書いててとても楽しかった。
次回はちゃんと本編投稿しますね
▽ 礼夢 はルビの使い方を覚えた!
(↑今更かよアホなの?)
そんなわけなので、今まで《》←コレ で誤魔化していた部分は後々修正していきます。