気まぐれで原初を育てたら溺愛されました   作:礼夢

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自問自答コーナー
Q.原初の悪魔は闇の大精霊から派生した、と原作の表記がありますが、何故卵なんですか?
それに何で[創造主]が所持していたんですか?

礼夢 ストーリーに都合が良かったからです。以上
(原作改変すみません)


story5

悪魔との共同生活をしてから2年の月日が経った。

時間の経過が早すぎるだろ、だって?私も思った。

このままでは一向にストーリーが進まない、って作者が嘆いていて…って、そんなメタい事は置いておこう。

ちなみにこの期間の中で、激しい喧嘩により5回家をリフォームしている。主にジョーヌとヴィオレの口論から発生した喧嘩である。

悪魔達は私に余程懐いたのか、ベッタリする事が多くなった

(ルージュ以外)。言葉の文末に♡が付いているように感じるくらい、それはもうベッタリと。

みんな、魔法の技術や戦闘レベルが初期の頃と比べると格段に上昇していて、たくましく成長してくれていた。

もう充分、元の世界に戻っても生き抜いていけるだろう。

悪い影響と言えば、上記の通りみんな甘えたがりになってしまった事くらいしかない。

(まぁ、特に深刻では無いし、放置でいっか)

と気楽に捉えてはいるのだが。

今では一緒に研究をしたり、討伐に出向いたり。

かけがえのない日々が続いていた。

ーだが、私が個人で行っていた研究で、分かった事がいくつかあった。

1つ目は、魔獣や竜の討伐依頼が減った事について。

理由は明確。この世界の人類が、反魔物対策のためのレベルを上げたからである。

主に防護結界等は大幅に改善され、魔物の侵入が無くなった。

人間は失敗して学ぶ生き物。この短期間で、よくここまでの結界を常時発動させられるレベルになったもんだ。

私が出る必要は無くなったみたいだし、もうこの地に用は無くなってきた。

そして、もう1つ。それは、ルージュ達の迎えの頃合いが近付いてきているのではないか、という事だ。

あくまで推定ではあるが、一定期間の転送の場合、時期的にそろそろではないかと、何となく感じていた。

「…ライム」

「あ、ノワール。どしたの?」

今頃は意地にでも寝かせている時間なんだけどな。

悪魔達の中でも特に私に懐いてくれているノワールの事だ。

どうしたんだろう?

「最近、遅くまで調べ物をしているようですが、どうかしたのですか?良かったら、手伝えたらと…」

…元の世界への帰還の時期が近付いている、というのはみんなには秘密にしている。ここは上手くはぐらかしとこう。

「あ〜、実は…」

ーそんな時。

ピロロロン、ピロロロン

「「!?」」

通信水晶に伝達が来た。そして、この音の鳴り方は…

(別次元からの干渉…!)

「ごめんねノワール、少し待ってて」

「は、はい」

嫌だなぁ、セールスとかオレオレ詐欺だったりしたら。

なんて馬鹿な事を考えつつ、通信に出る。

「はい、どうしました?」

別次元からの依頼も受け取れるようにしてたの、すっかり忘れてたな…

まぁ、知人は限られてるんだけど。

『おお、繋がったみたいだな。早速だが、依頼だ。

3日後、此方の世界で引き受けてもらいたい事がある』

人…の声なのだろうか?姿も見えないし(見ようと思えば以下略)判断付きがたい。

「あの〜、どちら様ですk」

『召喚は此方で手配しよう』

「人の話を聞こうとしちゃいない」

なんと強引なのでしょう。

(まぁ、でも…依頼を引き受けない道理は無いか)

この世界から離れるのに、丁度良い機会だしね。

「分かりました。引き受けまーす」

「ライム!?」

ノワールが驚いたような顔で此方を見てきている。

『良いのだな?一生をかけた契約になるかもしれんぞ?』

何それ聞いてない。問題無いけどさ。

「構いません。元々価値のない命ですし、自由気ままに生きているような者なので」

『…そうか。では、また』

そう端的に告げられ、通信は切られた。

(…いや、正体教えてくれないんかい!)

まぁ、どのみち分かる事だけど。

「…ライム…?」

「ああ、ごめんごめん」

改めてノワールに向き直る。不安そうな顔をしている。

無理もないか。

「聞いた通りだよ。私は3日後に旅立つ」

「そんな急に……いえ、ライムの事ですし、不思議では無いですね」

開き直ったように、ノワールは呟いた。

「私達の事を育てようと思ってくれたのも、気まぐれから、だったんでしょう?」

「…そうだね」

まさか、孵化するとは思わなかったけれども。

「…それに、丁度良いタイミングだと思ってね。

ノワール達の帰還の時期も、間もなくなんじゃないかって予想してたんだ」

「…確かに、ここ最近は元の世界との繋がりがより強く感じられるようになっていました」

自覚あったんかい!

「信じたく無かったんですよ。ライムと離れたくなくて、気付かないフリをしていました。

ですが…やはり、実現してしまうんですね」

寂しそうな顔をするノワール。

みんな思考は最早大人レベルに成長してはいるが、まだまだ心は幼いし、経験も浅い。

私はノワールの手に自分の手を片方添え、もう片方の手でそっと頭を撫でてやった。

「みんなには明日、私からきちんと話しておくよ。

先に不安がらせちゃって、ごめんね」

それだけ伝えて、部屋に戻るよう促した。

本当なら側に居てあげたいけど、猶予が3日後となると、片付けなければいけない仕事が山程あるのだ。

「…1つ、聞いても?」

「言える範囲のものならね」

プライバシーは流石の私にもあるさ。

「最後の別れ、にはならないですよね?」

「当たり前じゃん。私に不可能は無いんだから」

「…クフフ、そうですか」

ノワールはやや安心したようにそう微笑むと、部屋に戻っていった。

(みんなが次の段階に進んで行くんだ)

みんなの前で、格好悪いところなんて見せられない。

(自覚無しに見せてるかもしれないけど)

ー私も、遅れを取らないようにしなきゃな。

 

 




俺の信じられない言葉ランキング1位
「どこからでも切れます」

《追記》
再投稿多すぎてごめんなさい(_ _;)
見直してみると「なんか違ぁぁぁぁう!」ってなる。
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