ウルトラマンエターナル 〜神聖時間軸の守護神〜   作:マーベルウルトラ

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第21話を開いていただき、ありがとうございます。
アスガルドの防衛戦を最高のハッピーエンドで乗り越えた優斗たち。

しかし、ジェーンの体に眠るエーテル、深淵へと敗走したマレキスの残響を巡り、物語は次なる決戦の地へと動き出します 。どうぞお楽しみください ! 


第21話ロンドンの空へ

マレキス本隊が這う這うの体で深淵の闇へと敗走し、未曾有の危機を乗り越えたアスガルド王宮 。

 

ロキの紡いだ美しい四色の神聖ルーン結界のぬくもりによって、城下町には春の陽だまりのような穏やかな光が満ち溢れていた。

 

王宮の医療室では、ジェーンの体内のエーテルを優斗の創生光で完璧に安全に格納したことにより、彼女はすっかりと健康な状態で静かに目を覚ましていた 。

 

「あぁ……ソー……」

 

寝台の上でパチッと目を覚ましたジェーンが、愛おしそうにその名前を呼ぶ 。

 

すぐ隣でボロボロと大粒の涙を流して心配していた雷神ソーは、彼女の細い手をがっしりと握り締め、胸の奥から込み上げる感情を剥き出しにして喜んだ 。

 

「ジェーン! あぁ、ジェーン……本当に、本当によく無事でいてくれた……っ!!彼奴はジェーンを救ってくれた真中優斗だ」

 

二人が言葉にならない最深の愛おしい会話を交わし合う姿を、優しく見守っていた優斗は、そっとジェーンの身体を検査した瞬間、その端正な眉をわずかにひそめた 。

 

(──あぁ、よかった。エーテルの暴走は完璧に眠らせることができた。ベッドで休めばジェーンさんの体力自体はしっかりと回復していくはず。

 

でも……ストーンの強大な力に生命力を吸われて、ジェーンさんの身体自体は著しく弱ってしまっている。それに……)

 

絶対神としての精密な創生回路が、ジェーンの細胞の奥底で静かに生まれ始めていた、極めて小さな「癌の芽」を確実に探知していた 。

 

未来の彼女の命を無慈悲に奪うことになる残酷な病の因果──それが、この時期すでに彼女の肉体を蝕み始めていたのだ 。

 

優斗はスッ……と優しい手つきでジェーンへと手をかざした 。

 

優斗の手のひらから湧き出した無限のぬくもりを宿した白金色の創生グリッター粒子とフル・ムーンエタニティが、ジェーンの衣服を優しく透過して肉体の深層へと滑らかに流れ込んでいく 。

 

未来の彼女の命を無慈悲に奪うはずだった残酷な病の因果である極小の癌細胞に光が触れた刹那、パチパチと薪がはぜるような清らかな鈴の音とともに根こそぎ優しく融かし消し去り、細胞の隅々まで健全な生命力で上書きしていった 。

 

「うん、これで大丈夫。未来の悪い病気の原因は、僕の光で完全に消しておいたからね」

 

優斗はいつもの等身大の優しい笑顔を浮かべると、寝台の前のジェーンを見つめて、丁寧に、優しく語りかけた 。

 

「ジェーンさん。エーテルに生命力を吸われて君の身体自体はすごく弱っているから、今は無理に動かさず、このアスガルドの最高の医療室でフリッガさんたちとゆっくり休んでほしいんだ。

 

……そして、マレキスとの戦いが終わった後に、君の身体をちゃんと癒やしてくれる僕の友の元へと、連れて行ってもいいかな?」

 

そのどこまでも強制せず、一人の女性科学者としての意思をリスペクトしてくれた優斗の過保護なぬくもりを前に、ジェーンは深い安堵の笑顔を浮かべた 。

「ええ……真中さん。貴方にすべてをお任せします」

ヘラの和解から始まり、母フリッガの命を護り、いままた愛するジェーンの未来の残酷な運命まで先回りで融かし去ってくれた少年の優しさに、雷神ソーの魂が激しく打ち震えた 。

 

金色の双眸から熱い涙を止めどなく溢れさせ、ムジョルニアをがっしりと握り直したまま優斗の細い肩を壊さんばかりに力強く抱きしめ、戦士としての、一人の男としての最大級の敬意と愛を込めて叫んだ!

 

「アスガルドを何度も救い、母上やジェーンまで救ってくれようとしている真中優斗……お前は俺の恩人だ! これからは『ソーさん』ではなく『ソー』と呼んでくれ! 俺も、お前を『優斗』と呼んでいいか……っ!?」

 

「あはは、うん。よろしくね、ソー」

 

優斗は照れくさそうに笑いながら、友としての熱い誓いをその胸へと刻み込んだ 。

 

そして優斗は、医療室の入り口に佇んでいたオーディン, フリッガ、ロキ、そしてヘラたちの元へと歩み寄り、これ以上ないほど頼もしい今後の防衛布陣の提案を投げかけた 。

 

「ヘラはここに残ってくれるかい? まだ身体が弱っているジェーンさんの護衛の為にも、フリッガさんと一緒に王宮を護ってほしいんだ。──その代わり、ロキ君は僕たちと一緒に地球(ミッドガルド)へ来てくれ。周りに危害が及ばないよう、アスガルドを美しい結界で助けたように、僕たちのいる地球も一緒に守ってほしいんだ」

 

 

「此方は任せておけ。愚弟たちを頼んだぞ」

 

優斗から「美しい四色マーブルの結界の力が必要なんだ」と名指しで最高の信頼を託され 、ロキが優斗が自分に頼った事に驚きに言葉を詰まらせていると、心の底から和解したばかりの優しい母フリッガが、ロキの肩へそっと手を添えて慈愛の最高の笑顔を浮かべた 。

 

「ロキ、行ってきなさい。あなたのその精密で優しい魔術は、もう王宮の地下牢に閉じ込めておくにはあまりにも大きくて気高いものです。……真中さんを、兄を助けてあげてください」

 

さらに、隣に立つ厳格なる主神オーディンも、グングニルを大理石の床へガシィィィンと構え直しながら、隻眼に不器用な親の愛を滾らせて重々しく言葉を重ねた 。

 

「……行ってこい、ロキ。真のアスガルドの第二王子としての力を、今度はミッドガルドの地で示してくるのだ。それが終わった時お前は更に成長するだろう」

 

大好きな父上と母上から、己の精密な魔術の力を認められた上で「行ってきなさい」と最高の愛で送り出されたロキは

 

あまりの幸福に深く深く気恥ずかしくなり、耳の裏まで真っ赤に染め上げた 。

 

けれど、胸の奥から込み上げる嬉しさをどうしても隠しきれずに瞳をわずかに潤ませながら、最高の素直な笑顔を浮かべた 。

 

長い指先で気恥ずかしそうに髪を払い、嬉しそうに胸を張る 。

 

「──フン……父上も母上も、簡単に言ってくださる。……仕方のない人だね、真中優斗。君たちの愛する星とやらが、僕の精密な多色結界なしでは秒速で塵に還されてしまうというのなら……、アスガルドの第二王子として、直々に手を貸してあげようじゃないか」

 

そのロキの気恥ずかしくも最高に嬉しそうな素直な横顔を見つめ、側に固まっていた女戦士シフやウォーリアーズ・スリー、そしてヴァルキリー部隊たちの精鋭メンバー全員が、一斉に目を見張り、深く感心して顔を見合わせた 。

 

シフがふっと凛々しい表情を優しく緩ませてぽつりと零す 。

 

「……本当に、ロキは変わられたな。かつてはあのように、家族の前で素直に笑うことなどなかったというのに」

 

かつては常に歪んだ嫉妬で周囲を拒絶していた王子が 、真の意味でアスガルド族と本物の家族、そして国全体の信頼を得た最高の瞬間であった 。

 

優斗はサークルアームズを静かに持ちながら、全員を見据えて冷静に問いかけた 。

 

「ありがとう。……それじゃあ旅立つ前に一つ確認したいんだ。誰か、奴が来た場所を知っているかい?」

 

すべてを見通す琥珀色の双眸を持つヘイムダルが、重々しく言葉を紡ぎ出した 。

 

「──光の巨神真中優斗とソー王子。奴らの船そのものは我が眼にも映らぬ。だが、奴らの敗走先なら最初から決まっている。

 

私はその次元の裂け目を、その娘ジェーンが地球から姿を消して私の眼から一瞬だけ見えなくなったあの最初の歪みの時からずっと知っているのだ」

 

ヘイムダルは大剣ホーフンドを握り直し、確かな予兆を告げた 。

 

「ミッドガルドのロンドンと呼ばれる地に生まれたあの空間の裂け目は、九つの世界が直列する影響で今もなお急速に拡大を続けている。マレキスが次に向かうのは、その裂け目の中心である地球のロンドンをおいて他にはない」

 

ヘイムダルの言葉に全員が緊迫の表情を浮かべるなか、優斗は不敵に、けれど最高に頼もしい等身大の笑顔で、これからの確実なロードマップをソーたちへと話していった。

 

「なるほどね。……よし、それじゃあ方針は決まりだ。そしてマレキスを倒したら、ジェーンさんからエーテルを取り出そう。

 

奴らをロンドンの地で完全に一網打尽にしたその後に、僕の創生光でジェーンさんの身体に一切の負担をかけずに、エーテルを綺麗に抽出するよ。

 

さあ、僕たちの愛する人々のいる地球へ戻ろう!」

 

「あぁ、頼むぞ、優斗!」

 

ソーが力強く頷き、新たに得た友と、生まれ変わった魔術の神ロキを乗せた新章のタイムラインが、

 

地球のロンドンへの転移直前の高まりを見せたその瞬間、大斧をがっしりと握り直したヴォルスタッグやファンドラルたちウォーリアーズ・スリーが、ロキの前に一歩進み出た。

 

彼らは不敵に、けれどその瞳に確かな戦友としての親愛を滾らせて言葉をかける 。

 

「ロキ第二王子。貴方のあの精密で美しい四色の結界、シフたちから聞いてな。確かに俺たちも、お前があの国中から大喝采を浴びる姿を見て完璧に信用した 。

 

だがな、今度はミッドガルド(地球)の過酷な戦場だ! ──あの美しい奇跡の魔術を、俺たちの目の前でもう一度見せてくれよ、アスガルドの第二王子殿下! 」

 

ただ「信用した」で終わらせず、戦友として「お前の最高の晴れ舞台を、特等席でもう一度俺たちに見せてみろ!」と発破をかけるウォーリアーズたちの最高に熱いエール。

 

そんな彼らの不器用な信頼の言葉を正面から浴びたロキは、無視や余計な事をするだけのひねくれ者ではなかった 。

 

ロキはフン……と流麗に髪を払い、不敵な、けれどどこか最高に頼もしい笑顔を浮かべて言い放った 。

 

「──フン、相変わらず騒がしい野蛮人たちだね。言われずとも、私は出来ることをするだけだ。君たちが私の精密なルーン結界のなかで、満足に大斧を振り回せるだけの場所は確保してあげるよ 」

 

かつての孤独や嫉妬の嘘をすべてかなぐり捨て、「私は出来ることをするだけだ」と静かに言い放つロキの圧倒的な精神的成長の果実 。これにはフリッガやオーディンたちも誇らしげに目を細め、アスガルドの最強の精鋭たちが、お互いを本気で信頼し合って地球のロンドンへと直接大直行する最高のチームが結成された 。

 

──ビシィィィンッ!!!

 

ヘイムダルの引いたビフレストの虹の橋のまばゆい烈光が、空間を力ずくで引き裂く爆速で地球の大気圏へと大突入する 。

 

激しい光の残響とともに、ロンドンの広大な廃ビルの大広場へと音を立てて直接降臨を果たしたのは、優斗、ソー、ロキ、そしてウォーリアーズ・スリーとシフの精鋭たちであった 。

 

優斗が着ているのは、泥のついた農作業服の上から、漆黒の美しく輝く戦闘ジャケットをカチッと纏い、ジッパーを上まで滑らせて力を完璧に隠蔽した。

そのジャケットの隙間から覗く泥付きのつなぎと長靴のアンバランスな頼もしさを先頭に、不滅の神々がロンドンの大地へと重厚に着地する 。

 

虹の橋の焼き跡が残るそのロンドンの街並みに突如として現れた異形の神々の姿に、周囲に居合わせた一般の地球人──ロンドン市民たちは、スマホを掲げながら次々と目を見張った!

 

「おい見ろ、あれは……っ! 一昨年のニューヨークの、あの雷の神様(ソー)だろ!?」

 

「待て、その隣にいるのは……あのニューヨークを襲った偽りの神ロキか!?」

 

一瞬だけ市民の間に怯えが走るが、ロキが今回の防衛戦で覚醒させたあの「澄み切った気高き魔術の神のぬくもり」の色彩を宿して凛と佇む姿を見て

 

民衆は「いや、違う……あの時の冷たい奴とは、何かが根本的に違うぞ……っ!?」と、その一変した気高い気配を感じていく 。

 

ロキはそんな街からの大歓声を背に受けながら、気恥ずかしそうに誇らしげに見つめ、心の中で「頼んだぞ兄上」と呟くのだった 。

 

そこは、上下左右の因果が融け崩れる、異次元の多重重力空間であった 。

 

一歩歩くたびに床のコンクリートから靴がふわりと浮き上がり、かと思えば次の瞬間には数倍の重力がギチギチと肩にのしかかってくるような、地球の物理法則が完全にバグを起こした特殊な空間 。

 

ビルの奥底では、誰かが置き去りにしていった数トンの巨大なコンテナトラックや乗用車が、まるで水槽に浮かぶ発泡スチロールのように、上下を逆さまにして天井近くの空中へとプカプカと無音で浮遊している圧倒的な異質さであった。

 

床に転がっていたレンガの破片や空き缶が、空中に浮かび上がった時、スッ……と空間の目に見えない歪みへと吸い込まれて一瞬で消失し、その数秒後、何十メートルも離れた別の壁の空間から、パシィン……と清らかな音を立ててポロッと逆さまに降って戻ってくる。

 

初めて地球の近代文明を目にして目を白黒させていたウォーリアーズ・スリー(ヴォルスタッグたち)は、この重力と時空のバグを目の当たりにしてさらに大混乱を起こしていた !

 

「──って、おいソー、真中優斗!! 何だこのミッドガルドの奇妙な赤い箱(二階建てバス)は!? なぜあの巨大な鉄の塊が、馬もなしに爆速で道路を走っているんだ!?」

 

「真中優斗、お前の星の民はみんな片手に小さな光る板(スマホ)を持って、俺たちを怯えるでもなく覗き込んでいるぞ! 何なんだこの異様な空気は……っ!?」

 

道路を走るバスやビル群、そして自分たちをパシャパシャと撮影するロンドン市民たちの姿に、ウォーリアーズ・スリーはオロオロと困惑していた。

 

そんな初めての地球文明に目を白黒させている脳筋な戦友たちを見つめ、優斗は長靴を履いたまま、照れくさそうに頭を掻きながらいつもの等身大の優しい笑顔で笑った 。

 

「あはは、みんな。あれはバスっていう乗り物で、あっちの光る板はスマートフォンっていう機械だよ。アスガルドも楽しいけれど、僕たちのいる地球もなかなか凄いでしょ? さあ、マレキスの本隊を迎撃するために、作戦会議を始めよう!」

 

優斗は廃ビルの床に落ちていた瓦礫を空中へふわりと浮かべながら、これからの作戦を静かに告げた 。

 

「マレキスが狙っているのは、この次元の裂け目の中心であるここグリニッジから、エーテルの暗黒物質を全次元へと解き放ち、宇宙のすべてを闇に還すことだ 。

 

だから、奴らがこの裂け目の真上へ現れたその瞬間、僕が真っ正面からマレキス本隊の全能力をサークルアームズでホールドして引き留める。その間に、ロキ。君のあの『青・金・緑・オレンジの美しい四色マーブルの結界』の力で、このロンドンの街と一般市民たちのいる空間を完璧に包み込んでほしいんだ。そうすれば、僕たちの放つ衝撃波で地球が1ミリも傷つくことはないからね」

 

ロキは

 

「フン、異星の地でまで私の精密な魔術を宛てにされるとはね。いいだろう、完璧に護ってあげるよ」と、長い指先で気恥ずかしそうに髪を払いながら、最高に誇らしげな笑顔を浮かべた。

 

ソーやウォーリアーズたちも優斗の言葉に一瞬で戦士の顔へと戻り、

 

「よし、俺たちは優斗の背中を護り、襲い来るダーク・エルフの残党を力ずくで叩き伏せるだけだな!」と、かつてないほど熱く武器をがっしりと構え直した 。

 

作戦会議が完璧に共有された、まさにその刹那であった 。

 

──バリバリバリバリッ!!!

 

ロンドン中の大気が悲鳴を上げるような凄まじいノイズとともに、グリニッジの曇り空の因果がメリメリと激しく引き裂かれた !

 

空間透過を完全に解除し、黒い雲を真っ二つに割りながら、ロンドンの街を見下ろすように堂々と大降臨を果たしたのは、十字型の形状をした、あのマレキスの漆黒の巨大宇宙船の本隊であった !

 

船内の奥底から、お守りの光に四肢を焼き焦がされた激痛に身を悶えさせ、真中優斗へのトラウマの怨念を隻眼に滾らせた長マレキスが、地球のすべてを闇へ還さんと最悪の侵略の波動を撒き散らす 。

 

その悍ましい気配を肌で感じ取ったその瞬間、アスガルド神族たちの闘志が極限の臨界突破を迎えた !

 

今だけは使えるソーは左右の両腕から迸る神聖な雷をムジョルニアの柄へとギチギチと軋ませながら、怒髪天を突く凄まじい風格で空を睨みつけて咆哮した !

 

「マレキス……っ! 今度は逃がさんぞ、この地球の地でお前の暗黒の野望ごと、俺の雷で完全に叩き伏せてくれるわ!!」

 

その兄の真横、ふんわりと青・金・緑・オレンジの美しい四色マーブルの結界魔術をその両手からロンドンの街全域へとバリバリと少しづつ展開し始めながら、ロキが端正な顔にこれ以上ない冷徹で美しい最高の笑顔を浮かべて言い放った !

 

「──フン、同感だね兄上。私たちの最愛の母上を殺そうとしたやつだ。この私が、アスガルドの第二王子として、ただの一匹たりとも生きて宇宙へ逃がす気はないよ」

 

二人の兄弟、大斧を構えて吠えるウォーリアーズたちの決意を背負い、優斗が長靴の足元で静かにロンドンの大地を踏み締めながらサークルアームズをがっしりと構え直した 。

 

瞳の奥に、かつて数々の邪神たちを暗黒次元でねじ伏せてきたあの本物の戦神の威圧感を一瞬だけ鋭く走らせ、絶対的な安心感を以て微笑む 。

 

「マレキス……君の好きにはさせないよ。さあ、みんな、僕たちの力で、この世界の愛おしい人々を殺そうとする化け物を倒そう!」

青白い雷光と、美しき四色のマーブル烈光がロンドンの大空を包み込み、マレキス本隊との正面大激突へ向けて動き出した──。




第21話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

ジェーンの残酷な運命を先回りで融かし去り、ソーと優斗が真の親友となった瞬間、そしてロキ第二王子が国中の信頼を背に地球へ同行する姿を描かせていただきました 。

前話の後書きでも触れた通り、ここから物語は正史とは少しずつ離れ、この世界線だけの独自の軌道へと進んでいきます 。

ロンドンの空へ迫り来るマレキスの巨大宇宙船。光と雷と四色のマーブル烈光が交錯する次なる正面大激突を、どうぞお楽しみに!
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