ウルトラマンエターナル 〜神聖時間軸の守護神〜 作:マーベルウルトラ
『ヒカリの星』の開拓から、少し時が経ち──ロケットたちが『ヒカリの星』へと全員で移住を果たす様子をどうぞ最後までお楽しみください!
それから少し時が経ち──
地殻の合間からエタニティコアの清らかな光と全てを吞み込む闇の力がオーロラのように美しく溢れ出す、地球の何十倍、何百倍もの大きさを誇る超巨大神話惑星『ヒカリの星』の地上には、見違えるほど豊かで美しい、文明と大自然が調和したユートピアが広がっていた 。
星の地上には、肌が緑色で耳のとがっている宇宙人たちやザンダー開拓団、 そして元実験体たちが熱心に力を合わせて建てた美しい近代的な建物が整然と立ち並んでいた 。
エタニティコアの地殻から溢れ出る結晶オーラが、近代的な白銀の建物の壁面に反射して極彩色のプリズムを放つなか、その周囲にどこまでも広がる広大な野原には、父ケンゴが愛した『ルルイエ』をはじめとする、様々な美しい宇宙の花々が色とりどりに花弁を広げ、キラキラと風に優しく揺れて咲き誇っていたのだった 。
かつては宇宙で身を隠し、迫害を恐れて生きてきた緑色の宇宙人たちも、この「もう自分たちを偽る事なく暮らせる星」で他種族と共に自分たちの新たな故郷だと、これまでにないほど熱心に、希望に目を輝かせて毎日を不鬱(おだやか)に暮らしていたのだった 。
優斗は完成した星を見て、これ以上ないほど温かい最高の笑顔で見つめていた 。
「みんな、新しい星が完成したよ本当にありがとう! 建物も綺麗だし、野原のルルイエの花もとっても美しく咲いたね。
……よし、できたから、僕は、約束通りザンダー星で待ってくれているロケットたちを迎えに行ってくるね! 星のことは、みんなに任せたよ!」
駆け寄ってきた元実験体の子供たちの頭を優しく撫でながら、優斗が優しい最高の笑顔で告げると、緑色の宇宙人や子供たちが「優斗様、どうかご安心してお迎えに行ってきてください!」と最高の笑顔で見送る。
優斗は白銀の巨大宇宙船に一人静かに座ると、全自動航行システムのレバーを豪快に弾いたのだった 。
白銀の宇宙船は急上昇し、音速を遥かに超えて一瞬で大気圏を抜き、無限の暗闇が広がる宇宙へと一閃の光の如く全速力でワープ発進を完了していった。
その頃、惑星ザンダーの広大な宇宙船停留所では
優斗の「準備が出来たら絶対に迎えに来るね」という約束を待ち、自分たちの荷物や移住の段取りを完璧に整え終えたロケット、ライラ、 そして屈強な戦士エリック親子たちや他多数が、いつでも出発出来るようにしていたのだった 。
そこへ、ポートの上空がパシィィィンッと、まばゆい光が現れ空を切り裂き、まばゆく清らかな結晶光の残響と共に、優斗の乗る『白銀の特製宇宙船』が来た!
白銀船のハッチがシューゥゥンと開き、優斗がタラップを降りると、待ち侘びていたロケットが、フサフサの耳をピクピクとさせながら!
「──おう、優斗! 此方の準備は出来た! 開拓が終わったんだろ! さあ、みんなをあのお前が統べるエタニティコアの光と、宇宙の花が咲き誇る星へ、行くぞ!」
隣にいたライラも優しく微笑みながら、優斗の手を包み込んだ。
「優斗、早く迎えに来てくれたのね、ありがとう。あなたに治してもらったこの体も、もうすっかり万全よ」
一歩後ろに控えていた戦士エリック親子も、優斗の前へと居住まいを正して頭を垂れ、神への魂の最深の忠誠を捧げたのだった 。
「はい、神よ。我らも貴方様をお護りする最強の盾となる準備は万端です。あの美しき光の星へ、直ちにお供いたします
合流を果たした優斗たちは、ロケットたちの荷物や移住の段取りをし白銀船、 そして移住用の大型宇宙船を連れ。
二隻の特製船は星々の光を背に浴びながら、【並走】して全速力で駆けていく。
そうして宇宙の闇を爆走し、ワームホールを抜け──『ヒカリの星』へロケット達を連れ帰ってきた。
ポートへと二隻の船が滑らかに着陸し、ハッチがシューゥゥンと全自動でオープンされる 。
タラップを降り、地殻の合間からエタニティコアの光と闇の力がオーロラのように美しく溢れ、白銀の近代的な建物が立ち並び、野原にはルルイエをはじめとする様々な花が咲き誇るその光景を目にした瞬間
かつてハイ・エボリューショナリーの実験体としてこの星ので虐げられていたロケットは、双眸を潤ませながらぶっきらぼうに叫んだのだった !
「──おいおい、嘘だろ優斗……ッ! ここがあの星だとは思えねえぞ……っ!!」
ライラも優しい笑顔を浮かべてロケットの手をそっと握りしめ、涙を溢れさせた 。
「ええ、本当ね、ロケット……。まるで夢を見ているみたい。優斗、この星をこんなに美しい場所に生まれ変わらせてくれて、本当にありがとう!」
すると、一緒に船を降りてまばゆい野原をピョンピョンと大はしゃぎで跳ね回っていたウサギのフロア、 ゆっくり歩きながら嬉しそうにしていたセイウチのティーフスたちの身体から、パチパチパシィィィンッと清らかな結晶粒子の輝きが自然に溢れ出したのだった!
優斗から分け与えられていたウルトラマンの力が、この星のエタニティコアの莫大なエネルギーと自然にシンクロしたことで、彼女たちの眠っていたウルトラ超能力が覚醒したのだった !
フロアが跳ねるたびに念力を発動させたりやライラのヒーリングの癒しの力が周囲を優しく包み込み、ティーフスが「うわあぁ、なんだか身体がすっごくポカポカするよ!」と大きな牙を揺らして笑うたびに、バリアの強度や光線の威力が自然と何倍にも増幅されていく 。
ロケットは自分のフサフサの手のひらと仲間たちの姿を見つめ、目を爛々と輝かせて大はしゃぎで叫んだのだった!
「──おい優斗! なんだか、この星にいるといつも以上に【自然と力が湧いてくる】!
ほら見ろ、フロアやティーフスが試しにちょっとバリアを張ったり念力を使ってみたら、強度も精度もいつもよりハネ上がってやがる! 俺やライラも上がってるかもしれねえな」
自分たちを偽る事なく暮らせるこの星で、熱心に新たな故郷を作っていた肌が緑色の宇宙人たちやザンダー開拓団、元実験体の子供たちがうやうやしく頭を下げて出迎えてくれるなか、優斗は、嬉しそうに微笑みながら、その不思議な現象を教えあげたのだった 。
「あはは、ロケット、フロアもティーフスも気づいてくれたんだね!
この星は、僕が星の命を繋ぎ止めるためにエタニティコアの力を注ぎ込んだから、みんなに分け与えてある僕の力が、星のエネルギーと自然にシンクロして何倍にも強くなるようになってるんだ。僕も想定してなかったけど
……だからね、みんなが少しこの星の生活に慣れたら、星をみんなに任せてもいいかな? 僕は地球で調べたいことがあるんだ。さっき地球の上空にいた時にね、どうしても気になる不穏な闇の気配を感じたんだよ。誰かがストーンを使っているのか、それともあのクトーンの闇の力なのか……少し詳しく調べてみたいんだ」
トニーたちアベンジャーズへ向けた「少し分かったらちゃんとみんなに話すね」という約束を果たすため、地球へと戻る静かなる覚悟を告げた優斗 。
これを聞いたロケットは、ニヤリと不敵に笑顔を浮かべ、全幅の信頼をその瞳に宿して、仲間として胸をドンと力強く叩いたのだった !
「──へっ、そういうことなら許可してやるぜ優斗!
お前がその光の巨神として他の星を助けるんだ、この最高の星の留守は俺様たちに完璧に任せておけ! 」
戦士エリックも「神よ、我らもこの星の絶対の盾となり、貴方様のご帰還をお待ちしております」と最最深の忠誠を宿して頭を垂れる 。
優斗が「うん、みんな、ありがとう! 任せたよ!」と最高のスマイルを浮かべ、仲間とのとの温かい絆の光跡をエタニティコアの星の光の中に美しく残して幕を閉じるのだった──
第39話をお読みいただき、ありがとうございました!
ザンダー星でロケットたちと大合流を果たし、エタニティコアの光溢れ、父ケンゴの愛した『ルルイエ』の花々が美しく咲き誇る『ヒカリの星』へと移住を果たす完結を描かせていただきました 。
『コスミック・ネクサス編』がこれに完結を迎えましたので、次回からは数話の【『アイアンマン3』】の投稿がスタートします。
お楽しみにお待ちいただければ幸いです!