仮面ライダーギーツ、呪術世界を征く   作:緑茶美味しい

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まぁた性懲りもなくクロスオーバーですよ…
でも最近ギーツ見返したから熱が!!!金ちゃんだって熱は大事って言ってましたもん!!


始動Ⅰ『お狐様、呪術界に立つ!』

何処か浮遊感のある感覚を覚えながら、今日も目を覚ます。

 

一日働いて、食って、寝るだけの日々。

こんな生き方をしたかったわけではないのに。

 

「…は?」

 

そんな憂鬱な思考を持って目を覚ました俺の目に飛び込んできたのはいつもの景色ではなく、見たことのないカラフルな天井であった。

 

「何処だよ…ここ」

 

はっきりとしない思考を纏めるために一度目を擦り、部屋全体を見回す。

 

子供用の勉強机、その上に置かれた地球儀、壁に張り出された世界地図。

何処からどう見ても、自身の識る部屋とは様相が違い過ぎた。

 

「一体全体何が起きてるってんだ…」

 

そう言いながら俺は、勉強机の方に向かう。

すると勉強机の上に何やら書き置きが残してあった。

 

「これは…?」

 

俺は書き置きの内容に目を通す事にした。現状手掛かりが無さすぎる。

 

『おはよう、起き抜けに申し訳ない、君は転生した。

急に言われて混乱しているだろうから説明する、君は日頃の過労と不摂生が祟り、心臓発作を起こしたのだ。

 

だが、君を好意的に思っていた神がいてね、その神が君に力の一部を再現して譲渡、その後その世界に転生させたのだ。

 

因みに君が転生した世界は「呪術廻戦」と呼ばれる、君の前世に存在していた漫画に近い世界である。

 

危険がある世界だから、どうか頑張って生き抜いてほしい。』

 

なるほど…先ずは俺を転生させてくれた神様に感謝を、だが…呪術廻戦!?危なすぎる世界代表じゃねぇか!?何故そこを選んだ!?

 

……まぁ、なってしまったものは…しょうがない。

切り替えて行こう。

 

ところで神様の力の一部とは…?

 

その様な事を考えている俺の目の前にホログラムを纏って黄色と黒の配色をしたボックスが現れる。

 

「こ…これは!?」

 

そう、俺はその箱に見覚えがあった。『仮面ライダーギーツ』という番組で登場した、変身アイテム及びコアIDを入れてあるボックスである。

 

「……コレが、俺を転生させた神様の力の一部…つまりその神様って…」

 

いやいや、まぁ…この話は深く考えないようにしよう…そうしよう。

 

「とりあえず開けるか…」

 

一体どのライダーのIDコアなのか…そもそも既存のライダーなのか…

 

そう考えて内心ビビりながら開けた箱の中に入っていた物は

 

「デザイアドライバーと…ギーツの…IDコア……」

 

仮面ライダーギーツの主人公『浮世英寿』が変身する、『仮面ライダーギーツ』のIDコアであった。

 

「あまり信じられないが、確定だな…」

 

俺を転生させた神様…その正体は…

 

「とりあえず試すか…っと?」

 

デザイアドライバーとIDコアを受け取った俺の横に新たにボックスが現れる。それは変身強化アイテム『レイズバックル』が入っている箱であった。

 

「親切だな」

 

思わず笑いが漏れてしまった。とりあえず開けるとしよう。

 

「マグナムバックルと…ブーストバックルか」

 

基本の2つだな、しかし…ブーストバックルは一度使うと無くなる仕様だったはず…暫くは封印だな。

 

「とりあえず、初変身と行きますか…!」

 

一応断っておくが、この家には俺以外の人間は居ないらしい。貯金等も億近くあったし、借金等も無いことが家の捜索で判明した。

 

つまり気兼ねなく変身できるというワケである。

 

俺は鏡の前に立つ。

 

デザイアドライバー

 

「おぉ…!!巻き付いた!…よし!」

 

俺はマグナムバックルを右のスロットに装填する。

 

SET

 

BGMが流れる。

 

「変身!」

 

俺はマグナムバックルのシリンダー部分を回し、トリガーを押し込む。

 

するとマグナムバックルから赤い拳銃の弾の様なものが飛び出てくる。そして俺の横に現れた『MAGNUM』の文字のホログラムを破壊して、粉砕された文字がアーマーへと変化する。

 

アーマーが俺を包んだ黒の素体に装着される。

 

MAGNUM

 

READY FIGHT

 

「おおおっ!!?」

 

俺の姿はテレビでよく見ていたヒーロー、仮面ライダーギーツの姿そのものであった。

 

「本当に変身できるなんて…!!」

 

だがいつまでも変身しているワケにはいかない。一度変身を解除する。

 

「おお、解除ってこんな感じなのか…」

 

こうして俺の初変身は終わりを迎えた。

 

ーーーーー

 

にしても、呪術廻戦の世界だよな…今の時期はいつだ…?

正直虎杖世代が始まっているのなら、ほぼ詰みだ。

 

そう考えて俺はカレンダーを確認する。現在は…

 

「っしゃあ!!!オラァッ!」

 

現在は2006年4月!!懐玉・玉折編だ!!

 

「ならとりあえず…呪霊を探して戦闘経験を積もう…!!今はまだ戦闘経験が無さすぎるからな…」

 

俺は外に出た。

 

ーーーーー

 

「やっぱり想像通り、見えるなぁ〜…呪霊」

 

俺は初戦闘の場として、神社を選んだ。理由は…風情だ。

 

そこら辺の建物にうようよ居る。だがあまり大きいのは居ないみたいだ。蠅頭と見るからに弱いであろう呪霊のみ。

 

「ま、丁度いいかな」

 

現在は深夜2時、人の気配はない。

俺はデザイアドライバーを装着、マグナムバックルを装填する。

 

SET

 

形から入ろうかな。

 

俺は腕を軽く回し、フィンガースナップをする。

 

「変身!!」

 

MAGNUM

 

READY FIGHT

 

「さぁ…ここからがハイライトだ!」

 

俺は呪霊三匹に向けて駆け出す。

奴らも気づいたが、どうやら大きめの呪霊以外はビビって逃げようとしているみたいだ。

 

「そうはさせない」

 

MAGNUM SHOOTER 40X

 

俺は銃型の武器、『マグナムシューター40X』を召喚し逃げようとしている呪霊2匹を狙撃する。

 

『ギギィッ!?』

 

『オカ゛ァサンオドォサンンンン゛ゥンン…』

 

バシュンッ!!という音と同時に片方に命中したが、もう片方は咄嗟に避けることに成功したらしい。

 

「やっぱり呪霊は、気味が悪いな!」

 

俺は背後から近づく唯一逃走を図らなかった大きめの呪霊に裏拳を入れて、銃弾を2発撃ち込む。

 

『ガッ!ギィ!!』

 

バンバン!!という激しい音と共に吹き飛ばされた呪霊だが、その目の殺意は衰えず、此方を見据えている。

 

「かなりガッツのある呪霊だな。なら…」

 

俺はマグナムシューター40Xのレバーを引く。

 

BULLET CHARGE

 

「さぁ…終わりだ!」

 

俺はマグナムシューターの引き金を引きながら、周囲の呪霊を巻き込み連射を放つ。

 

『ガァッ!?』

 

『ビギィィィ!!』

 

『オガァザンンンン…!!』

 

ドンドンドンッ!!という音と共に呪霊に2発ずつ弾が直撃、粉のように崩壊していった。

 

「ふぅ…俺の勝ちだな」

 

ーーーーー

 

初戦闘だったが、思ったより動けた。変身した後、このマスク内部に表示される戦闘サポート画面のおかげだ。

 

「…!!」

 

変身を解除する直前、ガサガサと、戦闘をしていた神社の裏手から何者かが近づいてくる。

 

「アンタ……誰?」

 

その声の方向に顔を向けると、白髪でサングラスをかけた青年が立っていた。間違いない、五条悟だ。

何故このような所へ…?

 

「なぁ、聞いてんだけど?答えねぇってことは呪霊か?」

 

おっと不味い、早く答えよう。

 

「ああ、すまない。少し考え事をしていた」

 

「考え事ぉ?俺から見るとこんなとこに佇んでる狐の仮面を被った男なんて不審者でしかないんだけど?」

 

「フッ…随分な物言いだな、君は?」

 

本当に随分な物言いだ、俺じゃなかったらキレててもおかしくないぞ…

 

「人の名前を尋ねるときは自分からでしょ?義務教育受けてる?」

 

やっべ、俺もキレそう!

 

「…俺の名はギーツ。仮面ライダーギーツだ」

 

「はぁ?絶対に偽名じゃん…まぁいいや。俺は五条悟、ここに出現した呪霊を祓いに来たんだけど…」

 

「呪霊なら俺がもう倒した、仕事を奪ったようですまないな」

 

「いや別に楽できるからいーんだけどさぁ、でも…一級呪霊を倒した未登録の術師は…放っておけないよなぁ!!」

 

そう言うと五条は何らかの力場…恐らく術式順転『蒼』、ソレを俺の周囲に3つ作り出した。

 

アレ一級呪霊だったのかよ!?

 

「おっと!?」

 

俺は体を引きちぎられるのを防ぐため、そのうち1つの力場に態と体を預け、巻き込まれる形を取る。

 

「はっ!!巻き込まれたな!!四肢が使えなくなったオマエに詳しい事を聞いてやるよっ!!」

 

俺は力場直前に近づき、収束によって加速した状態でドライバーを弄る。

 

『REVOLVE ON』

 

体全体が広がり、回転する。リボルブオンってこんな感覚かぁ…なんか不思議!

 

リボルブオンの回転と加速したスピードによって順転の力場周囲を回転、そのまま後方に吹き飛び逃げる。

 

「はぁ!?体が上下入れ替わったぁ!?なんだそのヘンテコ術式!?」

 

「痛て……」

 

流石に背中から地面に着地したから衝撃が…いてぇ…

 

「全く…!せっかちな男だなっ!」

 

俺はリボルブオンによって右側になった空きスロットにバックルを差し込む…そう、ブーストバックルだ。

 

SET

 

俺はブーストバックルのハンドルを捻る。

 

DUAL ON

 

GET READY FOR BOOST & MAGNUM

 

READY FIGHT

 

「姿が変わった!?」

 

驚く五条を尻目に俺は、ブーストバックルのハンドルを2度回し、マグナムバックルを操作する。

 

BOOST TIME

 

壮大な音楽が鳴り響く。

 

「何する気だ…?」

 

警戒している五条に必殺を撃ち込む!!

 

MAGNUM BOOST GRAND VICTORY

 

「ハァァァ!!!」

 

俺は呼び出したブーストライカーから飛び降り、蹴りを叩き込む…が、恐らく無下限によって届きはしないだろう。だから…!!

 

ーーーーー三人称Side

 

「すっげぇ威力!!!でもやっぱり…俺には効かないんだなぁ!!」

 

そう言って五条は煙が晴れたその先を見る。

そこには…ギーツは居なかった。

 

「はぁ!?クッソ!逃げられたぁ!!!目くらましかよぉ!!?」

 

そんな事を叫ぶ五条に、飛ぶ鳥は声を返した。

 

『アホ〜〜〜!!』

 

ーーーーーギーツSide

 

「はぁ…危なかったなあ…」

 

あんなところに五条が現れるとはなぁ…

でも正直俺も高専に入りたいし…次会ったらコミュニケーションとってみるか。襲われなきゃ…だけど

 

始まったばかりの俺の第二の人生、先はまだまだ長そうだ。




評価や感想、お気に入り登録等をしていただけると作者は泣いてスライディング土下座をかましながら喜びますので、何卒よろしくお願いいたします!!
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