D.Gray-man ― DEALT HAND ― 作:からし明太子
翌朝。
黒の教団本部の食堂で、俺は久しぶりにまともな朝食を取っていた。
焼いたパンに卵、薄めのスープ。それに、どういうわけか異様に苦いコーヒー。
長期任務の途中では、食べられる時に食べられるものを口へ入れるのが基本になる。硬い保存食だけで一日を済ませたこともあれば、野宿の火で適当に炙った肉が夕食だったこともある。
そう考えれば、温かい料理が決まった時間に出てくるだけで十分ありがたい。
「……苦いな」
「砂糖入れれば?」
向かいに座っていたリナリーが言った。
「コーヒーに砂糖入れると負けた気がする」
「何と戦ってるの?」
「分からない」
自分でも分からなかった。
リナリーが呆れたように笑う。
昨日帰ってきたばかりなのだから、今日くらいは休んでもいいと思うのだが、朝から既にコムイから追加の報告書を渡されている。
書いた。
提出した。
終わった。
そう思っていた。
ところが、
『この地域で確認したAKUMAについて、もう少し詳しく書いてほしいな』
などと言われた。
昨日提出した報告書だけでも、それなりの枚数があったはずなのだが。
「やっぱり師匠方式が正しいんじゃないかと思えてきた」
「クロス元帥方式?」
「報告書を書かずに逃げる」
「駄目よ」
「即答だな」
「ジークまでクロス元帥みたいになったら困るもの」
俺はカップを口元まで持ち上げたまま止まった。
「……俺、そこまで信用ない?」
「借金を他人に押しつけるところは似てきてると思う」
「誤解だ。俺は自分の借金を押しつけたことはない」
「クロス元帥の借金を押しつけてるんでしょう?」
「俺のじゃないんだから当然だろ」
「もう、そういうところ」
何が悪いのか分からない。
師匠が勝手に作った借金を弟子が払う道理などない。
アレンにも昔から何度も教えてきた。
クロス・マリアンから金銭関係の紙を渡された時には、その場で中身を確認しろ、と。
もっとも、アレンは妙なところで素直だから、最初の頃は何度か引っかかっていたが。
「そういえば」
リナリーがパンをちぎりながら顔を上げた。
「昨日言ってた弟弟子さん、今日来るの?」
「予定通りなら、今日か明日くらいだと思う」
「名前、アレンだったよね」
「ああ」
「ジークより年下?」
「年下。十五歳だったかな」
「じゃあ私とそんなに変わらないんだ」
「そうだな」
答えながら、昔の姿を思い出した。
クロスが連れてきた頃のアレンは、今よりずっと小さかった。
髪は既に白く、左腕も異質で、何より人の顔をまともに見ようとしなかった。
俺自身、あの頃はどう接すれば正解なのか分からなかった。
だから食事だけ置いた。
声を掛ける時も、必要以上には踏み込まなかった。
それでも少しずつ話すようになり、旅の途中では隣を歩くのが当たり前になった。
アレンが笑うようになった時のことも覚えている。
ポーカーで初めて俺から一枚取った時だった気がする。
……そこを思い出すと、教育方針を間違えたような気もする。
「どんな子なの?」
昨日も似たことを聞かれた。
「礼儀正しい」
「うん」
「よく食う」
「それも聞いた」
「意外と負けず嫌い」
「へえ」
「あと、カードをやらせると財布の中身全部持ってかれるから気をつけろ」
リナリーが瞬いた。
「ジークが教えたんじゃないの?」
「……まあ」
「何を教えてるの?」
「生きていくための技術だ」
「絶対違うと思う」
否定できなくもない。
ただ、旅をする以上、金は必要だ。
クロスの弟子をやっていればなおさら。
「それに」
俺はパンを一口食べてから続けた。
「俺ほどじゃない」
「何が?」
「カードの腕はな」
リナリーがじっとこちらを見た。
「……伯爵に勝ったっていう噂、本当なの?」
「朝から嫌な話をするな」
「今、すごく自然に話逸らしたよね?」
「気のせいだ」
「ジーク」
「コーヒー冷めるぞ」
「ジーク?」
そこへ。
突然、本部内へ警報音が響いた。
耳を刺すような甲高い音に、食堂の空気が一瞬で変わる。
談笑していた団員たちが立ち上がり、食器が鳴った。
俺も反射的に腰のカードケースへ手を置く。
「何?」
リナリーも立ち上がった。
次いで、廊下の向こうから誰かの叫び声。
「正門で異常反応!」
「AKUMAか!?」
「侵入者だ!」
椅子を引く音が重なる。
俺は食堂の入口へ向かいながら眉を寄せた。
こんな朝から本部へAKUMAが正面突破?
いくらなんでも雑すぎる。
それに――。
嫌な予感がする。
昨日から続いている、妙な胸騒ぎ。
「リナリー」
「うん」
「門だな」
二人で走った。
◇
黒の教団本部の正門付近は、既にちょっとした騒ぎになっていた。
守衛。
団員。
駆けつけた科学班。
そして、その中心。
「だから違います!」
聞き覚えのある声。
俺の足が止まった。
人だかりの向こう。
大きな旅行鞄。
白い髪。
頬に浮かぶ赤い逆さ五芒星。
左腕を覆う手袋。
肩の近くを飛ぶ、小さな金色のゴーレム。
間違えようがない。
「……本当に来た」
思わず呟いた。
リナリーが俺を見た。
「あの子?」
「ああ」
アレン・ウォーカー。
随分背が伸びた。
顔つきも以前より大人びている。
それでも、焦った時に少し眉尻が下がるところは変わらない。
アレンの周囲では団員たちが警戒している。
「門がAKUMA反応を示した!」
「僕はAKUMAじゃありません!」
「だったらその反応は何だ!」
「これは――!」
アレンが困ったように自分の左目へ触れる。
なるほど。
原因はそれか。
マナの呪い。
普通の人間にはないものを抱えているのだから、教団の防御機構が妙な反応をしても不思議ではない。
原作でも、確かこんな流れだった。
ぼんやりそう思った時。
人垣の向こうから、黒い影が飛び出した。
「――!」
刀。
神田。
六幻の刃が、真っ直ぐアレンへ向かう。
「ちょ――」
声を上げるより先に、アレンが反応した。
旅行鞄を放り出し、左腕で刃を受ける。
金属音。
火花。
刃が止まった。
「何するんですか!」
「黙れ」
「説明もなしに斬りかかっておいて黙れはないでしょう!」
「門が反応した。なら斬る」
「話聞いてくださいよ!」
……懐かしいな。
いや。
懐かしがってる場合じゃない。
神田がもう一度六幻を振るう。
アレンが下がる。
俺はため息をついた。
「♣2」
腰からカードを一枚抜く。
クラブの2。
指で弾く。
カードが二人の間へ飛んだ。
次の瞬間。
「《チェンジ》」
視界が切り替わる。
俺はカードのあった場所へ移動し、代わりにカードが自分のいた場所へ現れた。
神田の刀を、手袋越しに横から押し止める。
「そこまでだ」
神田の眉間に皺が寄った。
「どけ、ヴァイス」
「朝から物騒だな、お前」
「そいつからAKUMA反応が出てる」
「知ってるよ」
背後から息を呑む気配。
アレンが俺を見る。
一瞬。
驚いたように目を見開いた。
「……ジークさん?」
久しぶりに聞いた。
その呼び方。
少しだけ胸の奥が軽くなる。
「よう」
振り返る。
ちゃんと生きている。
知っていた。
来ることも。
ここで死なないことも。
それでも、実際に顔を見るまでどこか落ち着かなかった。
「久しぶりだな、アレン」
「ジークさん!」
表情が一気に緩んだ。
その反応が、昔のアレンと重なる。
俺も自然と笑っていた。
「背ぇ伸びたな」
「ジークさんこそ……って、いつ戻ったんですか?」
「昨日だ」
「昨日!?」
「ああ」
「僕、クロス師匠から何も――」
「師匠がお前に俺の予定を伝えると思うか?」
アレンが黙った。
数秒後。
「……思いません」
「だろ」
師弟揃って、よく分かっている。
そこで神田が六幻を引いた。
「知り合いか」
「昨日話した弟弟子だよ」
俺が答える。
神田がアレンを見る。
次に俺を見る。
そして明らかに嫌そうな顔をした。
「またクロスの弟子かよ」
「その言い方やめろ」
「お前で十分面倒なんだが」
「アレンは俺よりまともだ」
「ジークさん、それ褒めてます?」
「あぁ、褒めてる褒めてる」
たぶん。
リナリーがようやく人垣を抜けてきた。
「神田!」
まずそちらを睨む。
「いきなり斬りかからないで!」
「門が反応した」
「だからって!」
いつもの二人。
アレンは少し驚いている。
「ジークさん、この人……」
「神田ユウ。愛想は悪いけど悪い奴じゃない」
「余計なこと言うな」
「ほら、愛想悪いだろ」
「殺すぞ」
「初対面の弟弟子の前で兄弟子を殺そうとするなよ」
リナリーが呆れたように息を吐いた。
周囲にも少しずつ緊張が解けていく。
けれど、門の反応については説明が必要だ。
俺はアレンの左目を見る。
「呪いか?」
アレンが僅かに目を伏せた。
「たぶんそうだと思います」
「そっちまで反応拾うのか。面倒だな、この門」
「門に文句言うな」
神田が言う。
「お前は門の味方なの?」
俺が返すと、リナリーが小さく吹き出した。
アレンも笑った。
その笑顔を見て。
俺は一瞬だけ、昔の姿を思い出した。
何も食べなかった子供。
死んだような顔で俯いていた少年。
今は、自分の足でここまで来た。
クロスのところを離れ。
一人で。
黒の教団まで。
「……よく来たな」
気づけば口にしていた。
アレンが瞬く。
「え?」
「何でもない」
「今、何か言いませんでした?」
「聞こえてたなら聞くな」
「相変わらずですね」
少し嬉しそうに言う。
「お前もな」
◇
騒ぎが一段落した後、俺たちはアレンを連れて本部内部へ向かった。
リナリーが案内役。
俺はその隣。
アレンは物珍しそうに周囲を見ながら歩いている。
ティムキャンピーは相変わらずアレンの周りを飛んでいた。
「ティムも久しぶり」
指を出すと、ティムがこちらへ飛んできて頭へぶつかった。
「痛っ」
そのまま髪を噛む。
「こら、やめろ!」
「ティム、ジークさんのこと覚えてるみたいですね」
「覚え方がこれか!?」
アレンが笑う。
リナリーがティムを珍しそうに見ていた。
「その子、ゴーレム?」
「はい。ティムキャンピーです」
「クロス師匠のだよ」
俺が補足する。
「正確には師匠がアレンに持たせてる」
「元帥のゴーレムなんだ」
リナリーが近づくと、ティムが彼女の周囲を一周した。
「可愛い」
「見た目だけはな」
俺が言うと、ティムがこちらを向く。
「冗談だ」
噛まれる前に訂正した。
アレンが不思議そうに本部を見回している。
「ジークさんは、いつもここにいるんですか?」
「まさか」
「ですよね」
「何で即答なんだよ」
「ジークさんもクロス師匠と同じで、じっとしてないでしょう?」
「一緒にするな。俺は数ヶ月に一回は帰る」
リナリーが横から、
「手紙は三ヶ月来なかったけど」
と差し込む。
アレンが俺を見る。
「ジークさん……」
「その目やめろ」
「僕には『連絡はちゃんとしろ』って言ってましたよね?」
「……そうだったかな」
「言ってました」
「昔の話だろ」
「数年前ですよ」
何故、再会して早々説教されているのか。
兄弟子としての威厳が消えていく。
「アレン君」
リナリーが楽しそうに笑う。
「ジークの昔の話、後で聞かせて」
「もちろんです」
「おい」
アレンまで笑う。
……まあ、いい。
こうして笑っているなら。
◇
コムイの執務室。
「初めまして、アレン・ウォーカー君!」
「初めまして」
アレンは丁寧に頭を下げた。
コムイは昨日俺へ見せた推薦状を持っている。
「クロス元帥から推薦状は受け取っているよ。長旅、大変だったでしょう」
「いえ」
「それと――」
コムイが俺を見る。
「ジーク君の弟弟子だって聞いてびっくりしたよ」
「俺が先に弟子になっただけだけどな」
アレンがこちらを見る。
「先に、っていうには結構長いですよね」
「そうか?」
「僕がクロス師匠のところに来る前からいたでしょう」
「まあな」
コムイが興味深そうな顔をした。
「どれくらい前から?」
「師匠がマナとアレンを――」
そこまで言いかけて、止めた。
アレンの表情がほんの少し変わったからだ。
マナ。
今でも簡単に触れていい名前ではない。
「……昔からだよ」
言い直す。
コムイも何かを察したのか、それ以上追及しなかった。
「なるほどね」
推薦状へ視線を戻す。
「それじゃあ、まず正式な登録と検査を済ませようか」
「はい」
「リナリー、案内お願いできる?」
「もちろん」
「ジーク君は?」
「俺?」
嫌な予感。
「アレン君の知り合いなら、一緒にいてあげれば?」
「別に子供じゃないぞ、こいつ」
「でも初めての本部だよ?」
アレンが言う。
「僕は大丈夫ですよ」
「ほら」
「ジークさんは報告書がありますし」
「……何で知ってる?」
「さっきリナリーさんが」
裏切り者。
リナリーを見ると、にこりと笑われた。
「ちゃんと書いてね」
「はいはい」
コムイまで笑っている。
この教団には俺の味方が少ない気がする。
アレンたちが部屋を出ようとしたところで、俺はふと思い出した。
「アレン」
「はい?」
「師匠は?」
アレンの足が止まった。
「……分かりません」
「やっぱりか」
「僕も探してるんですけど」
「推薦状だけ寄越して本人は消えた?」
「はい」
「通常運転だな」
「通常運転ですね」
師弟二人でため息をつく。
コムイが、
「クロス元帥ってそんな感じなの?」
と聞いた。
俺とアレンは同時に答えた。
「もっと酷い」
一瞬。
顔を見合わせる。
アレンが吹き出した。
俺も笑った。
◇
その日の夕方。
追加の報告書を片づけて食堂へ行くと、アレンは既に山のような皿を前に座っていた。
「……相変わらずだな」
俺は立ち止まった。
皿。
皿。
皿。
積み上がっている。
リナリーが向かいに座っている。
「ジーク!」
「これ全部アレンが?」
「はい」
アレンが普通に答える。
「旅の途中でちゃんと食ってたのか?」
「食べてましたよ」
「絶対足りてなかっただろ」
「そんなことないです」
「じゃあ何で到着初日に食堂の在庫を減らしてんだ」
「大袈裟ですよ」
厨房の方から、
「追加できたぞ!」
と声。
まだ食うのか。
俺は向かいの空いている席へ座った。
「ジークさんは?」
「もう取ってきた」
「少なくないですか?」
「お前基準で考えるな」
食事を始める。
昨日まではリナリーと二人だった席に、今日はアレンがいる。
ほんの一人増えただけなのに、妙に賑やかに感じた。
「そうだ」
アレンが食べながら言う。
「ジークさん」
「何」
「カード、まだやってます?」
「イノセンスか?」
「そっちじゃなくて」
嫌な笑顔。
俺も意味を理解する。
「……あぁ、そっちか?」
「はい」
リナリーが顔を上げる。
「やるの?」
アレン:
「久しぶりに」
俺:
「いいけど」
アレンの笑顔が少し深くなる。
「今度は勝ちますよ」
「言うようになったな」
「昔とは違いますから」
「誰に教わったと思ってる?」
「先生を越えるのが弟子ですよ」
「それクロス師匠にも言えるのか?」
アレンの表情が消えた。
「……カードの話にしましょう」
「賢明だ」
リナリーが笑っている。
「私も見たい」
「やめた方がいいぞ」
「どうして?」
俺はアレンを指差した。
「こいつ、人から容赦なく巻き上げるから」
「ジークさんにだけは言われたくありません!」
「俺は節度がある」
「相手が賭けるものなくなったら借用書出させた人が?」
リナリーがゆっくり俺を見る。
しまった。
「……アレン」
「はい?」
「兄弟子を売ったな?」
「事実を話しただけです」
「リナリー、違う。あれは相手がまだやるって言うから」
「ジーク?」
「……」
逃げ道がなくなった。
こういう時に限って、使えるクラブの2は腰にある。
一瞬、本気で《チェンジ》して逃げようか考えた。
さすがにやめた。
「詳しく聞かせてもらおうかな」
「食後でいい?」
「うん」
「……長くなりそうだな」
アレンが楽しそうに食事を続けている。
こいつ。
昔より性格悪くなってないか?
誰の影響だ。
……考えたくない。
◇
夜。
自室へ戻った後も、しばらく眠れなかった。
ベッドに横になり、天井を見る。
本部の中は静かだった。
昼間の騒がしさが嘘のようだ。
アレンが来た。
予定通り。
原作通り。
教団へ到着し、神田と揉め、本部の仲間たちと出会った。
ここまでは、俺が知る物語から大きく外れていない。
それなら、この後も。
マテール。
ララ。
巻き戻しの街。
ロード。
クロウリー。
スーマン。
方舟。
次々と記憶が蘇る。
「……」
右目の眼帯へ触れた。
知っている。
それは強みのはずだ。
危険を避けられる。
未来を変えられるかもしれない。
けれど同時に。
知っているからこそ、怖い。
前世で読んでいた時は、ページをめくれば次があった。
誰が生きるか。
誰が死ぬか。
どんな結末になるか。
少なくとも、そこまで描かれた出来事には答えがあった。
今は違う。
アレンが俺と再会して笑った。
リナリーが隣で笑っていた。
神田は相変わらず不機嫌だった。
全員、生きている。
漫画の登場人物ではない。
明日になれば腹が減るし、怪我をすれば血が出る。
死ねば――戻らない。
「……面倒だな」
小さく呟く。
何が面倒なのか、自分でも分かっている。
もう俺は、
『原作だから』
という理由だけで、この先を眺めていられない。
それでも。
全部を変えようなどとも思えなかった。
俺が一つ手を出したことで、もっと悪い未来になる可能性だってある。
原作知識があることと、未来の全てを知っていることは同じではない。
「……まあ」
目を閉じる。
「今考えても仕方ないか」
数日後には、アレンにも最初の任務が下る。
そこから先は。
その時、考えればいい。
少なくとも今日は。
弟弟子が無事にここへ着いた。
それだけで十分だった。
そう思うと、ようやく少し眠気が来た。
意識が落ちる直前。
ふと、昼間のアレンの言葉を思い出した。
『今度は勝ちますよ』
「……十年早い」
誰も聞いていない部屋で呟いて、俺は目を閉じた。
翌日。
ポーカーでアレンから財布の中身を全部巻き上げることになるのだが――。
それはまた、別の話だ。