銀狼を開拓したい転生者の話 作:ザンディク・ワン・クワバラ
名前 : (虚無に呑まれた為抹消)
出身地 :■■■(虚無に呑まれた為抹消)
所属運命:虚無(一部記憶の利用あり)
詳細 :転生という特殊な経歴で産まれた為、受精卵の状態から既に自滅者となっていた稀有な個体。ただし虚無という運命に独自の解釈を持っていた為他の自滅者と違って記憶や認識、肉体等を自然と失っていく速度が極めて遅い。ただし扱う能力は本来非存在が扱うモノの為、使えば使う程に自らを削る諸刃の剣でもあった。
力を使い過ぎた結果自滅の末路を通り過ぎて世界から消されるレベルとなった。しかし前世の記憶を特別な状態で保存しているので自分の存在を保ち続けた。その結果世界的には既に居ない非存在なのに、未だに存在し続けるバグのようなモノとなった。言い方を悪くすれば便器の下にこびりついてるシミみたいな感じ。仮に戦闘時間五分を過ぎた場合、誰にも認識されない幽霊の様になる。物には触れないし何かの影響を与える事も出来ない、風すら起きない。この状態になると覗きとかし放題だけど俺くんには良識があるのでそんな事はしない。0時を回ると干渉可能になる。1日に許された戦闘などの強い影響を与える行為が五分に制限されているので、極論ナヌークの上でタップダンスとかしてても五分経つと幽霊化する。何日使わなかったから何分までいけるぜ!とかにはならない。
扱う能力は虚無への同化、吸収である。触れた相手を虚無に呑み込む、心に入り込んだ相手を同化する、ゼロ次元への捻じ切りなどで物理的に虚無に送る。無の世界へと相手を送る事を虚無の祝福と呼んでいるが、普通に生きている人間からすれば存在の消滅なので到底理解は出来ない事。
ゼロ次元への捻じ切り(以下ワームと呼称)は基本能力にして通常攻撃であり、連発は可能だしサイズも可変。その気になれば繁殖の使令くらいまで大きく出来る。これに対抗出来るのは運命の加護を強く受けている者か次元攻撃への耐性を持つ者のみなので大半の相手には不可避の必殺技となり、中途半端に運命の加護を受けていたりするとなまじ抵抗出来てしまう為に雑巾絞りにされる。自分以外の瞬間移動にもこれを使っているが、相手を消す為に使わないので耐性持ちが許可しているのなら一緒に飛ぶ事が可能。本人だけなら無制限ワープだけで良い。
同化能力は相手と自分を一つにするモノであり、対象は生物だろうがエネルギーだろうが情報だろうが構わない。吸収する事で相手と同一能力を獲得出来るので、ルアン・メェイの作り出した繁殖の使令とか吸収すると自分をいっぱい分裂させたり出来る。やらないけど。吸収したエネルギーは自由に扱えるので、そのまま跳ね返したり器の修復に利用したりする。
普通に殺傷能力の高い攻撃も出来るので、なんか手のひらから雷撃出したり絶対零度の冷気を出して対象を凍結させたりも出来るしバリアも貼れる。空間対象で次元攻撃をする筈のワームを変形させてドーナツ型にして、切断特化の攻撃とかも出来たりする……何で変形出来んの?
自分と相手を一部同化させ、相手の攻撃を増幅させたりも出来る。けれど虚無の力はワープとかワーム一つ使うとか強くない相手の同化とかを除けば非存在だから許されてる様な力なので、当然使う度に色々を失う。記憶で保護された前世の記憶も例外では無く、今世で失えるモノが無くなれば当然そちらを消費する事になる。
虚無の能力とは別に、極めて高い武術を扱える。基本対人戦は無敵であり大多数も問題無い。受けた力を流して返す、自らの放つ力を増幅する、デコピンでビルを真っ二つにする、空気の面を捉えて走る等出来る。やってる事は流転操力の拡大解釈。更には刃物を持てば斬る事に特化して、当たってない相手も斬れる。もう概念操作の領域。
物理的な攻撃には無敵、エネルギー的な攻撃は吸収出来るとなれば一見無敵に見えるが、当然自分より技量が上の相手の攻撃などは捌けないし、鉄墓の攻撃とか星神クラスの攻撃は吸収出来ない。そしてそれとは別に概念系とか持ち出されると普通に負ける。BLEACHで例えるならエネルギー放出チャンバラしてた虚圏編とか迄の最強キャラなんだけど、滅却師が概念バトル持ち出してきて対抗出来ないみたいな感じ。
かつて共に戦った戦友達、立ちはだかった強敵宿敵達、その他の一般人(一般人ではない)達、それら全てを覚えておくと心に刻んだ。普通に忘れた。虚無の影響は強く、無気力で無感動、やりたい事も無ければやる事も無くなった彼は前世を懐かしむようにゲームにハマった。たまたま銀狼と繋がりが出来たお陰で銀狼とえっちしたいという目標を持つに至る。尚ヘタレなので押しが弱い。僕の方が先に好きだったのに!と言うタイプの雑魚。
その出自、扱う能力からⅨに大変好かれており虚無エネルギードパドパのドパガキである。普通の奴なら秒で塵も残らず消えてる。仮に俺くんを認知する事が出来る勢力が居たのなら「最も虚無を体現する男」「Ⅸの代行者」「虚無の尖兵」とか言われる。アッハは「虚無の申し子」と呼んだ。地味に脚本に書かれない性質から開拓者の様に運命の改変を可能としてる。そんな事をしようとすれば、場合によっては黄泉とかと敵対するのでやらないけど。
俺くんは今世の記憶をほぼ全て喪失している為、前世に近しい視点を持っている。なので今この世界で生きていると言うよりはVRでゲームをしている感覚が近い。人生をゲームと考えてる銀狼と、画面越しにゲームしている感覚の俺くんは似ているようで少し違う。
扱う虚無の能力として、ある代償を支払えばそれなりの奇跡を起こせる。
俺くんと他者の評価
風焔→:機会があれば殺す
黄泉→:頭おかしい。現状下手に運命に関わっては居ないので敵対する理由は無い
乱破→:心友
ポ →:愉快な人ですねぇ
花火→:君、仮面の下に顔無いでしょ
アグライア→:人間性を失ってる時の自分と似てる
ヒアンシー→:癒すべき心の傷を負っているのに、既に手に負えない手遅れの状態
キャストリス→:なんか親近感を少し感じるのが何とも言えない
アナイクス→:何故生徒でも無いのに律儀にアナクサゴラス先生と呼んでくるのです?
モーディス→:デカすぎて固定資産税かかりそうだな!と人の筋肉を見て言うのは何なんだ?
ファイノン→:え、僕のセンスがおかしいって……服がカッコイイって意味だよね?
サフェル→:居心地の良い膝、頭と顎以外触ったら殺す
トリスビアス→:君も知らない事は結構多いんだね。授業してあげようか?
トリビー達→:もっとオモチャだして、喉乾いたらジュース頂戴!
ケリュドラ→:最悪貴様の器とやらに相乗り出来ないか?
セイレンス→:私の歌がそんなに気に入ったか……?
キュレネ→:貴方の知る物語も、面白い物が沢山ね
エリオ→:テルミヌスに認知されてない、何こいつ怖
銀狼→:貴重なゲーム友達にして詰みの盤面をひっくり返せる切り札。ヒモとして強過ぎるのが悩み。悔しいけどご飯は美味しいし甘やかされると蕩けそうになる……ムカつくな。ご都合ハッピーエンド作成舞台装置、でも自分のゲームは自分でクリアするので、使うとしたら他の人の為
アッハ→:一回仮面を送った事がある。濃すぎる虚無の影響か仮面は消滅した。
???→:私のモノ。また一緒にゲームしよう?
風焔←:お前白髪鬼だったりしねぇか?
黄泉←:あ、ども黄泉さん……俺無害なんで、全然気にしないでもろて。泥でも啜って生きてくんで!
乱破←:かなり好きの上澄み。下手したら巡海レンジャーより先に助け出して一緒にハチャメチャしてたまである
ポ ←:登場初期から好きなキャラ
花火←:なんか雑に扱っても良い気がしてる。それはそれとして服装がえっち。火花の方が好き。
アグライア←:純美のイドリラのビジュ知ってから三割増しくらいで美人に見えてる。ライコス……お前、そういう趣味か?
ヒアンシー←:お前ジョジョの主人公張れるだろ
キャストリス←:素の衣装ほぼ包帯だけでやばない?ボリュシアの方が好き
アナイクス←:別れが連続でやってくるオンパロスで一番衝撃受けた。好き放題して高笑いしながら去っていくのすげぇよ。あと何処が文弱な学者だ
モーディス←:お前を嫌いな男いるんか?ってくらいカッコイイよ
ファイノン←:一緒に開拓するって言ったじゃん!!
サフェル←:基本的に全部好きなんだけど、服装えっちすぎんか?あと尻尾の付けてトントンしていい?ダメ?そっかぁ。
トリスビアス←:実装されてたらお財布焦土作戦されてた。こんなお姉さん近所にいたら性癖壊れるで
トリビー達←:また、あちた。は普通に泣いた。お姉さん力もう少し発揮されてたらお財布焦土作戦されてた
ケリュドラ←:もしオンパロスに産まれてたらケリュドラの左腕として生きて死ぬ時は一緒に逝くレベルで好き。欲を言えばもう少し胸が薄くても良かったのでは?と思ってる。そんな事言ったら殺されるので言わないけど
セイレンス←:下品なんですが……下品なんでやめときますね。列車のロビーに流す曲はセイレンスの鼻歌のアレにしてる
キュレネ←:どう見たって儚いだろ!明日にはもう会えなさそうだろ!エリュシオンに行ってももう遺体すら残ってなさそうだろ!もう貴女とは会えないんだから、儚いって……儚いだろ!あと多分履いて無いだろ。少女版キュレネ実装まだ?
エリオ←:身体は猫を求めてる。猫吸いとかさせてくれません?ダメ?そっかぁ。
銀狼←:好き、えっち、可愛い、いっぱいちゅき(IQ3)
アッハ←:君も銀狼好き?良いよね、銀狼……
???←:は?そっちの俺はヤるまでいったの?羨ましすぎるだろ!
「ねぇ、少し聞いてみたいんだけどさ」
ある日の事。たまたまそういう気分だったからと言うだけではあるが、彼を住まわせている部屋で一緒にゲームをしていた時の事。
私はソファーで寝転びながらゲームをして、彼は珍しく娯楽小説を読んでいた。普段はゲームをしているが、プレイ時間を見るに私ほどやり続けている訳では無いらしい。ならば当然ゲームをしていない時があるのもおかしくはないのだが、何だか少し不思議に思えた。
「何? スリーサイズが知りたい? それとも今履いてるパンツの色?」
「いや、興味無いんだけど」
「じゃあナナシビトのヴェルト・ヨウの人生?」
「逆になんで知ってるの? そんな事」
「まぁ彼ほどの男の事を知らない奴は俺らの中じゃ少ないって言うか……」
「その俺らの括りに入るのは誰なの?」
「一般人」
どうしてただの一般人の多くがヴェルト・ヨウの人生を知ってるんだ。
「じゃあ……好きな人とか? えー、流石にそれは言えないかなぁ」
「聞いてないから」
顔を赤くしてチラチラ見ないで。
「で、聞きたい事って?」
彼の言動は、一緒にゲームをしている時ならば愉快に思えるけれど、普段の生活で言われると普通にうざったい。本当に嫌になる前にはやめるので下手に文句を言えないのが何だかムカつく。
「あくまで、これは仮になんだけど。もし私がホタルのロストエントロピー症候群を何とかしてって言ったら、あなたには出来る?」
一緒に活動をしている星核ハンターの仲間達には、当然それなりに情がある。刃にはさっさと手を治して一緒にゲームをして欲しいし、ホタルも好きにお洒落をして自由に出歩いて欲しい。他人の選択に口を出す権利なんて無いけれど、そんな普通を求めたって良い筈だ。
仮に出来ると言われても、ホタルはそれを望まないだろう事も分かっている。それでも、聞いてみたくなった。
「出来る」
「出来るんだ」
彼については未だに分からない事も多い。虚無の使令である事は分かっていても、戦っている姿を見て理解出来たのは特別な力を使わなくても強いという事だけ。
医者でも無ければ科学者でも無い彼に、ロストエントロピー症候群を何とか出来るのか。
「ま、当然代償はいるけどね」
「それはどんな代償?」
「『silverwolf』さんは一つ、切り札を失う」
彼がホタルを救い、私の持っている切り札が失われる。ならばその切り札とは『とんぬら』に他ならないだろう。自死か、消滅か……ともあれ、それ程の代償を支払う事で可能となる奇跡。
「まぁホタルがそれを望むとは思わないから、あくまで可能性の話だけどね」
そう。ホタルは垂らされた救いの糸に縋り付く様な子ではない。自らを待ち受ける運命があるとして、逃げずに立ち向かう様な強い子だ。だからただの可能性の話。
「それに、万が一ホタルに助けを求められたとして、俺はホタルの為に自分を使うつもりは無い。俺が俺を使うとしたら、銀狼の為になる事だけだな」
もしくはオンパロスの為、と小声で付け加えた。
「その気持ちはありがたいけど、私は自分の力でゲームをクリアするから」
「だろうな」
私の為に自分の命を使う、か。どうしてそこまで言えるのか分からなかった。私が生命線となってはいるが、それはお互いにとってのメリットがあるからこの関係に収まっている。にも拘らずそう言い切ってみせる理由は、一体何なのか。
依存とも、崇拝とも違う、狂気でも無い。言動がおかしいところはあるけれど、彼は一見すれば楽しそうに笑うし普通に生活している。しかしその本質は、何処までいっても虚無なのだ。
見ているようで何も見ていない、本当に面白いと感じているのかすら疑問、人の形を取った暗闇の様なナニカに感じる時もある。
アッハが与えた、都合の良いチートアイテムに感じる時もある。
「本読むの飽きたわ。ゲームしようぜ」
飽きるの早くない? やっぱり人の形した虚無じゃん。
まあ、それでも。
「ふふん、今回もボコボコにしてあげる」
ゲームしようぜの、その言葉だけは心地良かった。
俺くんの戦闘描写も出来たので設定開示会でした。ちなみに命を使って起こせる奇跡は人一人を助けるか死んだけど残留してるオンパロス組みたいな誰かを一人蘇生程度のものです。