ダンジョンに強敵を求めるのは間違っているだろうか 作:アイスクリームベリーベリー
華やかな祭りのために飾られていた大通りには、砕けた石畳や倒れた屋台が残されている。ギルドやガネーシャ・ファミリアの団員達が慌ただしく行き交う一方、市民達の間からは家族や友人との再会を喜ぶ声も聞こえ始めていた。
西区画の処理を終えたカイも、ようやく休めると思っていたのだが、黄昏の館へ戻るなり会議室へ呼び出された。
集まっているのはロキ・ファミリアの首脳陣と、今日の異変へ直接関わった者達だった。
「先に結論から言うで、あの花みたいな化け物。フレイヤが逃がした奴とちゃう」
椅子の背にもたれたロキが、いつになく真面目な顔で告げる。
フレイヤが怪物祭のモンスターを逃がした。そこまでは確定しているらしい。ならば今日の騒ぎは、あの女神が余計なことをしたせいで起きたそれで終わるはずだった。
けれど、あの花型だけは違う。
つまり、解き放たれたモンスターたちに紛れて、出所の分からない化け物が地上を歩き回っていたことになる。第五十一階層で現れた芋虫型といい、今回の花型といい、短い間に妙なものが立て続けに現れすぎている気がした。
「ティオネ。もう一度、特徴を頼む」
フィンに促され、ティオネ達が遭遇した怪物の特徴を順に挙げていく。
蛇のように長い胴体。花弁状の頭部。そして、レフィーヤの詠唱やアイズの〖エアリエル〗に強く反応していたこと。
「魔導士を狙ったというより、魔力そのものへ反応していたと考える方が自然だろうね」
「問題は、それがなぜ地上にいたのかだ」
「誰かが運び出したか、あるいは
「どちらも否定はできない」
「ただ、今は情報が少なすぎる。第五十一階層で遭遇した新種や女型と関係があるのかも含め、現時点では推測以上のことは言えない」
「なら、今は動きようがねぇってことか」
そう言って椅子の背もたれへ身体を預けた。
相手がどこにいるのかも、何を探せばいいのかも分からない。そんな状態で動いたところで、時間を無駄にするだけだ。
横から視線を感じて顔を向けると、ティオナが珍しいものを見るような顔をしていた。
「何だよ」
「いやぁ。カイなら『じゃあ探しに行こうぜ』って言うかと思って」
「何も分かってねぇのに、どこ探すんだよ」
「……正論だ」
その様子を横目に、フィンは小さく笑った。
「そういうことだ。残骸の調査はギルドとガネーシャ・ファミリアが進める。新しい情報が入るまでは、僕達も普段通りに動こう」
◇
会議が終わっても、すぐに部屋へ戻る気にはなれなかった。
外廊下へ出て手摺に身体を預ける。夜風に当たりながら眼下を見れば、オラリオにはいつもと変わらない灯りが広がっていた。
その中央では、白亜の巨塔バベルが夜空へ伸びている。
あれだけの騒ぎがあったというのに、遠くから見るといつも通りだ。
「分かんねぇことばっかだな」
「何が?」
誰に聞かせるでもなく呟くと不意に背後から声が返ってきた。
振り返れば、外廊下へ続く扉の前にアイズがいる。そのまま俺の隣まで歩いてくると、同じように街へ目を向けた。
「さっきの話だよ。結局、分かんねぇことばっかだなって」
「……うん。カイは、怖くない?」
「何が?」
「分からないもの」
「……まあ、多少は怖ぇよ」
少し考えてから答えた。
その返事が意外だったのか、アイズが僅かに目を見開いてこちらを見る。
「怖いんだ」
「俺を何だと思ってんだ」
「……あまり怖がらない人」
「なんだそりゃ」
アイズは冗談を言っているようには見えない。本気でそう思われていたらしい。
別に怖いものがないわけじゃない。
「分からねぇもんは警戒するだろ。何してくるか分からないんだから」
「でも、知りたい?」
「まあな。怖いから見ないってのも性に合わねぇし手掛かりが見つかったなら、自分の目で確かめたい」
その返答に隣でアイズが僅かに目を細める。
いつもの無表情からは分かりづらいが、その口元がほんの少しだけ緩んだのを、見逃さなかった。
「うん、私も知りたい」
何を知りたいのかまでは聞かなかった。アイズには昔から、強さとは別に何かを追い続けているところがある。それが何なのかは知らない。
話したくなれば、そのうち話すだろう。話したくないのなら、無理に聞き出す必要もない。
「調べに行くことになったら、一緒に行こう」
今度は、俺がアイズを見る番だった。向こうからそんなことを言ってくるのは、少し珍しい気がする。
けれど、返事を考える必要はなかった。
「当然だろ」
それで会話は途切れた。けれど、無理に言葉を続ける必要もなかった。
俺とアイズはそのまま肩を並べ、眼下に広がる夜のオラリオを静かに眺めていた。
◇
翌朝。
〖ゴブニュ・ファミリア〗の工房へ足を踏み入れると、朝から鉄を打つ音と熱気が満ちていた。
馴染みの鍛冶師の作業場へ向かい、真っ先に目に入ったものに足が止まる。
「……おお」
作業台の上には、修理を終えた〖ヴァレス〗が置かれていた。
腐食液にやられた穂先は綺麗に打ち直され、柄まで一度手を入れられている。手に取って軽く重心を確かめれば、それだけで借り物との違いが分かった。
重さも長さも、指へ返ってくる感触も考える必要がない。三年間使い続けてきた武器なのだから当然と言えば当然だが、手元へ戻ってくると妙に落ち着いた。
「2500万ヴァリス」
「高ぇな」
「第一級冒険者が扱う武器をほとんど大規模修繕したんだ。それでも抑えてる」
「分かってるけどさ」
普段そこまで金額には横着しないが、さすがに2500万ともなればたじろぐ。だが、やはりこの槍の方が手に馴染むし、いつまでも借り物を使い続けるわけにもいかない。必要経費だと思うしかなかった。
「まあ、直ったならいい、使えねぇ方が困るしな」
「お前も大概だな」
呆れたような言葉を聞き流し、代金を払い終えたところで少し離れた作業場へ目を向ける。
そこでは主神ゴブニュとアイズが話していた。どうやら彼女の方も相当な金額を請求されたらしく、請求書を手にしたまま固まっている。
「そっちはどうだった?」
「俺の方は2500万だった。 しばらくダンジョン潜って稼がねぇとな」
声を掛けながら近づく。
すると、アイズがゆっくりとこちらを向いた。
「……ずるい」
「何が?」
「私は4000万ヴァリスのした」
「高っ!」
「祭りで壊した代剣も入ってる」
それなら俺より高いのも納得がいく。むしろ、あれだけ派手に壊してその程度で済んだと考えるべきなのかもしれない。
アイズは請求書へ視線を落とし、ぽつりと呟いた。
「じゃが丸くん、しばらく食べられない」
「そこ基準なんだな」
「うん、死活問題」
真顔だった。
そのやり取りを見ていたゴブニュが、俺とアイズを交互に見比べてから深いため息を吐く。
「お前達は、本当に鍛冶屋泣かせだな」
そればかりは、否定できなかった。
「……ずるい。祭りで壊しちゃった代剣も合わせて4000万だって。じゃが丸君がしばらく食べれない」
ゴブニュ神はそんな俺たちを見比べ、深く息を吐いた。
「お前達は本当に鍛冶屋泣かせだな」
◇
黄昏の館へ戻る途中、ティオナとレフィーヤに出会った。
修繕費の話をすると、ティオナは面白いくらい目を丸くする。。
「うわー、たっかいねー! 〖あたしも
「私も、お邪魔じゃなければご一緒させてくださいっ」
「······うん、じゃあ、お願いするね」
アイズが頷くと、レフィーヤの顔が分かりやすく明るくなった。
ティオナも最初から行く気満々らしい。
「次の遠征までまだ時間あるし、ティオネたちも誘っていこうよ!」
「あー……なら俺、〖ディアンケヒト・ファミリア〗でポーション補充してくるわ。お前らもいるだろ?」
「いる! ハイ・ポーションいっぱい!」
「いっぱいじゃ分かんねぇよ」
「じゃあ……あるだけ沢山!」
「変わってねぇだろ」
横でレフィーヤが苦笑しながら必要な数を伝え、アイズもハイ・ポーションとマジック・ポーションを四本ずつ頼んでくる。
自分の分と合わせれば、それなりの量になる。
まあいい。
どうせ金を稼ぎに行くのだから、途中で治療代まで増やすよりは安い。
「じゃ、後でバベル前な」
「はーい! 遅れないでねー!」
「俺が買いに行くんだから、お前らが遅れんなよ」
背中越しに片手を上げ、そのまま〖ディアンケヒト・ファミリア〗へ向かった。
◇
「いらっしゃいませ」
〖ディアンケヒト・ファミリア〗の販売所へ入ると、聞き覚えのある声が飛んできた。
受付に立っていたのは、腰まで伸びた銀髪の少女――アミッド・テアサナーレ。
少し意外だった。
「珍しいな。お前が店にいるの」
「たまにはこちらにも出ます。それで、本日は?」
「ああ、ハイ・ポーションを二十五個と、マジック・ポーションを十個くれ」
注文を伝えると、アミッドの手が僅かに止まった。
「……またダンジョンですか?」
「ああ。ちょっと金がなくてな。少し下まで行って稼いでくる」
「少し、ですか」
妙に間のある返しだった。
何となく視線を逸らすと、案の定、冷たい視線が追いかけてくる。
「あなたの言う『少し』を、私は信用していません。以前のような状態で運び込まれても困りますから」
「……まだ覚えてんのかよ」
「忘れると思いますか?」
半年前、Lv.5へ上がる切っ掛けとなった冒険から帰還した時は、自分でもやりすぎたと思うくらいには酷い有様だった。
骨を何本折っていたのかは、もう覚えていない。内臓も何か所か傷めていたらしく、治療室へ担ぎ込まれた時にはアミッドから本気で怒られた。 それ以前にも何度となく世話になっている。
もっとも、彼女の世話になったのはその時だけではない。それ以前にも何度となく治療を受けているせいで、今では顔を見るだけで何を言われるのか、大体分かるようになっていた。
「分かってるって。別に死ぬつもりで戦ってるわけじゃねぇ」
「分かっています。ですが、生き残ることと瀕死になることは別です。もう少し御自分の身体も大切にしてください」
「……分かったって」
この手の話でアミッドに勝てた試しがない。
戦うなと言われているわけではない。ただ、ちゃんと帰ってこい結局、昔から言われ続けているのはそれだけだった。
「お待たせしました。ハイ・ポーション二十五本、マジック・ポーション十本です」
「あんがと」
代金を払い、仲間の分もまとめて鞄へ収める。これで準備は大体終わった。
そこで、ふと思い出したことがあった。
そこで一つ思い出した。
「あ、そうだ。ダンジョンで欲しいもんあるか? 今日はそれなりに下まで行くぞ」
「……話を逸らしましたね」
「逸らしてねぇって」
アミッドは小さく息を吐いてから、少し考えるように間を置いた。
「では、白樹の葉(ホワイト・リーフ)を数枚。見つけた時だけで構いません」
「了解」
「わざわざ危険な場所へ探しに行く必要はありませんからね」
「分かってる」
本当に分かっているのだが、どうにも信用がないらしい。
そのまま出口へ向かおうとしたところで、背中にもう一度声が掛かった。
「カイさん」
「ん?」
「次に重傷者として運び込まれてきたら、治療した後に張り倒します」
「治した後に怪我増やすなよ」
「その時は、もう一度治します」
「いや、そういう問題じゃねぇだろ……」
最後まで、その表情はほとんど変わらなかった。
冗談なのか本気なのか判断に迷うところだが――たぶん、本気だ。
今度こそ余計な怪我は増やさないようにしよう。少なくとも、そう思いながらカイは販売所を後にした。
◇
一行はバベルからダンジョンへ降りていく。
第一級冒険者が六人。そこへ後衛のレフィーヤまで加わっている。上層のモンスターにとってはあまりにも理不尽な戦力であり、一行は進路を塞ぐ怪物をほとんど足を止めることなく蹴散らしながら、下層を目指した。
第十七階層へ到達したところで、ティオナが広間を見回す。
「ゴライアス、いないね」
「リヴィラの冒険者達が少し前に倒したらしい。交通が滞ると困るからね」
フィンの説明に、
せっかく〖ヴァレス〗が戻ってきたのだから、久しぶりに相手をしてみたかった気持ちはある。だが、いないものは仕方がない。復活するまで待つほど暇でもないし、今日は一応金を稼ぎに来たのだから。
「先へ行こう」
フィンの一言で一行は第十七階層を抜け、その先にある大空洞へ踏み込んだ。
第十八階層――〖
青白い水晶が天井から光を降らせ、森林と湖を持つ巨大な安全階層が一行を迎える。
「ここを拠点にしよう。ドロップアイテムも一度換金しておきたい。少し休んだ後、その先へ降りるか決めよう」
一行は頷き、そのまま階層内に築かれた冒険者の街――リヴィラへ足を向けた。
冒険者の街リヴィラが見えてきたところで、先頭のフィンが足を止めた。
◇
「……妙だな」
街が見えてきたところで、フィンが足を止めた。
言われてみれば、確かにおかしい。静かすぎる。
いつもなら昼間から酒を飲んで騒ぐ者がいて、店先では値段交渉の怒鳴り声が飛び交い、どこかしらで冒険者同士の揉め事が起きている。だが今日は、そうした喧騒がほとんど聞こえてこない。
人がいないわけではなかった。通りにはそれなりの人影がある。それでも、誰もがどこか落ち着かない様子で、しきりに周囲を気にしていた。
「静かですね……」
レフィーヤも同じことを感じたらしい。
その時、前方から見慣れた眼帯の大男が歩いてきた。
「たまったもんじゃねぇぜ……よりによって、こんな時に〖ロキ・ファミリア〗かよ」
リヴィラの有力者、ボールス・エルダー。
相変わらず人相は悪いが、今日はいつにも増して機嫌まで悪そうだった。
「随分な言い草だね。何かあったのかい?」
フィンが尋ねると、ボールスの顔から冗談めいた色が消えた。
「殺しだよ。ヴィリーの宿で、冒険者が一人ぶっ殺されてやがった」
◇
ヴィリーに案内された部屋へ入った瞬間、濃い血の臭いが鼻についた。
床には男が一人。顔には布が掛けられているが、隠し切れない傷を見るだけでも相当酷いことは分かる。
それなのに、部屋そのものは妙に静かだった。
壁際には全身鎧が残り、家具もほとんど壊れていない。
――ろくに抵抗できなかったのか。
ヴィリーの話では、男は昨夜、フードを被った女と一緒だったらしい。
いかにも怪しい。
とはいえ、それだけで犯人と決めつけるのも早いだろう。姿を隠す方法なんていくらでもあるし、魔法まで考えれば見た目が本当かどうかも分からない。
こういう細かい推理はフィンの領分だ。
自分なりに考えはするが、張り合ったところで勝てる気はしない。
ティオネがヴィリーから話を聞き出している間に、もう一度部屋を見回す。
財布も装備も残っている。
それなのに、鞄だけは中身をぶちまけるように荒らされていた。
「物取りじゃない」
「ああ。金品以外の何かを探していたと考える方が自然だね」
アイズとフィンも同じところを見ていた。
金目当てではないのなら、いったい何が目的だったのか。
人を殺し、部屋まで荒らしておきながら、金品には手をつけていない。それどころか、被害者の顔は執拗なまでに壊されている。
何かを奪いたかったのか。それとも、何かを隠したかったのか。どちらにせよ、やり方が随分と回りくどい。
「まずは被害者の身元を確認しよう」
ボールスが用意した〖
死んだ冒険者のステイタスを勝手に覗く。
趣味のいいやり方ではない。リヴェリアも嫌そうな顔をしている。
とはいえ、今は他に手がない。
「名前はハシャーナ・ドルリア。所属は……〖ガネーシャ・ファミリア〗」
「ガネーシャ・ファミリアだと!?」
ハシャーナ・ドルリア。Lv.4――第二級冒険者の中でも上位に位置する実力者だった。
その男がほとんど抵抗らしい抵抗もできず、ここで殺されている。
「最低でもLv.5」
アイズが静かに口にした。
第一級冒険者級。少なからず興味を引かれる。Lv.4の冒険者をこうも容易く殺せる相手なら、いったいどれほど強いのか。
そこまで考えたところで、目の前に横たわる死体が視界に入った。
胸の内に灯りかけていた熱が、すっと冷めた。
「……気に食わねぇな」
「何が?」
「こういうやり方がだ」
戦った末に負けて死ぬ。それならまだ納得できる。自分だって強い相手に挑む以上、命のやり取りになることくらい承知している。
だが、これは違う。何もさせずに殺し、用が済んだ後まで死体を壊し、そのうえ部屋まで漁っている。強い弱い以前に、こんなものは面白くも何ともない。
少なくとも、カイが戦いたいと思う「強い奴」とは、今のところ随分とかけ離れて見えた。
◇
「殺した後で部屋を探しその上、金品には手を付けていない」
フィンが状況を整理していく。
「そして、犯人がそれを見つけられなかったとしたら――まだ諦めていないかもしれない」
「……まさか」
「ああ。犯人がまだリヴィラに残っている可能性がある。勘も入っているけどね」
なるほど。Lv.4を殺してまで手に入れようとしたものだ。見つからなかったからといって、簡単に諦めるとは思えない。
カイは扉の向こうへ目を向ける。この街のどこかに、Lv.5以上の実力を持つ殺人者が潜んでいるかもしれない。
今度は興味よりも先に警戒が立った。周囲には何も知らない冒険者たちが大勢いる。そんな場所で好き勝手に暴れられれば、面倒どころでは済まない。
「十分だ。どうする?」
「街を閉じよう。出入り口を封鎖して、今いる冒険者を全員広場へ集める。一人ずつ確認するよ」
ボールスはしばらくフィンを見つめた後、大きく息を吐いた。
「分かった。おいてめぇら!」
扉を開け、外へ怒鳴る。
「北と南の門を閉めろ! 街にいる奴を一人残らず広場へ集めるんだ!」
怒号が伝播し、それに呼応するように冒険者達が一斉に動き始める。
やがて、街の両端から重々しい音が響き渡り、リヴィラへ続く門が閉ざされた。
安全階層に築かれた冒険者達の街。傷ついた者が身体を休め、迷宮を進む者が束の間の安息を得るための〖
その楽園は今、殺人者を内側に閉じ込めたまま――巨大な檻へと姿を変えた。
第九話 了
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
感想や気になった点、誤字脱字などありましたら教えていただけると嬉しいです。
次回もよろしくお願いします。