誰かが帰れる場所を作る少年とその家族の物語   作:猫シャツ

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どーも、猫シャツです。初期に書いてたのを消して、改めて新しくバディファイトの小説を書きます。
一応なぜオリ主やオリキャラ達に少年?少女?がつくのかは次回で分かっていきます。


第1話 新たなバディファイト

ーーどこまでも続く、暗い空間。

そこには、ユウたち(少年少女たち?)の姿があった。

ユウ、ガーディ、ハク、ハクナ、ミライ、レイ。

 

しかし、いつものように戦える状態ではない。

「……っ!」

ケモ耳と尻尾が生えている少年?、ユウは身体を起こそうとする。

 

だがーー

 

「……あれ?」

力が入らない。

「僕の力……どうなってるの……?」

幼き竜、ガーディも自分の手を見つめる。

「ボクも…なんだか、力が出ないよ…ママ。」

 

「僕も同じだ。」

もう一人の少年、ケモ耳や尻尾がない少年、ミライが静かに答える。

 

そしてミライ同じくケモ耳や尻尾がないもう一人の少年、レイも周囲を見渡した。

「僕達、何かに巻き込まれたのか?」

 

白虎のようなケモ耳が生えてる少女、ハクはユウの服をぎゅっと掴む。

「お兄ちゃん……」

「大丈夫だよ、ハク。」

ユウはそう答えるものの、自分自身にも何が起きているのか分からなかった。

 

 

 

 

そしてーー

もう一人の竜のような角、そして翼を持つ少女?、ハクナが空を見上げる。

「……ユウ。」

「どうしたの、ハクナ?」

「落ちてる。」

「……え?」

 

次の瞬間。

 

6人の体が一気に落下し始めた。

 

『うわああああああっ!』

 

「ママァァァァァ!!」

「ユウ!!」

「これは……!」

「落下速度が速すぎる!」

ユウたちは必死に体勢を立て直そうとする。

 

いつもなら飛行能力や他の能力を使って減速できる。

だがーー。

「駄目だ……!」

ユウの力は戻らない!

「このままだと……!」

地面が迫る。

その瞬間ーー

 

「全員衝撃に備えろ!」

声が聞こえる。

そして空中に巨大な装置が展開される。

「バディポリスだ!」

「落下地点、確保!」

「受け止めろ!」

巨大なネット状の装置が展開されーー。

 

ユウたちはその上に落下した。

「ぐっ……!」

「ママ、大丈夫!?」

「お兄ちゃん!」

「ユウ!」

 

しばらくして、ユウはゆっくりと目を開ける。

「……ここは……?」

目の前にいたのは、見慣れない制服を着た人達だった。

その中心に、一人の少年が立っている。

「大丈夫ですか?」

少年バディポリス、龍炎寺タスクだった。

タスクは倒れているユウ達を確認する。

 

 

「僕はタスク。バディポリスの者です。」

ユウは警戒しながら身体を起こす。

「バディ……ポリス?」

「はい。」

タスクは落ち着いた口調で説明する。

「ここは危険な場所ではありません。少なくとも、今のところは。」

 

ガーディがユウの前に出る。

「ママに変なことしたら、ボクがーー」

「ガーディ。」

ユウが制止する。

「大丈夫。今は話を聞こう。」

「……うん、ママ。」

タスクはその様子を見て少し驚く。

「ママ……?」

「そこは気にしないでください。」

ミライが淡々と答えた。

 

レイも周囲を確認する。

「……しかし、ここは本当に僕たちの知っている場所じゃない。」

「うん……」

ユウも周囲を見渡した。

 

建物。

街。

人々。

そしてーー

 

「……バディファイト……?」

街の大型モニターに映し出されている文章を見て、ユウは呟いた。

 

「バディファイトって……何?」

ハクが首を傾げる。

ハクナもモニターを見る。

「ユウ、あれはこの世界の戦い方みたい。」

 

 

「……なるほど。」

タスクはユウ達を見る。

「あなたたちは、どこから来たんですか?」

 

「……それが、僕たちにも分からないんです。」

「分からない?」

 

「僕たちはさっきまで別の場所にいました。」

タスクは少し考え込む。

「……異世界との接続。」

「え?」

 

「バディファイトでは、異世界ーーワールドと呼ばれる場所と、この世界が繋がっています。」

 

ハクが目を丸くする。

「モンスターと…お友達になるの?」

「そういう形もあります。」

タスクは微笑む。

「バディとは単なる契約相手ではありません。」

その言葉に、ユウは少し反応した。

「……バディ。」

ガーディがユウを見る。

「ママ?」

「ううん、何でもない。」

 

しかしーー

ユウの胸には、どこか引っかかるものがあった。

バディ。

それはユウ達にとっても大切な言葉だった。

 

 

バディポリスの施設。

ユウたちは簡単な検査を受けていた。

「異常無し……?」

レイが聞き返す。

「身体そのものには、大きな異常はありません。」

タスクが答える。

「ただしーー」

タスクはユウを見る。

「あなたたちが言っていた通り、特殊な力がほとんど使えなくなっている。」

 

「やっぱり……」

ユウは手を握る。

 

「原因は分かりませんか?」

「まだ何とも言えません。ただ…」

タスクは首を横に振る。

「この世界に来たことと関係している可能性はあります。」

ハクナが静かに言う。

「なら……帰る方法もある。」

タスクは少し考える。

「可能性はあります。」

 

「!」

ユウたちが一斉にタスクを見る。

「本当?」

「はい。」

「バディポリスには異世界に関する資料があります。すぐに帰れるとは言えませんが、調べることは出来ます。」

 

ユウは胸を撫で下ろす。

「ありがとう。」

「まだ何も解決していませんよ。」

タスクは静かに答えた。

「それでも、帰る方法を探すことは約束します。」

ユウはタスクを見る。

「……ありがとう。えーと、何て呼べばいいんだろう?」

「龍炎寺タスク……タスクで構いませんよ。」

「ありがとう、タスクさん。」

「いえ。」

 

タスクが立ち上がる、そして場所を移動し、

バディポリスの施設。

ユウたちの前に、1枚のカードが運ばれてきた。

 

「これは?」

ユウがカードを見る。

そしてタスクが答える。

「バディファイトのカードです。」

「カード……」

 

ユウが手を伸ばす。

指先がカードに触れた瞬間ーー

一瞬だけ、カードが光った。

「!」

ユウが驚いて手を離す!

そしてそれを見たガーディも驚く。

「ママ!?」

 

ユウはカードを見る。

そこにはーー

竜の姿が描かれていた。

「……竜。」

ハクナがカードを覗き込む。

この世界では、こういう存在と一緒にたたかうんだね。」

 

ミライが呟く。

「つまり、カードそのものが異世界との接点になっている……」

 

レイも興味深そうに見る。

「面白い。」

 

ハクはユウの隣でカードを見る。

「お兄ちゃんも、やるの?」

「僕が?」

「うん。」

ユウは少し考える。

「……分からない。」

そしてカードを見つめる。

「でもーー」

その目に、少しだけ決意が宿る。

タスクはその様子を見ていた。

 

「……」

そして静かに呟く。

「この世界に来た異世界の少年……」

「?」

「君は、バディファイトに関わることになるかもしれない。」

ユウは驚く。

「どうして?」

 

タスクは答えなかった。

 

 




次回予告
異世界からこの世界へと落ちてきたユウ、ガーディ、ハク、ハクナ、ミライ、レイ。

彼らはバディポリスのタスクに保護され、自分たちの世界へ帰る方法を探すことになった。

しかしーー。

「バディファイト」という、この世界独自のカードゲームについては、まだ何も知らなかった。
そこで今日はーー

ユウたちにバディファイトを教えるための特別講習が行われることになった。
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