恋雪にTS転生したので、猗窩座を救いたい人生だった   作:自分の性癖に素直になろう小説

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>10月10日の投稿3回目です。本日は3回投稿しております。

>今回の閑話は本筋の裏側、あるいは枝葉のお話。別視点の原作改変の舞台裏です。




閑話 誰そ彼の真実

 

 佐吉(さきち)が再び姿を見せたのは、月のない夜だった。

 

「若様。先だっては、無礼を申しました」

 

 殊勝な口ぶりで頭を下げる佐吉(さきち)に、玄真(げんま)は苛立ちを隠さなかった。

 

「まだ懲りとらんのか。次に見たら只では済まさんと言ったはずだぞ」

 

「ええ、覚えております。ですから今日は、何かをせよと申し上げに来たわけではございません。ただ、証拠を一つ手に入れたということだけをお伝えしたくて」

 

 佐吉(さきち)はそう前置きすると、声を落として続けた。

 

「素流(そりゅう)道場に、珍しい薬があるそうとはお伝えした通りです。それをなんとか入手しました」

 

 玄真(げんま)は眉をひそめた。何を言っているのか、すぐには呑み込めなかった。

 

「まあ、もともとそいつの持主は素流(そりゅう)道場のものです。だから、なにかの手違いで。そう例えば、事故かなにかで。たまたま素流(そりゅう)道場の井戸にでも落としてしまえば。飲んだものを少し苦しませる程度のことが起きてしまうでしょう」

 

「少し苦しませるだけで、済む……?」

 

「はい。表向きは『不幸な事故』として片付けられましょう。誰の目にも、悪意など見えはしません。むしろ――」

 

 佐吉(さきち)の声は、諭すような、それでいて甘く粘つくような響きを帯びていた。

 

「これが原因で、そばにある井戸の水を飲んだ玄武(げんぶ)道場の人間になにか起きれば、素流(そりゅう)道場にもいろいろと都合よく話ができるようになるはずです。若様は、何もお手を汚す必要はございません。ただ、成り行きに任せるだけで、済むのです」

 

 玄真(げんま)は何も答えなかった。答えられなかった、という方が正しいのかもしれない。ただ、佐吉(さきち)の言葉のひとつひとつが、耳の奥にべったりと張りついて離れなかった。

 

 

 

 

 その夜、一人になった部屋で、玄真(げんま)は何度も自分に言い聞かせた。あんな男の口車に乗るものかと。だが、頭の中で打ち消そうとするたびに、父の死からこちら積み重なってきた重圧が、まるで潮のように押し寄せてきた。

 

 家督。縁談。断てという要求。守れという遺言。

 

 そのどれもが、玄真(げんま)一人の肩に、有無を言わさず乗せられていた。誰かに愚痴をこぼすことも、弱音を吐くことも、玄真(げんま)には許されていないように思えた。玄武(げんぶ)道場の跡取りとして、常に堂々としていなければならない。そう思い込んでいる自分と、今にも押し潰されそうな自分との間で、玄真(げんま)の心はどうしようもなく引き裂かれていた。

 

 ——誰かに、分かってほしい。

 

 そう思った瞬間、頭に浮かんだのは、恋雪(こゆき)の顔だった。

 

 理屈ではなかった。ただ、幼い頃から病弱なあの娘の前でだけは、格好をつけずにいられた記憶がある。乱暴を働いたことも、意地を張ったことも数え切れないほどあったが、それでも、恋雪(こゆき)と過ごした時間の底には、確かに気の許せる何かがあった。今のこの苦しさを、笑い飛ばしてくれるでもいい。呆れてくれるでもいい。ただ、話を聞いてほしかった。

 

 その夜が、玄武(げんぶ)道場で開かれる祝いの席と重なっていたのは、玄真(げんま)にとって都合の悪いことだった。父の死からしばらく経ち、家中の空気を少しでも和らげようという重臣たちの計らいで、ささやかな酒宴が催されていたのだ。花火が上がるというので、屋敷の庭先からも見えるようにと、灯りを落とした広間には人が集まっていた。

 

 杯を重ねるうちに、玄真(げんま)の頭は次第に重くなった。周囲から向けられる祝いの言葉も、次期道場主への期待を込めた視線も、今の玄真(げんま)には息苦しいだけだった。

 

「若様、少々お顔が赤いですぞ」

 

「……酔った。少し、涼んでくる」

 

 そう言い残し、玄真(げんま)は誰にも呼び止められないうちに、広間をそっと抜け出した。

 

 夜風が火照った頬に触れる。空の彼方では、既に花火が上がり始めていた。景気よく夜空を彩る光の残像を横目に、玄真(げんま)は当てもなく夜道を歩き出した。

 

 行く先は決めていなかった。ただ、足は自然と、素流(そりゅう)道場のある方角へと向いていた。

 

 

 

 

 

 

 夜道の先に、二つの人影があった。

 

 最初は、誰かとすぐには分からなかった。花火の余韻に浮かれた男女が、手をつないで歩いているだけだと、ただそう思った。だが、提灯の淡い明かりが横顔を照らした瞬間、玄真(げんま)の足は、その場に縫い付けられたように止まった。

 

 狛治(はくじ)と、恋雪(こゆき)だった。

 

 見慣れた二人のはずだった。だが、目の前にいるのは、玄真(げんま)の知っている二人とは、どこか違って見えた。恋雪(こゆき)は頬を赤らめ、俯きながらも、繋いだ手を離そうとはしない。狛治(はくじ)もまた、いつもの生真面目な硬さが抜け落ちたような、柔らかな表情で恋雪(こゆき)を見つめていた。互いの間に流れる空気には、余人の入り込む隙間などなかった。

 

 玄真(げんま)は、物陰に半ば身を隠すようにして、その光景を見つめ続けた。

 

 ——ああ。

 

 胸の奥で、何かが冷たく凍りついていく感覚があった。

 

 自分は今夜、誰にも本音を明かせぬまま、酔いを言い訳に宴席を抜け出してきた。誰かに苦しさを分かってほしくて、行く当てもなく夜道をさまよっていた。それなのに、目の前のこの二人には、そんな孤独の影すら見当たらない。父を失ったわけでもない。縁談に縛られているわけでもない。ただ、幸せそうに笑い合っている。

 

 自分にはないものを、あの拳術遣いの野良犬は、当たり前のように手にしていた。

 

 喉の奥から、声にならない何かがせり上がってきた。それは怒りとも、嫉妬とも、あるいは違う名前のつく感情だったのかもしれない。だが玄真(げんま)自身には、それを言葉にして整理する余裕など、もう残されていなかった。

 

 二人が角を曲がり、路地の暗がりへと姿を消していく。玄真(げんま)はその後ろ姿を、ただ黙って睨みつけていた。声をかける気力もなければ、資格もない。そんな自覚だけが、胸の底に鉛のように沈んでいった。

 

 何かが、決定的に壊れる音がした。

 

 それは実際の音ではなく、玄真(げんま)自身の内側で鳴った音だった。これまで必死に守ってきた何か——道場の跡取りとしての体裁も、幼馴染としての建前も、狛治(はくじ)との間に一応は築いてきたつもりの和解の形も——そのすべてが、たった今、音を立てて崩れ落ちていくのを、玄真(げんま)は他人事のように感じていた。

 

 気づけば、玄真(げんま)は走り出していた。

 

 行き先を定めたわけではない。ただ、あの光景から一刻も早く離れたかった。夜道を蹴るように駆け、息が上がっても止まらなかった。見えないはずの二人の影が、遠く背中を追いかけてくる。振り返る余裕もなく、玄真(げんま)はただひたすらに走り続けた。

 

 たどり着いた先は、いつからか近寄らなくなっていた、小さな神社だった。子供の頃、恋雪(こゆき)や、時には狛治(はくじ)とも肩を並べて座った覚えのある、あの石段の上だった。

 

 息を切らせながら、玄真(げんま)はその場に膝から崩れ落ちた。

 

 肩が上下に震えていた。それが息切れのせいなのか、それとも別の何かのせいなのか、玄真(げんま)自身にも分からなかった。ただ、乾いた笑いのようなものが、喉の奥から漏れた。

 

 ——馬鹿みたいだ。

 

 自分は一体、何を望んでいたのだろう。恋雪(こゆき)に話を聞いてもらいたかっただけなのに。ただそれだけのはずだったのに。今、玄真(げんま)の胸を満たしているのは、そんな穏やかな願いとはまるで違う、どす黒い何かだった。

 

 夜空には、まだ花火の残像が滲んでいた。その光の名残を見上げながら、玄真(げんま)は自分の中で何かが、後戻りのできない形で歪んでいくのを、ただ感じ続けていた。

 

 

 

 

 

 石段の上に座り込んだまま、どれほどの時間が過ぎたのか、玄真(げんま)には分からなかった。

 

 ふいに、随分と昔の記憶が蘇った。

 

 恋雪(こゆき)の母が死んだ日のことだ。まだ幼かった玄真(げんま)は、神妙な顔ひとつ作れず、死というものがよく分からないまま、恋雪(こゆき)に声をかけた覚えがある。恋雪(こゆき)が母の死を悲しむ様を横目に、「オレは、母上が生きてるから分からない」というようなことを、悪びれもせず口にした覚えがある。あの時、恋雪(こゆき)がどんな目でこちらを見ていたか、玄真(げんま)は今になって、ようやく思い出した。

 

 蔑みでも、怒りでもなかった。ただ、静かに諦めたような目だった。

 

 ——オレは、あの頃から、ろくな人間じゃなかった。

 

 自嘲するでもなく、ただ淡々と、玄真(げんま)はその事実を認めた。乱暴を働き、恋雪(こゆき)を泣かせ、狛治(はくじ)を見下し、そのくせ表面だけを取り繕って、いっぱしの跡取り息子を演じてきた。父が死んで、その化けの皮を保つ余裕すらなくなった今、残ったのはただの空っぽな器だった。

 

 もともと、ドブカスのような人間だった。

 

 そう思い至った瞬間、不思議と、体から力が抜けていった。恐怖も、罪悪感も、何かを取り繕おうとする意志すらも、すべてがどこか遠くへ行ってしまったような感覚だった。

 

 ——だったら。

 

 だったら、何をしたところで、今更ではないか。

 

 その言葉が、頭の中で何度も繰り返された。最初はただの投げやりな呟きだったはずが、繰り返すうちに、次第に輪郭を持ち始めた。今更、何を恐れる必要がある。今更、誰の期待に応える必要がある。今更――今更――

 

 思考が、うまく纏まらなかった。

 

 石段に座ったまま、玄真(げんま)は自分の膝を見つめていた。何を考えていたのか、途中で分からなくなることが、何度もあった。ふと我に返ると、随分と長い時間、同じ場所で同じ姿勢のまま、ただ呆けていたらしいと気づく。腹が空いているはずなのに、何も食べたいとは思わなかった。喉も渇いているはずなのに、それすらどうでもよかった。

 

 佐吉(さきち)の声が、耳の奥で蘇った。

 

 ——これを井戸に混ぜれば、殺すまでもなく、少し苦しませる。

 

 殺すつもりなど、微塵もなかった。それだけは、玄真(げんま)の中でまだかろうじて残っている一線だった。ただ、苦しませる。それだけなら、罪と呼べるほどのものではないのかもしれない。

 

 ——表向き『不幸な事故』として片付けられる。

 

 誰も、玄真(げんま)を責めはしない。誰の目にも、悪意など映らない。

 

 ——これで、素流(そりゅう)道場にも有利になる。

 

 父の遺志。守れという、あの最期の言葉。縁談元が突きつけてきた条件。板挟みになって、身動きひとつ取れずにいたはずのものが、佐吉(さきち)の言葉ひとつで、まるで一本の糸に通ったかのように繋がっていく気がした。

 

 あんな子悪党の話は、一度は、突っぱねたはずだった。あの時の自分には、まだ怒る力があったのだと、今になって思う。だが今は、あの日のように声を荒げる気力さえ湧いてこない。怒りも、疑いも、何かを拒む力さえも、この数日ですっかり磨り減ってしまったらしかった。

 

 冷静に考えれば、どこかに歪みがあることくらい、玄真(げんま)にも分かっていたのかもしれない。だが、もはやそれを見極めるだけの力は、玄真(げんま)の中に残っていなかった。

 

 

 本当は、恋雪(こゆき)にすがりたかった。

 情けなく、子供の時のようにただただ甘やかしてほしかった。

 大人ではなく、昔のように責任のない時代に戻りたかった。

 けれど、もう戻れない。

 時間は等しく過ぎていく。

 玄真(げんま)が変わったように、恋雪(こゆき)も変わってしまった。

 戻さなければ、ならない。

 そのきっかけが必要なんだ。

 

 

 石段に爪を立てながら、玄真(げんま)は乾いた声で、誰に言うでもなく呟いた。

 

「……俺と同じ苦しみを少し感じさせる。それだけだから」

 

 その声は、自分自身に言い聞かせるための、脆く頼りない呪文のようだった。

 

 

 

 

 

 頭の中で、幾つもの声が同時に喋っているようだった。

 

 あの二人の祝言を見てしまえば、今の自分はきっと二人を殺してしまう。理屈ではなかった。だが、そう確信めいたものが、玄真(げんま)の胸の奥に居座っていた。狛治(はくじ)の首に手をかける自分の姿さえ、はっきりと思い描けてしまう。それが恐ろしいのか、それとも、どこかでその光景を望んでいるのか、玄真(げんま)自身にも見分けがつかなくなっていた。

 

 ——だったら、その前に。

 

 少しばかり、痛い目を見せてやればいい。それだけのことだ。祝言など挙げられぬよう、ほんの少し、水を差してやればいい。誰も死にはしない。ただ、少しだけ苦しませるだけなのだから。

 

 いや、違う。

 

 そうではない。あの毒から、恋雪(こゆき)を救い出してやれば、いい。

 

 思考は、また別の方向へと転がった。恋雪(こゆき)が苦しんでいるところへ、自分が颯爽と現れ、間一髪のところで助け出してやる。そうすれば、恋雪(こゆき)はきっと、また昔のように――幼い頃、頭を撫でてやったあの時のように――自分を頼ってくれるのではないか。

 

 そんな都合のいい筋書きが、頭の中でまことしやかに組み上がっていく。おかしいと分かっていながら、玄真(げんま)はそれを打ち消すことができなかった。むしろ、その筋書きにすがりつくことでしか、自分を支えられなかった。

 

 嫌がらせと、救済と、殺意と、愛着。

 

 そのどれもが、玄真(げんま)の中で境目を失い、ぐちゃぐちゃに溶け合っていた。ひとつの考えを追おうとすると、すぐに別の考えがそれを塗り潰し、また別の考えが、その上から塗り重なっていく。もう、どれが本当に自分の望んでいることなのか、玄真(げんま)にも分からなくなっていた。

 

 それからの数日かもっと長い間か。玄真(げんま)の記憶の中で、奇妙なほど輪郭を失っていた。

 

 朝と夜の区別すら、曖昧だった。誰かに話しかけられても、返事をした覚えがあるかどうかすら定かではない。屋敷の廊下を歩いていたはずが、気づけば庭先に立っていたこともあった。稽古をする気力はとうに失せていたが、それでも体だけは、惰性のように日課をなぞっていたらしい。

 

 食事の味も、ほとんど覚えていなかった。誰かが心配そうに声をかけてきた気もするが、それが誰だったのか、何を言われたのかも、記憶の底に沈んで戻ってこなかった。ただ、頭の芯だけが、絶えず熱を持ったように痺れていた。

 

 夜になると、決まって同じ光景が瞼の裏に蘇った。手をつないで歩く二人の後ろ姿。花火の残光。石段の上で握りしめた、あの言葉。

 

 ——なに、ほんの少しだけだ。

 

 その一言だけが、崩れかけた玄真(げんま)の中で、唯一形を保ち続けていた。

 

 

 

 

 神社の高台に立つと、町の明かりがずっと下の方に、小さく散らばって見えた。

 

 花火は、数日前に終わっていた。それでも玄真(げんま)の目には、まだ夜空のどこかに、光の尾を引く残像が焼きついているような気がしてならなかった。実際にはもう何もない場所を見上げながら、玄真(げんま)はしばらくの間、身動きひとつせずに立ち尽くしていた。

 

 懐から、小瓶を取り出す。

 

 佐吉(さきち)から受け取った、あの薬だった。掌に収まるほどの小さな瓶の中で、赤い液体が、玄真(げんま)の手の震えに合わせてかすかに揺れている。月明かりが硝子の表面を滑り、液体の赤を透かして、玄真(げんま)の目には、まるで小さな月がもうひとつ、そこに浮かんでいるように映った。

 

 赤い月。

 

 そう思った瞬間、なぜか背筋に冷たいものが走った。理由のない怖気だった。だが同時に、その禍々しいまでの赤さに、玄真(げんま)はどこか目を離せずにいる自分にも気づいていた。

 

 人は、人でありながら、鬼になることもある。

 

 そんな言葉が、どこからともなく玄真(げんま)の胸に浮かんだ。誰から聞いた話でもない。ただ、今の自分の内側にあるものを言い当てるには、それ以外の言葉が見つからなかった。姿形は変わらずとも、心の在り様だけが、いつの間にか人ならざる何かに近づいていく――そういう感覚が、確かにあった。

 

 小瓶を握りしめたまま、玄真(げんま)はなんだか、おかしくなって笑ってしまった。

 

 

 

 

 ***

 

 その翌日。町外れの人気のない林道で、二つの死体が見つかった。

 

 発見したのは、早朝に薪を集めに来た木こりだった。倒れていたのは、佐吉(さきち)と久太郎(きゅうたろう)の二人だった。いずれも刃物によるものと見られる傷を負っており、既に事切れてから半日以上は経っていると思われた。争った形跡はあったものの、周囲に目立った物盗りの痕跡はなく、金目の物もそのまま懐に残されていた。

 

 役人による検分が行われたが、目撃者は現れなかった。二人がその夜、何のためにその場所へ足を運んだのかも、はっきりとは分からなかった。恨みを買っていた人間なら、佐吉(さきち)にも久太郎(きゅうたろう)にも、数え上げれば切りがないほどいるという噂だけが、まことしやかに囁かれた。

 

 結局、下手人が誰であるのかは、ついに分からぬままだった。

 

 しかし、町の人々の間では、その事件が話題になることはなかった。

 なぜなら、この後のさらなる大きな事件により、人々の記憶からは消されることになる。しかし、この事件が玄武(げんぶ)道場と素流(そりゅう)道場、二つの道場をめぐる因縁であったことは推測されていた。だが、それを確かめる者は、ついぞ現れなかった。

 

 

 

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