恋雪にTS転生したので、猗窩座を救いたい人生だった   作:自分の性癖に素直になろう小説

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>独自設定・解釈です。


第二話 隣のクソガキは初恋ハンターされた犠牲者だったかもしれない

 

 結論から言おう。俺を取り巻く人間関係の中で、隣の玄武(げんぶ)道場のバカ息子――朝倉(あさくら)玄真(げんま)だけは、正直ちょっと苦手だった。

 

 

 

 最初に会ったのは、俺ことわたし――恋雪(こゆき)、当時六歳。

 まだ「ここが鬼滅(きめつ)の刃の世界かもしれない」なんて確信もなく、ただただ「なんか体が弱いし、名前も道場名もキャラ被りすぎじゃない?」ってモヤモヤしてた頃の話だ。

 

「おいお前、恋雪(こゆき)だろ! オレは玄武(げんぶ)道場の跡取り、朝倉(あさくら)玄真(げんま)だ!」

 

 いきなり道場の垣根から顔を突っ込んできた男児、それが玄真(げんま)だった。当時九歳。声だけはやたらデカい。

 

(うわ、いた。テンプレのジャイアンだ)

 

 俺は内心で速攻ジャッジを下した。前世の記憶――といっても子供時代の記憶はさすがに薄れかけてるけど――が刺激されるくらい、こう、わかりやすいタイプの男の子だった。俺様、声デカい、自慢が息をするようにナチュラル。

 

「見ろ、玄武(げんぶ)道場は今、門下生が三十三人もいるんだぞ! お前んとこは何人だ?」

 

「……ゼロです」

 

「だろうな! ゼロだと思った!」

 

 なんで得意げなんだよ。

 

 ちなみにこの時点で素流(そりゅう)道場に門下生がいないのは、隣の玄武(げんぶ)道場が地味に嫌がらせしてるせいなんだけど、その張本人の息子が「だろうな!」ってドヤ顔してくるの、正直シュールを通り越して笑いそうになる。

 

「オレはもう真剣の型も三つ覚えたんだぞ。師範代にも褒められた。将来はオレが玄武(げんぶ)道場を継いで、そこら中の道場をぶっ潰すんだ!」

 

(幼稚園児の「将来の夢」発表かな?)

 

 まあ、こういうのは前世で言うところの「厨二病、早期発症型」ってやつだ。俺も小学生の頃、似たようなノリで「将来は必殺技を開発する」とか言ってた記憶が、ある。ある……ような気がする。うん、封印しよう。

 

 問題は、この手の男児は大抵、自分の自慢話に付き合ってくれる相手が大好きということだ。そしてなぜか俺は初対面の時点でロックオンされた。

 

「なあ恋雪(こゆき)、外で遊ぶぞ!」

 

「あの、わたし体が弱いので、あまり長く外に――」

 

「大丈夫だ! オレが守ってやる! ほら来い!」

 

 人の話を聞け。

 

 俺が「体が弱い」って言った瞬間の、あの見事なまでの右から左スルー、逆にちょっと才能だと思う。むしろ「大丈夫、オレが守る」を脊髄反射で言えるあたり、将来ナンパ師にでもなれるんじゃないだろうか。なれない。剣術道場の跡取りだから。

 

 結果、腕を引っ張られて外に連れ出され、案の定その日に喘息の発作を起こしかけて、父さんに叱られていた玄真(げんま)の姿を、布団の中から遠い目で見送ったのを覚えている。

 

(男の子って、ほんとどこの世界でもそうなんだな……)

 

 なんて、変なところで感心してしまった自分がいる。

 

 それから数年。玄真(げんま)の「自慢」のバリエーションはどんどん増えていった。

 

「見ろ、この前もらった木刀だ。師範直伝の逸品だぞ!」

「オレの家、離れも入れたら部屋が十二もあるんだからな!」

「今度の試合で、オレは道場最年少で優勝候補筆頭らしいぞ!」

 

(すごいねー。えらいねー)

 

 いや本当にすごいとは思うのだ。子供が自分の頑張りとか環境とかを誇るのは別に悪いことじゃない。俺だって前世、新卒二年目くらいの時に「これだけ残業したんですよ」って先輩に自慢げに語って、地獄みたいな顔で「それ誇ることじゃないよ」って諭された記憶がある。うん、あるんだよなあ。

 

 だから玄真(げんま)の自慢話を聞いてると、時々こう、無性に恥ずかしくなる。

 

(あー……わかる。わかるよその気持ち。誰かに認めてほしいんだよな。俺もそうだったわ、うん)

 

 共感性羞恥、というやつだ。目の前で子供が胸を張って自慢してるのに、なぜか聞いてる俺の方が布団に顔を埋めたくなる。

 

 その一方で、素直に「可愛いな」と思う瞬間もあった。玄真(げんま)は基本、自慢と虚勢の塊なんだけど、たまに失敗すると露骨にしゅんとするし、わたしに褒められると分かりやすく舞い上がる。粋がってる子犬、みたいな感じだ。

 

「今度こそオレが一番強い技を見せてやるからな!」

「はい、楽しみにしていますね」

「お、おう……別にお前のために練習してるわけじゃないからな!」

 

(うわ、ツンデレの原石だ)

 

 微笑ましい。微笑ましいんだけど、同時に「あ、これはあれだ。将来ヒロインに片想いして玉砕するタイプの幼馴染だ」という予感が拭えなかった。フラグというものは、大体こういう顔をしている。

 

 風向きが変わったのは、俺が十歳、玄真(げんま)が十三歳になった頃だ。

 

 男の子の成長期というやつは、本当に容赦がない。ついこの前まで背丈がそんなに変わらなかったはずなのに、気づけば見上げる角度が変わっていた。声も低くなって、肩幅も出てきて、なんというか、「粋がってる子供」から「粋がってる図体のでかい少年」にアップグレードしてしまった。

 

「おい恋雪(こゆき)、聞いてるのかよ」

 

「あ、はい、聞いてます聞いてます」

 

 視界いっぱいに影が差す。無邪気に距離を詰めてくるだけなんだけど、体格が変わった分、単純に威圧感が増している。悪気がないのはわかる。わかるんだけど、こう、大型犬が全力でじゃれついてくる時の「かわいいけど普通に怖い」感じ、あれに近い。

 

(いや、中身は変わってないんだよなあ、この人……)

 

 声も態度も、やってることは相変わらず「オレはすごい」自慢の延長線上なのに、それを放つ図体だけが順調に育っていくものだから、ギャップがどんどん大きくなっていく。中身が幼いまま外見だけ育つ、というのは、正直ちょっとしんどい。

 

「オレはもう道場の大人相手にも互角にやれるんだぞ!」

 

(それはすごいと思うけど、その理屈で年下のわたしに自慢してくる意味、ある……?)

 

 十三歳にもなって、未だに九歳と同じテンションで「オレってすごいだろ」をぶつけてくるあたり、成長期は体だけを連れて先に行ってしまったらしい。中身は据え置き。据え置き型ハード。

 

 俺はだんだん、その「大きくなった図体」と「変わらない子供っぽさ」のギャップに、微笑ましさよりも辟易する気持ちの方が勝るようになっていった。

 

 そしてもう一つ、これは正直、笑って流せない変化があった。

 

 玄真(げんま)の視線が、少しずつ変わってきたのだ。

 

「……恋雪(こゆき)、なんか、ちょっと見ないうちに」

 

 言葉を切って、じろじろと俺の全身を眺め回すあの目。子供の頃の「遊び相手」を見る目じゃない。かといって恋する少年の初々しい視線とも、なんか違う。値踏み、というか、所有物の品定め、というか。

 

(うわ、来た。この目、知ってる)

 

 前世、満員電車とかでたまに感じたやつだ。品定めされてる感じ。値札を貼られてる感じ。

 

「お前、将来はオレの嫁さんになるんだから、ちゃんと体を大事にしとけよ」

 

 さらっと言われた「オレの嫁さん」の一言に、俺の中の男の部分が全力で「は?」と反応する。決めてないが? 誰もそんな契約書にサインしてないが?

 

 こういう時の玄真(げんま)は、まるで自分がすでに何かの権利を持っているかのような顔をする。恋雪(こゆき)という存在を、自分の所有物リストにすでに書き込んでしまったような、そういう目。

 

(……これは、ちょっと無理かもしれない)

 

 子供の頃の無邪気な自慢や、粋がってる感じは、正直嫌いじゃなかった。むしろ微笑ましかった。でも、体が育って、その育った体で「所有物」を見るような目を向けられるようになると、俺の中の警戒センサーが静かに、でも確実に音を立て始めるのだった。

 

(あー……この人、フラグ通りにろくでもない方向に育ってる気がするんだよなあ)

 

 病弱で儚げな美少女(表向き)としては、聞き流すしかない。だが内心の俺は、静かにこの幼馴染を要警戒人物リストに登録するのだった。

 

 

 

 ***

 

 オレが恋雪(こゆき)のことを好きになったのは、いつからだったか。正直、はっきりとは覚えていない。ただ、最初に会った時のことだけは、やけに鮮明に覚えている。

 

 あの時、恋雪(こゆき)はオレを見て、目を潤ませて、頬を赤くしていた。

 

(ああ、コイツ、オレのこと意識してるんだな)

 

 子供心にそう思った。今考えても、あれは間違いない確信だった。まあ後から知ったが、あれは単に体が弱くて具合が悪かっただけらしい。らしいが、それとこれとは話が別だ。あの日の恋雪(こゆき)の顔は、間違いなくオレを見て赤くなっていた。事実は事実だ。

 

 もう一つ、忘れられない場面がある。オレが年上の道場の連中との模擬試合で負けて、悔しくて庭の隅で泣いてた時のことだ。誰にも見せたくなかったのに、恋雪(こゆき)だけがそっと近づいてきて、何も言わずにオレの頭を撫でた。

 

(……こいつ、オレのこと好きすぎだろ)

 

 あの時ばかりは、素直にそう思った。普通、負けて泣いてるガキの頭なんて、家族以外撫でないだろう。それをやったってことは、つまりそういうことだ。

 

 だから、オレの中で恋雪(こゆき)は「病弱だけど、本当はオレにベタ惚れの許嫁候補」ということになっている。これに異論があるやつは、要するに恋雪(こゆき)のことをよく知らないだけだ。

 

 あの日、オレは恋雪(こゆき)を外に連れ出した。

 

 いつも通り、素流(そりゅう)道場の垣根越しに声をかけて、いつも通り「体が弱いから」と渋る恋雪(こゆき)を、いつも通り連れ出した。渋ってはいたが、最後はいつも根負けして着いてくる。それがいつものやり取りだった。だから今回だって、少し庭を歩くだけのつもりだった。恋雪(こゆき)だって本当は外に出たかったはずだ。じゃなきゃ、毎回ああやってオレについてくるわけがない。

 

 なのに、途中で恋雪(こゆき)の様子がおかしくなった。

 

「……っ、は……っ」

 

 息が荒くなって、顔が青白くなって、その場にうずくまってしまった。オレは一瞬、頭の中が真っ白になった。

 

(な、なんだ、これ。オレ、なんかしたか?)

 

 いや、何もしていない。いつも通り、外を歩いていただけだ。恋雪(こゆき)の体がたまたま今日は調子が悪かった。それだけの話だ。オレのせいじゃない。オレのせいであるはずがない。

 

(でも、これ、外野から見たら、オレが無理やり連れ出したように見えるよな……)

 

 その考えが浮かんだ瞬間、体が勝手に動いた。素流(そりゅう)道場の垣根の方じゃなく、自分の家の方に。

 

(うちの大人を呼んだ方が早い。近いし、玄武(げんぶ)道場の連中なら誰か医者にも詳しいはずだ)

 

 自分にそう言い聞かせながら走った。実際、玄武(げんぶ)道場の方が近道になる角度もあった。少なくとも、その時のオレはそう思っていた。それに、もし玄武(げんぶ)道場の大人が真っ先に駆けつけて助けたなら、それはそれで格好がつく。「隣の道場の跡取りが恋雪(こゆき)を助けた」という話になる。悪い話じゃない。むしろいい話のはずだった。

 

 結局、オレが呼んできた大人が着いた時には、恋雪(こゆき)の様子はかなり悪化していて、その後慶蔵(けいぞう)さんが血相を変えて飛んできて、恋雪(こゆき)を抱えて素流(そりゅう)道場に走っていった。

 

 オレはその後ろ姿を、ただ突っ立って見ていた。

 

(早く良くなればいいけど……)

 

 それだけを、ただ願っていた。

 

「玄真(げんま)! お前、何をやった!」

 

 その日の夜、玄武(げんぶ)道場に慶蔵(けいぞう)さんが怒鳴り込んできた。あの顔、今まで見たことがない顔だった。

 

 だが、慶蔵(けいぞう)さんの剣幕を前にしても、オレの頭の中では別の考えが先に立った。

 

(待てよ、そもそもオレが謝る話か?)

 

「お、オレのせいじゃない! 恋雪(こゆき)だって、いつも外に出るの、嫌がってなかったじゃないか! オレはちゃんと大人を呼びに行ったんだ、逃げたわけじゃない!」

 

 言いながら、頭の中では都合よく記憶が並び替わっていく。渋る恋雪(こゆき)、その顔、あれは本当は嫌がっていたわけじゃなくて、ちょっと遠慮していただけだ。いつもそうだった。恋雪(こゆき)は遠慮深いから、素直に「行きたい」って言えないだけなんだ。オレはそれをちゃんと汲んでやっていたんだ。だからあれは、無理やりでもなんでもない。

 

「逃げなかっただけマシだろ! オレはちゃんとその場にいた! 助けも呼んだ! なんでオレばっかり怒られるんだよ!」

 

 慶蔵(けいぞう)さんは、何も言わずにオレを睨みつけていた。その沈黙が、下手な説教の百倍怖かった。

 

 怖かったが、それでも「自分が全部悪い」とは、どうしても思えなかった。だって、逃げたわけじゃない。ちゃんとその場にいた。ちゃんと大人を呼んだ。それのどこが悪いのか、オレにはわからなかった。わからないまま、その晩は終わった。

 

 数日後、恋雪(こゆき)の容体が落ち着いたと聞いた時、真っ先に浮かんだのは「良かった」だった。すぐその後に、「これで、あの件もそろそろ収まるだろう」という考えがくっついてきた。

 

 あれから何度も、あの日のことを頭の中で繰り返した。繰り返すたびに、少しずつ都合のいい形に整っていく。恋雪(こゆき)は嫌がっていなかった。オレはちゃんとその場にいた。逃げたやつよりオレの方がずっとマシだ。何度も何度も、同じ順番で同じことを自分に言い聞かせているうちに、それが本当にあった通りのことのように思えてくる。

 

(恋雪(こゆき)だって、わかってくれてるはずだ。だってあいつ、昔からオレのこと好きだったんだから)

 

 潤んだ目も、頭を撫でてくれた手も、全部、恋雪(こゆき)がオレを想っている証拠だ。それさえ揺るがなければ、他のことは些細な行き違いに過ぎない。

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 夢の中で、オレ……朝倉(あさくら)玄真(げんま)は英雄だった。

 

 あの日、恋雪(こゆき)を助けたのはオレだ。医者を呼んで、慶蔵(けいぞう)さんに真っ先に知らせて、誰よりも早く駆けつけたのはオレだった。夢の中の記憶では、なぜかそういうことになっていた。

 

「玄真(げんま)さん……」

 

 布団の中から、恋雪(こゆき)がオレを見上げていた。顔色はもうすっかり良くなっていて、心配なんて欠片も残っていないような、穏やかな表情だった。

 ただ、オレを見つめる目は潤んでおり、白い肌には少し汗ばんでいて、恋雪(こゆき)のくせにやや扇情的に見えた。

 

「玄真(げんま)さんが、すぐに助けを呼んでくれたから……本当に、ありがとうございます」

 

(そうだろう、そうだろう)

 

 オレは腕を組んで、鼻を鳴らした。当然だ、というふうに。誰かに礼を言われるのは、正直かなり気分がいい。特にそれが恋雪(こゆき)となれば、なおさらだ。

 

「まあな。オレがいなかったら、どうなってたことか」

 

 得意げに言うと、恋雪(こゆき)はふふっと笑って、それから急に真剣な顔になって、両手を広げてオレに抱きついてきた。

 

「玄真(げんま)さん、大好きです」

 

(お、おい)

 

 夢の中のオレは、一瞬完全に固まった。心臓の音がうるさい。恋雪(こゆき)の腕が、思ったより力強くオレの背中に回っている。周りの空気ごと、なんだか急に温かくなったような気がした。

 恋雪(こゆき)の柔らかい体を全身で感じる。

 

「な……なんだよ、いきなり」

 

 照れくさくて、つい視線を逸らしながら、オレは頭をがしがしと掻いた。本当は、もう少しこのままでもいい、なんて思っていたのは秘密だ。誰にも言うつもりはない。

 

「ちっ……あんま迷惑かけるなよ、恋雪(こゆき)」

 

 わざとぶっきらぼうに言ってやった。素直に喜んでいるのがバレたら、なんだか負けた気がするからだ。

 

 それでも恋雪(こゆき)はまったく気にした様子もなく、嬉しそうにオレの腕に頬をすり寄せて、笑っていた。

 

(……まあ、これくらいの世話、いつでも焼いてやるけどな)

 

 夢の中のオレは、そう思いながら、ちょっとだけ得意げな顔を隠しきれずにいた。

 

 

 

 ――そこで目が覚めた。

 

 天井を見つめながら、オレはしばらくぼんやりとしていた。夢の余韻のせいか、なんだか胸のあたりがくすぐったい。

 

(やっぱり恋雪(こゆき)は、オレのこと好きなんだよな)

 

 寝ぼけた頭で、そんなことを結論づけて、オレはまた寝返りを打った。都合のいい夢を、都合のいい記憶の続きだと思い込んだまま。

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

おまけ:TS恋雪(こゆき)による「朝倉(あさくら)玄真(げんま)・男ポイント」総評

 

朝倉(あさくら)玄真(げんま)(十三歳)

 

顔面/外見:7/10

 正直、悪くない。将来はそこそこイケメンの部類に入る気がする。原作的にも「見た目は良い」感じだった。俺の目で見ても頷ける。ただし表情筋の九割が「ドヤ顔」で構成されているせいで、素材の良さが半分くらい死んでいる。もったいない。

 

声のデカさ/存在感:9/10

 単純にうるさい。玄武(げんぶ)道場の敷地内にいても、素流(そりゅう)道場側までよく通る。目を瞑ってても「あ、今日も来たな」ってわかるくらいには特徴的。ある意味才能。

 

自己評価の高さ:10/10満点

 これに関してはもう議論の余地がない。文句なしの満点。何を根拠にそこまで自信が持てるのか、逆に才能だと思う。

 

漢気(本人比):6/10

 あの一件のときも「逃げなかった」のは事実で、そこは素直に評価している。でも動機のどこかに「自分の道場の面子」がちらついてたのも、なんとなく察してる。前世の俺なら「有給消化しつつ体裁だけ整える系上司」って呼んでたタイプ。悪人ではないが、ヒーローでもない。

 

危険察知能力:2/10

 人の話を聞かない。体調不良の人間を無理やり外に連れ出す判断力。これで将来の跡取りって、玄武(げんぶ)道場、大丈夫か。

 

素直さ:3/10

 照れ隠しで憎まれ口を叩く癖、正直微笑ましいとは思う。思うけど、素直に「悪かった」の一言が出てこないところが、地味に厄介。

 

将来性(原作知識込み):?/10(採点不能)

 これに関しては、原作を知ってる身としては色々複雑な感情がある。詳細は割愛。

 

総合評価:5.5/10

 

 ――にしても、わたし(俺)に絡んでくる暇があったら、その自信をちゃんと剣術の稽古にでも全振りしろよ。自己評価だけ育てても、免許皆伝にはならないんだぞ。

 後、恋雪(こゆき)の体をそういう目で時折見てくるのは、思春期なら仕方がないが、バレバレなので紳士としては落第。気持ちはわかるが、わかるんだけど……今の恋雪(こゆき)は10歳なのでやっぱりダメな気がする。総合評価追加で-1点で4.5に修正。

 

 

 

 

 

 




>本作の恋雪(こゆき)さん家の隣の息子さんは、原作より恋雪(こゆき)に対する好感度は高い設定にしています。前世男の恋雪(こゆき)さんは、圧倒的な男の子理解度の高さ、謎の前世目線を含んだお姉さんムーブ(年下のお姉さんなど、存在そのものが矛盾ッ!)をぶつけてきます。その結果、「年下の幼馴染で、男の子気持ちにも理解があって、お姉さんぶる病弱美少女」にしか萌えられない性癖にされてしまったのだ! 脳破壊ともいう。
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