RimWorldにアメリカ兵とロシア兵が転生した件 作:パンジャン先生
今作は人工種族系はなしで、ミリラ、ウルフェイン、モヨなどが出てきます。
ー2026年アフガニスタンー
荒れ果てた戦場を、無数の銃弾と砲弾が飛び交っている。
アメリカ軍の軍曹は、部下たちに指示を飛ばしながら前線を移動していた。
その近くでは、同じアメリカ軍の砲兵が砲撃支援の任務についていた。
ブライト軍曹「12時の方向にタリバン兵!ボブ!あそこにブローニング食らわせたれ!距離二百!」
ボブ特技兵「了解!」
\ドドドドドドドドド/
ブライト軍曹「FDC!こちらブラボー2-1!敵部隊から攻撃を受けている!砲撃支援を要請する!」
FDCとは射撃指揮所のこと
FDC「こちらFDC、ブラボー2-1味方との距離を教えてくれ」
ブライト軍曹「敵部隊との距離二百m!現在進行系で接近中だ!」
一瞬、無線の向こうが沈黙する。
FDC「距離が近すぎる、危険だぞ!」
ブライト軍曹「構わん!ハンヴィーは防爆仕様だ!多少かすっても問題ない!」
FDC「りょ、了解。ブラボー2-1、味方位置を確認中」
FDCが味方と敵部隊の位置を確認している途中でもRPGや迫撃砲が飛んできている。
ブライト軍曹「奴ら迫撃砲持ってきてやがる!早くしろ!」
ブライト軍曹は双眼鏡を覗きながら叫んだ。
FDC「ブラボー2-1、射撃準備完了」
ブライト軍曹「撃てぇ!」
10秒も経たずに6時の方向から無数の砲弾が飛んできた。
その後すぐに遠方から凄まじい砲声が轟いた。
次の瞬間、敵部隊のいた所に土砂が吹き上がる。
ブライト軍曹「着弾!命中したぞ!」
それでもまだ少数のタリバン兵は生き残っており、射撃を継続していた。
ブライト軍曹「F**k!まだ生きてやがる!もう一発かましてやれ!」
FDC「了解。射撃継続」
砲弾が次々と着弾する。
ようやく敵の進軍が止まった。
ブライト軍曹「目標沈黙!射撃止め!負傷者の確認!」
ボブ特技兵「報告!負傷者3人!死者ゼロ、ハンヴィー1台大破!追加でトラックのエンジンも吹き飛んで行動不能!」
ブライト軍曹「近くに砲撃任務で展開している砲兵隊がいる、そいつらに手伝ってもらう!」
~しばらくして~
マイク軍曹「第502歩兵連隊、第3迫撃砲小隊、迫撃砲分隊長のマイク軍曹です!支援に来ました!」
ブライト軍曹「第10山岳師団ブラボー2-1のブライト軍曹だ、支援に感謝する。うちのバカども運ぶの手伝ってくれ」
マイク軍曹「了解です、これで死者が出なかったのは奇跡ですね・・・」
ブライト軍曹「現地改修型ハンヴィーが役に立つと思わなかったな、それで助かった訳だ」
マイク軍曹「なるほど、確かに装甲が厚くなってますね」
ブライト軍曹「うちの工兵は何でもできるからな・・・ん?」
ブライト軍曹は丘の上を見上げると人影らしきものが見えた。
そこにはRPGを持ったタリバン兵がいた。
ブライト軍曹「全員伏せろおぉぉぉ!」
ブライト軍曹はマイク軍曹を押し倒して伏せた瞬間爆発に巻き込まれた。
彼らの意識はここで途絶えてしまった・・・
ーもう一つの世界ー
2009年第2次チェチェン紛争
荒廃した町のアパートに彼はそこにいた。
ニコライ軍曹「独立派の奴らも大分敗走してるみたいだな・・・」
ミハイル伍長「これが終わったら家に帰れるんですかねぇ」
イワン曹長「奴らの機甲戦力はほとんど壊滅したそうだ、我が軍の新鋭戦車に助けられたな」
ニコライ軍曹「はぁ、さっさとこんな戦争やめて帰りたいぜ」
そんな話をしているとエンジンの音が聞こえてきた。
それは味方のものではなく敵の車列だった。
ニコライ軍曹「敵の車列を確認!数5!」
ニコライ軍曹の声に反応してイワン曹長が通信機を手に持った
イワン曹長「敵部隊確認!トラック5台!BMPと歩兵部隊を出せ!」
BMP「了解、出撃する」
こうして歩兵戦闘車と歩兵対歩兵部隊の戦いが始まった。
開幕でBMP-2の30ミリ機関砲が火を噴き車列を蜂の巣にした。
ニコライ軍曹「始まったな、狙撃支援を開始する!」
ミハイル伍長「スポッターの仕事始めますよっと」
ミハイル伍長がスポッターをして、ニコライ軍曹が狙撃を始めた。
イワン曹長は双眼鏡で敵の位置を確認しつつ味方部隊に座標を指示していた。
最初はこちらが善戦していたがBMPが敵のRPG攻撃を受けて大破してしまった。
ニコライ軍曹「BMPが逝ったがまだ何とかなるな」
ミハイル伍長「不味い!奴らこっちに気付きやがった!」
ミハイル伍長が敵に発見されたことに気づいた。
ニコライ軍曹「ヤバい!RPG!!」
ニコライ軍曹はそこで意識が飛んでしまった・・・
ーRimWorldー
ここにブライト軍曹、マイク軍曹、ニコライ軍曹の3人がRimWorldに飛ばされることになった。
ブライト軍曹「イテテ、生きてるな・・・どこだここ?」
マイク軍曹「何処ですかねぇ・・・少なくともアフガニスタンじゃなさそうで」
ブライト軍曹「あと見慣れない兵士が倒れてるぞ?」
そこには鼻血を出して倒れているニコライ軍曹の姿があった。
マイク軍曹「ロシア兵!?しかし、装備が旧式だなぁ何でここに?」
ブライト軍曹「とりあえず起こすぞ、おい!起きろ!」
ニコライ軍曹「う、うぅ・・・」
ニコライ軍曹「あれ、空が青い・・・」
ニコライ軍曹は目を覚ました!
ブライト軍曹「英語は話せるか?大丈夫か?」
ニコライ軍曹「生きてる・・・アメリカ兵!?なぜチェチェンに居るんだ!」
どうやらニコライ軍曹はまだチェチェンに居ると思っているようだった。
ブライト軍曹「英語が話せるな、チェチェンに居るていうのはどういう意味だ?」
ニコライ軍曹「チェチェンじゃ・・・ない?どこだここ?」
マイク軍曹「もしかして、天国ですかねぇ・・・」
ブライト軍曹「にしては実体があるぞ?」
ニコライ軍曹「RPGで吹き飛ばされて気づいたらここにいたんだが・・・」
ブライト軍曹「ん?お前もRPGで吹き飛ばされたのか、俺たちもタリバン兵に吹き飛ばされたんだが」
マイク軍曹「自分も同じですねぇ」
ニコライ軍曹「タリバン兵?君たちはアフガンにでもいたのかい?」
ブライト軍曹「そうだぞ、20年もアフガンでアメリカ兵が戦ってるんだぞ」
ニコライ軍曹「20年?君たちはソ連時代から戦ってきたのか?」
ブライト軍曹「どういうことだ・・?アメリカがアフガンに来たのは2001年から2026年の今年まで戦い続けてんだぞ」
ニコライ軍曹「2026年・・・?今は2009年の3月じゃないのか?」
2人「「へ?」」
ブライト軍曹「落ち、落ちつけ!頭でも打ったのか?今は2026年8月じゃないのか?」
ニコライ軍曹「2009年3月のチェチェン紛争のど真ん中じゃないのか?」
マイク軍曹「もしかして、このロシア兵の装備が旧式だったのって・・・」
ニコライ軍曹「確かに装備更新中だったけどこれでも最新の装備だぞ」
マイク軍曹「それにチェチェン紛争は2009年に終結してますよ」
ニコライ軍曹「終結?何で知っているんだ?」
ブライト軍曹「歴史の本にも載ってるぞ」
マイク軍曹「あーこれは爆発に巻き込まれて未来に飛ばされたってことですかねぇ・・・」
ブライト軍曹「天国じゃなくて未来に来たってことか!?」
ニコライ軍曹「周囲を見ても廃墟しかないんだが・・・」
周囲を見渡すと平原の中に廃墟が少しあるだけであった。
マイク軍曹「実際にGPSも通信機も使い物にならないですねぇ」
ブライト軍曹「スマホは・・・圏外!?デジタル時計もおかしなことになってる!5500年とか壊れているな」
ニコライ軍曹「アメリカさんてみんな装備が良いのかい?」
マイク軍曹「これが普通ですからね」
ブライト軍曹「とりあえず自己紹介から始めるぞ」
ニコライ軍曹「そのほうが良いね」
~自己紹介~
ニコライ軍曹「第15独立親衛自動車化狙撃旅団の第2狙撃中隊所属のニコライ上級軍曹だ」
ブライト軍曹「第10山岳師団のブライト軍曹だ、宜しく頼む」
マイク軍曹「第502歩兵連隊、第3迫撃砲小隊、迫撃砲分隊長のマイク軍曹です宜しくお願いしますね」
ブライト軍曹「狙撃中隊ということは狙撃手か、腕は良いのか?」
ニコライ軍曹「この愛銃と4年間の地獄を生き延びた、チェチェンの奴らを100人はヤッたよ勲章は国に帰れたら貰えるはずだったんだがね」
ニコライ軍曹はSVDを手に取った。
ブライト軍曹「凄いな、さて行く当てもないから身の回りの物を集めていくか」
3人が見渡すと非常食や医療品、迫撃砲が落ちていた。
マイク軍曹「迫撃砲が落ちてる・・・でもこれうちの部隊で使っているやつではないですね、60mm迫撃砲ですよこれ」
ブライト軍曹「なんで81mm迫撃砲じゃないんだ?」
マイク軍曹「謎ですねぇ」
とりあえず回収して廃墟に持って行くことにした。
ブライト軍曹「俺は軍に入る前は大工をしててな、家を建てることができるんだ」
マイク軍曹「凄いですね、基本的に野営地作るしか知識が無いので余り上手く作れないんですよ」
ニコライ軍曹「俺は農業をしながら納屋も作ったからなぁ」
~しばらくして~
木の板で壁を作ってできた簡単な家が完成した。
ブライト軍曹「とりあえず完成したなこれで生活ができる」
ニコライ軍曹「これで野宿は避けれるな」
マイク軍曹「流石に疲れましたね、今日は休みましょうね」
こうして転生初日を過ごしたのであった・・・
作中に出てくる専門用語や部隊名は実在するもので実際にその地域で戦闘していた部隊を割り当ててリアリティを出してみました。