ワンピース ラストバトル   作:leather

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ワンピース ラストバトル 第一話

荒れ果てた戦場の中央、立ち込める煙と地響きの向こうに、「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチが不敵な笑みを浮かべて立っている。

その巨体から放たれるのは、すべてを無に帰す「闇」の引力と、大気を震わせる「地震」の破壊衝動。

周囲の瓦礫が闇に吸い込まれ、空間そのものが歪んでいく。その圧倒的な脅威を正面から見据え、モンキー・D・ルフィは一歩も引かずに立ち塞がっていた。

ルフィの鋭い眼光は、トレードマークの麦わら帽子の影からまっすぐに黒ひげを射抜いている。その瞳に宿るのは、一切の恐怖を排した純粋な闘志と、仲間を守り抜くという強固な決意。

 

スッと腰を落とし、重心を深く構える。その瞬間、ルフィの右拳が力強く握り締められた。

ミシミシと音が聞こえるほどの凄まじい握力によって、拳に巻かれた覇気が漆黒の輝きを放ち、周囲の大気をバチバチと激しく弾く。

 

「黒ひげ……」

地を這うような低い声とともに、ルフィの身体から爆発的な覇気が放たれ、黒ひげの引き起こす闇の圧力を押し返し始める。

一歩踏み出した足元のアスファルトがクモの巣状にひび割れ、今まさに解き放たれようとする一撃の質量を物語っていた。対する黒ひげは、五臓六腑に響くような大笑いを響かせる。

「ゼハハハハ! 来い、麦わらァ!!」

因縁の二人が真っ向から激突する直前。静まり返る一瞬の静寂の中、ルフィはさらに拳を強く握り込み、限界まで引き絞った。

 

刹那、交差する拳、黒ひげはヤミヤミの実の能力を使わずに迎え撃つ、常人には認識すらできないスピードでのただの殴り合いが数十ターン繰り返された。

 

「ゼハハハハ、 エースと対峙した時を思い出すぜ」

 

ルフィの顔が少し歪む…

 

「あいつには戦う前に仲間にならねぇか誘ったがな」

と言いながら拳を繰り出す

それに合わせルフィも殴りかかる

「テメェはなぜか誘う気にもなんねぇぜ!!」

 

瞬間でかわしたルフィ、地面に突き刺さる黒ひげの拳

その地面から湧き立つ黒い靄!

『ヤミヤミ』だ

 

ルフィの身体も仄かに赤く蒸気を身体中から発していた。

 

その時ルフィの背後から聞き慣れた声がした。

「ルフィさん」

ブルックが神妙な『面持ち』で近づいてくる。

顔は骨だが何故かわかった。

さすがのブルックも軽口を叩くことはなかった。

さすが副船長なのか人生経験なのか黒ひげの見えない底をブルックの漆黒の眼底で測っているようだ。

 

ルフィはブルックに目を向けることなく語りかける。

「どうした。 こいつは俺がやる」

 

「ですが緊急事態です。 このままではロビンさんが」

「あの相手は私には相性が悪すぎます。」

 

……「恐らくルフィさんしか…」

「ここは1時私が引き受けます。ロビンさんを助けてください」

ブルックの覚悟と懇願にルフィは肌で危機を感じた。

 

「…死ぬなよ」と言い黒ひげから目をそらすことなく少しずつ退く

 

「ヨホホホホ、私もう死んでおります」

やっとブルックの軽口がでたとこでルフィは一時離脱する。

 

そんな状況を黒ひげは黙認していた。

「ヨホホホホ、以外ですね。てっきりルフィさんを逃さないのかと」

 

「ゼハハハ、この世は必然でできてんだ。麦わらとは必ず戦う運命にある、焦る必要はどこにもねぇ」

 

「…必然か」

「たしかにそうですね、私はアナタと戦う運命にある! いや!  戦わなければいけない!!」

 

軽口を叩いていたブルックの形相が変わる

 

「ん? 俺になんか恨みでもあんのか?」

黒ひげはまったく興味はない感じで聞いた。

 

「そうですね、恨みというか、『逆恨み』に近いものかもしれませんが」

 

その言葉を最後に2人が臨戦態勢に入る

 

 

 

 

 

 

 

 

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