〜特級裨益呪霊〜 黄昏の福音 作:楓舞星
テラスは内心の動揺をこれ以上悟られないように、動きだす。よくわからない感情と共に、全力で仕留めにかかる。
それと同時に特級裨益呪霊も動き出す。
「必殺、スーパーナックルー!」
「神闘、
「ぶべえぇぇ!!」
「神闘、
「ぶほぉ!」
「神闘、
「うげぇぇ!!」
勝負は一方的にテラス有利に進んだ。そして、テラスは神闘は使うまでもないと、現闘に切り替える。
「お前、ビビらせやがって。ぜんぜん強くねえじゃないか」
「ちょ、お前強すぎだろ……拳も当時、そんなに重かったっけ?」
「知らんがな」
そうして、テラスは現闘での勝負を持ち込んだ。これでも互角には戦えるだろうとの判断だった。
「へぇ、もう神闘は使わないんだ?」
「使うまでもない」
「舐められたもんだねぇ」
そうして、
「一閃」
「ぐっ!」
「栄華一閃」
「げっ!」
「ずんばらり一閃」
「そんな適当な技作んなぁ!!」
「あ、バレた」
そうして、テラスは特級裨益呪霊をバラバラにした。残っているのは生首だけである。
テラスは生首を持ち上げて、
「おいお前、殺すけどいい?」
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「おかえり」
夏油は返事を特級裨益呪霊に返す。対して特級裨益呪霊は、呆れた顔をしてから、
「ただいま」
そう言った。
テラスが帷に入った時、もう既に戦闘は始まっていた。巨大な木が実物質化しており、それは天を覆い隠していた。その規模感から即座に、
「こりゃあ特級呪霊の仕業かな。準一級が二人いるとはいえ、早めに行かないとまずそう……」
タッタッタとテラスが寺付近に近づいた時だった。藍色髪の女が現れた。
「ん?いや、殆ど輪郭しかみえないから呪霊なのはわかるんだけど、何お前?」
「こんにちはーっす。『お嬢ちゃん』。ちと『私』と勝負しないかい?」
「……はぁ?勝負?」
「おいお前、お前もまさか特級か?あっちで暴れてるのはお前の仲間どもってことか?」
「さあ?『私』にはわからないな」
「ふーん、あくまでシラを切るつもりなんだ……いいや、名前は?いや、名前ないか」
「うん。『私』に名前はないよ」
「じゃあ、なんて呼ばれてるか、あだ名教えろ」
「特級裨益呪霊ちゃんですっ!」
「あっ、ふーん。お前が例の……」
「まあ、勿論聞いたことがあるよね」
「ああ、なんか大層な名前付けられてるなーって思った。呪霊のくせに生意気だ!」
「まあまあ、んなこといわずに、一緒に茶でも飲みましょうや『お嬢ちゃん』」
「ふっ、私の実年齢はーー」
「ーー『200億3万歳』だろ?」
「なっ!?」
(ど、どうして私の実年齢を知っている!?)
「ど、読心系の技術とか、術式が使えたり……?」
「はっ!そんなんだから『お嬢ちゃん』なんだよ。クソガキ」
「はいカッチーン!テメェぶっ殺す!私を舐め腐った奴は全員斬殺、撲殺だぁ!!」
テラスは内心の動揺をこれ以上悟られないように、動きだす。よくわからない感情と共に、全力で仕留めにかかる。
それと同時に特級裨益呪霊も動き出す。
「神闘、
「っく!」
「神闘、
「っさ!」
「神闘、
「ほいさぁ!」
「神闘が通じない……?ち、違う……お前、未来を読んでるな……」
数手交わすだけで、テラスはそれを断定する。まるで未来を読むような行動ばかりをするから、神闘の型に上手くはまらなかったのだ。だが、それがわかったのなら未来を読まれても大丈夫な手を打つだけである。200億年と3万年間の積み重ねは伊達ではない。未来視されてるならそれを更に読んで完封してやる。
「流石にすぐわかるわな」
「……伊達に闘神させてもらってないからね。今は何故かヒューマンさせてもらってるけど」
「さーて、それじゃあ200億年と3万年の重みを私にくれよ」
「さっさと殺してやるよ!」
そうして、またもや生首にされた特級裨益呪霊は、
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「ヒント、生首だけでも出来ることってなーんだ」
「は?一つしかないだろ」
「がぶっ」
「痛った……殺すぞテメェ」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
「きゃーこわーい」
……………………
「おかえり」
夏油は返事を特級裨益呪霊に返す。対して特級裨益呪霊は、『疲れた』顔をしてから、
「ただいま」
そう言った。
テラスが帷に入った時、もう既に戦闘は始まっていた。巨大な木が実物質化しており、それは天を覆い隠していた。その規模感から即座に、
「こりゃあ特級呪霊の仕業かな。準一級が二人いるとはいえ、早めに行かないとまずそう……」
タッタッタとテラスが寺付近に近づいた時だった。藍色髪の女が現れた。
「ん?いや、殆ど輪郭しかみえないから呪霊なのはわかるんだけど、何お前?」
「こんにちはーっす。『お嬢ちゃん』。ちと『私』と勝負しないかい?」
「……はぁ?勝負?」
「おいお前、お前もまさか特級か?あっちで暴れてるのはお前の仲間どもってことか?」
「さあ?『私』にはわからないな」
「ふーん、あくまでシラを切るつもりなんだ……いいや、名前は?いや、名前ないか」
「うん。『私』に名前はないよ」
「じゃあ、なんて呼ばれてるか、あだ名教えろ」
「特級裨益呪霊ちゃんですっ!」
「ーーじゃ、さっさとやろうぜ」
雰囲気が変わった特級裨益呪霊はそう言って突っ込んでくる。テラスはそれに冷静に、
「神闘、
「……」
「神闘、
「……」
「神闘、
「……」
テラスの初見殺し神闘に、特級裨益呪霊はついてくる。
(は?こいつ……私の神闘に対応してる?んなバカな……)
テラスは内心ひどく動揺しながらも、攻撃を続ける。
「神闘、
テラスが使った、