感想も頂けて感無量です!!
正直箸休めに書いた小説なので、続きを書く気は無かったのですが、書いちゃいました!!
これからも時量優君のお話を追って頂けると幸いです!!
「初任務?!」
現在、最強からスカウトされた新米呪術師『時量優』は五条からの話に興奮を隠さずそう反応していた。
「うん、とりあえず優は特級術師だから僕と同じレベルの任務に就くことになるけど、正直優って近接戦闘苦手じゃん?しかも特級任務だと領域持ちとかザラだし、だから任務前に優には領域を身に着けてもらいまっす!!」
イェーイと黒板に大々的に書かれた『領域を習得しよう!!』の文字を両手で見せ付ける五条。
「でも僕領域とか結界とかよく分からないよ?おにーさん教えてくれるの?」
その質問に五条は腕を組みながら答えた。
「そうしたいのは山々なんだけどね、僕はこれから海外へ出張なんだ。2年の特級…『乙骨憂太』君に会いに行かなきゃでね、だから君には…」
そう言って五条は国語辞典程もある分厚さの本を取り出して時量の机にバン!!と置いた。
「なにこれ?」
首を傾げて問いかける時量。
「これは僕の実家、五条家に秘蔵されてた領域、結界に関する資料を纏めた物だよ!優には期待してるからね、徹夜で頑張っちゃった♡…因みにこれ五条家の秘蔵された情報が盛り沢山だから無くさないようにね。値段で言ったら数十億は下らないから」
その言葉を聞いた時量は、「おー…」と言いながら本を持ち上げて眺めている。
「ありがと、おにーさん!!おにーさんが帰ってきた頃には絶対に習得しててみせるから!!驚かないでよね!」
本を抱えながら笑う時量を見て五条は深く頷いた。
「うんうん、その意気や良し!!頑張ってね!」
五条は手を振って教室を後にした。
ーーーーー2日後
「う〜ん…簡単な結界は張れる様になったけど…領域ってなにぃ〜!」
現在時量は机に突っ伏して弱音を吐いていた。
「正直僕自身の心象を領域に付与する方法がイマイチ分からないよ……結界に術式を付与することは出来るようになったけどさぁ…」
そんな風に頭を抱える時量、すると教室に誰かが入ってくる。
「あれ?優じゃん!何してんの?」
虎杖悠仁であった。虎杖は興味津々という様子で時量の机に向かってくる。
「あ、虎杖君!えっとね、おにーさんから領域を覚えるように言われたからね、資料を見ながら頑張ってたんだ!」
「ほえぇ…領域かぁ…俺はそんなん出来ないからなぁ………宿儺は出来るけど。でもどうして頭を抱えてたん?」
その言葉を聞いて時量は表情を曇らせる。
「うん…領域の基本、術式の付与は出来るんだけど…心象風景の具現化がよく分からなくて…」
時量の悩みを聞いた虎杖は腕を組んで瞳を閉じながら唸り考え込む。
「うぅ〜ん……あ!そうだ!!伏黒がいんじゃん!!」
「え?伏黒君?」
「そうそう!!今回八十八橋での任務でな、伏黒が領域を習得したらしいんだよ!凄くね!?」
虎杖の言葉に目を輝かせる時量。
「凄いねっ!!伏黒君そんなに強いんだ!アドバイス聞いてみようかなぁ!!」
そんな二人に声が掛けられる。
「領域つっても不完全だがな」
「あっ伏黒!」
咄嗟に振り向いた時量、そのまま伏黒へ近づいて手を握る。
「伏黒君…いや伏黒師匠っ!!領域について教えてもらえませんか!?」
「ちょっ、あ、ああ…分かった。でも不完全だからな、心象風景の具現化についてだけ教えるぞ?」
「よろしくお願いします!伏黒師匠!!」
「師匠呼びヤメロ」
ーーーーー
「俺が領域を展開する時に最も重要視したのは、己の心に正直になることだ。もっと自由に…限界を超えた未来の自分をイメージしたんだ。俺は領域はイメージの極致だと考えている…優、お前の目標、なりたい自分はなんだ?」
伏黒の言葉に思案する。
((僕が今なりたい…未来の自分?……そんなの決まってる))
「僕は…」
突如時量の体から膨大な呪力が溢れ出る。
「…!!これは!?」
「えぇ!?ちょっ…大丈夫か!?伏黒!!」
慌てる2人を飲み込んで呪力が球体を形作る。
飲み込まれた2人が目撃したものは、途轍もなく広く大きい池、蓮の葉が浮くその空間に木の板がいくつか敷かれていた。
「これが僕の領域!!名前は…」
『
ーーーーー
「すっげえな!!優!お前もう領域展開したのか!!」
まるで自分のことのように喜びながら虎杖は時量の頭を撫でる。
「まさかホントに出来るとはな…才能の差に脱帽するよ」
虎杖と時量に歩み寄る伏黒、そんな伏黒を見て時量は飛び跳ねて抱きつく。
「師匠のおかげだよ!!ありがとう!!」
急に抱きつかれた伏黒は体を固めて顔を赤くした。
「バッ…!急に抱きつくな!!ハズいだろ!?」
「いーじゃんいーじゃん!ここには俺達しか居ないんだし!!」
虎杖のその言葉を聞いて伏黒は嘆息した。
「とりあえずおめでとう、優。今度は俺達の特訓にも付き合えよ、特級術師サマ」
「うん!師匠の為なら何時でも駆けつけるよ!!」
その言葉を最後に、領域が崩壊する。
「お?解けたみたいだな」
「うぅ…以外と呪力が無くなるぅ…」
目を回す時量を見て虎杖と伏黒は笑う。
「あれだけの規模だ、そりゃそうなる」
すると三人の背後から声がした。五条である。
「いやぁ〜おめでとう!!帰ってきたら教室に領域の外郭が在るんだもん、先生びっくりしちゃった!!…でも、やっぱり僕の目に狂いは無かったね…合格だよ、優。任務への出発を、僕が!許可しまぁ〜っす!」
「やったぁ〜!!」
今日も高専1年の教室は、騒がしい。
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