朝起きると馬鹿がいた。
「俺はお前を認めない。さぁ勝負だ!!」
といきなり武器を持たない俺に襲いかかってきたのだ。
それを間一髪で避けると、
「くそっ!避けるな!!」
などと言って俺を攻撃してくる始末。
これ…ある意味なんていう罰ゲーム?
よけ続けているとこいつの両親がやってきた。
やった!これで助かる!!
「あらあら。朝から元気ね。若いっていいわね」
「言ってないで助けてくださいよ!!」
そこでおじさんも起きてきて…
「おい。ラオ。やめないか。」
やった!この人はマトモだ!!
「武器を持たせるのは礼儀だろ。」
…………前言撤回。………
この人達やっぱ天然だ。
「わかった…武器を取れ!」
その時だった。
俺の前に天使が現れたのだ。
「やめてよ。ナオキお兄ちゃん困ってるよ。」
「でもな、プレシア。男には譲れないものがあるんだ。」
そこで何かを思いついたのか耳打ちしているようだ。
そして次の瞬間…
「すまなかった!!謝るから許してくれ!!!」
なんと土下座して許しをこいている。泣きながら…
プレシアの方を見るとクスクス笑っているのが見えた。
それにしてもプレシア…一体何を言ったんだ?
まああのあとなんとかなったが仲良くなった。
簡単な自己紹介をしておこう。
まず、ユーリ・テスタロッサ。35歳 この家の大黒柱のようだ。天然でもある。
次に、ミリ・テスタロッサ。年齢不明。これはアニメ効果か知らないが妙に美人だ。
でも天然でもある。今時珍しい、バッカp…夫婦だ。
そして、ラオ・テスタロッサ。年齢12。プレシアの兄で超がつくほどのシスコンだ。
最後に、プレシア・テスタロッサ。8歳。超可愛い元気な女の子。笑顔がたまらない素敵な子だ。
と説明はこれまでにして、今の状況を教えよう。今は村はずれに来ている。
「今日は、何するんだ?」
「今日はね。みんなで探偵さんごっこしよ?いいでしょ探偵さん?」
「わかった。じゃあこういうのはどうだ?PRN探偵団。意味はプレシアとラオと俺の頭文字をとったものだ。」
「PRN探偵団?いいなそれ!!!」
こうして俺たちは後々村人のみぞ知る探偵団を結成したのだった。
そして数日後。
「今日はね。村はずれまで薬草を摘みに行くの。お兄ちゃん達行こ?」
「ああ~プレシア~なんて可愛いんだ!!お兄ちゃんは直ぐにでも行くよ!」
「……………」
なんだろう?もうこいつにはなれた気がした。って言うか、後数年したら確実に犯罪レベルだからね!!
「もう。お兄ちゃんのせいでナオキお兄ちゃんが固まってるじゃない!」
「いや~もっとだ。プレシアもっと俺を叱ってくれ!!」
はぁ~ため息しか出てこなかった。
『マスターマスター。あの人、あのままでいいんですか?』
『まあいいんじゃね?俺にはこいつの将来よりプレシアの将来が気になるよ』
『確かにそうですね。しかし、マスターも気を付けてね』
いつからこいつこんなにフレンドリーになったんだ?と思った俺を誰が責められよう。
「お兄ちゃん行くよ?」
「そうだぜナオキ。行くぜ」
いつの間にか暴走が治まっていたラオとプレシアが俺に声を掛けてきた。
俺はその答えにわかったと答え、そのままついていくことにしたのだった。
ところ変わって、村人Aの家。
え?何故村人Aだって?
それはね……名前考えるのがだるかったし、第一モブキャラには必要ないだろう?それ…
「きみ…何か失礼なこと考えてないかな?」
「いえ。おじさん。」
「そうか…では、プレシアちゃんが言ってた通りこれを探してもらおうかね。」
そういって一枚の写真を渡してきた。どうやら昔の時計のようだった。
「これはな。昔公園でなくしたものなんじゃ」
それなら自分で探せよ。……一応大切なものなんだろう?
「これを探してきてほしいのじゃ……売るために…」
あれ?最後なんか売るとか聞こえなかった?
これどう見ても思い出の品だろ?
それに一生懸命さがそうとしている子の前でそれはいけないんじゃ…
「わかったよ。おじいちゃん」
ラオはだるそうに返事をした。いや実際だるいのだろう。周りからオーラが飛び出ている。
「もう!お兄ちゃん!私も探すの!」
プレシアは顔を膨らませた。これまた俺達にヒット!このままじゃ俺、いつか本当にロリコンと言う名の紳士になってしまいそうだ。
「ぐはぁ!流石我が妹。俺を倒してもまだ第5000、第5001の俺が…」
どうやら死んだ数を数えていたらしい。お前…無駄にすごいな…プレシアのことになると…
その後公園を探した末、ラオの妹思いパワーで見事に見つけ出し、お礼に飴を貰い、その飴を食べてご機嫌だったプレシアの笑顔に俺達は撃墜したのだった。
次回予告
「遂に動き出す時。流れてくる悲鳴。主人公の選択のとき!
さてどう動き出す主人公。」
※ 次回はシリアスで行きます。